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公立高校の入試科目は主要5教科。 国語・数学・英語・理科・社会と決まっている。 受験勉強ではこれらの得手不得手を考えながら、 効率のよい配分を考え、学習計画と実践を重ねていくものだ。 君は残りの期間、何を計画し何を準備するだろう。 英語が苦手だから、英語をやる。 社会は追い込みがききそうだから、社会をやる。 集中してやればそれなりの成果が出るかも知れないが、 さあこれで、 肝心な合格ラインに届くのだろうか。 入試も直前、あと2週間程度となった今、 君はそろそろ大事な法則に気付き始めたのではないか。 以前にも触れたことがあるが、入試直前期の仕上げには、 科目間の区切りというものが次第に意味を為さなくなっていく。 5教科入試でありながら、目的はあくまでも合計点だ。 ここまでやってきた全体力がどの程度なのか。 最後に帰結するのは、それぞれの教科単位ではなく、 「国数英理社」 というトータルの力なのである。 君は品評会に五つの絵画を提出する。 それぞれに繋がりのある連作だ。 期限直前には全体を見渡し、君は最後の細かい筆を加えるだろう。 ある作品には入念な修正を施すかも知れない。 だが最終目的は全体としての「完成度」と「まとまり」であり、 君は優先すべき作業をバランスよくこなしていくはずだ。 Aという作品にはどんな手を加える必要があるのか。 Bという作品にはどんな手を加えるべきなのか。 Cという作品の気になる部分はどこなのか。 限られた時間の中で、君は重要な課題から処理していくだろう。 全体を一つに捉えた、優先順位の作業である。 入試前の学習の仕上げもこれとよく似ている。 5教科という便宜的な区切りではなく、 単元を細分化して、その単元単位で手を加える順位を決めていく。 視点をある「教科」に持っていくのではなく、 全体を俯瞰し、 労力を全体力の引き上げに注ぐことが大切になってくる。 言い換えれば、 「国数英理社」という全体が1教科なのである。 英語が弱いから英語をやらねば。 こういう発想は、数か月前のもの。 残り2週間ならば、 5科全体の合計点を、いかにして引き上げるかを考えねばならない。 そのためには各教科の単元ごとの到達度分析が必須だ。 すべてを細分化し、ナンバリングし、優先順位を付け、 君にとっての「Sランク」の作業から始めるのである。 その番号の序列が、 数学18、社会5、理科14、数学6、英語21、社会9、社会27なら、 その手順でつぶしていくのだ。 科目単位ではなく、こういった効率を追求する発想が、 最終的な合計点に繋がっていくのである。 「木を見て森を見ず」 ということを以前に書いたが、 まさに今は、「森」 をしっかり捉えていなくてはならない。 森全体を見て、どこに手を加えるべきかを決め、 期限までの間は、常に勇壮な姿を追求していなくてはならない。 最終判定は、 「森」 の総合的な出来栄えで決まるのである。 「1点」にどこまでこだわっているだろう。 試験の得点というものは、1点の積み重ねで成り立っているのだ。 君は英作文で1点上げるために、何をしている。 君は理科の記述で1点上げるために、何をしている。 君は用語の筆記ミスを防ぎ1点上げるために、何をしている。 「これをしている」と誇れるものを、 手元に残してみなさい。 入試も直前、あと2週間程度となった今、 君はそろそろ大事な法則に気付き始めたはずだ。 どうすればあと1点取れるのか。 そのヒントは幾つもの単元の集合体である、 「国数英理社」という教科の捉え方にある。 入試は1教科、500点満点、 制限時間215分なのである。 (以前の記事に加筆修正)
2011.01.31

昨日は、朝9時から夕方6時20分までラストランがあり、 その後は振替授業で、終了したのは夜8時半過ぎだった。 振替授業とは、2月後半の私の理社の授業を日程調整し、 理社が入試科目にある公立前期入試の前に、 すべて終わらせてしまおうというものだ。 他のクラスの振替もあるので、ここ2週は過密になっている。 本来普通にやれば良いのだろうが、 授業をするからには、何とか活かせるタイミングで組んであげたい。 これは配慮というか、私のこだわりでもある。 ラストランではみなよく頑張っていた。 初日だったのでピッチは緩めで、演習中心に進めたが、 次回からは「確認」「定着」をメインに、厳しくしていく。 先週と違うじゃんと感じる者も多発するだろうが、 合格可能性を高めるための厳しさだ。 本当のラストランについて来なさい。 私はダメなものはダメと伝える。 問題をよく読まずに誤答すれば、 受験直前であっても、そんなことをしていたら落ちるぞと言い切る。 みなの前で名前を呼び、檄を飛ばすこともある。 ミスを防ぐためには、適度な緊張が必要だ。 それぐらいのミスならきっと大丈夫だよと、 根拠のない気配りで、無責任に手綱を緩めたくはない。 お前、受かりたくないのか! そう言われて、気付き修正されることを期待している。 受かりたいに決まっている。 そんなことは判り切っていることだ。 ならばどうすればいいのかというメッセージを、 君が受け止め、強く記録して欲しいのだ。 真剣に伝えてあげることで、ペンに力が入っていく。 視線が動き注意が深まり、ミスも減っていく。 何度も言っている、線や印を付けて解いていくこと。 実践しような。 たった2問、6点の見落としで、 合否ラインでは順位がどれだけ変わるか考えてみよう。 正しく注意を守ることで、引き寄せられる力がある。 信じよう。 私立併願の結果も揃い、みな第一志望に態勢を固めていくとき。 体が基本なので、焦ってここまでの流れを壊さないことだ。 すべき優先順位で、仕上げにこだわり、 力を高めていって欲しい。 磨けばどんどん光る。 そんな時だ。 お守りんごソーダ
2011.01.30
今日からの「理・社ラストラン」の、 初日分の申し込み登録が昨日終了した。 公立受験の生徒たち全員に案内と申込書を渡したところ、 不参加は1名で、メンバーのほぼ全員から申し込みがあった。 非常に高い申し込み率である。 申込書の丸印には、何とかしなければという意識と、 「前期は理社で決めるのだ」という覚悟が込められているようだった。 今日の集合時刻は午前9時。 申し込んだ者は責任を持って集合のこと。 君たちの第一志望校合格のために、 塾長は得点になる可能性を惜しみなく与える覚悟でいる。 4日で通算40時間。 君たちと対峙し檄を飛ばせるうちは、塾長も頑張る。 だから君も力の限り精一杯、 このラストランに喰らいついてきて欲しい。 塾長が長時間に渡って面倒見れる、 本当に最後のチャンスでもある。 入試までに残された日は、今日を入れてあと18日。 3年間通う高校がこの18日の在り方で動くかも知れない。 前期で決めたいよね。 ならばならなおさらのことだ、 やらなきゃ、夜落ち着いて寝れんだろ。 このラン、去年の先輩たちからは助かったと随分感謝された。 その合格へのエキス、今年は君たちに与える。 だからやるからには、真剣に時間を預けに来なさい。 いいね。 最後に案内に明記した「規約」を載せておく。 各自再確認しておくように。 真剣にやる気のある者のみを参加資格保持者とする。 覚悟して参加すること。 学校の用事、受験等が絡んでも時間割の変更はしません。 すべて無料で実施しますが、 塾長が倒れたらそこまでとします。 (去年倒れかけました。詳細は去年2月のブログ参照) ということで、 差し入れ歓迎です。
2011.01.29
5年前に始めたこの 『GOAL通信』 も、 もう少しで 「60万アクセス」 に届こうとしています。 最初には考えもしなかった、もの凄い数です。 さて、60万人目の訪問者は誰になるでしょうか。 右上のカウンターに注目してください。 多分、夕方から夜になると思いますので、 受験生など、塾生たちの訪問がキリ番になるかも。 掴んだ人には、きっといいことがあるでしょう。 最近お問い合わせをいただく方の中からも、 「ブログ見てます。ヒントや情報、役立ってます」 というお話を頂くことが多くなりました。 ありがたいですね。 塾生たちにも熱心に見てくれている仲間がかなりいます。 でも毎日となると、メンバーが限定されるようです。 11月の受験生たちの調査では、 毎日開いてくれているのは5名しかいませんでした。 週単位になるとほとんどが見てくれているのですが、 旬な情報がどうもうまく伝わっていないようです。 また少しずつ活用方法を伝えていきましょう。 過去の記事をもっと編集して検索しやすくしたいのですが、 なかなか時間もなく、持ち越しのままになっています。 塾生や保護者様のことば、HP機能としての教室案内、 スナップ写真、リンク機能、テーマごとのオススメのリスト・・・ 色々と工夫したいものはありますので、 何とか時間を見つけ、手を加えていくつもりです。 さて、明日からの公立高校受験生たちのイベント。 今日が締切ですね。 何だって? 記事をさかのぼってよく調べてみなさい。 合格可能性というものは、自分で拾いに行くもの。 自分の管理力によって上下するものなのです。 時間とにらめっこしながら使えるエネルギーも、 ほら、 あと少しですよ。
2011.01.28
親以外に叱られた経験がない。 そんな子どもたちが増えている。 11歳から15歳が中心の塾は、まさにその縮図とも言える。 昔は家にうるさい祖父や、叱ってくれる祖母がいたものだ。 隣近所にも挨拶をしないだけで説教をしてくるおばさんがいた。 学校では先生は師であり、徳の高い存在だった。 教頭や学年主任や体育系の先生は、おおむね怖い存在だったと思う。 先生に叱られ、叩かれる。 そんなことは日常茶飯で、 先生に怒られれば親もまた同調し、いつもこっぴどく叱られたものだ。 もうしませんと、何度反省したことだろう。 私は小学校6年の理科の実験授業で、 薬品に引火させてしまうという失態を演じ、 教室をざわめかせてしまったことがある。 担任は大学を出てまだ2、3年ほどの若手の女の先生だったが、 その場で私は当然のように先生に強烈なビンタを貰った。 何とその日は家庭訪問の日で、 数時間後に先生が家に来て、親にもすべてばれてしまった。 生徒に手を出すのはよほどのこと。 今思うと先生も思い切ったんだなと感じる。 きっとその後職員室で、 ベテラン先生たちと是非について話されただろうと思う。 その理科の実験ではアルコールを使用していて、それに火が移ったのだが、 確かに化学実験では火の安全管理は最大の注意事項だ。 それにしても、先生のビンタは強烈だった。 今でも生徒にアルコールやエタノールの引火性についての説明をすると、 当時のシーンを思い出す。 40年経っても、頬の痛みと師が伝えようとしたメッセージを、 忘れることはない。 今学校では、教師は生徒たちにどういう接し方をしているのか。 教わり体験していく立場の子どもたちに対し、 腫れものを触るような扱いをしているのなら、 それはある意味残念だ。 いけないこと、危険なこと、相手が困るような悪いことをしたなら、 いけないことなのだと厳格に接すること。 それが本来の教育であり、教導であろうと考える。 近所にはうるさいオヤジもいない。 核家族が進み、爺ちゃん婆ちゃんもいない。 教師は叱ることをせず、褒めることばかりを探している。 親も真剣に怒ることをせず、 いつの間にか小言を重ねることが多くなった。 そんな空気が当たり前のように育ってきた子どもたち。 叱られるという免疫が出来ていないからか、 とても打たれ弱いという印象がある。 だが私は、彼らを叱る。 ダメなものはダメ。 どんな理屈をこねようが、 ふざけるなという内容ならば「ふざけるな」だ。 穏便に優しくしてあげることが、配慮ではない。 正しい配慮とは、善悪をはっきり伝え教えてあげることだと思っている。 いけないことをしたお前が悪い。 それ以外に何がある。 仮に普段ちゃんとやっていようが関係ない。 その対象となる行為や考えに対し、 叱るべき部分は叱っていかなくてはいけない。 それが子どもたちと接している大人の役割だと考えている。 子どもたちもよく言ってくれる。 「塾長みたいに叱ってくれると嬉しい」 先日も面談である生徒が似たことを語っていた。 ここには学校にはないルールがあるが、 それは小学高学年以上なら誰でも守れる、最低限の取り決めだ。 小さな社会としての小さな約束。 まず力を合わせ、そこから守っていきたい。 守らなければ指摘され、さらに忠告を受ける。 場合により、怒鳴られたり呼び出されたりもする。 そして改善することや約束を守ることの大切さに、 生徒たちが気付いていく。 そういう空気を創っていきたい。 周りに真剣に怒れる人がいないのなら、 子どもたちに伝えるべきメッセージは、出来るだけぶつけてあげたい。 いけないことはいけないと語れること。 そのかわり、良いことは良いとはっきり伝えてあげること。 そのバランスにこだわっていたい。 時おり授業中に雷が落ちる。 叱られた生徒もその理由を素直に理解できる。 地元には珍しい、そんな塾である。
2011.01.27
勉強というものは自分で向き合うものである。 勉強に向き合うということは、 成績を上げるために敷かれている特別なコースではない。 自分の力を投入し、自分のために価値のあるものを掴みにいく。 それが本当の勉強の姿。 成績なんていうものは、紆余曲折しながら、悩み、感動しながら、 その過程で生産されていくものであり、 自分で汗をかきながら記録していくものなのである。 「教わる」「教えてもらう」という姿勢でいる限り、 成績は上がらない。 成績を上げたいのなら、 「教えてもらう」のではなく、「学ぶ」ことだ。 学んでみることだ。 自分で踏み込み、まず「学ぶ」努力をするのである。 やってみて課題が見つかれば、次にそいつを修正していく。 その時に「教わる」という行為が生まれるのである。 「教わる」ということは、 一連の自分の学習における橋渡しのような中継点であり、 始点ではない。 始点とは自分でペンを持ち、学ぶものを広げること。 覚え、解き、探し、発見し、まとめるという、 自分から前進していく作業にある。 そのことが分かっていない者がとても多い。 「教わる」ということが始点と捉えている限り、 学習はマニュアルに沿った領域を往復するだけだろう。 教わってもよく分からなかった時には、足踏みするだろう。 また教えてくれるのを待つのだろうか。 教わりそれを反芻する行為は、 受け身の勉強だ。 自分でまず学び、それを修正していく行為は、 攻めの勉強である。 自分で勉強しなさいというと、 何をどうやればいいかが分からないという者がいる。 学ぶとはどういうことかが、きっと分かっていないのだろう。 「何を」・・・・目の前の物をだ。 「どうやれば」・・・・君が決めればいい。 向き合う接点から学習が始まるのである。 型にはまった方法を示せば、君はその通りにやるのかい。 そしてそれを続けていれば必ず成績が上がるのかい。 成績が上がらなければ、 また「やり方が分からない」と言うのではないのか。 やり方を求めていても、 結局、方法をこねくり回すだけになることに気付いて欲しい。 そんなことを考える暇があったら、 ペンを持ち目の前の問題と向き合うのだ。 覚えるべきリストを手に、何度も書いて頭に叩き込むのだ。 そういう行為をせずに、 成績が上がらないからとにかく教えて欲しいと言う。 教わることが始点となり、教われば力が付くのだと思っている。 考え方を変えない限り、成績は簡単に上がるものではない。 まったくの素人が、手ぶらでコーチに技術を教わりに行くだろうか。 どんなスポーツであれ、職人芸であれ、 まず道具を揃え、実際に体で経験を重ねてみる導入があるものだ。 自分ひとりの時間に。 技術というものは、そのベースが多少なりともあるからこそ、 積み木のように乗せていくことが可能になる。 技術がそのまま成績に復元されると思っているのだろうか。 成績に直結する技術の切り売りなど、 実は存在しない。 それは君自身が真剣に学び、ステージを上げていくことによって、 ジワーっと見えてくるものであり、 君が記録しながら定めていくものなのである。 あいつは頭がいいから・・・ 頭などみな同じだ。 その人は努力をし、 次の、さらにその7つ先のステージまで這い上がったから、 君以上の結果が出せるのだ。 君が何となく捨ててきた時間に、 自分を大切にし、守ろうとしてきたのである。 そのことを知ろう。 塾で数名の仲間と一緒に学んでいると、 よく解らないので個別に替えたいという生徒がたまにいる。 そういう生徒はやはり先生に頼ってしまい、 肝心な自学習のイロハが後手になってしまっていることが多い。 性格的に馴染めない子は別だが、そうではなく、 自分を磨くことをせずに磨かれた状態になりたいと言っても、 所詮無理だということに気付いて欲しい。 磨くのは先生ではないのだよ。 君が力を込めて自分で磨くのだよ。 君が磨くから、成績が上がっていくのだよ。 教わる仕組みを変えても、 自分を改造するには、自分で課題に向き合わなくてはならない。 その踏み込みがない限り、成績は上がらないのだ。 どんな先生に教わろうが、家庭教師を付けようが同じだろう。 自分に時間を投資しない限り、君は一気に改造出来ないのだ。 すべて教えてくれるドラえもんなどいない。 のび太が50点取るには、まず彼が椅子に座りテキストを開き、 自分で努力していくしかないのである。 汗をかかずには上手くなれないということが解っているのなら、 動いてみなさい。 何でも教えてもらうという受け身の勉強は、 常にそういうスタンスが学びなのだという錯覚に繋がって行く。 より大人になり自学が必要な時に、 頼らずに処理できる免疫が備わっていないのはとても危険だ。 夜、ペンを持ち、一人で向き合ってみなさい。 そして悩んでみなさい。 そこで生まれた疑問や課題は、君が攻めることで掴んだものだ。 翌日、先生に聞いてみよう。 学習とはそういうサイクルで築いていくもの。 一つ一つを埋めていく、塗り絵なのである。
2011.01.26
兄や姉がこの教室で受験を迎え、巣立っていった。 そんな経験を持つ仲間たちが今20名います。 卒生たちの弟や妹です。 中1が6名。 中2が10名。 そして中3に4名。 みんな兄や姉とは違った力を持ち、 教室の中心を担ってくれています。 こうして兄弟に渡り長く支持して頂いていることに、 改めて感謝いたします。 兄や姉が何度も特訓を受けたこの机で、 次は君たちが同じハードルを越えようとしている。 兄や姉が乗った舟に、再び乗り込むように。 この教室は、自分を大切にし頑張ろうとする仲間を、 どこまでも支えていきます。 そして頑張らなくてはならないタイミングで、 学びには厳しさがあるのだということを教えていきます。 卒業のときに皆が書いてくれる嬉しいことば。 今度紹介しますね。 今の君たちがこの教室でこれから経験すること、 知ること、感じること、掴むこと。 そのすべてが素敵なものとして残るように、 先生たちは舵を取っていきます。 また桜の季節が始まりますね。
2011.01.25

元気な明るい声で報告が届く。 人生で初めて受験を経験し、自力で掴んだ「合格」。 頬を紅潮させ、誇らしげに吉報を運んでくる君たちに、 「おめでとう」の言葉を幾つも返していた。 合格者には、私立を第一志望としている単願の生徒が4名いた。 頑張った甲斐のある合格。 とにかく、おめでとう。 受験前、最後の塾の日。 入試に送り出す前に、彼ら私立単願組に手渡しした物がある。 カイロ、合格消しゴム、縁起菓子などが詰まった私の気持ちだ。 メッセージを書いた紙も入れた。 私立を第一としているメンバーのうち、まだ結果が不明な者もいる。 チャレンジ校を受け、再度挑戦が決まった者もいる。 単願確約と違い大変だが、ぜひ強い意志でぶつかって欲しい。 受験というものは、真剣にエネルギーを注いだ者に、 何かしらお返しが待っているもの。 最後まで信じよう。 公立が控えている者たちは、私立に浮かれている暇はない。 とは言っても、人生最初の入試合格。 今日だけは自慢していいよ。 君たちの表情を見ながら、そう心で語っていた。
2011.01.25
私立高校合格のメールが届き始めています。 今日から3日間は発表のピークを迎えます。 自力で掴みにいった入学試験です。 努力が実ることを願っています。 何度も伝えておりますが、 教室への連絡は、メールや電話を使い、 結果が判り次第すぐにお願いします。 特に私立を第一志望としている生徒たちは、 連絡が遅れないようにしてください。 今日までですべて判明するはずですね。 待ってます。 事務的な連絡になりますが、 来月までで一旦塾をやめる場合は、 明日25日までに教室の専用用紙にご捺印が必要です。 案内書類を今一度ご覧いただき、 手違いの起きませんようお願い申し上げます。 3月も続けたいという中3生が、すでに何人も出ています。 高校への準備をし、本当に桜の咲く季節に送り出す。 そんな3月卒塾組が、 今年は結構多くなりそうです。
2011.01.24
公立を第一志望としている仲間たちに告げる。 次の週末から 「理・社ラストラン」 を実施する。 学校が休みの日を使った、全4日の得点力増強カリキュラムだ。 まずは公立高校の受験に向けエンジンの掛かってきた、 1月29日土曜に初日を行う。 去年も同じ時期の土曜が初日だった。 午前9時が開始時刻だが、ラストランは自由選択制なので、 真剣に取り組むという条件で、 公立前期に何がなんでも合格したい者にだけ集まってもらう。 真剣に出来ない者は来てくれなくていい。 いや、来るなと言っておく。 塾人が、お客である生徒に何事かというご批判は不要だ。 反感を買おうが構わない。 真剣なのである。 ここまで一緒にやって来た仲間たちに、 第一志望校に合格して欲しい。 その一念で、身体の限界に身を置く覚悟でいる。 だから、私と対峙する覚悟のある者だけでいい。 計4日、都合40時間。 昨年倒れかけた荒行を、今年はさらに加速させて行う。 自分のために頑張ろうとする君たちのために。 この名学館東川口校という教室を、 挑戦していく最後の場に選んでくれた君たちのために。 私の信念をぶつけてあげたい。 明日月曜から案内を配っていくが、 申し込み締切日に注意し、よく考えてみて欲しい。 他の教科との時間配分も考えながら。 提示された履修届は、 君の合格への執念と見させていただくつもりだ。 君たちの理科・社会の入試は、前期で終わる。 決戦は2月16日水曜。 午前11時45分から12時25分までが、 社会。 午後1時20分から2時00分までが、 理科。 さあ、あと何日と何時間だ。 それぞれ、たった40分の決戦に向け、 ここまで習ってきた数百時間の記録を再構築していく。 そんなラストランがやって来たのである。 ここまでの苦労と足跡を受け止めよう。 そして後悔の微塵もない、最高の状態に自分を置いてみよう。 エネルギーを使い残すなよ。 前進するのだよ。 そう、 点取り占いの「あしたはがんばるぞ」のように、 進んでいくのだ。 このブログや配布プリントのタイトルの意味が、 そろそろ解るかな。 桜色のゴールテープは、 もうそこにある。
2011.01.24
金曜は15名の中2生たちと面談した。 年末の模試の返却を兼ねて、学習や受験の話を色々とした。 面談を重ねるごとに、意識が高まってきている。 複数の多くの生徒たちにそんな空気を感じた。 公立入試の制度がH24から変わり、受験機会が1回だけになる。 この情報は確定前から再三ブログでも取り上げてきた。 生徒たちにとって、非常に大きな意味を持つ改正である。 さすがにもう、みな把握しているようだったが、 ではそれに向けて具体的に何をしているかというと、 うまく説明出来ない生徒が大半であったように感じる。 北辰テストもしっかり受け、実力を冷静に知っておく必要がある。 しかも早期に。 早く知り、早く手を打ち、 出来るだけ早く自分の受験の「型」を築くことだ。 それが出来た生徒は、追い込み期に伸びてくる。 課題を先送りし、後手になってはいけない。 実力が仮にどんなに低くても、恥じることはない。 そこを基点に計画し改善されていけばいいことなのだから。 君たちはとうとう、 その知るという行為から逃げてはいけない期間に入ってきたのだ。 そんなことを語った。 また、改正入試は5教科型ワンチャンスであり、 基本的に理科・社会の成績が勝負を決めると伝えた。 努力によって、2教科計で100点の差はすぐ出るもので、 それは5教科偏差値の約12に該当し、 自分の受けられる志望校マップをまったく変えてしまう。 不安ならば早くから私の授業を受けてみればどうだと告げると、 早速やりたいと数名から申し入れを受けた。 模試結果も含め、手を打つ必要を感じたのだろう。 教室で自習をしまくり、次第に緊張感を増してきた先輩たちがいる。 ちょうど明日から入試が始まるというタイミングだったので、 次は自分たちという自覚が持てたのだと思う。 部活の引退までは落ち着いて勉強出来ない。 それが本音だろう。 だが、「落ち着かない」のと「時間がない」のとは違う。 やらねばと感じ、自分のために動いている生徒は、 部活と並行しながらも毎日学習時間を作っているものだ。 年末のクリスマスは楽しんだだろうか。 ほら、その日からもう一か月が過ぎてしまった。 時間というものはどんどん過ぎて行き、 やり直そうと思っても、悲しいかな、戻ることは出来ないものだ。 だから、今日を大事にして欲しい。 目の前の10分で何が出来るか考えてみよう。 他の学年も含め、残りの生徒たちの面談は週明けに行う。 授業後にずれ込む場合もあるので、ご協力をお願いしたい。
2011.01.23
受験生たちの私立入試が始まったが、 今日の入試で私立が終了の者も結構いると思う。 今日試験だった仲間たちは、お疲れさんでした。 さて、 受験生たちには、ひとつ守って欲しいことがある。 「合格発表の結果は速報で塾に連絡を入れる」 ということだ。 教室にも掲示してあるが、後日塾に行ったときではなくて、 発表の日にすぐ伝えるルールに協力して欲しい。 今日も即日で結果が出ている者が数名いるはずなのだが、 誰からも連絡が来ない。 昨日約束したばかりの単願の生徒もいるのに。 明日以降の発表はもっと増えるはずだ。 メールでもいいし、電話も転送になっている。 このブログのメールを使ってもいい。 頼むよ。 そして、公立受験組。 私立後に寛いでいる暇はないよ。 今晩も貴重な時間だ。 エンジン全開で、まずはあと3週間突っ走ろう。 理科・社会のファイナル特訓のメニューを明日書く。 公立に照準が定まり一気にたたみ込む。 そんなラストランの時がいよいよ来たようだ。
2011.01.22

おはよう。 受験のメンバーは元気に頑張ろう。 寝れたかな。 塾長は寝ないで、みんなの健闘を祈っていた。 みんなを守ってきたお札だ。 出かける前に、一度手を合わせ礼をするといい。 感謝の気持ちを忘れずにね。 では、いってらっしゃい。
2011.01.22

先ほどボードに「受験の心得」を書いた。 今日明日の注意点、連絡系統など、重要なことが書いてあるので、 今日来る(来た)者はよく見ておこう。 携帯で写しておいてもいい。 本日休みで気になる受験生は、見に来てもいいぞ。 書類に印を押す手続きが終わっていない者もいるのでは? 身の周りのあらゆることに、感謝を忘れずにね。 では明日、明後日が試験の生徒は、 いってらっしゃい。
2011.01.21
埼玉県や東京都の私立高校入試は、明日が初日だ。 塾生たちもほとんどが明日は私立を受けに行く。 道具などの準備は整っただろうか。 腕時計、携帯、シャーペン、上履きなど、 学校により条件が異なるものには注意しよう。 生まれて初めての受験だ。 不安はもちろんあると思うが、 あまり深く考えずに、普段のままに受けてこよう。 そして答案の仕上げに集中することだ。 マークシートなども誤記入の点検は必ずしよう。 終了後はすぐ帰宅し、次の試験に備えよう。 合否結果は必ず連絡するように。 私立の場合は即日や翌日発表もあるので、 次に塾に行ったら言おうではなく、結果はすぐに連絡して欲しい。 メールを利用してもらっても構わない。 アドレスは控えておこう。 公立を受ける生徒の場合は、 私立後の3週間がすべてを決する大切な期間となる。 仮に23日なら、1日平均6時間で138時間にもなる。 計画しよう。 桜を自力で咲かせるために考え実行できる、 最後の計画だ。 今日も授業はある。 私の理社の日程は調整したが、基本的に数英はあるはずだ。 前日であっても、特別ではない。 普通に塾に学びに来るのである。 普段のままにというのは、そういう習慣も指すのである。 また、そういう生徒ほど、リズムを保ち、 翌日の試験で力が発揮できたりするものなのだ。 私立単願のメンバーたちは今日は授業がない生徒が多いのだが、 それでも何名か自習に来るようだ。 君たちは面接もあるんだよな。 受け答えのコツを知りたかったら聞きなさい。 最後にひと言添えて送り出したいと思う。
2011.01.21
入試が迫ってきたら、本番に合わせることが大切だ。 本番の空気や状況を想定し、 自分も身の周りも、本番に照準を合わせ、 解くタイミングの 「型」 を感覚的に体得しておかなくてはならない。 普段、斜に構え、時おり伏せたりして解いている者は、 入試に合わせ姿勢を矯正しなくてはならない。 普段、足を組んだり投げ出したり、片足を椅子に乗せて解いている者は、 足を揃え、正しい体勢で向き合う習慣を体得しておかなくてはならない。 普段、考えると「ペン回し」をしてしまう者は、 「ペン回し」をせずに考えるくせを身に付けなくてはならない。 普段、ゆっくり丁寧に解く習慣が身についている者は、 解く速さを意識し、速く処理する手順を練習しておかなくてはならない。 普段、何か菓子や飲み物を口にしながら解いている者は、 何も口にしないでも集中できる経験を積んでおかなくてはならない。 普段、コンパスや消しゴムを忘れ、友達に借りている者は、 常に筆入れに確保する準備を進めなくてはならない。 普段、イヤホンで音を聴きながら解いている者は、 音がない沈黙の中で、手際よく解くリズムを知っておかなくてはならない。 入試では、足を組み、ふんぞり返って解くことは出来ない。 入試では、ペン回しをしペンを落としても、足でたぐり寄せ勝手に拾うことは出来ない。 入試では、スナックをつまみ、カルピスウォーターを飲みながら解くことは出来ない。 入試では、書き間違えるたびに消しゴムを隣から借りることは出来ない。 入試では、嵐や西野カナや絢香や木村カエラを聴きながら解くことは出来ない。 心当たりはないだろうか。 実力の発揮というものは、 体が覚えている普段の延長から生まれるもの。 問題を解くことに夢中になり、意外と軽視されがちだが、 これらはとても大事なことである。 『入試では絢香は聴けない』( 2010.1 )に加筆
2011.01.21

あんかけ風で“願掛け”焼そば。 しかもしょう(勝)が味で必勝祈願となっている。 ほとんどダジャレの世界なわけだが、 味の方はどうなのだろう。 こちらは、麺づくりで点づくり ゴマを“点”に例えて、100点を作ろうという乗りらしい。 ちょっと苦しいだろ。 合格祈願の一員として、教室に置いておくね。
2011.01.20
私立受験との向き合い方については、先日も書いたが、 もう一度以前の文章を引用し伝えておきたい。 2年前の文章に修正を加えている。 対象は、公立を受ける生徒たちだ。 『苦言』 埼玉や東京の私立高校は22日が解禁日だ。 今日20日を含め、準備期間はあと2日しかない。 今週に入り受験生たちは、焦りと不安からか、 私立の問題を解く時間が増えた。 過去問を解き、何点だったとか、基準にあと何点だとか、 寸暇を惜しみ夢中になっている。 4択、5択のマークシート答案に丸を付け、 機械的に、その得点だけが目的になった紙片を重ねている。 ・・・忠告しておくよ。 君の第一志望校はそこなのかい。 君は公立高校を受けるのではなかったのかい。 自分の受ける私立高校がどんな問題を出題するのか、 事前に調べておくことは大切だ。 でも、確約をもらうということは、合格の約束を交わしたということ。 君のいつもの実力で答案を埋めれば、受かるということだ。 あと何点などと、不安がることもない。 傾向を見て、一回解いてみて、課題を埋める補強を少しやり、 あとは数年分にざっと目を通し、ラインやマーカーを加えていけばいい。 それを、鬼のように何枚もコピーを取り、 必死に、何時間も何日も延々と解きまくり、 やれ合格点だ、やれあと20点足りないなどと分析している。 時間は限られているのだよ。 君がどこを受けようが、公立へのカウントダウンは止まらない。 日程上最後の公立を受けるのなら、 常にそいつを意識に捉えていなければならない。 第一志望なのだろう。 ならば、毎日5教科の完成を目指し、修練を怠るな。 社会や理科の記述を究めなさい。 公立に向けた作文の練習をしなさい。 英作文の表現をファイルしなさい。 私立かぶれになり、理社が疎かになっていないか。 慎重に考えよ。 君はどこに行きたいのだ。 最後に控えた関門が目標ならば、 そいつをしっかりと掴んでいなければダメだ。 私立の対策を講じるにしても、 それは、公立の対策を行うという前提の上になくてはならない。 本命である公立の勉強は、君の日常であり、ルーチンなのだ。 年末特訓で学んだこと、冬期講習で得た大事なこと。 北辰を受け、補習を受け、自分の弱点に長期間取り組んできたこと。 その鞘を捨ててはいけない。 リズムや軸を乱してはいけない。 私立が終わったら公立にシフトするつもりというのなら、 それは違う。 君にとっての第一志望校はどこなのか。 もう一度よく考え、 今日からの時間の組み立てを見直してみなさい。 「木」 ばかり見すぎて、「森」 を知らない。 そんな流れを作るなよ。 1ヵ月後には、「森」 全体が問われる。 君の受験勉強のラストアンサーは、そこで問われるのだ。 だから、 私立2日前の今日も、 公立のための勉強をするのである。
2011.01.20
中3たちの最後の面談を行っているが、 まだ5名ほど終了していないメンバーがいる。 ボードに大きく告知し随分経つが、一向に申し出て来ない。 待てども待てども、言いに来ない。 面談の席で年末の模試を返し、仕上げ学習の留意点や受験の注意を伝え、 受験校の最終確認をしてシートに記入してもらっている。 このシート記入は大事な作業だ。 卒塾していく上で、合否結果や進路の個人記録として残っていく。 都合に沿った時間の割り振りをするから申し出なさいと連絡しているのだが、 どうして来ないのだろうか。 中には私立受験のみの生徒もいる。 単願なのでもう受かったも同然などとは思っていないだろうが、 こういうことは最後まできっちり済まさなくてはダメだ。 公立組も含め、私立入試は週末から始まるのだよ。 模試の答案の見直しをしなくていいのかい。 合否判定を見て弱点分析しなくていいのかい。 私立はどこを受けるんだか、塾に告げなくていいのかい。 塾が知らなくてもいいのかい。 模試結果を受け取っていない君たちのことだよ。 自分で分かるだろう。 しっかりしろよ、受験生。 受験のやり残しは、君自身が見回して確認すべきことだ。 5名とも自習の道具を持ち、下校後にすぐ飛んで来なさい。 夕方からの授業の前に順に面談する。
2011.01.19

今年も一足先に、私のブースに “サクラ” が咲いた。 受験生たちはこれを見て、 2か月後の本物をしっかりイメージして欲しい。 これから授業中もずっと咲いている。 合格発表の日まで・・・・ 今も数名、受験生が闘いに来ている。 お菓子の差し入れが、みんな嬉しそうだった。 自分との勝負だな。 今しか注げない力。 あるのなら、燃え尽きるまで注げよ。 ペンを放すな。 君の視線とペンの奥の方に、 本当の開花が待っている。 きっと、ね。
2011.01.18
入試が迫ってくると、受験生の心への気配りもある意味大事だ。 やり直しのきかない入学試験には、ベストな精神状態で臨んで欲しい。 そんな親心みたいなものが、塾の中でもあちこちに生まれてくる。 本来なら親御さんにすぐ伝えるべき生徒に関する内容も、 その後の家庭での様子やカレンダーを照らし合わせ、 伝えるタイミングを入試後に繰り越す場合もある。 私が抱える、塾対家庭の話についてで、 受験を乗り越えることを優先させた配慮である。 正直、今も幾つか抱えている。 それにより、塾に対して不信感が生まれてもしょうがないと思っている。 入試直前の肝心な時に生徒に矛先を向け、 精神をぐらつかせるのは避けたい。 まあ、受験後に落ち着いてから伝えるが。 私立入試まで明日以降の残された日数は、あと3日だ。 単願の生徒たちは、落ち着いて直前期間を過ごして欲しい。 欲張らず、傾向に沿った答案作成を、 時間を計りながら練習しておこう。 公立を本命とするいわゆる併願の生徒たちは、 問題の傾向を知り、解く練習を少し行ってから、普通に受けてくればいい。 照準は常に公立に置いておこう。 私立は週末土曜から始まるので、 今週の金曜の私の理科・社会の授業は日程変更をした。 まあ、翌朝の受験を考えての配慮なのだが、 実際のところ、明日に人生初の受験を控えた夜、 受験科目にない理社には集中できないだろうという回避でもある。 そういえばその振り替えが今日あるな。 忘れるなよ。 今日はハードだぞ。
2011.01.18
4月からの来年度の時間割について。 塾長の理科・社会の授業を希望する生徒はいますか。 予約の受け付けを始めますので、 早めにお申し出ください。 受験生が抜けていく3月からは、新編成が可能です。 4月を待たず3月を復習強化期間とすることもできますので、 特に新受験生(現中2生)の希望者は活用してください。 早期から手掛けることで、北辰の結果も早期に安定してきます。 入試が一本化されることから、 理・社の実力がますます大事になってきました。 私の授業は時として厳しいですが、 やる気さえあれば素晴らしい結果が残せるはずです。 ぜひ一緒に頑張りましょう。
2011.01.17
公立高校の進学希望状況についてである。 全体の数字を見て分かることは、 普通科の希望者が減ってきていることだ。 昨年同期倍率だけで純粋に比較しても、1.30倍が1.22倍となっている。 今年の10月の時点では1.38倍が1.33倍だったので、 この2か月の調査で見ても昨年よりも下げ幅が大きい。 10月時点との比較で、動きを見てみよう。 高校 10月→12月(昨年12月)10月との人数増減 *浦和北 1.35→1.21(1.20) -44 浦和西 2.06→1.62(1.56) -156*浦和東 1.41→1.26(1.10) -48*川口 1.67→1.53(1.44) -45*川口北 1.90→1.77(1.79) -42 川口青陵 1.27→1.20(1.36) -19*川口東 0.97→0.92(0.95) -12*越ヶ谷 2.30→1.82(1.97) -150 越谷北 1.79→1.46(1.56) -105 越谷西 1.52→1.25(1.44) -87 越谷東 1.04→0.80(1.15) -67 越谷南 1.80→1.37(1.72) -135 草加 1.59→1.27(1.77) -103 草加西 1.04→1.24(1.21) +46*草加東 1.30→1.14(1.26) -44*草加南 1.45→1.30(1.08) -29 南稜 1.94→1.73(1.82) -59*鳩ヶ谷 1.80→1.55(1.25) -29 与野 1.38→1.36(1.80) -6 蕨 2.29→1.97(2.19) -103 市立川口 1.97→1.59(1.78) -91 市立浦和 2.81→2.11(2.49) -168 浦和南 1.83→1.58(2.13) -78 全体的に人数が減ってきているが、これは毎年のことで、 現実的な志望校の絞り込みが始まったことを示している。 また、私立高校の確約がこの2か月で多発し、 単願に切り替えた生徒が抜けていったことにもよる。 左端の*印は40人募集減の高校。 昨年同期と比べ当然倍率は高くなると思えば、 一概にそうとは言えない数字が出ている。 浦和西・川口・草加南・鳩ヶ谷あたりは、 昨年よりも倍率上では難化の傾向にある。 ただ、今回の倍率で1.5倍を超えている高校はみな、 そのまま行けば厳しい入試になることは確実で、 ぜひ気を引き締めて臨んで欲しいと思う。 また、志望校の周辺高校の数字がどうなのかも、 今後の流れに微妙に関係してくるので、 地理的周辺、ランク的周辺ともに目は通しておきたい。 特にランクの方は、上位校が難化し落として来るケースを注意しよう。 もう数字の読み方は皆さん知っていると思うが、 今回の数字が前期倍率ではないので、 前期募集枠に対する倍率がどの程度になるかは、各自把握しておこう。 前期が75%枠の場合なら、 今回の倍率に、1.33を掛けるとおよその前期倍率が出る。 1.5倍が約2.0倍になるという概算で覚えておくといい。 専門学科は少し倍率が上がっているようだが、 ほとんど横ばいと思っていい。 13日夕方の速報以後、教室にはすべての数字を貼り出しているので、 自分の高校をよく見ておくように。 今回の数字を参考に出願を判断する人も、県全体では結構いるだろうが、 数字は飽くまでも「流動的な数字」でしかない。 倍率がどうのと、悩んだり迷ったりするヒマがあったら、 力を磨くことに専念しよう。 本番の試験で一問正解すればいいのである。 早期に覚悟を決めた者ほど、終盤伸びて来るものだ。 前を見て頑張ろう。 なお、現在中2の生徒たちも、この数字はしっかりと見ておこう。 来年は君たちだ。 新聞は保存することを勧める。
2011.01.16
社会の場合、用語の知識が弱いと、 過去問を解いても正解率は低いままだ。 正解率を上げるには、過去問を解きながら補強するのではなく、 別メニューで脳に情報をインプットしていく訓練をしたい。 一問一答による知識強化である。 それは、暑い季節のころから再三言い、教室でも行ってきたのだが、 ここに来て中3たちの定着を確認してみると、 何ともお粗末な厳しい知識の生徒がかなりいる。 この状態で過去問を解いても、解けんだろ。 運動で筋トレしたり、パーツごとの技術練習をしたりするのと同様で、 問題を解くにもまず色々な部分のパワーアップからだ。 知識を強化するということは、 解くための「道具」や「材料」を手に入れること。 料理を始める時には、調理用具、食材、調味料、食器などが必要なように、 自分で道具を揃えるのである。 大事なものが欠けているのならば、補強する。 それが一問一答なのだ。 金曜のクラスでは超基本となる用語のチェックをしてみた。 SSや、SSSの、現時点では当然知っているべき用語である。 それでも半分前後しかできない。 中には3割しか出来ない生徒もいた。 みんなの状態を確認したのち、最近の社会の学習について訊いたが、 やはり知識強化に十分に取り組まれていないようだ。 やらなければ分からない。 やらなければ強くはなれない。 こんな基本的なことが、 入試直前でもまだ解らないのか。 なぜやらないのだ。 一週一週、どれだけ力を付けてきた。 家で必死にやらずに、どうやって追い付くのだ。 他の教科との配分も大事だが、 前期で決めたければ、社会や理科の用語知識はとても大切だ。 点を取り合格に繋がる、絶対条件だと思って欲しい。 私立入試の終了後に、社会・理科の最終特訓を計画している。 メニューは大きく二つ。 「一問一答」と「短文記述」だ。 頭に刷り込まれるまで、何度でも反復していく。 受験前にどう見てもレベル強化が必要なメンバーたちには、 こちらから徴集を発令する。 日程は後日発表するが、 今からでも重要用語の暗記に、毎日少しずつでも時間を割いておこう。 こういうものは肉体改造と同じで、 即日で結果が出るものではない。 ジワーっと力が付き、使えるという実感が徐々に得られてくるものだ。 過去問を解かねばと焦ることはない。 過去問と向き合う前に、まずパワーを付けなさい。 リストは手元にあるはずだ。 何やったらいいかだって? なに間抜けなこと言ってんだ。 一問一答に命がけで何時間も取り組むんだよ。 ブツブツ言いながら、何度も何度も書いて覚えるんだよ。 鬼気迫る顔で喰らいつくんだよ。 ないのなら、再度申し出なさい。 志望校合格のためにこれだけやれよと指示しても、 それでもやらない、努力が見られない者には、 後日塾長の洗礼が待っている。 どんな塾長のカードが欲しい。
2011.01.15
明日15日土曜は教室を閉めています。 注意してください。 なお、受験生たちには郵便物を送っています。 内申点の把握に関する提出依頼も書いてありますので、 ご協力をお願いします。
2011.01.14
12月時点での進学希望状況調査結果が、 県の教育委員会から発表されました。 とりあえず速報として普通科・専門学科等の数字を載せておきます。 普通科・専門科 専門科は画面を開いてから、下部項目を選択してください。 明日の新聞掲載も確認してください。 追って分析等を更新します。
2011.01.13
受験生との面談の席で、内申点を訊いています。 ただこれにつきましては、当日の試験とともに重要な合否資料ですので、 全員提出をお願いすることになっています。 週末に文書にてもお伝えする予定です。 すでに貰っている生徒もいますが、 受験生はなるべく早めに提示をお願いします。 塾でその場で控えをとります。 お手元の、 「成績及び諸活動等の記録通知書」というものです。 生徒たちの報告によると、 9科で「44」とか「43」とか、前学年より「7」も上がったとか、 凄い話が来ています。 塾に通い始めて成績が上がったとしたら、嬉しいですね。 私立単願の生徒も含め全員にお願いしていますので、 よろしくお願いいたします。・・・・・・・・・ あと、数日前の「合格シャープ」ですが、 まだ4本残っていますよ。 縁起のいい、レア物です。 中3生・中2生は記事を見て至急メール連絡を。 先着順に、なくなり次第終了とします。
2011.01.13
『塾のある日は遅れずにしっかり登塾する』 これは成績を上げる大事なポイントです。 ただ行くのではなく、自分で行くという管理が出来るということです。 簡単なようですが、意外と難しいものです。 塾に行って学ぶのは誰でしょう。 君たち生徒ですね。 親や家族たちが学ぶわけではないのです。 学習というものは、「学び習う」者が自分の意思で教わること。 だから、学ぶための道具の管理も、スケジュール管理も、 本来、すべて本人が行うべきものなのです。 そして成績というものは、 そういう姿勢の在り方で決まっていくものなのです。 塾の日程管理を親がしてしまうと、 子どもは指示された日にただ行っているという感覚になってきます。 あらかじめ決められた約束事があり、ルールがあります。 そのルールに沿って日程管理ができ、 子どもの方から率先して動くという空気を創るべきなのです。 でも実際の家庭では、 「今日、塾でしょ? 間に合うの!? 早く食べちゃいなさいよ!」 「宿題ちゃんとやったの? 忘れ物ないね! 早くしなさいったら!」 といった、 子どもたちの行為に割り込んで来る言葉が、普通に交わされています。 子どもたちの管理力の高め、自律させていく機会を、 こういった言葉が殺いでしまっているのです。 自分の力でやらせ、判断させ、親は見守ることに徹する。 最初の話し合いとルールがどこまで出来ているかで、 そのスタンスの在り方も変わっていくことでしょう。 また、理由があり塾を休むこともあるでしょうが、 安易に欠席を選択せず、 遅れてでも参加する意欲があればと思います。 最終的な判断は家庭で決めていただくものですが、 頑張ってでも足を運んでくる生徒ほど、 後々に成績が伸びてくることが多いものです。 病気で動けない場合は別ですが、 普通は理由にならないようなことで欠席を選択すれば、 学習は当然遅れを取ります。 子どもの欠席シグナルをその都度親が認めてしまえば、 子どもはその習慣が普通なのだと判断します。 学校と同じように、決められた日時に登塾するのです。 そういう意識が曖昧な生徒ほど、 成績は伸び悩む傾向にあります。 親が許してしまうということも、結局は同じことでしょう。 連絡もなく来ないなど、言うまでもないことです。 幾度も繰り返されるご家庭では、 そういったことが普通に許されるのでしょうか。 何のために籍を置き、なぜ塾が席を用意して待っているのかを、 考えていただけたらと思います。 無断欠席は、どの社会でもルールではないはずです。 ましてや、子どもの指導に係わる部分ですから。 『塾のある日は遅れずにしっかり登塾する』 通塾の目的をもう一度よく考え、 何にこだわるべきかを決心して欲しいと思います。 教室にはいつも君たちの机と椅子があり、 君たちが使うのを待っています。 塾は子どもが通うものです。 通いながら責任を感じ、すべきことを知り、判断し、自立していきます。 自分から通い学ぶことの意味が分かれば、 成績は自ずと上昇していくものなのです。 親はルールを敷き、その手順をサポートしてあげる。 何よりも第一に意識したいことです。
2011.01.13
埼玉県でも、 ここ2日連続で子どもたちへの贈り物があったようだ。 県政ニュースにて報告があった。 昨日 今日 善意の輪が広がることは悪いことではない。 今の社会へのメッセージとして、 国がどう受け止めるかが問題なのだ。 「野原・・・」の字を見て。 笑ったり、「ふざけるなよ」と思う政治家が大勢いる限り、 世の中は変わっていかない気がする。 「しんちゃん」の次は誰かな。
2011.01.12
私立高校の入試が10日後と迫ってきた。 過去問を手に自習する風景も増えてきたが、 一つだけ注意しておきたい。 大事な注意点だ。 最初の入試だから不安なのだろうが、 連日、丁寧に私立の過去問ばかり解き、 本命である公立の対策勉強を疎かにするなということだ。 絶対にしてはいけない。 私立単願やチャレンジ受験は別として、 併願確約が取れている私立に、入念に準備の時間を割く必要はない。 もちろん出題のパターン、問題量、傾向などを調べ、 それに合わせた最低限の対策は必要だが、 飽くまでも自分の弱点と照合させた強化学習程度で十分である。 確約とは、合格を前提とした約束なのだから、 普通に受ければ受かるということなのだ。 当日舞い上がらないように、過去の傾向を調べ暗記や練習を強化し、 解く時間配分を知り、マークシートや面接(あれば)の練習をし、 体調を整えておけば十分なのである。 そのことを知り、堂々としていよう。 大丈夫だろうかと、軸がぶれてはいけない。 軸がぶれると、肝心な公立受験に影響が出る。 第一志望が公立高校の者は、私立受験は通過点なのである。 目標は2月16日。 そのための強化学習は、毎日続けるのである。 いいですか、毎日ですよ。 私立ばかりに目が行き、長期間受験教科にない理科・社会を疎かにすると、 その後、リズムを取り戻すのに苦労することになるだろう。 毎年警告するのだが、そういう生徒が必ず出て来る。 目標地点はどこなのですか。 マラソンのゴール直前で、コースを逸れたり立ち止まって休んだりしますか。 しかも「理社は前期の切り札」であることを忘れてはいけない。 後期にない教科ゆえに、余計に大切なのである。 公立受験組にもう一度言うが、 私立入試に動揺し、舞い上がってはいけない。 本命が公立ならば、その試験日に自己のベストを調整していくのである。 私立はその過程にある通過点。 公立に向けた自分の「本筋の勉強の手綱」を緩めないことだ。 理科の計算も、社会の記述も、作文も、英作文も、 今週、来週共にしっかり練習する時間を取るべきだ。 1日3時間でも10日間なら30時間。 公立の関門に向け、どんなパワーアップが出来るか考えてみよう。 それは私立受験が終わってからでは、 もう取り戻せない時間なのである。
2011.01.12

中3受験生たちと面談をしている。 受験校の組み立ての最終確認、先日の模試の返却、 直前期の学習のし方や留意点などの伝達が中心になっている。 私立まで10日、公立まで35日と迫ってきただけあり、 意識はだいぶ受験生らしくなってきた。 毎年、色々な受験があるが、 ここまで努力してきたものが素敵なかたちになって欲しい。 ただそれを願うだけである。 携帯の「合格一直線」も健在だ。 君の桜も吉報の色を持ち、ここにある。 残りの期間、悔いなく、すべきことをやり遂げよう。 人生初の私立受験。 自力で掴む「合格」まで、 あと12日前後だな。 後ほど、直前期の姿勢について、 注意すべき点をもう一度まとめておこうと思う。 よく見て、活かして欲しい。
2011.01.11
先ほどのプレゼントは、対象を中2生まで広げました。 中2生ももう受験生ですからね。 申込方法も一部変えてますので、再読をお願いいたします。 なお、 中3からは早速、朝イチでメールが届いています。 急ぎましょう。
2011.01.11

新しい合格グッズである。 ちょっと青色がかっているが、実際は黒色だ。 年末から景品の一部として添えている。 『集中』 の文字の下に、 『君ががんばってきたことが必ず報われる。その時を信じて。自分を信じて。』 と書いてある。 なかなか、いい。 絵手紙風の白い文字が、黒の背景によく映えている。 こちらは別の型。 赤い 『絶対勝つ!!』 の側面の言葉は、 『あきらめたらそこで終わりだよ。』 だ。 まさにその通りだね。 いずれも受験生にとって励みになる、 素敵な言葉である。 ペンを握る手に、思わず力が入るのではないか。 まだ在庫があるので、 受験生に対し、先着8名に限りプレゼントしようと思う。 中3生・中2生(ともに塾生限定)で欲しい仲間は、 今日11日から受け付けるので、 塾長の携帯メール、またはこのブログのメールに、 「欲しい!」と送信しよう。 ただし、本人が打ち込んだメールに限定する。 (親御さんの携帯からでも構いませんが、 本人が打ち込んだものであることが条件です) このブログをよく見てくれる、 また、 メール登録をしてくれている君への特典だ。 中3生は入試直前の追い込みに、 中2生はこれから1年間の受験勉強の励みとして、 使って欲しい。 早い者勝ちだよ。
2011.01.11
ブログを始めて5年。 もう5年か。 初めの頃の記事に登場する中3受験生が、 今日、成人式を迎えていることに気付いた。 地域によっては昨日行われたかも知れない。 あいつがもう成人か・・・ どんなに立派になったのか、ちょっと気になるヤツもいる。 記事のエピソードを見ながら、 ちょっと思った。
2011.01.10
理社特訓の最後に受験生たちに言ったことば。 表現のズレはあったかも知れないが、 次のようなことを語った。 私はきっと、唯一の精神論を語ってくれる人なのだろう。 みな真剣に聴いてくれたことが、 印象的だった。 ・・・・とにかく 今日という一日を頑張ってみよう 今このときを頑張ればそれだけ前に進める 確実に一歩二歩と前進できる 何もしなければ仲間が前に行くだろう 誰もがみな必死にエンジンを掛けてくるこの時 後悔だけはするなよ 今 目の前にある時間に何もしなければ 立場はどんどん後退していく だが 向き合い努力すれば 必ず前に進める 一歩でも 半歩でも 1センチでも前に進めるのだ 用語を覚えた分 解き方を知った分 ヒントを掴んだ分 強くなれるのである 今よりも可能性のある自分を掴むために さあ 何をしたらいい 己の力を信じよう ペンを握り 限られた時間に思いっきり汗をかいてみなさい エネルギーは今使い切るために 君の中を流れているのだよ・・・・
2011.01.09
中2の生徒からもらった年賀状。 その幾つかに、「受験」という文字があった。 「今年は受験生なので・・・しっかり勉強を頑張ろうと思います」 「受験生という自覚をもって、自分なりにがんばります!」 受験校を決め出願するまであと1年。 ちょうど今追いこみ期と真剣に向き合っている先輩たちを見ながら、 次は自分たちなんだなと、 受験の風が何処からか吹き始めてきたことを感じているようだ。 先日の中2生の授業でも、生徒に向けて、 「受験生」という表現を使った。 生徒はきょとんとしていたが、 進級を待つまでもなく、今年は受験と勝負する年。 自覚が早い者ほど有利になることを信じよう。 中2生たちにはできるだけ早く動き始めて欲しいと思う。 年末には通知表の成績が上がったという報告をたくさん頂いた。 中2生に多かった。 評定で、5ポイント上がったという生徒がいた。 もうこれ以上は上がらないだろうという、天井まで来ている生徒もいた。 もちろん反省すべき結果の生徒もいたと思う。 成績が不明の生徒もいるので、 明日授業がある生徒は、できるだけ通知表を持って来て欲しい。 明後日だと学校に提出してしまうよね。 どう頑張ればいいのか。 なぜ頑張るのか。 そのヒントを与えながら、みんなの笑顔に繋げていきたい。 今日は、中3生たちの最後の北辰の日。 今、12時50分に終了したところだ。 北辰受験は、次からは現中2生たちが主役だ。 先輩たちのエネルギーが込められたバトン、 しっかり受け取ろう。 3月からだな。
2011.01.09
冬期講習は全112時間のうち100時間が昨日までに終了、 今日は日程上最後の日となった。 生徒たちの出席意識には個人差があるだろうが、 総じてよく頑張ったと思う。 年末年始のみなの頑張りに拍手を送りたい。 中3の年末特訓では、2名が遅刻による締め出しを受けた。 これは毎年あることなので、動じないが、 逆に遅れることの意味を感じ取ってくれたのか、 本人もその周りにも、いつにない真剣な姿を見ることができた。 大きなカベがあるのなら、とにかくぶつかって行くしかない。 受験というものは先輩たちみんなが乗り越えて来たハードル。 その最後の関門が、いよいよそこに見えてきた。 そんな緊張感が受験生たちに宿り始めてきたようだ。 この冬の講習会では、中2生たちの頑張りが目立った。 大変意欲的に参加し、向き合おうとする準受験生たちが多く、 入試への意識の高揚が伝わって来るようだった。 冬期講習は今日の特訓と月曜の補習特訓ですべて終了する。 冬の章の第一部の終了だ。 月曜補習は、希望者がいれば対応すると以前に告げていたものだ。 今日の最後の方で、月曜の補習を希望する者に挙手を求めた。 数名が手を挙げた。 考えずに、すぐ手を挙げてくれた。 私はそういう生徒がいる限り、向き合おうと思う。 そういう生徒が一人でもいる限り、 早起きし、鍵を開ける覚悟を持っていたい。 この教室から巣立っていった卒生たちとは、 みな、 そんなエネルギー交換で繋がっていた気がする。 君たちも同じだ。
2011.01.08
今週の水曜から新年の授業が始まっているのですが、 連絡もなく来ない生徒がいますね。 まあ、毎年、毎シーズンいるのでもう慣れてしまいましたが、 決められた学習の日時に穴を空けるのは、とてももったいなく思います。 年末の模試の時もそうでした。 後で生徒に聞くと、 「知らなかった」とか、「いつからだか分からなかった」とか、 決まった弁解のセリフが返ってくるのですが、 分からなかったら自分から確認するものではないのかな。 こちらから連絡が行くまで、 「知らなかった」で済ますつもりなのでしょうか。 ボードやお知らせは見ていますか。 塾に通い学ぶ以上、塾は最大限活用して欲しいと思います。 それはすべて、 生徒がここに来るという接点から始まるものです。 来なければ、今日掴むべき学びは掴めませんよね。 成績の安定している、あるいは伸びてくる生徒たちは、 このスケジュール管理がしっかりしている者に多いものです。 雑な管理をしていて伸びるはずがないんですね。 考えてみれば当たり前のことなのです。 ちゃんとしている者は別に優等生というわけではないのですよ。 学校と同じように、 当たり前の生活管理をしているだけなのです。 今回は中1中2生には正月中にお知らせも郵送しましたが、 それでも無断欠席が出ています。 子どもたちの管理がまだ未熟でうっかり忘れることもあるのなら、 親御さんに管理を強めて欲しいと思いました。 と言いますか、 それ以外ないのではないでしょうか。 病気やアクシデント、どうしても外せない用事などの理由以外で、 決められた授業を受けに来ないということは、 塾の活用面でどんなマイナスがあるでしょうか。 ぜひ、考えていただきたいですね。 これは遅刻などが常習化しているケースにも当てはまることです。 自分たちの役割を自覚し、決められた時間に正しく出席する。 その姿勢が後日の成績に線となって表れて来ます。 毎回の授業は小さな「点」であっても、 正しく繋がれば「線」になっていくものなのです。 今年の最初の点はしっかり打ちましたか。 太い線を作っていきましょう。
2011.01.07

今年も理社錬成で特訓を行っている。 受験生には、徹底して計算問題を極めてもらう。 計算力と処理速度を身につけてもらう。 そう、挫折禁止だよ。 年末はあまり出来なかったので、8日土曜はかなりやる予定だ。 忘れるなよ。 入試まであと僅かになった。 日々が貴重だ。 すき間時間を決して無駄にしないことだね。 向き合うことで、可能性が拾える。 この時期は、 5分が凄い収穫に化けることがある。 信じよう。 いいね。
2011.01.06
正月休みも終わり、明日5日から平常授業が始まります。 学校はまだ休み期間ですが、間違いのないように注意してください。 朝からの冬期講習も最終タームが明日からです。 気持ちを切り替え、頑張りましょう。 さて、あなたの正月気分はいつまででしょうか。 受験生は2日からエンジン全開でしょうが、 受験生以外も今日あたりでケジメを付けたいですね。 学校の冬休みもまだ6日あります。 大きなテーマで勉強が取り組めますよ。 3学期は約2か月と短いうえ、学年の履修を急ぐため、 学校の授業が急に速くなったりします。 2学期までの曖昧な部分を抱えていると、追い付けなくなりますよ。 注意しましょう。 この6日はそのためのビッグチャンスなのです。 あと、ブログのデザインを今年から変えてみました。 ちょっと重い色合いだったので、ライトにしたつもりなのですが、 どうでしょう。 機能面については、少しずつ手を加えていこうと思っています。 何枚か生徒や保護者様から年賀状をいただきました。 色々決意が書いてあり、微笑ましく思いました。 有難うございます。 ぜひ素敵な年になりますよう、 私も願っております。
2011.01.04
埼玉の公立高校入試では、国語に作文がある。 字数で200程度、配点は16点と結構大きい。 作文は未完成で終わると大きく減点されるものであり、 とにかく完成させることを前提に、作戦と準備が必要だ。 年末の特訓では、みんなに3通りの課題作文に挑戦してもらった。 作文はまずルールを知り、展開やまとめ方のコツを知り、 書いては添削を受けることでどんどん上達していく。 狙われそうなテーマを決め、まずは書いてみることだ。 そして時間を計り、想定時間内に完成できるようにもっていく。 本番では10~12分が目安で、 それ以上だと他の大問へのロスタイムになるだろう。 またそれ以下でも、内容・書体とも雑になることが多く、避けたい。 ただ短時間で書ければいいというものではないのである。 理想的な時間で綺麗に仕上げるという練習を、 ぜひ繰り返し積んでもらいたい。 添削やアドバイスは私宛てに持参すればいつでも行う。 今、年末特訓の作文を見ているが、 なかなか上手いものもあれば、かなり厳しいものもある。 特訓では「主述」についてアドバイスしたが、 相変わらず「主語」と「述語」の受けが大きく離れてしまっているものが多い。 間に長い修飾語を入れるからそうなる。 そういう時は主語を文頭に置かずに、なるべく述部に近付けてあげるとよい。 「私は、小学生のときに母にもらった本に、命についての大切さが書いてあり、それを読んでとても感動した」 「小学生のときに母にもらった本に、命についての大切さが書いてあり、私はそれを読んでとても感動した」 「私は」の位置を変えているだけだが、 だいぶ読みやすくなるだろう(本来なら二文にすべき文だが)。 実は前者のような文を書いている者が相当数いる。 闇雲に「私は」で書き始めなくてもいいと生徒に言ったが、 実際の作文を見てみると、「私は」で書き始めている者が圧倒的に多い。 それでしっくり行っていれば問題はないが、 一文を長く書くクセがある者ほど、読みづらくなる傾向にあるようだ。 修正とヒントを書き入れ、来週までには返したいと思う。
2011.01.03
本番に強い者は練習を真剣にやる者だ。 普段から気を抜かず真剣にやっている。 真剣の積み重ねがあるから、負荷に対する免疫力が付き、 強くなっていく。 本番に強い者は練習でも強いのである。 反対に、 本番だけ好結果を求めようとする者もいる。 普段の練習量が足らず、身体や頭がついていかない。 それで結果だけは欲しいと言う。 そういう者は、 成功すれば「実力だ」と言い、 失敗すれば「ついてない」とか「本当はもっと取れる」とか言う。 「つまらないミスをした」などと聞こえのいい弁解をするが、 起きるべきして起きた、 自分に起因する重大なミスであることに気付いていない。 練習に魂を込め、 練習に強くならなくてはいけない。 組み立ての学習も、手順のメリハリも、線引きも、 注意点も、クリアする感覚も、シュミレーションも、コツも、 すべて練習の中にある。 本番では解こうとするのではなく、 むしろ得てきたものを再現するという感覚でいたい。 自分の中の練習記録を追うのである。 その再現の感覚と手順を、普段から養っておくのだ。 練習を適当にやっていて上手くなるだろうか。 本番で使える「経験の引き出し」を増やすには、 練習を真剣に行うことが必須条件。 それ以外にないのだ。
2011.01.02
新しい年を素晴らしいものにするためには、 まず何よりも、自分の軸をしっかり据えることだと思う。 自信を持って構える。 きっとそこから、素敵なヒントや出会いが生まれてくる。 自信がなくフラフラしていたり、落ち着かないでいると、 身の周りのチャンスがどんどん逃げていく。 軸とは、 木で言えば中心に聳える「幹」のようなもの。 幹は上部で「枝」を作り、「葉」を蓄えていく。 軸が安定しているからこそ、生命感のある枝葉が生まれていく。 無数の生い茂った葉が「収穫」ならば、 まず根を生やし、軸である幹を徹底的に太く育てよう。 そうすれば、自ずと力強い姿勢が作られていく。 そのことを信じよう。 新しい年をぜひ素晴らしいものにして欲しい。 周りをよく見て、すべきことから始めてみよう。 幹は水があるから育つ。 水を「いつ」、「どれだけ」、「どのように」あげるのかは、 君がどうこだわるかで決まるものなのだ。 乾いた不安定な部分に水をあげてみよう。 きっといいことがある。
2011.01.01
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