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ss一覧 短編01 短編02―――――「……畜生っ……畜生っ……」 呪うように呟きながら、男は奥歯を噛み締めた。 4月に入ってすぐに、男は直属の上司にあたる中年女性から事務所に呼び出され、アルバイト契約の6月末での打ち切りを言い渡された。「……悪いんだけど、6月いっぱいで辞めてもらうことに決まったから」 男の顔をまともに見ず、口速に女上司がそう告げた。彼女は事なかれ主義で温厚な人……だと思っていた……。「辞めてもらうって……それって……クビってことですか?」「うん……まあ……そういうことになるかな……」 男は地下鉄に乗っていた。ヌルヌルとする吊り革に掴まり、窓ガラスに映った自分の顔を見つめていると……様々な考えが頭の中を巡った。 地下鉄の窓ガラスに映ったその男は、本当に冴えない顔をしていた。体も小さくて、痩せていて、ひ弱で貧弱で、何にも取柄がなさそうだった。見た目が悪いだけではなく、その男は勉強もスポーツも苦手で、言いたいこともハッキリと口にできず……自信もなく、周りからも信頼されず……頼りなさそうで、何の才能もなく、卑屈で、卑劣で、下品で……面白いことを女の子に言うこともできず、気の利いた行動で周囲の役に立つこともなく……とにかく……とにかく……どこを、どう探しても、その男にイイ所など何ひとつ見当たらないように思われた……。 もし俺が女だとしても、こいつだけは好きにならないだろうな。こんな男とだけは、絶対に、絶対に、愛し合いたいなどとは思わない……だろうな。 それを今、男は痛感していた。 そう。女上司と話し合うことなどお門違いだったのだ。一度決定したことを覆すなど、絶対に不可能だったのだ。彼女は彼女にとって正しい判断を下したのだ……彼女はまともな、とても真っ当な人間だった……それだけのことだった。「……畜生っ……畜生っ……」 なぜ、俺はこんな人間に生まれた? わからなかった。男にはそれがわからなかった。どれほど考えてもわからなかった。――――― 男は子供の頃よく泳いだ河川敷の公園にいた。地元の住民が作ったであろう花壇の前のベンチに腰を下ろし、キラキラと輝く河川の流れを見つめていた。 いい天気だった。 今朝はハローワークには行かなかった。川沿いに歩き、次の転職先を考えようと自問自答していたが、考えがまとまることはなかった。しかたなく、ペットボトルのお茶を買って、河川沿いの道を当てもなくさまよった。 ボートの係留場で遊ぶ子供の声や、堤防をランニングする高校生の掛け声が聞こえる。花壇に雀たちが舞い下りて地面を一心に掘り返している。風が花の葉をなびかせていく。かつては男もここで遊び、楽しい時間を過ごしていたこともあったのだろう。 だが、それだけだった。もうすべてが、何もかもが過去のことだった。 そろそろ行くか……。 河川のある方向から響いている若い女の悲鳴に気づいたのは、男がベンチから立ち去ろうとして間もなくのことだった。――――― ほんの10数m先の係留場に視線を向ける。若い女の絶叫は続いている。何かあった?何か事故でも起きたのだろうか?「いやっ! いやーっ! 助けてーっ! 誰かっ、誰か助けてっー!」 強い興味と関心にとらわれながら河川の中央に目をやった、その瞬間―― 男の脳の機能と体の制御のすべてが――、 まるで光の速さで流れ過ぎ、 世界が、 一瞬で、 何の疑いもなく、 何の支障もなく、 ただ、 流れて、 過ぎた。 ――男はそれを感じ、動いていた。 子供が溺れていた。3歳か4歳くらいだろうか、幼い男の子が河川の水流に飲み込まれ、流速のまま下流へと流されようとしていた。ストロボが焚かれたかのように男の頭の中は真っ白になり、思考のほとんどが停止した。シャツとジーンズを脱ぎ捨てて河川へ飛び込み、溺れる子供に追いつこうと手脚を必死に動かした。 ――男はそれを感じ、動いていた。 ヘドロのような粘液が口の中に侵入する。重さが増したスニーカーを水中で脱ぎ捨てる。子供が両手をバタバタさせながら、かろうじて水面に顔を出しているのが見える。背後からまた女の悲鳴が聞こえた。そして、男も叫んだ。「おおーいっ! 大丈夫かーっ!」 男は叫んだ。ぎこちなく泳ぎ、呼吸もままならない状況で、声の限り叫んだ。「おおおっーーいっ!」 大声で叫び続けながら、男は泳いだ。泳ぎまくった。水の流れを無視し、水の抵抗を考えず、ただがむしゃらに泳ぎ続けた。 それが――男の記憶のすべてだった。―――――『はじめに言っておきますが……あなたの運命は変わりません』 幼い……小学生か中学生くらいの男の子の声が耳に響く……。男は思った。ここはどこなのだろうか? 自分は何をしていたのだろうか? 男は体を動かそうともがいた。けれど、手足は何か柔らかいものに包まれ、手応えがまるでなかった。無重力状態で浮遊するスペースシャトルの乗組員のように、男は空間をフワフワと漂うだけだった。『……あなたの心臓はすでに停止しています。脳機能が停止するのも時間の問題です』 少年の声がまた響く……。男は目を見開いた。けれど、そこは自宅でも病院でも水中でもなく、ただ真っ白い空間に自分が浮かんでいるだけの状態が見えた。腰を屈めて1回転する……できた。2回転してみる……できた。そこは、空中に重力なく浮かんでいるだけの状態に思われた。今度は男が口を開いてみた。「……キミは、誰だい?」 返事はすぐに聞こえた。『……あなたは、死んだんです』 もう一度、聞いてみた。「……ここは、どこだい?」『あなたはーっ、死んだんですよぉーっ! わかりましたかーっ?』 幼げではあるが、少年の声は男を蔑むかのような口調だった。「……どういうこと……俺は、いったい……あの時? ……何が起きて? ……キミは誰?……あの……死んだって……」 しどろもどろになって男は言った。『……あなたは河川で溺れた子供を助けて死んだ。水中で力尽きたんです。酸欠で心機能が停止して、脳波もすぐに消える予定です……わかりませんか?』 少年の声が尋ねた。その口調は幼げではあったが、高圧的であり、明らかな侮蔑を含んだものに間違いはなかった。 「……キミは誰だい? ……俺が……もう、死んでいるだって?」 声を強ばらせて男が言った。『頭の悪い人ですねえ』 少年の声は笑った。『ボクは150年くらい先の未来から来ました』 少年の声はまた笑った。自分よりも遥かに劣る、まるで犬か猫にでも話しかけるかのような口調で笑い、話し続けた。『学校の宿題で《あなたの歴史》ていうのがあってさ、自分のご先祖様がお世話になったり、命を救ってくれたヤツとかにイロイロと話を聞いてたんだよね。……まぁ、記憶に残らない、アンタみたいな死にかけの状態じゃないとダメなんだけど……今回はツイてたよ~。まーたロクに話もできないジジィやババァじゃつまんないし……』 少年の声は言った。『溺れてた子供ってのは、ボクのご先祖様。わかる? バカそうだからわかんないかな?』 込み上げる混乱と絶望に、男は、かつてないほどに脚が震えていた。――――― 男は話した……自身の生い立ちや、自身の性格や、自身の悩みや、自身の抱える苦境について話して聞かせた……。両親は離婚していないこと……結婚もせず彼女もいないこと……カネもなく貯金も残り少ないこと……特技もなく趣味もなく何の才能もないこと……。そう。少年に質問されたコトだけを詳細に話して聞かせた……。 そんなことをペラペラと喋る気などなかった……喋る気分になどなれるハズがないのに……なぜか――男は少年に向けて話して聞かせた……。『じゃあ次は……』 少年の声が言うと――いつの間にか、男は自分で自分の体がコントロールできていないことに気がついた。おそらく、この空間そのものが少年の支配下に入っているらしかった。自分の脳の記憶をほじくり返され、さらには自分の声帯と脳の一部を操り、情報を吐き出させているのだろうと思われた……。 ただ、ひとつだけ―― ひとつだけ救いがあるとすれば―― それは《心》だった。 いくら肉体を支配されようとも、男の心の中までは読み透かされることはなかったのだ。『おっさんの人生って最低だね。本当にクソみたい』 少年の声がまた笑った。『それにブサイクだしさ。整形しようとか思わなかったの?』「……思いませんでした」 言いたくもない言葉を言わされ、男はギリギリと歯軋りをした。見えないハズの子供の姿を想像し、怒りを込めて睨みつけた。目の前にいる子供は敵だった。そう。それは耐え難いほどの屈辱であり、蔑みであり、暴力だった。 怒りと絶望――。 そんな言葉が、真っ白であった男の心の中で何度も何度も明滅した。 これまでの人生で、その言葉の本当の意味を考えたことはなかった。けれど、今日――この状況が今、まさにその瞬間のことなのだと――嫌というほど強く思い知らされた。 そう。これが怒りなのだ。これが絶望なのだ。どちらかに偏っていようが、すべてがドス黒く、ドロドロに塗りつぶされていった……。溺れた子供なんか助けるんじゃなかった、とも思った。 もうすぐ俺は死ぬ……俺の人生は、おしまいだ……こんなガキに馬鹿にされて……馬鹿にされたままで終わるのか? ……畜生っ……畜生っ……。『……生まれ変わったら家畜にでもなりなよ。ボクが美味しく食べてあげるからさ』 激しい苛立ちが込み上げるのを覚えながら、男は思った……。 ――絶対に、殺す。 周りのものすべてが敵に見えた。――――― 男が最後に見たものは、ボートの係留場で抱き合う親子の姿だった。 ぐったりとはしているものの、まだ息のある我が子を抱き締めた母親は――我が子を命がけで助けてくれた男には見向きもしなかった。 我が子を抱き締めたままの母親は――座り込むだけで立ち上がろうとはせず、ましてや河川に飛び込もうとする気配は皆無だった。 ひとつの感謝の言葉をも発することのない母親は――精根力尽き、ゴボゴボと水中に沈む男の存在など、まるで初めから無かったかのように―― ――弾けるような笑顔で ――本当に嬉しそうに ――ただ、ただ、涙を流し続けていただけだった。それだけだった。それ以上でも、それ以下でもなかった……。 男の心機能が停止し、脳機能が停止しかけ、脳波が最後の電気信号を発信する……。 河川の深い水底で―― 薄れゆく意識の中――「……畜生っ……畜生っ……」 呪うように呟きながら、男はまたしても奥歯を噛み締めた。 その時だった。 ドクンッ……。 停止したハズの心臓が再び脈動を再開し、次の瞬間には……停止しかけていた脳が力強い信号を発信した。信号は少年の声よりもずっと強く、ずっと賢かった。それもそのハズだ。何しろ、すべてが自分自身の本当の声なのだから……。 信号は男に聞いた。『……本当は自殺したかったんだろ? 死にたかったからこそ、お前は子供を助けようとした。最後くらいはカッコつけたかった、それだけのコトだろ?』 信号は男に教えた。『……あのガキの言う未来は、ただの記録だ。お前は死にたかったからこそ、わざと死んだ。けどな、お前が生きたいと少しでも願ったのなら、結果は簡単に変わるもんだ……』 そして、男は蘇った。「あああああああああーっ!」 ただ蘇っただけではなかった。激しい怒りと憎しみが、男のすべてに強靭な意思と力を宿らせていた。「うおおおおおおおおーっ!」 大声で叫びながら水面へ浮上し、係留場に佇む母親の足首を掴んだ。自分でも信じられないくらいの力を込め、母親を子供ごと水中に引き摺り落とした。驚愕する母親の顔面を力いっぱいに殴打し、子供を水面下に押し込めた。「何が未来だっ! 何が《歴史》だっ! 俺の人生はっ! これから始まるんだよっ!」 ブクブクと水底に沈む母親と子供の目を見つめて――男は笑った。現時点では、あの少年の声と、この母親と子供には何の関係性もないと思われた。けれど、母親と子供が苦悶と苦痛に顔を歪めて絶命しようとする瞬間―― ――男は、あの少年の悲鳴を聞いたような気がした……。 了 本日のオススメ→ SALU / LIFE STYLE feat. 漢 a.k.a. GAMI, D・O 散歩中なら絶対コレ→ SALU / WALK THIS WAY ソフィーさん最高→ SALU / 夜に失くす feat. ゆるふわギャング (Ryugo Ishida, Sophiee) SALUさん↑ ご存知の方も多いかとは思いますが、ヒップホップのラッパー。 これまであった『日本人のラップはダジャレ』みたいな価値観を大きく覆した天才。 リズム・リリック・アート性、全てが才能の塊であり、英語歌詞も堪能。 個人的見解で申し訳ないが……車の運転中や作業中には不向きかも。リリックを 楽しむのであれば、散歩、ゲーム、ネット遊泳なんかには絶対にオススメです。レゲエ ・ハウス(要はベース音重視の楽曲)などとの相性も良く、コラボ楽曲も多いス。ぜひ。 お疲れサマです。seesです♪ たいしたこだわりもなく英語タイトルww 今話はあんま時間もなかったので、焼き直しっス。seesの雑誌デビュー当時のショートのひとつです。どれを魔改造しようか悩みましたが……エグさ、で選んだかなぁ……。若いス。救いようのない話ス。しっかし、久しぶりの単発ショートッすね🎶 コレ作った時まだ10代であったため、内容が支離滅裂としていますが……何とか焼き直して読めるように改造しました(笑) ……(あの時、もう少しカネを貰えていれば……(*_*;ハァ) 楽天様とフォロワー様方のおかげでseesのブランクも少しずつ解消されてきたように思えます。この場を借りて感謝を……<(_ _)>ハハァー 次回もショート予定かな? また近いうちに短編03作りますかね……。『姫D』も概ね好評??で、一安心ス。しかし、不快だった方も多かったと思います……失礼しました。 でわでわ、ご意見ご感想、コメント、待ってま~す。ブログでのコメントは必ず返信いたします。何かご質問があれば、ぜひぜひ。ご拝読、ありがとうございました。 seesより、愛を込めて🎵↓SALUさんのオススメ楽曲。偏見持っている方こそ、ぜひ、お試しあれっス↓ こちらは今話がオモロければ…ぽちっと、気軽に、頼みますっ!!……できれば感想も……。人気ブログランキング オマケショート 大相撲特別編02 『伝統?』 隣のオヤジ(酔)「……姉ちゃん姉ちゃん、コレコレコレ~……(^^)/デヘヘ」 巡回販売員(女)「………ありがとうございま~す」 sees 「……???」 それは十両の取組前での出来事であった……。マス席隣に座るオヤジが 巡回する女性販売員に何かを渡している……。 sees 「……たっくん、たっくん(ツレ)、今さ……あのオヤジが……(';')ヒソヒソ」 たっくん 「……ああ、ありゃ~、『おひねり』だな」 sees 「えっ……おひねり??」 たっくん 「チップだよ、チップ。カネだカネ」 sees 「な……何ぃぃぃぃっ!!! ワシ知らんぞ、そんなシステムゥッ!!」 たっくん 「(._.)フゥーー……でかい声だすなよ~いっちゃん(seesの愛称)ww」 sees 「……何の意味が……いったい、何の意味があると言うのだっ!!」 たっくん 「伝統芸能や伝統文化にはそういうチップが不可欠なの、ご祝儀みたいな モンだよ……実際に名古屋場所で目にするとは思わなかったケドな……」 sees 「……ウチらもあげたほうがイイの、かな?」 たっくん 「……おひねりなんてのは、金持ちの遊びだよ。ヤリたいだけの自己満足 野郎の自慰行為だ。俺は……純粋に相撲を見に来た。それだけだ……」 sees 「たっく~ん( ;∀;)イケメーン、そうだね。ワシら、ピュアだもんね(^_-)-☆」 涙目になるseesを、なぜか、本当になぜか――たっくんは睨みつけた。 たっくん 「てめーは飲みに来ただけだろーがぁ!!! いつまで銀色のヤツ飲んでんだよぉ!!」 sees 「ひぃぃ……(*_ _)スイマセン」 seesは思った。 ウマすぎたのだ……『紀文』さんのチー鱈、『鈴廣』さんのカマボコ、『なとり』 さんの茎ワカメが……ウマすぎる……ウマすぎたのだ。seesは何も悪くは ない……悪くはないのだ……すべては、この銀色のヤツが悪いのだ🍺テヘヘ 特別編03へ続く……。 と思ったけど、やめときます。ちょっとひとりよがりだったかも、反省。
2017.07.27
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――――― お疲れサマです、seesです。 7/20 です。 来ました。愛知体育館。外暑いです。クソ暑いです……。 て、忘れないうちに……今日のオススメです↓ ハチ(米津玄師) MV「砂の惑星 feat.初音ミク」↑ 午後12時、到着。まだほとんど客はいません。エアコンきいてて涼しい~。ここで 銀色のヤツを1本グビグビ。ツレと乾杯してもうグビり。マス席だと入口から席まで 案内してくれるんすね~、seesビックリ。そして……。 案内係の女性「何かご注文は? コレとコレはもうすぐ売り切れですけど……」と 煽られてしまい、seesは5000円のお土産セット購入(売店とは中身が違うらしい)。↑ 三段目の取組中です。まだ客は少ないです。土産物を買ったり、会場を見学したり、 ちゃんこを食べたり、お手洗いに行ったり、『大入り』と呼ばれる袋の無料配布に 並んだり、銀色のヤツを2本飲んだり……このあたりから、ガチの相撲ファンの声が 響きます……。 例・背後の客「あーかーつーきー!!!」 sees「ウヒィッ」↑ 十両の土俵入りです。スマホ写真ヘタクソですいません。メインの写真撮影はほとんど 連れに任せましたw 幕の内弁当1500円を購入。少し塩辛い(酒のツマミを意識した作り なのは明白)ので、銀色のヤツをグビり。かなりお客さんも入ってきました。ちなみに 銀色のヤツは350で400円?だったかな。ほとんど価格みてなかった……。 ↑ 十両の取組が終わり、土俵の清掃? 甲子園みたいですね……と思いつつ銀色のヤツを グビり。客数も多くなり、館内の温度が急上昇しますι(´Д`υ)アツィー。やはり老朽化が 激しいとの情報通り、ムシムシします。↑ 幕内が土俵入り。seesはすでに酔いが回り、スマホをキチンと持つことができません💦 ……この時ぐらいに『満員御礼』の札が下がります(別に席が埋まっていなくてもイイ みたいスね……)。館内がザワつきと歓声と熱気で充満します。特に、歓声の響きは テレビと全然違う……、と思いつつ――今度はストロングをグビり。↑ 琴奨菊関と懸賞。写真じゃわからないでしょうが、膝のテーピングが痛々しい。実は この日の取組、全然写真撮れてないデス……。宇良も高安も白鵬も……ピントがズレ まくり……残念。そしてseesは最後の銀色のヤツと天むすセットを購入。グビり寄せ を決めました。↑ 結びの一番。日馬富士(左)と御嶽海(右)……スマホ画面向けながらの観戦でほぼ 何もわからない画像です(笑) 楽しい時間はあっと言う間でした……。本当は弓取り式まで見学していきたかったのですが、取組終了後は皆一斉に立ち上がり帰るので、何も見れず残念。seesもヌルくなった銀色のヤツを最後にゴクり。帰路に立ち上がるのでした……。 あ~酔った酔った。本当に暑く、熱い、取組をありがとうございました。酒の肴には最高スね。野球中継みたいなモニター画面ないので不思議な気持ち。力士の集中力、サムライの殺気を感じました。 いや~いろいろ勉強になりました! 惜しむらくは稀勢の里関、遠藤クン、鶴ちゃん、テルオ、この4人の取組が見れなかったことですかね……。 皆様もぜひ、名古屋場所、国技館、地方場所、行ってみて下さい!! (わかりにくくて本当、すいませんね) 大人の贅沢~……ごっつぁんです(^_^)vこちらは今回あんま関係ないかもだけど……ごっつぁんです。人気ブログランキング オマケショート 特別編 『ドーム(外野)かよっ!!』 隣のオヤジ(酔) 「……なあ、あんちゃん~、どこから来た~?」 sees 「……? ああ、えーと、緑区です(嘘)」 隣のオヤジ(酔) 「ホンマか~、ワシらは千種区じゃあ~、一緒じゃの~(^^♪」 ……はあ? 何やこのオヤジ……ギャグか? 隣のオヤジ(酔) 「あんな~あの力士はな~……アイツはな~……うんちくうんちく💓」 ……どこにでもおるな、こういう酔っ払いは(ブーメラン)……はあ……。 sees 「……ほらほら、もうすぐ宇良の番ですよ~(#^^#)」 隣のオヤジ(酔) 「宇良ぁ~?……ウラウラウラの~🎵ハルウララ~~……🎶」 sees 「…………ッ💢」 ……まぁまぁ……テンションも高くなってるしな、まぁいいか。 …… …… そして――事件は起こった。 白鵬、玉鷲の一戦。そう。白鵬の勝利後――……。 隣のオヤジ(酔) 「うぇ~い!! 白鵬の勝ちぃぃ~!!!」 その時だった。隣のオヤジはseesに突然の抱擁をし、その酒臭い口を seesの顔面にこれでもかと接近させ、片手を上げて叫び続けた……。 sees 「うげっ、クサッ(>_<)」 隣のオヤジ(酔) 「は~くほうっ!!! いえ~いぃ!!!」 ゲラゲラと笑うツレ3人……オイ。泣きそうな私――(´;ω;`)。 酔っ払いオヤジに強く抱き締められ――seesは思った……。 せめてドームの外野席のような、キレイなドラ女子ならまだしも……。 クソ……しかし、まぁ……これも大切な思い出か……。 皆さん――観戦とはいつも、最後は切なく、悲しいものですね✋チーン✋ 了😢
2017.07.22
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短編一覧 ss一覧 『姫君のD!』一覧 ――――― ……僕? 僕のことなどどうでもいい。僕はただ何も考えず、ただ毎日が過ぎていくだけの生活が好きだった、それだけだ。それだけの人間だ。父親の命令で名を変え、顔を変え、年齢を変え、性別以外のほとんどを偽造して――生きてきた。ただ、生きてきた。それだけだ。 そうだ。僕は命令のまま生きてきた。命令のまま《D》に就職し、《D》の商品を《天使》に横流しして、《D》の顧客情報を盗み出した。 そうだ。僕は知っている――彼らの個人情報を知っている。大企業の社長……区長や市長や知事や裁判官……警察署長や、消防本部の消防長……国立大学の教授や理事長……先進国の大使……日教組の幹部職員……新興宗教の教祖……暴力団の幹部……数え切れないくらい、僕は知っている――地方公務員や警察官や教師や弁護士や検事……まだまだ、僕は知っている――テレビ局のアナウンサーや芸能人やキャバ嬢や風俗嬢やホスト……。名古屋の地でカネのある、またはカネに困っている人々の住所や携帯の番号やメールアドレスや友人関係や親や子供や恋人や愛人の情報。集められるだけの情報のすべて。全部。つまり、すべては父親のため。父だけのため。僕ではない、《天使》のオーナーである父のために――。 犯罪だ。そんなことはわかっていた。だが、犯罪が仕事である僕にとって、罪悪の意識など芽生えるワケもない。選択肢は常に悪で、無垢で……そして、退屈だった。 もう何年も何年も……僕は罪を重ねてきた。虚偽の強盗証言で何年も何年も冤罪の男を服役させ続けた女のように、あるいは、女性をペットのように自宅で何年も何年も監禁し続けた男のように……僕は何年も何年も……じっと罪を重ね続けてきた。それが僕の人生のほとんどだった。 父の命令に従って罪を重ね続けた日々――白状しよう。僕にとって、それはとても楽しい年月だった……と同時に、退屈な年月だった。とてもとても退屈な、アクビが出るほど退屈な歳月だった。 そう。一度は相手の罪を確定させてしまった女のように、ペットの女に飽きて油断してしまった男のように……退屈は、自分の能力を低下させてしまう気がした。 退屈にはうんざりだった……今では、僕は彼女に感謝したいとさえ思っている。死のうが生きようがどうでもいいと思っていた女に、僕は今、本気で感謝したいと思っている。 彼女のおかげで僕は退屈しなかったし、これからの人生を考えるとワクワクする。もし、彼女の家の個人情報を見逃していたら……そう考えるとゾッとする……もし、この世に伏見宮家という皇族がいなかったら、僕はこの先もずっと、この退屈な人生を続けていたのかもしれない。 さて……そろそろバルビツールの薬効も終わりだ。 ――選ばせてあげますね。僕も、ひとりは寂しいですから。 岩渕さんは、これで自分が死ねると思っているのかもしれない。これで母親との約束を果たせるのだ、とね。 何で僕が知っているのかって? ……自分から教えてくれたじゃないですか。バルビツールの服用過多による抗うつ症状、悪夢にでもうなされましたか? 本心が口から漏れ出ていましたよ……。 自殺願望の塊、それがあなたの正体です。決して善意で動いているワケではない、カネのために生きてきたワケではない、そう……あなたは、伏見京子を利用して死にたいだけだ。 さぁ……最後の選択肢です。 ――僕と共に行くか、僕に殺されるか、選んでくださいよ。 僕の人生は……これから始まるのだ。これからのことを考えると、ひとりでに頬が緩んでしまう。嬉しくて、嬉しくて、笑いを抑えることができない。 一緒に来ます? 断れば、死にますよ? これからだ。僕の人生は……これからだ。 新しい名前と新しい世界へ、共に歩きましょう。 なぜ、そんな誘いを? わかりませんか? 僕と一緒で、生に未練はないのでしょう? なら、決まりですよねえ……。――――― 唾液が口の中で血と混じり、とめどなく溢れる……。顔はだらしなく歪んでいる。 ……ここはどこなんだろう? 体が揺れている……車の中なのだろうか? 運転しているのは誰なのだろうか? ……いや、そんなことは……どうでもいい……重要なのは……そう、俺はもう死んでしまったのかもしれない、ということだ……。そう。それが重要だ……これで、終わる。これで……終われる。果たせた……ようやく、約束が果たされるのだ……母親との、最初で最後の約束が……あの、約束が……。そのために……そのために……俺は、俺は……利用したのだ……あの女、伏見京子の、願いを、利用、したのだ……。 京子――美しく、優しく、そして……俺を、殺してくれる女。 京子――俺が死ぬ、その理由を与えてくれた女。俺に……死を……運んできてくれた人。 京子――良かったな……目的が果たされて……俺も……嬉しいよ……。「京子……ありがとう……俺を殺してくれて……ありがとう……ありがとう……」 呻くように呟き続けながら、瞼を薄く開き、朝の光を瞳に射す。光はまだとても小さく、そこからほとんど何も見ることはできなかった。だが……その小さな光の穴から、ひとりの男の姿が見えてきた。運転席と助手席の間から見える、ハンドルを握る、スーツを着た男。これは……この光景は……どこかで見たことがある。ほんの微かな記憶。だが、間違いない。これはアイツだ。あの男だ。そうだっ! 川澄だっ! 俺と同じ《D》で働き、俺と同じ支店長の役職を与えられた、俺の後輩である男……。 声をかけようとしたその時だった―― 刈り取られるかのように意識が薄れ、また、ゆっくりと眠りが訪れる。あの男、《天使》のオーナーに何らかの薬を注射されたのは覚えている……俺は助けられた、のか? いや、そんなハズはない……そんなこと、あるワケがない……。「……目的地に着くまでは、ゆっくりと寝ていたほうが良さそうですね。一応、鎮痛剤を飲ませはしましたが……それにしても、すごいうなされようですね。……まぁ、おかげで、イロイロとわかりましたケドね……京子さんのコトとかも……」 川澄が何を言っているのかはわからない……。聞こえたのは、聞くことができたのは……。「京子……」 自分に死を運んで来てくれた女の名を呼びながら、岩渕はまた――微笑んだ。―――――《D》名駅前店の3階の応接室のソファの上で、京子は両手を固く握り合わせ、テーブルに俯いて座っていた。自分の目が赤く腫れているのがわかる。自分が泣いていた姿を見つめる、岩渕の目を思い出す。そう。……まるで絶望を望むかのような……退廃的な、どこまでも孤独で、どこまでも悲しい目を思い出す。そして――彼が自分にしてくれたことを思い出す。 彼は――私の話を真剣に聞いてくれた。 彼は――私と一緒に居てくれた。 彼は――《十四裏菊》を取り戻してくれた。「彼は……私を守ってくれた……私を、助けてくれた、男の人なんだ……」 そうだ。 やっぱり、そう……なんだ……。 瞬間――京子は心の中で泣いた。それから……全身に熱が巡り、心が震えるのがわかった。 そうなんだ……。好きなんだ……。最初に見た時から、私は……彼のことが……。「……私、伏見宮京子は心から……お慕い申し上げます……岩渕さん……」 岩渕が手渡してくれたアタッシュケースを胸に強く抱き、自分自身に確かめるかのように、京子は同じ言葉を繰り返した。「心から、お慕い申し上げます……岩渕さん……」 ……どこにいるの? ……会いたい……会いたいよ……。 会いたかった。会って伝えたいことが山のようにあった。 そう。生まれて初めて、京子は人を愛していた。――――― ……と、おそらくだが、伏見宮京子はそういう結論に至っているハズだ。 川澄は思った。『川澄』という浮浪者の名を借りた、今はまだ川澄と名乗るべきだろうと考えた男は、思った。念のために確認の電話をし、彼女の言葉を聞いて、確信した。 伏見宮は岩渕を愛している。けれど、彼女は知らないハズだ。川澄は思った。 岩渕は、彼女を利用して死に場所を求めていただけなのだと――。 たぶん、彼女の岩渕への愛は、永遠に報われることはないのだろう……。 たぶん、岩渕に必要なのは――新たな人生。少なくとも、『岩渕』のままでは、彼の心の病は永遠に癒されることはないのかもしれない……。 僕も、仲間が欲しいですしね……。 ……僕ひとりでは、いずれ必ず破綻する……破滅して、惨めに、死ぬだけだ。 近い未来の、その結末だけは、今の川澄にも容易に想像ができた……。破綻し、破滅し、追い込まれ、追い詰められ、惨めに、泣き、喚き散らし、どこかの海か山に屍をさらす自分の体を、――想像した。想像、してしまっていた……。 愛知県と三重県の境である尾張大橋に隣接する水郷公園の駐車場に車を停め、ふと思った。 ……彼女は、岩渕が消えたら泣くのだろうか? ……僕が消えたら、父は泣いてくれるのだろうか? ……『川澄』のために、誰か泣いてくれる人はいるのだろうか?「……岩渕さん、あなたは、僕のために、泣いてくれますか?」 こんなことを聞くのは初めてだった。こんなことを考えるのは初めてだった。こんなこと、こんなことに……心が痛むのは、初めてのことだった。 ……えっ? 瞬間、全身が震え、息が止まる。 ……今、何て、言いました? そっと振り向く。 振り向いた先にいた男は、もう一度、教えてくれた。―――――――――― 数日後――紀勢本線の列車の窓から、太平洋を眺めながら微笑む若い男がいた。 男はひとりだった。ひとりでの旅だった。行く当てのない旅だった。どこかに故郷があるわけではないし、どこにも戻る気はなかった。けれど、男は自分のことを寂しいとか、退屈だとは思わなかった。 男には名前があった。それも自分の本名ではないけれど、昨日までと同じ名前を名乗ることができた。少なくとも、しばらくは、男の名前が警察や司法に追われる心配がないからだ。 数日前、男は仕事を辞めた。退職金を辞退すると申し出ての、依願退職扱いだった。宝石・貴金属査定士としての登録は残っていた。これなら、どこの地でも仕事に困ることはなさそうだった。それに――男はカネを持っていた。 隣の座席に置いた旅行カバンには、どこかのお人好しから餞別としてもらったカネが1千万ほど入っていた。他に――どこかの企業から拝借した貴金属などは、いっさい、入ってはいなかった。 海を眺めながら、男は思い出していた。 一目惚れをしてしまった女と、その女が運ぶトラブルで死のうとした男の話を……。「……アンタの決断力と、運の良さに敬意を払って、せっかくイロイロ教えてやったんだ……まあ……せいぜい、がんばりなよ……お姫様……」 男はもう誰のことも考えなかった。住んでいた街も、働いていた会社のことも、育ててもらった親のことも考えなかった。男は、これからの人生を思い描き――松坂駅で買った黒毛和牛の駅弁を開け……口の中いっぱいにほおばった。――――― 浅く、途切れ途切れの眠りから、岩渕は目を覚ました。 眠り? いや、いつものように眠ったという実感はなかった。だが、やはり眠っていたのだろう。よくは覚えてはいないが、夢を見たという記憶だけが残っている……。 全身が痛く、喉が猛烈に乾いていた。体を動かす気力もなく、岩渕は真っ白い天井をぼんやりと見上げた。 ……ここは、病院か? 瞬きを何度か繰り返したあとで、岩渕はようやく、自分の置かれている状況を理解した。 ……確か、川澄と公園で話をして……それから? アイツは? どうした? 強い日差しが窓のカーテンを照らしている。ベッドの脇には扇風機が置かれていて、湿り気のある風を運んでいる。もうすぐ、夏、か……。 ……公園のベンチで、俺は川澄に何かを渡したような……? ……と思ったが……もしかすると、俺は見逃してもらったのか? ……なぜ? 川澄との会話は夢じゃないと思うし……体中が痛くて、苦しくて、ひどく血も吐いていたし、俺も、もう死ぬかと思った……これで、死ぬことができると、そう思った……なのに……なぜ? 切れて割れた唇をなめる。この病院にいることは、京子や《D》のみんなは知っているのだろうか? と思う。「き……うこ……」 かすれた声で、呻くように言ってみる。俺の自殺願望のために……利用した女……。「京子……京子……」 しっかりと名を呟く。彼女の名を口にすると、胸が押し潰されそうになる……だが、それも、もうすぐ忘れるのだろう。彼女に会うことなど、もうないのだから……。 元気でいるのだろうか? もう名古屋からは離れたのだろうか? そして今も……泣いてばかりいるのだろうか? 蒸し暑い病室の中で、岩渕は京子の美しい顔を思い浮かべた。会いたい、と思った。けれど、身勝手な目的で接した男が、どんな顔をして会えばいいというのだろう? 岩渕は横向きに姿勢を変え、ぼんやりと、病室の入口を見つめ続けた。ほんの一瞬でいい。ほんの一瞬、京子の顔が見られれば、それでいい。 どれくらいそうしていただろう。 病室の入口は解放されており、閉じられたカーテンが風にユラユラと揺れていると――カーテンをめくって外から花束を持った若い女が出てきた。「京子っ!」 思わず岩渕は声を上げた。その声に、京子が驚いた。大きな目で岩渕を見つめる。その目に、たちまち涙が溢れる。「岩渕さんっ!」 京子は花束を投げ出して岩渕のベッドに駆け寄ってきた。岩渕は背を伸ばして起き上がると、胸に飛び込んできた京子の体を強く抱き締めた。「岩渕さん、良かった……目が覚めて……本当に良かった」 岩渕にすがりつき、子供のように京子は泣きじゃくった。「このまま目が覚めなかったらどうしようって……どうしようって思ってて……」 岩渕は京子を抱き締め続けた。知らぬ間に、彼の目からも涙が流れていた。「……俺は……キミに言わなくちゃいけないことがあるんだ……俺は……最低なんだ……」「……本当だよっ!」 叫ぶように言うと、京子は再び岩渕の胸に顔を埋めた。「逃げろって言ったくせに……自分は残ったり……こんなにケガしてるのに……救急車呼ばなかったり……私や《D》の人がどれだけ心配したと思って……」 京子の体を抱き、岩渕は無言で涙を流した。「岩渕さん……心の病気、なんでしょ?」 岩渕の胸に顔を埋めたまま京子が聞き、彼は京子の背を抱き締めて頷いた。「……一緒にいていい? 迷惑じゃない? これからずっと、ずっとずっと、私が一緒にいてもいい? 私と一緒に、病気を治してくれる?」 涙でぐちゃぐちゃになった京子の顔を見つめ、岩渕は何度も頷いた。「……言われるまでもないんだ。……私が治すんだ、私が一緒にいるんだ……」 岩渕の胸に顔を埋めたまま、京子が呟いた。 そんな京子の細い体を、彼はさらに強く抱き締めた。 これから俺たちはどうなってしまうのだろうか? たぶん、俺たちの前には苦難が待っているのだろう。苦難だけが待ち受けているのだろう。希望などない。けれど、希望は作り、生み出すことができるかもしれない。ならば、せめて、信じよう。彼女が俺の希望だと、信じてみよう。《D》で働く、ちっぽけな、男のすべてを――彼女のために、捧げよう。「……私の、本当の名前はね……」 俺の胸の中で京子がまた囁く。 窓からの暖かな風が、彼女の髪を静かに揺らした。 了 今日のオススメ 非常にアート性の強いMVです→ 植田真梨恵「心と体」 問題作?です→ 植田真梨恵「わかんないのはいやだ」 スポーツドリンクっぽい→ 植田真梨恵「ふれたら消えてしまう」 植田真梨恵さん↑ 最終回、実は彼女を紹介するのは1ヵ月前から内定して いました(笑)……ホントええなぁ。 見た目とは違う力強い発声と歌唱力……個性的な歌詞の歌も多いケド、不思議 と違和感がない。男女問わず抵抗なく聞ける実力派シンガーです……が、 知名度が未だ足りない。媚びたようなPVも多く、アイドル歌手のような 扱いの印象も強い……何とか売れて欲しいケド……う~む。微力ながら、 応援しますね🎶 ちなみに……伏見京子嬢のイメージモデルも、無許可かつ、 勝手にお願いしましたw お疲れサマです。seesです。 最終回はいかがでしたかね? 正直、不完全燃焼気味ですが……後は皆さまのご想像にお任せして……しかし……まぁ、反省点も多いです。岩渕と伏見以外のキャラが立っておらず、またいつものテンプレキャラのオンパレード……一応、すべての事柄は文中に書いたつもりですが、《よくわからん》《説明不足》でしたらスイマセン。……ちょこちょこは直していきたいです。 できれば、教えて……そして……察して……眠いの……zzz そして、更新遅れてすいません。実は、一度全部作ってボツにしました。ダラダライチャコラする場面が多くなっちゃって、ムダかな? と思い全削除(笑)。また訂正繰り返します……。いつか全話読み返していただけると、幸いです。 すべては『a』パートの出来が悪すぎたせいでもありますが……方向性の修正がうまくいかず、キャラの設定が後付け気味(一応、ストーリーは完成済で作ってはいるのですが)、うまく噛み合わなかった感は強いな……酩酊状態で作るのはヤメようかな……。 7月は遊びと仕事で忙しいス。フォロワーさんたちの訪問は別ですが、新作投稿は7月イケるかどうか……。名古屋場所楽しみだけど……好きな人みんな休場しちった……。 次回はショート予定……久しぶりにちょいグロいヤツ作りたいケド……まぁ、いいか。 でわでわ、ご意見ご感想、コメント、待ってま~す。 少しだけ夏休みしますんで……ゴメンす💦 ブログでのコメントは必ず返信いたします。何かご質問があれば、ぜひぜひ。 短編02『姫君のD!』―― ご拝読、ありがとうございました!!! seesより☘、愛を込めて🎵 植田真梨恵さんの新曲アルバム←とオススメ楽曲↓ ↓DVDです↓ こちらは今話がオモロければ…ぽちっと、気軽に、頼みますっ!!……できれば感想も……。人気ブログランキング 好評?のオマケショート 『う、嘘だろ? コキンちゃん……だと?』 先輩女性 「ねえ、何かオゴってよ~➚」 sees 「は、はあ……(うかつだった。まさかイオンのオモチャ売り場で子連れの 先輩(ワリと世話になっているヤツ)に会ってしまうとは……最悪だ…… 最悪だよ……ああ、アナスイとダイバー・ダウンのフィギュア欲しいのに ……余計な出費を……)」 幼女A 「ヤッタァァーッ🎵」 幼女B 「アンガトーッ💚」 先輩女性 「ごめんねえええ、seesく~ん、このコたちがぁ、本当、ありがとー💓」 sees 「はいはい……じゃあ精算してきますね……(# ゚Д゚)クソガ」 先輩女性 「じゃあ、コレも、はいっ💓」 →💢 先輩と幼女2人はseesの買い物カゴに……パズル、人形、キャラ?ポーチを 放り入れ……一歩下がり、ニタニタと笑った……。 まぁ、しゃーないか。これぐらいなら……(*_ _)シュン。 ……… ……… ……… 店員 「お会計、10000円なんぼになりま~すぅ」 sees 「ななっ……何ぃっ!!!」 seesは驚愕し、カゴの中身を点検し――愕然とした。 パズル=¥3500 リカちゃん人形=¥3000 コキンちゃんポーチ=¥3500!! sees 「……カ、カードで……(*_*;チーン」 ヤツら 「あざぁ~す💓×3」 ……畜生、畜生がっ! 何なんだよ、最近のオモチャはっ! 少子化が深刻 なのはわかるが……ボリすぎだろ……。クソったれがぁ……。何なんだよ、 コキンちゃんて……ドキンちゃんの親戚? そんなん知らねえぞ( ;∀;)クソォッ!!! 了😠
2017.07.15
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短編一覧 ss一覧 『姫君のD!』一覧 ――――― 眠らない街――深夜にもかかわらず、大須の繁華街には人々の群れで溢れていた。《D》の総務課長である女は路上に停めたヴェルファイアの運転席で――出撃を待つ兵士のように――冷静に目の前の建物を凝視していた。 総務課長はまさに兵士だった。《D》の兵士――。ただ、兵士と違うところがあるとすれば……兵士は司令官を選ぶことができないが、彼女は選ぶことができたということだった。 そう。錦の高級クラブのキャストを辞めたあと、彼女は自分から望んで《D》の社員になった。社長の考えにシンパシーを感じたからだ。《D》の総務課長――報酬は良かった。クラブにいたころとは比べられないが、同じ年のサラリーマンの2倍近いだろう。それには満足している。けれど、それでも……。 繁華街を楽しげに歩く着飾った若者たちを眺めて、総務課長は考える。足りない。欲しい。……まだまだカネが足りない。……まだまだカネが欲しい。《D》で働くようになって数か月後、社長に尋ねたことがある。『……なぜ、私のような無学な者を採用されたのですか?』 社長は笑いながら、言った。その時の顔は、本当に心から笑っているように見えた。『カネのために働けるヤツ、カネのために動けるヤツ、カネのために死ねるヤツ……理由はそれだけだ』……当時は理解できなかった……だが、今なら……わかる、気がする。私は、そう――……カネに従う兵士……カネのために働く者……。 わからないのは、岩渕だ。皇女殿下の話を聞いて驚いた。岩渕という男は、自分とまったく同じ目をして、同じ考えを持っていて、同じような行動を取る男だと思っていたからだ。岩渕の目――それは毎日、鏡の中に見る自分の目にそっくりだった……から。 総務課長は――毎日のように客を騙し、カネをふんだくる名駅店支店長の男のことを考えた。そして――見ず知らずの女であった皇女殿下を守ろうと、身を挺したその男に……少しだけ、少しだけの好意を抱いた。そういうコトもできるんだ、と見直した。本気で、男に対して本当に――そんな感情を持つのは、初めてのことだった。 もしかしたら……もしかしたら……変わるかもしれない……。 もしかしたら……《D》も、私も、みんなも、何かが……。 午前1時――。 3階建ての店舗型住宅の前で、総務課長を含める《D》の男女10数人は車を降りた。ついさっき、《天使》の他の店舗でも準備が整ったとの連絡があり、互いに目を合わせ、笑った。なんとも嬉しいことに、《D》の社員が一同――似たような思いだったのだ。「……しょうがない岩渕クン、私たち総務部が助けてあげる。社長からの1000万と、キミからの謝礼金、姫様からの謝礼金、たんまり頂戴しますね……体で支払ってくれてもイイけどね」 女は右手にスタンガンを握り締め、声に出して、低く笑った……。――――― 低く苦しげな呻きを漏らして、イスに縛りつけられた男が意識を取り戻した。「うう……うあぁっ……」 男は反射的に身悶えし、社長の顔を見つめた。次いで自分の体を見まわし、それから《天使》の2号店の店内を見まわし、金属バットやスタンガンや鉄パイプや警棒を持ったスーツを着た見知らぬ男や女たちを見まわした。最後に、リノリウムの床に横たわったふたりの仲間を見つめた。そして、ようやく……自分の身に起きていることを理解した。「おい……岩渕はどこだ?」 引きつった顔で自分を見つめる男に社長は言った。「お前ンとこのオーナーが一緒に居るハズだ……心あたりぐらい、あるだろ?」 男は血まみれになった唇をなめた。それから、「ああ、ある」と声を震わせて頷いた。 男は俺とほぼ同じくらいの年だろう。アジア風で顔が四角く、ツリ目で、口は細く尖っていた。そのツリ目が極限の恐怖に脅えている。「それじゃあ、教えてもらおうか?」 社長はイスに縛りつけた男の太腿に――まるで母親が子にするように――優しく右手を載せた。「安心しろ。正直に教えてくれたら解放する」「……解放、してくれるのか?」 血まみれの唇を動かして、呻くように男が応える。「ああ……条件はあるがな……」 震え続ける男の太腿に右手を載せたまま、男の細い目をじっと覗き込む。「……条件?」 恐怖に震えながら男が聞く。「……ああ、お前らは仲間を連れてこの街を、この名古屋の地から出て行くんだ。故郷へ帰れ。故郷がなくても出て行け。《天使》は今夜で廃業だ……」 低く笑うと、社長は辺りに立ち並ぶ《D》営業部の男や女たちを見まわした。「電車賃くらいはくれてやる」スーツの裏のポケットから札束を取り出す。同時に、それを机の上にポンと投げ捨てる。 男はツリ上がった細い目を見開くと、勢いよく頷いた。「さあ……教えてくれ。岩渕と、お前ンところのクソオーナーはどこにいる?」「……オーナーは酒が……好きなんだ……」 男が店内の隅の高級酒のキャビネットを見つめた。「酒? 意味がわからんな」 社長が聞き、男が「……飲み残した酒を、飲みに行く、らしい……本当――イカれてるよ、あの人……いや……アンタたち全員……頭がおかしいよ……」と言って笑った。―――――「大須の2号店、3号店が《D》の連中の襲撃を受けて壊滅状態です。他区の店舗にも何人か《D》の社員が見張りについているようです」『何だとっ! 《D》の社長が動いたのかっ? 話が違うぞっ!』「……僕としても予想外です。まさか……あの女、伏見京子が正体をバラすとは思わなかったものでね……」『……クソッ……他の従業員はどうしたっ?』「……さあ? 今ごろは《天使》のカネを持って消えたかも。少なくとも、助けには来ませんね」『畜生っ! 畜生、畜生っ! アイツら……誰が面倒見てきたと思ってやがる……』「まぁまぁ、落ち着いて……一旦は他県に身を隠しましょう。カネなら僕の手持ちがあります」『……そうかっ! カネならあったなっ! うまく盗み出せたのかっ?』「ええ……皆さん岩渕さんのことで頭がいっぱいでしたから……」『……岩渕のヤツはどうする? 陸橋にでも投げ捨てるか?』「いえいえ、それは後で考えるとして――後ほど、1時間後くらいにはそちらに合流できそうです」『そうか……また世話になるな……必ず戻るぞ、名古屋に……《D》のヤツらは皆殺しだ……』「……そうだね。じゃあ、飲みすぎないようにね…………父さん」 名駅通りに出たところで通話を切り、僕は大きく息を吐き出して……微笑んだ。 ……さようなら、父さん。楽しかったよ。 ……そして先輩、とりあえず、お疲れさまでした。―――――『……そうだね。じゃあ、飲みすぎないようにね…………父さん』 電話が切れ、オーナーはグラスに注いだウィスキーを喉に流し込んだ。 名古屋マリオットアソシアホテルのスイートルームで――まるで星の海のような――地平線まで続く名古屋の夜景を眺めながら、オーナーは残り少ないウイスキーのグラスを傾けている。広大な部屋には、今、オーナーの他誰もいない。岩渕は地上49階のスイートルームから遥か下の地下駐車場のセダンのトランクの中で、強力なバルビツールを注射されて眠っている……ハズだ。生きているのか、死んでいるのか、そんなことはどうだっていい。アイツが殺さないでくれと頼むから、殺さないでいてやるだけだ……。 今となっては何の価値も見い出せそうにないウィスキーを、口の中で噛み締めるかのように飲みながら――オーナーはこれからの人生を考えた。 ……しばらくは隠れながら資金を蓄えるか。ある程度カネが集まったらまた街の半グレどもを雇い、大須に戻ろう……。暴排条例が愛知でも本格的に執行されはじめ、あの厄介なヤツら……山口組系の構成員が次々と名古屋を離れる光景を見て――確信した。私のようなヨソ者でも、私のような人間でも、巨大な組織と巨万の富を得られると……そう思い、そう信じた……だが……もう少しのところで……畜生……。 絶対に許さねえぞ……《D》め……。 殴り、焼き、刺し、犯し、切り刻み……てめーら自身の糞を食わして殺してやる……。オーナーは心からそう思い、そう願い、そう想像して――《山崎の50年》、最後の1杯をグラスに注いだ……。 えっ? 飲み終えた、その瞬間――オーナーの全身を冷たい戦慄が走り抜けた。 戦慄――とてつもなく恐ろしく、とてつもなく忌まわしい予感――そして、その理由はすぐ目の前の窓の外に、あった――。 オーナーの心臓が高鳴り始めた。足が震えて立っているのが辛かった。オーナーは震える手足を引きずるかのように壁際へもたれ……『換気用――展覧窓用』のスイッチを押した。 すると……けたたましいサイレンの音と、拡声器を使った男の怒号が――昔、どこかで聞いたことのある男の怒りの声が――オーナーの全身を襲った。『――このっ! ゴミ野郎っ! 出て来いっ! てめーは完全に包囲されてンだよっ! 警察っ! 公安っ! そして俺の《D》社員全員だっ! 逃げ場はねえぞっ!』 オーナーは考えた。考えながら、行動した……スイートルームの内鍵を下ろした……窓の眼下に広がる異様な光景を見下ろした……アトラスの車の上で拡声器を持った中年の男を見た……集まったパトカーから警官が次々と躍り出て、アトラスの上に乗った男と揉み合いになっていた……スーツを着た男女が次々とホテル内へと突入した……それを制止しようと右往左往する警官たちを見た………。『――てめーは終わりだっ! 岩渕を返せっ、クソ野郎っ!』 ……オーナーは考えた。考えながら、行動した……携帯電話を手に取り、リダイアルをした……深呼吸をした……携帯電話を耳に押し当てた……反応があった……機械の音声が流れ『この番号は現在使われておりません……』と聞こえた……指の力が抜け、携帯電話が絨毯の上に滑り落ちた……スイートルームの扉がガンガンと鳴り響いた……。「……1時間なんて、そんな時間、全然ねえじゃねえかよお……」 そう。 考えている時間など、酒を飲んでいる時間など、最初から存在すらしていなかった……。 そこで―― ようやく―― やっと――オーナーの顔が絶望に歪んだ。―――――「あなたは……誰です?」 京子は自分の携帯電話を握り締めて言う。液晶には『岩渕さん』と表示がされている。けれど、相手が岩渕でないことは直感で理解した。 数秒の沈黙があった。それから……高く弾むような男の声が届いた。『おめでとうございます。無事、天皇陛下への贈り物を取り戻しましたね』 男の声。そう。それは若い男の声だった。「誰?……岩渕さんは……岩渕さんはどこですか?」 痛いほど強く電話を耳に押し当てて言う。心臓が苦しいほど激しく高鳴っている。 電話の向こうの男は、少しだけ笑った。いや……笑ったように聞こえた。『……もう少しだけ預かりますね』 その声は若く、とても楽しげに聞こえた。「無事なんですねっ? 岩渕さんは、無事なんですねっ?」 京子が聞き、電話の男が『はい』と応えた。「今すぐ会わせてくださいっ」 電話の男が、『ダメです』と応えた。「声を聞かせてくださいっ」『ダメです』「それじゃあ、いったい……あなたは誰なんですかっ!」 京子は声を荒げ、待機していた車の中で体を震わせた。『僕の正体は……社長ならすでに気がついてますよ』 電話の向こうで男が笑った。今度は確かに笑った。「……岩渕さんをどうするつもりですか?」 京子はたった今、この瞬間にも――苦しみ、もがき、呻きながら助けを求める岩渕の姿を思い浮かべようとした。『伏見……いや、伏見宮さん。もしかすると、彼はあなたの助けを求めてはいないのかもしれませんよ? ほんの少しデートしただけで、彼のことを理解したつもりですか?』 男は本当に楽しそうに笑った。「……そんなの……これから理解すればいいだけです」 正直な気持ちだった。京子には、もう、素直で純粋な思いしか残されていなかった。『……皇族からの離脱予定とはいえ、うら若き姫君にここまで好意を持たれるとは……羨ましい限りですね……』 京子は唇を噛んだ。そう。現在、伏見宮家の直系男子は年老いた父と祖父だけ。いずれは滅び去る家系として、皇族を離脱する宿命……そんなことはわかっている……わかっているのだ。『……岩渕さんには、聞きたいことがありますので』 男の声は続いていた。『……彼の答えに僕が納得できたなら、彼を解放します』 京子には男が何を言っているのかが、わからなかった。「……もし、あなたが納得しなかった、ら?」 呻くように京子は聞いた。「……やめてください……彼を、解放してください……」 男は、応えた。楽しげに、応えた。『……彼を殺します』 まるで友人に囁きかけるかのように男は言った。『まぁ、死ぬでしょうね……彼が』 電話が切れた。「いやっ! いやぁぁぁーっ!」 顔を両手で覆い、京子は叫んだ……泣き、叫び、岩渕の名を、叫び続けた……。――――― 空が白みはじめた明け方――。《D》の社員は見た。 名古屋マリオットアソシアホテルのスイートルームから、身を乗り出して飛び降りた中年男性の姿を見た。自殺として、即死として、警察に移送される男性の遺体を、見た。《D》の社員は見た、聞いた。 名古屋マリオットアソシアホテルの地下駐車場で車上荒らしに遭っている、1台のセダン型車両を見た。車内に残されたものは少なく、空のアタッシュケース、1台の携帯電話、男性の血痕が発見された。警察は事件性が高いと判断し、犯人の追跡を始めた。《D》の社長は見て、聞いて、思った。 ……まだ終わらねえのか……クソッ……クソッ……クソッタレが……。――――― 『姫君のD!』 h(最終話)に続きます。 今日のオススメ ……清潔かつ清涼な、新曲です→ 緑黄色社会/始まりの歌 TPO問わず聞きたくなる→ 緑黄色社会/またね 何だろう、この心地よさは…→ 緑黄色社会/アウトサイダー(ライブ) 緑黄色社会(りょくおうしょくしゃかい)さん。↑は長屋晴子(Vo/Gt)氏。 以前にも軽く紹介しましたが、新曲出たので再出演。男女4人組バンド。 丁寧な歌唱と品のある演奏、seesが考える「もっと売れていい」と思う方々。 自主レーベルのCDとライブ中心の活動ですが……うむむ、もっともっと売れて 欲しいス。ちなみseesと同じく愛知出身っス。いっぱい宣伝しよーっと。 お疲れサマです。seesです。 本日公休――昨日イオンで買った山崎(5年)をハイボールにして飲みながら制作(#^^#)最近は炭酸水も種類が多くてsees困惑、合うかな?と思いつつサントリー製のヤツ買いました。 買い物してたら子連れの同僚とバッタリ会い、「このコたちに何かおごれ♪」攻撃されました……(この話は後日のオマケショートで語ります)。 さて、今回はラスト前の整理整頓話ですね。特に特筆すべきモノはなく、相変わらずの適当加減……まあ、ガチで作っちゃうと『賞レースいけんじゃね』とか、そういう邪念が入りますからね……特に、今回の短編の内容はseesの独断と偏見で満ち、地上には絶対に出て来れないモノすからね……。色んなモノを混ぜてこねる作業は本当に――脳が疲れる💦でわでわ、ご意見ご感想、コメント、待ってま~す。次回はまたちょっと間空くかも💦 ブログでのコメントは必ず返信いたします。何かご質問があれば、ぜひぜひ。ご拝読、ありがとうございました。seesより☘、愛を込めて🎵緑黄色社会さんの参加するコンピアルバム←と、seesのオススメCDです↓ こちらは今話がオモロければ…ぽちっと、気軽に、頼みますっ!!……できれば感想も……。人気ブログランキング 好評?のオマケショート 『本当にあったキモチ悪い話……』 エネオス 「seesさ~ん、バネットのオイルとエレメント、交換終わりましたっス~(^^♪」 sees 「うぃ~っす。何か異常はありました?」 エネオス 「ハイこれ、明細っす……特にはなかったスけどね~……」 sees 「……?」 エネオス 「……エンジンルームに手帳が挟まってましたけど、これってseesさん、の?」 それは、コンビニでもキヨスクでもどこででも手に入る、小さな小さな―― 掌に納まる程度の小さな手帳……。 sees 「……ん?……んん(._.)??」 seesはその、ススで薄汚れた小さな手帳を受け取り、中身をペラペラと開き―― ……開いた、その瞬間――戦慄した――。 『好きだ。本当に好きだ。どうして好きなのか考える。愛している。心から愛して いる。幸せにしたい。彼女の笑顔が見たくて、僕は今日もがんばれる。がんばれ るのは彼女のおかげだ。好きだ。本当に大好きだ。君と食事をし、映画を見た だけで、僕の心は天にも昇る気持ちだった。この気持ちが抑えられない。付き合い たい。結婚したい。君と子供を作りたい。幸せな家庭を築きたい。愛している。 我慢できない。愛している。好きだ。好きだ。君の髪、君の横顔、君の仕事する 姿、僕は全部好きだ。好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ。いつか、君と結ばれる 日が来るよう、僕はがんばるよ。がんばるよ。精一杯がんばるよ………』 (seesの記憶の限り、原文そのまま…… こういう内容がほぼ全ページびっしりと……) sees 「うわっ!!! 気持ちわりぃっ!!! (>_<)キャー」 内容に衝撃し――吐き気を催し――……seesはその手帳をエネオスのトイレの 前の――ゴミ箱に――叩き捨てたっ!!! ……いったい誰が……いつから? 私のバネットに(注・会社のです)…… 畜生、ふざけやがって……。誰だ?……社内の誰かには間違いないが……。 捨てたものをまた拾いたくはないし……クソ……気持ち悪ぃなぁぁ……。 ……こんな汚らわしいモノを載せてたなんて……ゴメンな、14号(seesのお気に 入り社用車)、気持ち悪かったろ? ゴメンなぁ……。 了(# ゚Д゚)オエエ…。
2017.07.05
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