March 11, 2008
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在籍級(普通学級)の方で面談があった。

2番目の息子は、小2で、発達の遅れがあり、言葉を出す力の弱さや、手の動きの不器用さがあって、週に一回、通級というクラスにいっている。

面談での話は、学習、生活の両面で、難しさが出ているとのこと。

私の方は、今は、「健常児の同年齢集団からの刺激」を選択することにした。

「普通級の中で、いいとこ取りをしましょうよ」と先生。
健常児と同じは無理という牽制と同時に、私の意向も汲んでくださっている。

去年も今年も、先生方との関係がありがたい。

うちの子は、いわゆる「軽度発達障害」とも違う。だから、特別支援教育の実践に賛否両論あったり、十分な予算もくまれず理念だけが浮いていて現場がついていってなかったりとか、そんな話がごちゃごちゃしてる間も、うちの子のタイプの話は、ますます後回しになる。軽度の知的障害だけを持つこどもの、「受け皿」はあっても、そこはただの行き場であって、そこではうちの子にあったカリキュラムや教育目標がかかげられているわけでなく、つまり、うちの子は、制度の谷間にいる。学校での「今ここ」を大事に、先生と信頼関係を築いて、先生に手腕を発揮してもらって、うち子も命に備わった力を発揮できるようにするしかないし、それができれば、結局、何よりも確かで理想だと思う。

私の未熟な感情のせいもあって、すれ違いそうに、対立しそうになるたびに、幾晩も夜を過ごす。



自分の中のどろどろしたものを全部クリアにできるように。強すぎるこだわった感情・・・それが子どものための望みでも・・・、それを手放すことができるように。朝をむかえる。

そして、ものごとは、私の意識や手を離れて、とても善いように配置されて私をむかえてくれる。息子も、笑顔で光を浴びて歩いている。

逆風がきたら、逆らわず、また、こだわるものを手放す。この時私は、ちょっと流されていじけたり、愚痴や文句を言ったりしてバランスをとって手放す。それを楽しめたらいいけど、これをしないで、もっと綺麗に手放せたらいいなと思ったりする。どうなんだろう。

息子のことでは、綱渡りをしているような、諸刃の剣というような、きわどい道を歩いている。

きわどいけれど、日が差している。

「不思議な、なんとも言えない、持ち前の、人をひきつけ、人に好かれる個性」・・・息子はよくそんなふうに、あっちでもこっちでも言われ、大事に大事にされている。犬や鳥とまで、息子は仲良くする。赤ちゃんのとき、珍しい目の病気の手術をしたとき、亡くなった山西みな子先生が、母乳育児相談室で、「まあ、あなた、宝くじ買いなさいよ!」と、笑顔で私を元気づけて下さった。私がこの子の母であるなんて、本当に、宝くじにあたるような、すごいすごいことだと思う。


もっと自由に母乳育児 -マニュアルより赤ちゃんとの「対話」を- 山西先生は、息子の病気を笑い話にして下さった。あの時、息子のことを初めて、あはは、と笑って、私はとっても元気になれました。山西先生ならではの、お人柄でした。





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Last updated  March 11, 2008 09:29:06 PM
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chowa @ Re[2]:面談もこんな程度(08/12) Y,Tさん こんにちは。 ご実家でも飲…
chowa @ Re[1]:面談もこんな程度(08/12) nickyさん >友人の日常として読むに…
chowa @ Re[1]:面談もこんな程度(08/12) takizawaさん おひさしぶりです~! …
chowa @ Re:小学校って・・・(08/12) makiさん コメント、ありがとうござい…
Y,T@ Re[1]:面談もこんな程度(08/12) こんにちは!  nickyに仲間内のブログや…

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