音楽雑記帳+ クラシック・ジャズ・吹奏楽

音楽雑記帳+ クラシック・ジャズ・吹奏楽

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar

Profile

bunakishike

bunakishike

2012年01月17日
XML

 今日の産経に販売用のDVDが売れないという記事が載っていました。

グラフを見るとピークは2017年の2600億円、昨年の11月までの集計は1100億円余り、12月分をいれても1300億円に届かない、まさに半減以下です。

DVDが出たのが1996年ですから、20年たたないうちに衰退期を迎えてしまったというわけです。

この売り上げの落ち込んだ理由は、ハイヴィジョンが普及したため(「DVDナヴィゲーター」小林編集長)と言います。

「無料でテレビで見られる映画よりも有料のDVDの方が画質が落ちるのが根本的な問題。

昨年後半からの売り上げの落ち込みは、この影響が大きい。」と指摘してます。

新作映画でも2,3年前からは発売版年後には3枚3千円という販売スタイルで売られることが定着していたが、1枚1千円というケースもあり、「売上額ダウンの度合いが加速した」と言います。

個人的には、最近は映画はすべてレンタルになってしまいました。

音楽ものでDVDを買ってあったのに、テレビのハイヴィジョンで見たほうが画質がよくて、日本語字幕もついているケースも多くあります。

それをブルーレイに焼いたりすると、DVDの価値がどこにあるのか分からなくなります。

たしかにパッケージメディアとしての価値はあるかもしれませんが、中身が決定的に劣ってしまっています。

そのDVDで一番いやなのが、字幕の解像の悪さ。

字幕を見ると、「この画面は解像が悪いですよ」と言っているようなもんです。

レンタルでも、ブルーレイがあるものはそちらを借りることにしています。

こうなってくると、DVDがいつまでもつかということになってきます。

ブルーレイ・プレーヤーはまだ普及途上です。

ブルーレイ・ディスクもDVDとは価格差がかなりあり、おいそれとは売れるとは思えません。

こういう状況では、DVDの衰退は確実にしても、今後まだ延命する余地はかなりあるように思います。

画質をあんまり重要視しない用途では生き残る余地はありますが、条件は価格だと思います。

ブルーレイ・プレイヤーの価格は頭打ちだと思いますが、メディアの価格が下がらないうちは延命するでしょうが、時間の問題です。

それに、デジタル配信が伸びてくると、延命もあまり期待できないと思います。

かつてレーザーディスクというメディアがありました。

これも寿命は20年足らずでした。

DVDも同じような運命をたどるのは栄枯盛衰の習いです。

それに、1TBの次世代ディスクの開発も行われているようですので、ブルーレイ・ディスクも意外と短命に終わる可能性があります。









お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2012年01月17日 22時38分10秒
コメント(0) | コメントを書く
[社会&ビジネス&政治] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: