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久々に岩手ブリティッシュ・ブラスバンドの定期を観に行った。ブログをチェックしたら、どうやら2017年以来だったようだ。指揮者も変わり、メンバーも筆者が知っているのは吉原夫妻くらいだった。プログラムは意欲的な曲が多く楽しめる内容だった。前半はトロンボーンをフィーチャーしたギャレス・ウッド(1950-2023)の「Dance Sequence」が面白かった。この曲はおそらく3つの部分に分かれており、前後は明るくコミカルな曲調で、中国風のテイストも感じられた。中間部はゆったりとした哀愁を帯びた曲調で、特にこの部分が気に入った。トロンボーン・ソロはミスがあったものの無難な出来栄えだったが、もう少し音楽的な主張があればさらに良かったと思う。ウォルトンの「クラウン・インペリアル」は吹奏楽ではポピュラーな曲だが、ブラスバンドに編曲されているとは思わなかった。演奏はテンポが速く、原曲の重厚さがまったく感じられない。編曲の影響か、エンディングもさっさと終わり、この曲が持つ荘厳で雄大な雰囲気が失われてしまったように感じた。ロバット・クーパーの「When Thunder Calls」は、パーカッションが響く中でその他のメンバーが入場するというなかなか楽しい演出もあった。ロバット・クーパーの「When Thunder Calls」では、パーカッションが響く中、他のメンバーが入場するという楽しい演出があった。George Botsfordの「Black & White Rag」はシロフォンの連弾で、きびきびとした演奏が楽しく印象的だった。ただ、二人の奏者が交代で演奏する部分が多く、連弾としてはやや物足りなさを感じた。コンサートの最大の聞きどころは、最後に演奏されたフィリップ・ハーパー作曲の「Sword, Jewel, and Mirror」だった。ハーパーは2012年からイギリスのコーリー・バンドの指揮者を務めている方だ。この曲は、日本の三種の神器を題材としたもので、4つの部分からなり、壮大なスケールを持つ作品だった。プログラムには詳しい解説が載っており、音楽を理解するのに大いに役立った。神話に基づく展開が親しみやすく、非常に理解しやすい音楽だった。冒頭の「日の入り」は、日の入りなのに、いきなりフォルテシモで始まり驚かされた。「草薙剣」の美しいフリューゲル・ソロ、「ウズメの踊り」の荒々しいトロンボーン、チャンチキ?や和太鼓?を使った日本情緒あふれる宴会の場面、最後の「日の出」の壮大なスケールなど、聴きどころ満載で大いに楽しめた。この曲の録音はほとんどなく、The Flower Bandの演奏しか見つからなかった。コーリー・バンドの演奏もなく、ぜひ録音してほしいと思った。全体的に、プリンシパル・コルネットが美しい音色で際立っていたが、プログラムを見直してみるとプロだったので少しがっかり。フリューゲルとユーフォニアムのトップもなかなか良かった。以前に聴いたときと比べると合奏能力が向上しており、特にテュッティでは豊かな響きを聴かせてくれる瞬間もあった。気になったのは、打楽器が弱かったこと。もっと前面に出てよい場面でも控えめで、特に「Sword,Jewel,and Mirror」は「ローマの松」のエンディングでのティンパニのようにもっと大きな音で叩いて盛り上げてほしいと思った。いずれにしても、指揮者が「聴衆の理解が深まり、観客も増えてきた」と仰っていたのは喜ばしいことで、県内のブラスバンド熱?の向上のためにも、更なる精進を期待したい。いわてブリティッシュブラスバンド 第14回定期演奏会第1部1.Peter Graham:Summon the Dragon2.Gareth Wood:Dance Sequence3.John Rutter(arr. Douglas Yeo):What Sweeter Music4.Wiliam Walton:Crown Imperial第2部5. Lovatt-Cooper:When Thunder Calls6.George Botsford(arr.Howard Snell):Black & White Rag7.trad.(arr.Alan Fernie):Jingle Bells8.Phiip Harper:Lux Aeterna9.Philip Harper:Sword,Jewel,and Mirror吉原正教(tb on 2)田之岡紘樹、佐藤凛々子(Xylophone on 6)高橋良至(Euph on 7)いわてブリティッシュブラスバンド佐々木駿202412月1日 都南文化会館キャラホール
2024年12月04日
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昨夏、外壁を高圧洗浄機で清掃した際、苔で腐食してざらざらになった笠木ブロックに高圧ホースを渡したことで、振動によりホースが破損してしまった。その後、どう修理するか悩みつつ放置していたが、最近になってようやく重い腰を上げた。Youtubeを参考にして、最初に防水テープを使って穴を塞ごうとしたが、水漏れを完全には防げず失敗。次に破損部分を切断し、両端が筍型の継ぎ手を用いてホースを繋ぎ直した。当初、ホース内径と同じ径の継ぎ手を使用したが、うまく固定できなかった。筍型の継ぎ手はホースに食い込ませないとダメなことがわかり、外径が適切な継ぎ手に変更した。しかし、多少改善されたものの水漏れは解消されず、DIYでの修理を断念。専門業者を探したところ、一つ目の業者では「大手タイヤメーカーB社製以外のホースは修理不可」と断られた。ただし、別の業者を紹介してもらい、訪ねると、ホースを切断しジョイント部材を装着する形で、わずか10分で修理が完了。修理費用は3000円と新品購入よりもはるかに安価で済み、ホースは再び問題なく使用できる状態になった。自分で試した修理方法(部材費約2,000円)は無駄になったものの、良い教訓となり、専門家の技術の重要性を実感した。念のためChatGPTに聞いたら、今回の方法が最終的な解決法として挙げられていた。ただし、初めの業者が別業者を紹介してくれなければ、いまだ解決していなかったかもしれず、その点には感謝している。今回の教訓は、「困ったときは専門家や便利なツールを早めに頼るべきだ」ということだった。現在車庫の屋根の塗装を考えているが、今回の件でDYIにするか業者に頼むか、ますます混迷の度合い?が深まったような気がする。
2024年12月02日
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