音楽雑記帳+ クラシック・ジャズ・吹奏楽

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bunakishike

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2017年01月17日
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カテゴリ: クラシック音楽


今年のアカデミー賞の特別部門で受賞したワーナーの“ライジング・スターズ”シリーズの一枚。
以前取り上げたザビーヌ・ドゥヴィエルのモーツァルトのアルバムもこのシリーズだった。
受賞したことを知って、何か買おうかなと思っている時に、目にとまったのがこのディスク。
シュールなジャケ写が気に入って購入した。
勿論安い事は、一番重要な判断材料だ。

Rondeauという音楽の表示記号の名前を持つ珍しい演奏家だ。
ジャケットから受ける感じとはちょっと違っていいて、とてもエネルギッシュな演奏だ。
筆者の勝手なイメージで、チェンバロ奏者は学究肌の人たちが多く、感情を表に出さない、まして汗を感じさせることはないと思っていた。
ロンドーは汗こそ感じられないが、意思の力というか、どういう表現をしたいのかよくわかる演奏だ。
ジャケ写の優男ぶりからは感じられない、なかなかユニークな演奏家だ。
youtubeで実演の様子をみたが、大仰な動作もなく普通の演奏風景だった。
取り上げている曲も変わっている。
チェンバロの曲はイタリア協奏曲のみで、他は別な楽器の作品。
リュート、ヴァイオリン、フルートのソナタで、チェンバロ用に昔から編曲があったとは知らなかった。
シャコンヌはブラームスの左手用のピアノ編曲だが、ロンドーは両手で弾いている。
イタリア協奏曲はロンドー編曲となっているが、具体的にどう編曲しているのかは不明。
最近復興著しいハープシコードで、こういうフレッシュな演奏家がどんどん輩出することは、大変嬉しいことだ。
ロンドーは四月に来日するらしいので、出来れば聴きに行きたいものだ。
なお、画像リンクはアマゾンのページだが、なんと国内盤が1899円引き。
2作目の「VERTIGO」も同じ値段で、投げ売り状態だ。
筆者が購入したのは海外盤でもう少し高かった気がする。
個人的には嬉しいやら寂しいやらだが、ご興味のある方は是非!

Jean Rondeau:Image

1. Lute Suite No. 2 in C Minor, BWV 997 (arr. Jean Rondeau)
5. Violin Sonata No. 2 in A Minor, BWV 1003 (arr. W. F. Bach)
9. Violin Partita No. 2 in D Minor, BWV 1004 (arr. J. Brahms): V. Chaconne
10. Flute Partita in A Minor, BWV 1013 (arr. Stéphane Delplace)
14. Italian Concerto in F Major, BWV 971 (arr. Jean Rondeau)
17. Violin Sonata in C Major, BWV 1005 (arr. Wilhelm Friedemann Bach): I. Adagio

Jean Rondeau(cem)

Recorded Notre-Dame du Bon Secours,Paris. 2-6,June,2014






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Last updated  2017年01月17日 20時45分22秒
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