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2366 ジョーズ・リベンジ※ジャケット(オモテ面)【 スタッフ 】監督・脚本 ジュ・ジァンプロデューサー ワン・ウェン・シュイ【 キャスト 】ユゥ・バイリン(景浦大輔)シュー・ドンドン(大津愛理)チョウ・シンエン(榊原奈緒子)リュウ・チェンユー(伊藤さやか)※ジャケット(ウラ面)【 仕 様 】型 番 FMDR-8237製作年度 ----製 作 国 中国英 題 ESCAPE OF SHARK発 売 AMGエンタテインメント販 売 AMGエンタテインメント提 供 ポリゴンマジック価 格 ----字幕翻訳 岡崎 恵吹替翻訳 須田友喜吹替演出 ----制作協力 ----日本公開 ----リリース ----収 録 本編 67分サ イ ズ 16: 9 LB シネスコサイズ音 声 1.中国語 [2.0chステレオ] 2.日本語吹替 [2.0chステレオ]字 幕 1.日本語字幕 2.日本語吹替用字幕そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、複製不能、 DOLBY AUDIO、2 NTSC 日本国内向、 DVD、レンタル専用映像特典 ----※ディスク【 ジャケット 】オモテ面:さらに巨大に、さらに凶暴に 人喰いザメ襲来! 人類は再び“ヤツ”の獲物となる――。ウラ面 :『ジョーズ』から35年、 あの恐怖が今、よみがえる! 死傷者計算不能! 衝撃のスーパーパニック・ムービー!こちらも素晴らしいイラスト。巨大なサメが大口を開けてビキニの女性に迫って来るところ。いいねぇ。水着の美女が、あと数人欲しいところだけど、善しとしましょう。ウラ面も、いい雰囲気に仕上がっている。熱いモノが伝わって来る。[本編画像]をたくさん使っているし、画像に出て来るのが「女性ばかり」ってトコが気に入った。(苦笑)【 感 想 】「どこがリベンジか?」津波でリゾートホテルが水没して、閉じ込められた人々が人食いザメと戦うお話し。『パニック・マーケット(12)』の劣化版って感じ。セットは安っぽいし映画的なウソが気になる場面もある。でも、尺が短いのでサクっと見られる。CGの出来映えも、稚拙なところはあっても悪くないと思う。主人公は自己サルベージするし、可哀想な展開もある。嫌なヤツは酷い目に遭うラストが待っているし、ソツなくまとめた感じ。意外とストレスは少なかった。(苦笑)――フリーダイビングの選手だったワン・レイは、妻のフォンをサメに喰い殺されて以来、酒におぼれる日々を送っていた。フォンの叔父が経営するリゾートホテルでボーイとして働いていたが、それすらもマトモに務まらない。そんな或る日、巨大な津波がホテルを襲う。ホテルは水没し、大勢が亡くなった。何とか生き延びたワン・レイは、他の人たちと脱出を試みるが、そこには巨大な人喰いザメが待ち構えていた。……というお話し。ちょっと気になったのが、サメは何人くらい食べることが出来るんだろ? 食べすぎて動けなくなったりしないんだろうか?(大きな獲物を飲み込んだヘビが動けなくなって人間に捕獲されたニュースを読んだことがある) 小さめのエレベーターの最大重量が 900kg。定員は15名だった。 4mのサメの胃袋がそれより大きいとは思えない。頑張って食べたとしても、せいぜい 3~ 4人が限界じゃないか?それに、もともとサメは消化スピードが遅いらしい。 1日に体重の約 3%とのこと。仮に体重を 1トンとした場合、30kg。大人 1人を消化するのに丸 2日掛かることになる。つまり、満腹になったら 1週間前後は平気ってワケだ。もしサメに襲われそうになったら、最初に 3~ 4人喰わせておけば、あとは悠々と脱出できるのかも知れない。覚えておこ♪(最初に「誰を喰わせるか」考えておけってことだな)それにしても、どうして邦題が『リベンジ』なんだろ? 死にそうになっているところを嫌な男に蹴飛ばされて、頭にきてそいつを喰っちまったからかな。もしそうならイージーすぎる。特段オススメは致しませんが、ストレスなく観られるので、サメ映画がお好きな方はどうぞ!【 中国映画 】『0632 レイク・モンスター/超巨大UMA出現!』『0696 モンスター・フライト』『1073 グリード/FROM THE DEEP』『1239 フライトSOS/ロスト・イン・ザ・パシフィック』『2300 白髪妖魔伝』『2301 白髪魔女記』『2302 ジェイド・ダイナスティ/破壊王、降臨。』『2303 ザ・モンスターハンター/魔界都市』『2304 巨顎/メガ・クロコダイル』『2305 ザラタン/大海の怪物』『2306 水怪/ウォーター・モンスター』『2307 機関城モータル・ラビリンス』『2308 ザ・ルーキーズ』『2362 マーズ・ミッション2042』『2363 ジュラシック・アイランド』『2364 シン・クロコダイル』『2365 シン・ジョーズ/最強生物の誕生』
2024.05.17
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2335 戦慄迷宮※ジャケット(オモテ面)【 スタッフ 】監 督 清水 崇エグゼクティブ・プロデューサー 豊島雅郎共同エグゼクティブ・プロデューサー マイケル・J.ワーナープロデューサー 谷島正之 小椋 悟 宮崎 大ラインプロデューサー 大崎裕伸脚 本 保坂大輔音 楽 蓜島邦明 (サントラ盤:EMIミュージック・ジャパン)主 題 歌 ストレイテナー「CLONE」 (EMIミュージック・ジャパン)製 作 ショック・ラビリンス・フィルム・コミッ ティ2009(アスミック・エース エンターテ インメント、IMAGICA、小椋事務所、Yahoo! JAPAN、EMIミュージック・ジャパン、富士急 エンタープライズ)原 案 富士急ハイランド「戦慄迷宮」3D技術協力 IMAGICAプロダクション協力 アグン・インク製作賛助 インディペンデント・フィルム・ファンド共同プロダクション FORTISSIMO FILMS製作プロダクション 小椋事務所企画・配給 アスミック・エース【 キャスト 】柳楽優弥蓮佛美沙子勝地 涼前田 愛水野絵梨奈松尾スズキ※ジャケット(ウラ面)【 仕 様 】型 番 ACBE-10784製作年度 2009年度製 作 国 日本原 題 ----発 売 アスミック販 売 ----提 供 アスミック・エース エンタテインメント、 IMAGICA、小椋事務所、Yhoo! JAPAN、 EMIミュージック・ジャパン、富士急エンタ ープライズ価 格 ----字幕翻訳 ----吹替翻訳 ----吹替演出 ----制作協力 ----日本公開 ----リリース ----収 録 本編 95分サ イ ズ 16: 9 スクイーズ音 声 1.日本語 ドルビー・デジタル 5.1ch字 幕 ----そ の 他 片面1層、COLOR、DOLBY DIGITAL、 2 NTSC、DVD、レンタル専用映像特典 ----※ディスク【 ジャケット 】オモテ面:360度から迫る臨場快感! 出口は無い 目が離せない謎とスリルに引きずり込まれるウラ面 :360度から迫る【臨場快感】の恐怖と謎! 最後まで身も心も引きずり込まれる 【ソリッド・アトラクション・スリラー】日本映画のジャケットには、やたらとスタッフやキャストの名前が並んでいる。目をこらしても読めないくらい文字が小さくなっても、まるで印刷技術の限界を試すかのように羅列されている。どんな理由か分からないが、日本映画の大半が同じような作品なのは、この辺りに原因があるような気がする。さて、本作品のジャケットには、スタッフの名前ではなく、企業名が目立つ。製作がうまく行かなかったのか、権利の問題が絡んでいるのか、独立系だから資金集めに苦労したのか、その理由はやはり不明だが、何となく涙ぐましい。日本映画が「お涙頂戴」にはしる理由が、何となく分かったような気がする。(溜息)【 感 想 】「清水監督の迷宮」「実は主人公が犯人でした」みたいなオチは、どう観客を納得させられるかが、大きなポイントだ。難しいのだ。ヒットしたアラン・パーカー監督の『エンゼル・ハート(87)』だって微妙な感じがする。成功例なんてあるのだろうか? 主人公が見ている世界と、客観的な現実との乖離が、違和感となって観客の心の奥底に残るからだ。かなり上手にシナリオを練らないと、ラストで観客を驚かすことは出来ない。(溜息)清水崇監督は、そういう仕掛けが苦手だと思う。『輪廻(05)』のエンディングも、あまり鮮やかではなかった。(見せ方のことですので念のため)――ケンは、久しぶりに故郷の町に帰って来る。引っ越しをして以来だ。子供の頃の親友だったモトキ、その婚約者で盲目のリン。そして、遊園地で行方不明となったユキの 4人は、いつも一緒だった。その夜、ケンがモトキらと旧交をあたためていると、突然、ユキが帰って来る。行方不明になってから10年間、彼女は、どこにいたのか、なぜ帰って来たのか、驚くケンたちは対応に窮して、彼女を自宅まで送り届けることになる。応対に出たのは、彼女の妹のミユだった。……というお話し。この後、ケンたちは、遊園地のお化け屋敷に迷い込むことになる。不気味な映像とともに10年前に何があったのか語られる。もっとミステリー色を濃くしても良かったと思うが、決定的なミスは、そこじゃない。セリフにある。10才かそこらの子供たちにしては、セリフや行動が大人すぎるのだ。(ケンのイマジネーションの中だから、これで良いのかも知れないが……) これはキャラクタ設定の間違いだと思う。或いは、優秀なダイアローグ・ライターが必要だったのだ。企画からヒネリ出したストーリーだから多少無理矢理なのは仕方ない。でも、もう少し何とかして欲しかった。(嘆息)あまり良い印象のない作品で、個人的には清水監督のフィルモグラフィの中ではワーストに数えている。見どころを探すとすれば、盲目のリンを演じた前田愛さんだけだと思う。ピッタリしたTシャツ姿に目が釘付けだった。(←オマエは、そんなトコばかり見てるな。欲求不満なのか? ちゃんと演技をほめろよ)本作品は、3Dで劇場公開された。劇場に足を運んだが、正直なところ、どこが3Dなのか分からない出来映えでガッカリしたことを覚えている。今回、あらためて鑑賞してみて再度ガッカリ。(溜息)オススメ致しません!【 清水崇監督作品 】『2209 呪怨[ビデオオリジナル版]』『2210 呪怨2[ビデオオリジナル版]』『2211 呪怨 劇場版[デラックス版]』『2212 呪怨2 劇場版[デラックス版]』『2213 呪怨/白い老女』『2214 呪怨/黒い老女』『2215 呪怨/終わりの始まり』『2216 呪怨/ザ・ファイナル』『2217 THE JUON ―呪怨― ディレクターズ・カット』『2218 呪怨/パンデミック -爆発感染- ディレクターズカット・エディション』『2219 呪怨/ザ・グラッジ3』『1365 バイオハザード/ヴェンデッタ [ブルーレイ+DVD]』『2334 輪廻』
2024.04.16
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2328 ダイナソー・デイナ※ジャケット(オモテ面)【 スタッフ 】監 督 J.J.ジョンソン脚 本 J.J.ジョンソン クリスティン・シムズ制作総指揮 J.J.ジョンソン ブレア・パワーズ クリスティン・シムズ【 キャスト 】デイナ(菊池こころ)……ミケーラ・ルーチサーラ(國府咲月)………サーラ・チャウドリーハディエル(武田 華)…リッチー・ローレンスマテオ(中野さいまフ……エヴァン・ウィッテン※ジャケット(ウラ面)【 仕 様 】型 番 ALBD-10320製作年度 2020年度製 作 国 アメリカ・カナダ原 題 Dino Dana Movie発 売 アルバトロス株式会社販 売 アルバトロス株式会社提 供 ----価 格 ----字幕翻訳 ----吹替翻訳 ----吹替演出 ----制作協力 ----日本公開 ----リリース ----収 録 77分サ イ ズ シネスコ音 声 1.日本語吹替 (Stereo)字 幕 ----そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、複製不能、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、 DVD、レンタル専用 中古販売禁止映像特典 予告編※ディスク【 ジャケット 】オモテ面:魔法の本を開いたら、 恐竜たちが現代にやって来た!! ティラノサウルスの 赤ちゃんを救え!! 大恐竜時代となった世界で、 愛と勇気の大冒険が始まる!!ウラ面 :大人気の恐竜たちが大集合!! 大興奮の恐竜アドベンチャー!!ジャケットのオモテ面は、本から飛び出した恐竜たちのイラスト。高層ビル群が現代であることを示している。どこにも主人公たちの姿が登場していない点が面白い。まぁ、ウラ面を見ていただくと分かる通り、子どもたちはあまり可愛くない。(←おいっ!) それが理由だと思うな。(←コラっ! やめいっ!)【 感 想 】「男の子なら子供の頃に必ず持っていた恐竜図鑑」本作品は、カナダのTVシリーズ『デイナの恐竜図鑑(17-20)』の劇場版。知らなかったけど、日本でもN○Kが放送していたらしい。本国では 4シーズン52話が製作されたようだ。ちなみにIMDBによれば、『ダンの恐竜図鑑(10-14)』という番組の続編とのこと。こちらは男の子が主人公で、 4シーズン52話。きっと人気番組だったんだな。従って、本作品は児童向けである。ディスクには日本語吹替版しか収録されていないのは、親切心からだろう。(自動的に吹替で再生が始まり、間違っても字幕版で再生はされない) でも、オリジナル音声と字幕が収録されていないのは、大人からすると不便だなぁ。時々、正確には何と言っているのか判断がつかないセリフがあるからだ。歳をとると子供の甲高い声は聞き取りヅラい。(溜息)――恐竜が大好きな10才の女の子のデイナ。毎日、《恐竜実験(恐竜に関する謎を解く)》に大忙し。そんな或る日のこと、近所に恐竜が好きなハヴィエルとマテオの兄弟が引っ越しして来る。デイナは友だちが出来て大喜び。でも、デイナが弟のマテオに「恐竜が出て来る図鑑」を貸したものだから大変なことになってしまう。本当に恐竜が出て来て、襲われたり逃げ回ったり、大騒ぎ。然も、マテオがティラノサウルスの赤ちゃんを助けたことから、三人は大冒険に身を投じることになる。……というお話し。『ジュマンジ(95)』や『ザスーラ(05)』のようにホンモノが現実世界に現れるワケではなく、「信じる子にだけ見える」という設定になっている。それでもツッコミどころ満載なのだが、屁理屈をこねずに幼い子供に戻ったような気持ちで楽しむのがベストだろう。それにしても、子供の空想ゴッコを劇場用映画にしてしまうところがスゴイ。カナダは侮れない。日本映画界では絶対に無理だ。個人的には有名な映画祭で賞を取る作品よりも、子供の知的好奇心や冒険心をくすぐる作品を撮って欲しいと思う。その先に、映画本来の役割りがあると思うのだ。ちなみに、カナダは恐竜化石のメッカである。アラバータ州にカナディアン・バッドランドと呼ばれる荒地があり、州立恐竜公園に位置している。(世界遺産にも登録されている) 白亜期の化石がザクザク発掘されるらしい。日本の福島みたいなもんかなぁ。(苦笑)小さい子供がいるご家庭にオススメ!(大の男が一人で観ると「ヘンタイだぁ」と指差されるので、おやめ下さい)【 『ジュラシック・パーク』シリーズ 】『0699 ジュラシック・パーク』『0700 ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』『0701 ジュラシック・パーク3』『0702 ジュラシック・ワールド』『1895 ジュラシック・ワールド/炎の王国 [ブルーレイ]』『2327 ジュラシック・ワールド/新たな支配者』【 恐竜映画 】『0584 ジュラシック・ビースト』『0829 ランド・オブ・ザ・ロスト』『1094 ダイナソー・キングダム』『1177 ジュラシック/リボーン』『1240 プテラノドン』『1934 ジュラシック・レイク』『1988 ダイナソー・プロジェクト [ブルーレイ]』『2176 ロスト・ワールド2013』『2177 ジュラシック・プロジェクト』
2024.04.09
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2316 ネイチャー※ジャケット(オモテ面)【 スタッフ 】製 作 BBC EARTH監 督 パトリック・モリス ニール・ナイチンゲール日本語版ナビゲーター 滝川クリステル【 キャスト 】----※ジャケット(ウラ面)【 仕 様 】型 番 GNBR-2927製作年度 2014年製 作 国 イギリス原 題 ENCHANTED KINGDAM発 売 元 NBCユニバーサル・エンターテイメント販 売 元 ----提 供 ----価 格 ----字幕翻訳 ----吹替翻訳 ----吹替演出 ----制作協力 ----日本公開 ----リリース 2014.11.06収 録 本編 87分+特典 52分サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ音 声 1.日本語(5.1chサラウンド) 2.英語(5.1chサラウンド)字 幕 1.日本語字幕 2.英語字幕そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、複製不能、 DOLBY AUDIO、2 NTSC 日本市場向、 DVD VIDEO、レンタル専用映像特典 1.『ネイチャー』のできるまで (ナレーター:神田沙也加) 2.予告編集※ディスク【 ジャケット 】オモテ面:史上最高の地球旅行へ。ウラ面 :史上最高の地球旅行へ。 『ディープ・ブルー』『アース』の BBC EARTHが贈る 驚異の大自然体験! ― ナビゲーター:滝川クリステル ―当たり障りのないコピーが並んでいる。使われている[本編画像]も新味に乏しい。何故か「滝川クリステル」さんの名前が燦然と輝いているところが面白い。IOCの総会での彼女の「お・も・て・な・し」発言が注目されたのが2013年だから、本作品がリリースされた時は、本編内容よりもイドリス・エルバよりもパトリック・ドイルよりも訴求力が高かったんだろうなぁ。(作品で売らなくなったら、オシマイだ)【 感 想 】「魅惑の王国」退屈な作品だった。これまでのBBC作品に較べると熱量が低いように感じられる。アフリカの大自然を様々な角度から切り取って見せる試みは、思ったほどには熱中できるアイデアではなかったらしい。3Dだったことも、その一因かも知れない。そもそも制作にかける時間が短すぎる。『ディープ・ブルー(03)』は制作 7年、撮影 4年半と謳っていた。でも、本作品は「 573日を費やし」たと言う。(撮影日数かどうかは不明) 約 1年半だから『ディープ・ブルー』の 3分の 1だ。長ければ良いってもんでもないが、これでは「熱量が低い」と言われても仕方あるまい。実際、決定的な瞬間を捉えた映像は少なかった。(溜息)原題は『ENCHANTED KINGDOM』。iPhoneが翻訳すると「魅惑の王国」と答えた。そのタイトルの通り、本作品では幾つかの環境下で暮らす生き物たちをフィーチャーしている。熱帯雨林や砂漠、熔岩が吹き出す大地、灼熱の平原、気温の変化が激しい高山、分水嶺から大河へ。それぞれを「王国」と呼んで紹介している。オープニングとエンディングでは噴水で遊ぶ子供たちの姿を中心に人間社会もチラリと見せる。(人間社会は「王国」ではないらしい) でも、紹介された映像を見ながら思ったことは「これのどこが王国なんだ?」と言うこと。小さな出来事の上っ面を紹介しただけ。『ディープ・ブルー』のように、小魚の大群から食物連鎖の頂点に立つクジラの巨体まで順を追って見せられると、なるほど「これが王国か」と納得できる。或いは、波打ち際でアシカを襲うシャチとか。決定的瞬間を見せる前段として動物たちの暮らす環境を美しい映像で説明していた。『ディープ・ブルー』の凄さは、そこにあった。映像詩としても十分に通じる感性豊かな映像だけではなく、キチンと伝えたいストーリーが存在していた。でも、本作品には、それがない。だから退屈なのだ。(それにしても、誰だ、『ネイチャー』だなんてマト外れな邦題を付けたヤツは)なので、オススメ致しません!【 ドキュメンタリー 】『0661 シロクマ物語』『0842 ライフ/いのちをつなぐ物語』『1415 天空からの招待状』『1485 アルプス/天空の交響曲(シンフォニー)』『1920 アニマル・ベイビーズ/動物園で生まれた赤ちゃん』『2073 ミーアキャット』『2314 いのちの食べかた』『2315 ディープ・ブルー』[ジャック=イブ・クストー 劇場3部作]『1878 ジャック=イブ・クストー/沈黙の世界』『1879 ジャック=イブ・クストー/太陽のとどかぬ世界』『1880 ジャック=イブ・クストー/世界の果てへの旅』[ジャック=イブ・クストー 海の百科]『1885 ジャック=イブ・クストー/海の百科 1』『1886 ジャック=イブ・クストー/海の百科 2』『1887 ジャック=イブ・クストー/海の百科 3』『1888 ジャック=イブ・クストー/海の百科 4』『1892 ジャック=イブ・クストー/海の百科 5』『1893 ジャック=イブ・クストー/海の百科 6』『1894 ジャック=イブ・クストー/海の百科 7』『1899 ジャック=イブ・クストー/海の百科 8』『1900 ジャック=イブ・クストー/海の百科 9』『1901 ジャック=イブ・クストー/海の百科10』
2024.03.28
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2313 ハートブレイク・リッジ/勝利の戦場 [CLINT EASTWOOD COLLECTION]※ジャケット(オモテ面)【 スタッフ 】監督・製作 クリント・イーストウッド脚 本 ジェームズ・カラバトソス音 楽 レニー・ニーハウス【 キャスト 】ハイウェー……クリント・イーストウッドアギー…………マーシャ・メイスンステッチ………マリオ・バン・ピープルス※ジャケット(ウラ面)【 仕 様 】型 番 DLR-11701製作年度 1986年製 作 国 アメリカ原 題 HEARTBREAK RIDGE発 売 元 ワーナー・ホーム・ビデオ販 売 ----提 供 ----価 格 ----字幕翻訳 岡枝慎二吹替翻訳 ----吹替演出 ----制作協力 ----日本公開 ----リリース 2003.収 録 130分(本編)サ イ ズ 16: 9 LB ビスタ・サイズ音 声 1.オリジナル<英語>(5.1chサラウンド) 2.フランス語(モノラル)字 幕 1.英語字幕 2.フランス語字幕 3.スペイン語字幕 4.ポルトガル語字幕 5.日本語字幕そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、複製不能、 DOLBY DIGITAL、 2 NTSC 日本市場向 輸出禁止商品、 DVD VIDEO、レンタル専用映像特典 オリジナル劇場予告編※ディスク【 ジャケット 】オモテ面:----ウラ面 :クリント・イーストウッブ監督・主演! 迫力のグレナダ侵攻を再現! 痛快戦争スペクタクル!!明るい本編とは裏腹に、ジャケットの出来映えはアートっぽい。[CLINT EASTWOOD COLLECTION]だけあって、イートウッドが中心なのは分かるが、もう少し本編の雰囲気を伝えて欲しいところ。まぁ、当時のチラシやポスターもこれだったから文句は言えないか……。【 感 想 】「リゾート地の戦闘」 クリント・イーストウッド監督作品の中では好きな1本。前半は日本のスポ根ドラマのようなコメディ・テイスト、後半はグレナダ侵攻を舞台にした戦闘シーンが描かれる。青い空、青い海、緑の樹木、まるでリゾート地のように美しい町を遠くに眺めながらの銃撃戦。激しくはないものの、その対比が 白昼夢のようで強く印象に残る。 ――朝鮮戦争以来、数々の軍功をあげて来たトム・ハイウェイ軍曹だったが、時代の変化には抗えず、「お払い箱」寸前だった。その日も酔っ払ってパトカーで放尿した挙げ句、留置所でも喧嘩をする始末。それでも、かつて受章した名誉勲章に免じて放免されるが、古巣である海兵隊の偵察小隊への復帰を命じられる。若手を一人前の海兵隊員に育て上げることが任務だった。しかし、そこは、とても海兵隊員とは言えぬ問題児ばかりを寄せ集めた小隊だった。……というお話し。 それまで自堕落な生活を送っていた若い隊員たちが、理不尽とも思えるハイウェイ軍曹のシゴキに耐えているうちに少しずつ海兵隊員らしい精悍な顔つきに変わって行く。定番ではあるけど、自信を回復して行く様子は観ていて気持ちがイイ。(笑) ――やがて、カリブの島国グレナダでクーデターが勃発。米国は兵を派遣することになる。初めての実戦に緊張しながらもハイウェイ軍曹率いる小隊は、大学に取り残されたアメリカ人の救出に成功。次なる任務は、更に奥地の偵察だったが、思わぬ反撃を受けてしまう。……という展開。 トム・ハイウェイ軍曹役を演じたのは、クリント・イーストウッド。引退間近の老兵役だが、どこか色っぽい。武骨な老人が別れた女房に再びアプローチしようとする姿は、気持ち悪いけど滑稽で可愛らしい。この頃のイーストウッドは、人生をハーフターンした男女の恋愛をよく描いていた。自分自身の恋愛観が投影されているのだろう。 海兵隊のお話しなので、登場するのは男ばかり。紅一点は、ハイウェイ軍曹の元妻アギー。演じたのは、マーシャ・メイスンで、70年代半ばから80年代前半くらいまでは、毎年のように出演作品が封切りされていた。私たち世代には、懐かしい女優さんだ。 ちなみに私は、スタンリー・キューブリック監督の『フルメタル・ジャケット(87)』と本作品は、よく似ていると思っている。(公開は本作品が 1年先だ) 似ているのは前半が訓練、後半が実戦という構成だけだけど、テーマや手法こそ違え、映画に対する向き合い方がまるで「オモテ」と「ウラ」のよう。片や戦争そのものを描こうとし、片やエンターテイメント。両方の作品を見比べると面白いかも知れない。(笑)【 クリント・イーストウッド出演作品 】『0877 ダーティハリー [THE DIRTY HARRY COLLECTION/ブルーレイ]』『0878 ダーティハリー2 [THE DIRTY HARRY COLLECTION/ブルーレイ]』『0879 ダーティハリー3 [THE DIRTY HARRY COLLECTION/ブルーレイ]』『0880 ダーティハリー4 [THE DIRTY HARRY COLLECTION/ブルーレイ]』『0881 ダーティハリー5 [THE DIRTY HARRY COLLECTION/ブルーレイ]』『0977 ザ・シークレット・サービス [ブルーレイ]』『0175 スペースカウボーイ』『1484 ブロンコ・ビリー [CLINT EASTWOOD COLLECTION]』『1875 ルーキー [ブルーレイ]』『1995 夕陽のガンマン』『2309 真昼の死闘』『2310 荒鷲の要塞 [CLINT EASTWOOD COLLECTION]』『2311 サンダーボルト』『2312 タイトロープ [CLINT EASTWOOD COLLECTION]』
2024.03.25
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1956 ガールズ・ファーム/少女奴隷牧場2※ジャケット(オモテ面)【スタッフ】・監 督 越坂康史・製作総指揮 原啓二郎・脚 本 深澤浩子 越坂康史・撮 影 笠原 晋・Bカメラ 大江泰介・録 音 八木重憲・ヘアメイク 長谷阪絵美・スチール 北村純一・制作進行 中田寛美・制作部応援 吉原麻貴・助 監 督 福谷孝宏 岡田祐太・助監督応援 長谷知幸・製 作 ニューセレクト・制 作 オープンアイズ【キャスト】・南 まゆ・荒木まい・川越ゆい・北村玲奈・深琴・吉原麻貴・神原れおな・小林麻祐子・高橋信多・津田 篤・奥嶋広太・園山千尋・安藤ヒロユキ・一本杉渡・藤本健裕・中田寛美・北九州※ジャケット(ウラ面)【仕 様】・型 番 PWAD-4550・製作年度 2017年・製 作 国 日本・原 題 ----・発 売 プライムウェーブ株式会社・販 売 プライムウェーブ株式会社・ビデオ企画 ----・価 格 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・監 修 ----・日本公開 ----・リリース ----・収 録 70分・サ イ ズ 16: 9 ビスタ・音 声 1.オリジナル (Stereo)・字 幕 ----・そ の 他 片面1層、COLOR、MPEG-2、複製不能、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、 DVD、レンタル専用 中古販売禁止、R-15・映像特典 予告編※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:家畜になるな 自由をつかめ・ウラ面 :脱走か?死か? “人間牧場”で飼われる少女たちの 明日はどっちだ?前作と同じレイアウトのジャケット。ベースカラーが、赤からブルーになって、ちょっとクールな感じに仕上がっている。色の果たす役割りは大きいなぁ。ウラ面の画像選択は、ちょっと扇情的なものに傾いている。それはそれで、理に適っているので、善しとしましょう。(笑)それにしても、やっぱり「R-15」って変だよなぁ。それだけ規制が緩くなったんだろうけど、個人的にはレーティングは「R-18+」が妥当だと思うぞ。(笑)【感 想】「目的が不明の人体実験」前作『ガールズ・ファーム/少女奴隷牧場(16)』の続編。同じ設定だが、今回はサスペンス仕立て。一応、真相が二転三転する仕掛けが施されている。(笑)――ソーシャル・カースト制度最下層《トラッシュ・クラス》の学校、通称「ガールズ・ファーム」足立第4に2人の転校生が遣って来る。美崎あやかと佐藤サキ。二人は、他の生徒に馴染むことなく、男性職員を次々と虜にして行く。その様子を怪しんだファーム・マスターの夕子は、あやかとサキの素性を調べ始める。程なくして、二人が記録とは別人であることが判明する。それは大きな問題だった。けれど、ファーム・マスターの同僚に、逆に口をつぐんでいるように警告されてしまう。その方が身の安全のためだと。納得が行かない彼女は、更に調査を進め、あやかを直接問い詰める。すると、あやかは真相を話し始めた。それは、秘かに行われていた少女たちの肉体を医学的に改造する人体実験だった。……というお話し。やっていることは前作と同じだが、性的な人体実験なんて話しが飛び出す。(苦笑) 男性の快感を増幅させる機能を手術で付加するらしい。男が下半身で物を考える傾向があることは理解しているが、それにどんな意味があるんだ? 「女がベッドで情報収集する」なんて設定は、B級のスパイ映画でよく見た光景だが、男を究極の快楽に導くセ○クスが出来たからって、どれだけアドバンテージがあるのだろう。Hよりも、男を惑わす女の言動、そのテクニックの方が、よほど有効だと思うぞ。とは言っても、そんなことを真面目に議論するような作品ではないので、軽くスルーしておきましょう。美崎あやか役は、南まゆさん。佐藤サキ役は、荒木まいさん。どちらも、A○女優さんとのこと。(まぁ、Hシーン中心だから、そうなるよね)他の女生徒役を演じた方々、川越ゆいさん、北村玲奈さん、深琴さん、吉原麻貴さん、神原れおなさんは、前作から続投。時間軸の前後は分からないが、卒業も「身受け」もなかったらしい。(卒業したら、どうなるんだろ? そもそも、卒業なんてあるのか?)たぶん、用務員や教師を演じた男性陣も同じだろう。クラブの客も同じ人だった。(出てくれる役者さんが限られるんじゃないか? それとも同時撮影か)監督は、同じような作品を年に何本も撮っている越坂康史さん。“一人日活ロマンポルノ”って感じだ。『マン・ハンティング』シリーズも、似たような展開だったけれど、同じような作品ばかりだと、ネタ切れになるんじゃないか? 心配しているわけではありませんが……。(笑)こういうオリジナルビデオがお好きな方は、どうぞ! 私はオススメ致しません!(爆)『1956 ガールズ・ファーム/少女奴隷牧場』
2020.08.11
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1749 ドント・スクリーム※オモテ面【スタッフ】・監督・脚本 ダレル・ウィート・製 作 エリック・B.フライシュマン 『ハンティング・パーク』 ショーン・タビビアン 『ハンティング・パーク』・脚 本 カイル・アリントン 「オリジナルズ〈セカンド・シーズン〉」・撮 影 エリック・ベイダー・音 楽 ジョーナ・オスティネッリ 『ディープ・インフェルノ』・編 集 アダム・バーネイ【キャスト】・カービー・ブリス・ブラントン 『グリーン・インフェルノ』・サミュエル・ラーソン「glee/グリー」シリーズ・レイチェル・ディピロ「シカゴ・メッド」・アレックス・シェイファー 『WE ARE YOUR FRIENDS ウィ・アー・ユア・フレンズ』・ジェームズ・ランドリー・ヘバート 『ハンティング・パーク』※ウラ面【仕 様】・型 番 GKDS-10021・製作年度 2016年・製 作 国 アメリカ・原 題 RECOVERY・発 売 元 株式会社トランスワールドアソシエイツ 株式会社玉光堂・販 売 元 株式会社玉光堂・DVD制作 ----・提 供 ----・字幕翻訳 ----・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・字幕監修 ----・日本公開 ----・リリース ----・収 録 本編 approx. 81分・サ イ ズ 16: 9 LB スコープサイズ・音 声 1.オリジナル (英語) 2.0ch・字 幕 1.日本語字幕・そ の 他 片面1層、COLOR、MPEG-2、 DOLBY DIGITAL、2 NTSC 日本市場向、 DVD VIDEO、複製不可、 レンタル禁止・映像特典 オリジナル予告編※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:この男に捕まったら もう帰れない。・ウラ面 :簡単に脱出できるはずだった。『ドント・ブリーズ』だの『ドント・ノック・トワイス』だの『ドント・スリープ』だの、一時期、『ドント~』という邦題が、乱発された。ヒット作にあやかっての戦略の一部なのだろうが、ま、安易だよな。(苦笑)中には、端的に本編を表現したものもあったが、本作品はイマイチ。ジャケットの出来映えもイマイチ。確かに、『ドント・ノック・トワイス』のような心霊系のホラー映画なら、ジャケットやポスターをデザインしやすいかも知れない。でも、本作品は、サイコ・スリラーだもんね。ちょっと難しかったかも知れない。(とはいえ、『ドント・ブリーズ』は同じ路線の作品だったが、まずまず手堅い仕上がりだった)【感 想】「どんと焼きとアイスクリーム」昨年も夏から秋にかけて、あちこちのお祭りに顔を出して、屋台を満喫した。(笑) タコ焼きとお好み焼きと焼きソバは外せない。ソースせんべいにカキ氷にラムネと、たらふく食べる。ホコリっぽい道端にしゃがんで食べるのも、童心にかえったようで楽しい。もちろん、お土産用のソースせんべいも買って帰るが、家で食べても全く美味しくない。やっぱり、日が落ちて、安っぽい灯りの中、喧騒にひたりつつ食べるのがウマイのだ。これぞ日本の楽しみ方だし、日本人として生まれて良かったと思う瞬間である♪最近の屋台は、流行りものを取り入れて、私たち世代には馴染みのないものも増えた。牛や鮎などの串焼きモノ、何の肉が分からない怪しいケバブ。ポテト系もじゃがバタだけでなく、シーズニングが選べるポテトなど多彩になった。子供向けの光り物もディズニーランド顔負けなほど充実している。金魚すくいや水風船も復活の兆しがある。さすがにカラフルなひよこはお目にかかれないが、ラテの容器のような透明なプラスチックのコップでメダカを売っているのは新鮮だった。ベビーカステラも、キャラクタとコラボして、新たな需要を開拓しようとしているようだ。そう言えば、くじ引きの景品も時代の煽りを受けて、携帯ゲーム機やソフトが増えた。プラスチック製のライフルや拳銃、プラモデル程度では、子供たちを引き寄せられないのだろう。相変わらずスカは手のひらサイズのぬいぐるみだけどね。(苦笑)射的は、昔ながらの体裁を保っている。決して撃ち落とすことが出来ない上段の景品には変化が見てとれるが、獲りやすい下段のオモチャは“グリコのオマケ”程度なのは変わらない。今年は電子式のダーツを初めて見た。中高生がターゲットなのだろう。並んでいる景品は、他の屋台と変わらないが、トレンドの取り入れ方に、この業界の世代交代を読み解くことが出来る。フルーツ系は、チョコバナナとリンゴ飴が双璧だが、串に刺したスイカやメロンなども新規参入ながら、子供たちには人気が高い。親としても、ヘンな肉をねだられるくらいなら果物の方が安心だ。ちょっと廃れつつあるのが、大判焼きとか今川焼きとか言われているアンコもの。どんと焼きを始めるとするお餅系も少なくなった。炭火で焼かれるので、存外ウマイと思うのだが、これも趨勢というヤツだろう。(そう言えば、カラメルも少なくなったな)ここ数年で増えて来ているのが、クレープ。じわりと出店数を増やしている。私は、アップルシナモンにバニラアイスと生クリームをトッピングすることに決めている。この組み合わせがサイコーなのだが、屋台ではなかなか対応できないので、いつもスルーしている。けれど、今年は近くの駐車場でクレープの屋台トラックを出しているお祭りがあって狂喜乱舞した。(笑)(閑話休題)さて、本作品のタイトルを見て《どんと焼き》と《アイスクリーム》を連想してしまったので長い前置きになってしまった。(笑)本作品は、監禁系のホラー映画である。『悪魔のいけにえ』シリーズの系統かも知れない。グロいシーンは頑張っていたが、ストーリー展開が偶然に頼り過ぎているように見えて、出来映えはイマイチ。(溜息)監督さんは、キャラクタ作りに力を入れて、ジェイソンやフレディのようなホラーアイコンにしたかったのだろう。確かに、変態家族の長男“アゴなし男”はインパクトがあった。(笑) でも、彼が暴れまわるシーンはあまりないし、肝心なところが抜けていたような気がする。主人公のブロンド娘を演じるのは、『グリーン・インフェルノ(13)』に出演していたカービー・ブリス・ブラントン。なかなかの熱演だった。また、彼女の弟のマイルズ役を演じたのは、アレックス・シェイファー。いいキャラクタだった。(笑) いろいろ盛り込み過ぎたわりには、ランニングタイムは80分という驚異的な短さ。おかげで、回収されない伏線だらけで、不満が残る出来映えだった。どんと焼きとクレープのトッピングにアイスクリームはオススメだが、『ドント・スクリーム』はオススメ致しません!(笑)
2020.01.17
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1623 キャッスル/ミステリー作家のNY事件簿 シーズン2 VOL. 8 [コレクターズBOX Part2]※オモテ面【スタッフ】・製作総指揮 アンドリュー・W.マーロウ ロブ・ボウマン【キャスト】・リチャード(リック)・キャッスル… ネイサン・フィリオン(加藤亮夫)・ケイト・ベケット……スタナ・カティック(湯屋敦子)・マーサ・ロジャーズ…スーザン・サリヴァン(鳳芳野)・アレクシス・キャッスル… モリー・C.クィン(羽飼まり)・ハヴィエル・エスポジート… ジョン・ウエルタス(堂坂晃三)・ケヴィン・ライアン………… シーマス・ディーヴァー(菊本 平)・ラニ・パリッシュ…タマラ・ジョーンズ(平野夏那子)・ロイ・モンゴメリー… ルーベン・サンチャゴ・ハドソン(小原雅人)・ジョーダン・ショウ………ダナ・デラニー(松岡洋子)※ウラ面【仕 様】・型 番 VWDS2555B・製作年度 2009年・製 作 国 アメリカ・原 題 CASTLE・発 売 元 ウォルト・ディズニー・スタジオ ・ジャパン・販 売 ----・提 供 ----・価 格 10,000円(10,500円 税込)・字幕翻訳 古賀香菜子・吹替翻訳 ----・吹替監修 ----・吹替演出 ----・日本公開 ----・リリース ----・収 録 85分( 2エピソード収録)・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ・音 声 1.英 語 (5.1ch/ドルビーデジタル) 2.日本語 (2.0ch/ドルビーデジタル)・字 幕 1.日本語字幕 2.英語字幕 3.日本語吹替用字幕・そ の 他 片面 1層、COLOR、MPEG-2、 DOLBY DIGITAL、NTSC 日本国内向、 DVD VIDEO、無許諾レンタル不可・映像特典 『Dirty Sexy Money ダーティ・セクシー ・マネー』第1話※ピクチャディスク【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :EPISODE15 「スター選手の秘密」 バッドで頭を割られたスター選手―― EPISODE16 「ムチと女と殺人」 遊具に縛られた甘い香りの女子大生――ジャケットのオモテ面のキャラクタの組み合わせは、Vol. 7 ライアンとモンゴメリーVol. 8 ラニとエスポジートVol. 9 キャッスルとアレクシスVol.10 ベケットとマーサVol.11 ライアンとラニVol.12 エスポジートとモンゴメリーVol.13 ベケットとキャッスルそれぞれ違う画像が使われている。目線や顔の向きによって既存のレイアウトにそぐわないのもあるが、ちょっと新鮮な感じがする。(笑)※アウターケース(ウラ面)【感 想】「夏の終わりに」プロ野球も残すところ十数試合だと、ラジオでアナウンサーが興奮気味に話していた。どこが優勝するのか知らないが、ネット上では決まる前から“優勝応援セール”が繰り広げられ、決まった途端に“優勝セール”に切り替わる。それも暫くすると“応援感謝セール”に転身する。残念なことに、セールにかかる商品に変わり映えがなく、金額的にもいつもと大して変わらないような気がする。まぁ、お目当ての商品があるわけではないのでどうでも良いことだが、いつの時代も、貧乏人はお祭りに乗り遅れるものらしい。ちょっと悲しい事実に気づいてしまった。(笑)■.EPISODE15(025)「スター選手の秘密」キューバ・コミュニティにある野球場で、メジャーリーグ選手の遺体が発見される。何者かにバットで頭部を殴られていた。キューバ出身の彼は、20年ぶりに祖国に帰ったことで、コミュニティからバッシングを受けていた。当初は、コミュニティ側の誰かが殺害に関与していると思われたが、捜査を進めて行くうちに、彼に不倫の疑惑が浮かんで来る。……というお話し。父親を知らないキャッスルに、娘のアレクシスがキャッチボールをしようと持ち掛けるラストが素敵な一本。ホント、いい娘だなぁ。こういう脚本を書きたいものだ。もちろん、型通りのエンディングだが、彼女のキャラに敬意を表してOK。(笑)■.EPISODE16(026)「ムチと女と殺人」公園のジャングルジムに吊された女性の遺体が見つかる。遺体には縛られた痕があり、キャラメル・ソースにまみれていた。使われていた拘束具から身許が判明する。彼女は大学院生でSMの世界を研究して論文にしようとしていた。……というお話し。“苦痛の館”の話しも楽しかった(笑)が、アレクシスがチアリーダーに興味をひかれるエピソードが面白かった。アメフトの社会人チームにもチアリーダーがついている。試合の時に応援していたが、人数が少なく寒空の下、可哀想に思ったことを記憶している。やっぱりチアは、日本に馴染まないなぁ。本作品では、アレクシスが「チアはライフスタイルだから……」と入部をやめる。米国ではチアのステイタスが高いようだ。チアリーディングの世界大会をケーブルTVで観たが、ほとんど新体操だった。ミニスカとポンポンに目を奪われがちだが、もっと尊重しなければと思った次第。聞いたところによると、いまはあまり野球中継がないらしい。巨人戦すら放送しないと聞いた。だからって、どうと言うこともないのだが、夏の夜の風物詩がなくなるのは寂しい。昔はエアコンなんかなかったから、蒸し暑い夜は、蚊取り線香の匂いがする縁側でスイカをかじって夕涼みが定番。タネはそこらに飛ばしまくる。背中の方でラジオから野球中継の音声が流れている。試合の勝敗に興味はないが、雑音だらけの歓声やアナウンサーの声に妙に安心感を覚えたものだ。友人の大半は巨人ファンで、稀に中日や広島ファンがいた。ヤクルトのファンは口に出さなかった。パ・リーグは2軍のリーグ戦だと言って譲らないヤツもいた。だからTVでやらないんだ、と――。お説ご尤も。(笑) かく言う私は、アメフトに熱を上げていたので贔屓の球団はなかった。でも、会話に加われないのは悔しいから「アストロ球団」と答えていた。(歳がわかるな)野球は観るよりも、やる方が楽しい。キャッチボールだけだって時間を忘れる。ただ、冬はダメだ。つきゆびだらけになるし、ビリビリ痛い。やはり、夏のスポーツなんだな。今年の夏も終わってしまった。秋風に来年の夏に思いを馳せてしまう。熱中症の心配をしながらゴルフに興じるのも楽しいし、塩素臭いプールの生ぬるい水にプカプカ浮いているのもサイコーだ。沖縄の海にシーカヤックで漕ぎ出し、あの青い色を手にしたくて、気がつくとかなり沖まで来てしまった時の足の竦むような恐怖感すら懐かしい。(レスキューと書かれたボートに引かれて帰ったことは捨ておく) 早く夏が来ないかなぁ。(笑)オススメ!【 キャッスル/ミステリー作家のNY事件簿 シーズン1】『1604 キャッスル/ミステリー作家のNY事件簿 シーズン1 VOL. 1』『1605 キャッスル/ミステリー作家のNY事件簿 シーズン1 VOL. 2』『1606 キャッスル/ミステリー作家のNY事件簿 シーズン1 VOL. 3』『1607 キャッスル/ミステリー作家のNY事件簿 シーズン1 VOL. 4』『1608 キャッスル/ミステリー作家のNY事件簿 シーズン1 VOL. 5』【 キャッスル/ミステリー作家のNY事件簿 シーズン2】『1616 キャッスル/ミステリー作家のNY事件簿 シーズン2 VOL. 1 [コンプリートBOX Part1]』『1617 キャッスル/ミステリー作家のNY事件簿 シーズン2 VOL. 2 [コンプリートBOX Part1]』『1618 キャッスル/ミステリー作家のNY事件簿 シーズン2 VOL. 3 [コンプリートBOX Part1]』『1619 キャッスル/ミステリー作家のNY事件簿 シーズン2 VOL. 4 [コンプリートBOX Part1]』『1620 キャッスル/ミステリー作家のNY事件簿 シーズン2 VOL. 5 [コンプリートBOX Part1]』『1621 キャッスル/ミステリー作家のNY事件簿 シーズン2 VOL. 6 [コンプリートBOX Part1]』『1622 キャッスル/ミステリー作家のNY事件簿 シーズン2 VOL. 7 [コンプリートBOX Part1]』
2019.09.13
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0378 ドゥームズデイ [UNRATED]【スタッフ】・監督・脚本 ニール・マーシャル・製 作 スティーヴン・ポール ベネディクト・カーヴァー・製作総指揮 ピーター・マカリーズ【キャスト】・エデン・シンクレア…ローナ・ミトラ(湯屋敦子)・ビル・ネルソン………ボブ・ホスキンス(大塚周夫)・ノートン軍曹……エイドリアン・レスター(松田健一郎)・ハッチャー首相…アレクサンダー・シディグ(森田順平)・マイケル・カナリス…デヴィッド・オハラ(谷 昌樹)・ケイン博士…………マルコム・マクダウェル(樋浦 勉)【仕 様】・型 番 GNBR-1900P・製作年度 2008年・製 作 国 アメリカ・英 題 DOOMSDAY・収 録 本編 113分・音 声 1.英 語 (5.1ch サラウンド) 3.日本語 (5.1ch サラウンド)・字 幕 1.日本語字幕 2.吹替用字幕・サ イ ズ 16: 9 LB スコープサイズ・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、レンタル専用・日本語字幕 川又勝利・吹替版翻訳 瀬谷玲子・吹替版演出 宇出喜美・2009年日本公開作品・発 売 元 ジェネオン・ ユニバーサル・エンターテイメント【ジャケット】・オモテ面:“世界滅亡の日《ドェームズデイ》”まで、 48時間――。 人類の未来は、美しき戦士に託された。・ウラ面 :『ディセント』のニール・マーシャル監督と ハリウッドの超一流スタッフが放つ、 衝撃のバイオレンス・ヒロイン・アクション!オモテ面は、ローナ・ミトラが凄みながら銃口をこちらに向けている。右手にはカタナ。背後には、“人喰い軍団”。(笑) ヘリやバイク、車なども描かれている。――うん、ざっくりとしてはいるが、なかなかの出来映えだ。ご本人よりも、美形に描かれている。何となく、“修正”された証明写真みたいだ。ウラ面は、上方にカーチェイスの一場面。左には銃を構えるローナ・ミトラの画像が重ねられている。その下、ストーリーの下に取り込み画像が4枚。人喰い軍団が兵士の一人を木に括り付けて、いまから焼こうとしている場面が印象的だ。このシーンの後、皿にのせられたミディアムレアの肉が出て来るが、思わず「うまそうだな」と思ってしまった。(汗)バラエティに富んだ作品だったので、もう少し画像選びに幅が欲しかったと思う。でも、いいセンスだ。【感 想】「ジョン・カーペンター監督の後継者」てっきりゾンビ映画だとばかり思っていた。ところが、違った。(笑)微妙なスタンスの作品だ。何と言えばいいのか、『バイオハザード』のように始まり『28週後…』のように展開し、いきなり『マッドマックス2』になったかと思うと『ニューヨーク1997』のようになって『マッドマックス サンダードーム』にもなった。(笑) 見事なくらいB級アクションの王道路線を行ってる。こういう節操の無さは好きだ。監督はニール・マーシャル。あの『ディセント』を撮った新進監督さんだ。内容は兎も角として、映像はエッジがきいていてスタイリッシュ。容赦ない描写は、スキルと言うよりも、この監督サンの性格かも知れない。そう考えると、本作品のようなアクション系は、あまり彼向きの題材ではなかったかも知れない。それでも、最後まで興味を失わせることなく観せた手腕は見事である。観ている最中に幾度となくジョン・カーペンター監督のことを思い出してしまった。ジャンルの幅が広く、独自のスタイルを持っていて、恋愛モノからヌタヌタグチョグチョのホラーに至るまで名作をものにしている。おそらくニール・マーシャル監督も同じ道を歩んでいるような気がする。主演女優のローナ・ミトラは、美形ではないし、男性的な顔立ちで身体つきも男っぽい。(痩せぎすで筋っぽい) ホラー映画としては不適格だ。やはり、ホラー映画の主人公は“美形”か“可愛い系”でないと、汚されて行く姿にゾクゾクしないではないか。(笑)けれど、ストーリーが中盤から『マッドマックス2』のようなアクション中心に転じると俄然、映えて来る。『アンダーワールド』のコスチュームも気にならなくなる。『エイリアン2』のシガニー・ウィーバーもそうだが、色気よりも強い意思を感じさせる眼差しがアクション映画には相応しい。その点、ローナ・ミトラは合格点だった。この手の作品で欠かせないのが、脇役に知名度の高い役者サンを揃えることだ。本作品でもボブ・ホスキンスが印象に残る。『ロジャー・ラビット』はあまり好きではないが、『モナリザ』は絶妙の演技だった。出番は少ないものの「もっと(画面に)出て来ないかな」と思わせた。一方、マルコム・マクダウェルは、最初に登場した時は誰だか分からなかった。『時計じかけのオレンジ』で一世を風靡した彼だが、以降はあまり作品に恵まれていない。印象が強すぎたのだ。最近、ようやくそれを払拭できたような気がする。歳をとって顔つき目つきが変わって、役者サンとして白紙の状態に戻ったようだ。これなら監督サンも“S.キューブリックの怨霊”を気にせずに使えるかも知れない。これから良い役に恵まれてほしいと心から思う。ゴッタ煮のような作品だったが、鑑賞後の不快感はなかった。あれだけいろいろと詰め込んだのは、ニール・マーシャル監督が自分の“腕試し”をしたような気がする。もしかしたら近い将来、本作品をバネにして、とんでもない名作をモノにするかも知れない。オススメ!
2016.04.16
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0354 機動戦士ガンダム/MSイグルー -1年戦争秘録-1 大蛇はルウムに消えた【スタッフ】・原 作 矢立 肇 富野由悠季 「機動戦士ガンダム」より・監 督 今西隆志・脚 本 大熊朝秀・演 出 松田剛吏・ベースメカニカルデザイン 大河原邦男・スーパーバイザー 出渕 裕・デザインワークス 出渕 裕、カトキハジメ、荒牧伸志、 山根公利、藤岡建機・設定考証 永瀬 唯・CGスーパーバイザー 小畑正好・音響監督 藤野貞義・音楽プロデューサー 野崎圭一、真野 昇・音 楽 大橋 恵・主題歌“時空のたもと”歌 Taja・音楽制作 ビクターエンタテインメント サンライズ音楽出版・プロデューサー 井上幸一、今西隆志、川口克己、久保 聡・製作協力 ポピー・バンダイビジュアル・企画・製作 サンライズ【キャスト】・オリヴァー・マイ :石川英郎・モニク・キャディラック:長沢美樹・マルティン・プロホノウ:飯塚昭三・アレクサンドロ・ヘンメ:宝亀克寿【仕 様】・型 番 BCDR-1341・製作年度 ----年・製 作 国 日本・英 題 MOBOLE SUIT GUNDAM MS IGLOO 1・収 録 30分・音 声 1.日本語音声(5.1ch)ドルビーデジタル 2.日本語音声(ステレオ)ドルビーデジタル・字 幕 ----・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、レンタル専用・発 売 バンダイビジュアル株式会社・販 売 元 バンダイビジュアル株式会社・特典映像 1.予告編 2.ノンテロップOP&ED 3.MS IGLOO 資料館(静止画)【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :宇宙世紀0079―― 試作兵器に夢みた男たちの血と涙が 散っていく…… MSが戦場へ殺到する中、 苦悩の砲手は絶叫する 激戦のルウムを、 魂の閃光が貫いた!オモテ面の赤いザクは、シャアか。その後ろには、試作艦隊決戦砲“ヨルムンガンド”。それにしても、なぜ、背後が白抜きなんだろう? 舞台は宇宙空間なんだから、リアルな方がカッコイイのに……。(溜息) 確かに、レンタルショップの棚に並んだ時、背景が暗いと、目立たないけどね。でも、白はないよなぁ……。ウラ面は、艦隊戦であることが分かるような画像が用いられているが、肝心の“ヨルムンガンド”のイメージが伝わって来ない。やっぱり、兵器としての魅力が低いってことだろうなぁ。その一部でも、デザインとして優れていたら、そのパーツが使えるんですけどね。【感 想】「フル3DCGアニメの未来」随分と昔に、松戸にあったバンダイ・ミュージアムで観たことを思い出した。(笑)『機動戦士ガンダム』は好きだが、いいトコ『Z』『ZZ』までで、その後はどうもいけない。特に最近の作品はキャラクタ・デザインに馴染めない。今風とでも言うのか。線が細くて、最初からデッサンが崩れている。いや、子供の“お絵描き”にしか見えない。そんなのを見せられてもなぁ。ファンの方はゴメンナサイ。1.大蛇はルウムに消えた――宇宙世紀0079。ジオン公国が独立戦争をおこして間もなく、試験支援艦“ヨーツンヘイム”は、艦隊決戦砲“ヨルムンガンド”をルウム宙域に移送していた。後にルウム戦役と呼ばれる艦隊戦に投入するためだ。若い技術士官のオリバー・マイ中尉は、モニク特務大尉の監督のもと、ヨルムンガンドを臨戦態勢に整え、その出番を待っていた。……というお話し。最初から試験は失敗に終わることが分かっている。そんな演出はいかがなものかと思う。エンターテイメントとして失格ではないか。これも敗戦国だからだろうか。本シリーズを3本、立て続けに観たら、妙なことを考えてしまった。(嘆息)フル3DCGアニメだが、出来映えとしては、いま一つと言ったところ。『ファイナル・ファンタジー』や『バイオハザード』と同程度か。『ターミネーター』よりは、いいかな。(笑)人間の体は、関節によって繋がっている。連動している。指先の動きは手首から肘、肩に伝わり、肩甲骨も動かす。なのに、その部分だけ動かすのは、気持ち悪いし、間違っている。CGにはCGなりの動画の理屈があるはずなのだが、それをセルアニメと同じ理屈で動かそうとしているところに間違いがある。CGは骨格や筋肉から作り上げて、それを動かすようにしないと、このジャンルに明るい未来はないな。(嘆息)残念ながら、ガンダムは登場せず。ジオン側から描かれた戦争秘話なので、前述の通り作品のトーンは暗い。せめて映像だけでも明るく出来なかったのだろうか。ミリタリー・マニアは喜ぶのかも知れないが、一般的なガンダム・ファンとしては不満が残る。結局、個人的には、どこが面白いのか解らなかった。それにしても、これで1枚とは……。商魂たくましいなぁ。この内容なら、第1話から3話まで、まとめて1枚にしてリリースしても良かったのではなかろうか。いくら特典が付いたところで、勝負は本編にあるのだから。(笑)オススメ致しません!
2016.03.23
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0330 キャビン【スタッフ】・監 督 ドリュー・ゴダード・脚 本 ジョス・ウェドン ドリュー・ゴダード【キャスト】・デイナ…………クリステン・コノリー(本名陽子)・カート…………クリス・ヘムズワース(三宅健太)・ジュールス……アンナ・ハッチソン(志田有彩)・マーティ………フラン・クランツ(桜塚やっくん)・ホールデン……ジェシー・ウィリアムズ(小田柿悠太)・シッターソン…リチャード・ジェンキンス(大塚芳忠)・ハドリー………ブラッドリー・ウィットフォード (内田直哉)【仕 様】・型 番 90DRJ-20656・製作年度 2012年・製 作 国 アメリカ・原 題 THE CABIN IN THE WOODS・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、NTSC、 日本国内向、DOLBY DIGITAL、DVD、 レンタル専用・提 供 パルコ、クロックワークス、ハピネット・発 売 ハピネット・販 売 元 ハピネット・収 録 本編 95分・音 声 1.英 語 ドルビーデジタル 5.1ch サラウンド 2.日本語 ドルビーデジタル 2.0ch ステレオ(吹替)・字 幕 1.日本語字幕 2.日本語吹替用字幕・サ イ ズ 16: 9 LB シネスコサイズ・日本公開日 2013年 3月 9日・劇場公開時 R15+・本編字幕翻訳 川又勝利・字幕監修 町山智浩・本編吹替翻訳 大森久美子・吹替演出 宇出喜美【ジャケット】・オモテ面:5人の若者、バカンス、人里離れた山小屋。 その先の展開は――賭けてもいい。 絶対に予想できない。・ウラ面 :小さな山小屋の入り口は、 世界の破滅につながっていた――オモテ面は、本編の1シーンからイメージを膨らませて描いたイラスト。CUBEの中には、双子の女の子の幽霊やバレエを踊る機械仕掛けの吸血鬼、ゴースト、左下には昆虫型のモンスターも薄らと見える。ホラー映画ファンなら、「ああ、あの映画だな」と分かる。クライマックスの展開を予想させないくらい慎ましやかに描かれている点も高く評価したい。うん、なかなか良いデザインだ。ウラ面も、主要な登場人物を漏れなく配置している。(1人だけ姿が見えないけど、まっいいか) その上で、ストーリー上のキーになる画像も盛り込んでいるので、注意深く見ると、ぼんやりと物語が伝わって来る。いい感じに仕上がっている。ストーリーもイントロダクションもセンスがいい。キャッチコピーもクドくなくて、好感が持てる。いいジャケットだ。【感 想】「贅沢なホラー映画のパロディ」タイトルやジャケットのデザインから、てっきり『CUBE』に似たB級ホラー映画だと思っていた。(ソリッド・シチュエーション・ホラーとか言ってるヤツね)ところが、手に入れて、ジャケットを見たら、ジョス・ウィードンの名前が……。然も、クリス・ヘムズワース? 意外やメジャー作品だった。(苦笑)でも、製作がJ.ウィードンでは期待と不安が半々。案の定、ビミョーな作品だった。(汗)たぶん、彼は、現代のほら吹き男爵に違いない。ただ、彼が小説の登場人物と違って、言いたい放題に“大風呂敷”を広げ、甘言を尽くして制作会社からお金を出させて、現実にスクリーンに再現して見せる。実際、本作品にしても、よくもこんな企画に予算を出したものだと感心してしまった。(笑)主要登場人物の1人、カート役には、クリス・ヘムズワース。カラダでっかちの大学生を演じている。本作品は、公開こそ2013年だが、2010年度の製作。彼が、マーベルの『マイティ・ソー』に主演する前年だ。映画会社期待の新人だったのかも知れない。主人公のデイナを演じるのは、クリステン・コノリー。可愛らしい顔立ちをした女優さんで、個人的には好みだ。(笑)ジュールズ役には、アンナ・ハッチソン。おっぱい要員だが、あまり好みの女優さんではないので、どうでもいいかなぁ。(ヒドイ言い方だ)あまり出番のないガリ勉くんのホールデンには、ジェシー・ウィリアムズ。『大統領の執事の涙』に出ていたらしい。体格が良すぎるのが、難点。やっぱり、イメージって大切だよなぁ。もっと“ひ弱くん”が良かった。マリファナでラリっているマーティを演じたのは、フラン・クランツ。彼が、物語のキーを握る。TVドラマ『ドールハウス』にレギュラ出演していた。――山小屋でヴァカンスを過ごすことになった5人の大学生。デイナ、カート、ジュールズ、ホールデン、マーティ。美しい湖で自由を満喫する。その夜、突然、地下室の扉が開く。そこは様々なものが雑多に収容されていた。パズルボックス、ほら貝の笛……。デイナが見つけた古い日記は、殺人鬼一家バックリーのものだった。おぞましい内容の最後に書かれたラテン語の呪文をデイナは、読んでしまう。……というお話し。登場人物が少ないなぁと思っていたら、別のストーリーが同時進行で展開し、ラストに向かって2つが収斂して行く。謎の施設で働くスティーブを演じるのは、ブラッドリー・ウィットフォード。TVドラマ『ザ・ホワイトハウス』のジョシュ・ライマン役を演じた。ひと昔前ならビル・マーレイの役どころ。(笑) 半魚人にこだわる辺りが面白かった。もう1人の男ゲイリーにリチャード・ジェンキンス。『ザ・コア』の将軍役を思い出す。科学部の女性ウェンディを演じるのは、エイミー・アッカー。彼女もTVドラマ中心に出演している。『エンジェル』が代表作だな。――謎の巨大な施設で働くホワイトカラーの人たち。スティーブとゲイリーは、いつものように管制室に赴く。そこでは、デイナたちの姿がモニターに映し出されていた。これから彼らが遭う惨劇は、ハイテク技術で全て演出されたものだった。それは、或る目的のために完遂しなければならない惨劇でもあった。……というお話し。世界各地に支部があるようだが、ほとんどの支部が失敗して、残っているのは「我々と日本支部だけだ」というセリフがある。みんな失敗すると、どうなる? “古のもの”が蘇る? H.P.ラブクラフトかよ。(笑)スプラッタ系のホラー映画とみせておいて、実は、贅を尽くしたパロディ映画。(ちょっとユーモアが足りないけどね)デイナたちのパートは『死霊のはらわた』みたい。舞台を施設に移してからは、狼男だの怨霊だの巨大なキングコブラだの、考え得るモンスターが大挙して登場する。マニア君には、たまらない映像だったことだろう。(でも、インパクトがなかったな)MGM/UAがコケて、お蔵入り寸前だった本作品。何とか日の目を見ることが出来たが、やっぱりチョイ微妙だったな。ホラー映画を笑い飛ばしたい方にオススメ!
2016.02.28
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0269 トレジャーハンター/ギリシャ神話の財宝【スタッフ】・監 督 デニス・バリー ジョーゼ・モンテシ・制作総指揮 スティーヴン・E.デ・スーザ(「ダイハード1&2」の脚本家) ゲイル・アン・ハード (「ターミネーター」シリーズの製作総指揮、「アルマゲドン」の制作)・脚 本 アンドレア・マリア・ジャクリーンメットン ドナルド・マーティン・撮 影 ビル・ウォン マルコム・クロス【キャスト】・マイケル・ビーン(「ターミネーター」「ザ・ロック」)・カレン・クリッチ・ジェシー・ネルソン・マーク・サミエル・ポール・バンディ・ナハンニィ・ジョンストーン・ノアム・ジェンキンス【仕 様】・型 番 IA09-0538・製作年度 2006年・製 作 国 アメリカ・原 題 ADVENTURE INC.・収 録 本編86分・音 声 1. オリジナル (ドルビー・デジタル・ステレオ) 2.日本語吹替 (ドルビー・デジタル・ステレオ)・字 幕 1.日本語字幕 2.日本語用デカ字幕 3.日本語吹替用字幕・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向け、DVD、レンタル専用・販 売 元 インターフィルム【ジャケット】・オモテ面:世界を股にかけた冒険の旅―― 今度の冒険は神話に挑む!!・ウラ面 :ブームはまだまだ続く!2大ヒットメーカー 《スティーブ・E・デ・ズーザ 「ダイハード」の脚本家& ゲイル・アン・ハード 「アルマゲドン」の制作》が仕掛ける、 限界超えのおもしろさが弾けるアクション・アドベンチャー巨編!! 《「インディ・ジョーンズ」同様、 実在のトレジャー・ハンターの伝説を完全映画化!》今回のジャケットは、具体的な画像ではなく、イメージ・イラストになっている。ただ、タイトルの下の画像は、第1話(15話)に出て来る財宝の映像が使われている。本編を観た時は「陳腐だなぁ」と思ったが、こうしてみると、なかなかだ。(笑)ウラ面のデザインは、ギリシャ神話風の壁画をバックに、主要登場人物3人の顔が浮かんでいる。いずれも険しい顔つきだ。でも、本編はかなりグズグズなんですけどね。(笑)キャッチコピーは“限界を超えのおもしろさ”……。さすがに語彙が尽きたか、開き直ったカンジだなぁ。面白い。(笑)【感 想】「もはや冒険でもない」本ディスクに収録された2話は、“宝探し”をしない。(笑)いずれも、主人公たちの目的は“人助け”だった。然も、どちらもジャズソンがらみの女性。「おいおい、いい歳をして何してんだよ」と思わないでもないな。(笑)第 1話(15) 賢人の宝オデュッセウスが実在していたと信じて足跡を追っていた高校の女性教師ペネロペは、原因不明の病におかされる。既に意識もなく免疫系も侵され、重病だった。彼女とは旧知の仲だったジャズソンは、病を治すために、手掛かりを頼りにギリシャの孤島へと向かう。そこは、“賢人の宝”が眠るという言い伝えのある島だった。しかし、島の住民は、彼らのことを心良く思っていなかった。早々に何者かに襲われ、荷物を奪われてしまう。……というお話し。雑な作品だった。シリーズ後半の作だろうか。何となく『その男、ゾルバ』を思い出してしまった。(苦笑)サブタイトルの『ギリシャ神話の秘宝』は、本エピソードのことだろうが、名前負けだな。ホメロスのオデュッセウスまで引き出しておいて、「これかい!」ってカンジ。ギリシャ神話に親しんでいる人が観たら、怒られるぞ。(笑)監督は、デニス・バリー。第 2話(16) 死者を蘇らせるジャズソンの元カノのビクトリアが誘拐されたとの報を受け、アフリカにやって来たアドベンチャーInc.の面々。生命保険会社からの救出の依頼だった。著名な人類学者の彼女は、彼女が発見した希少民族の人たちと暮らしているはずだった。誘拐の理由は分からなかったが、政情不安の国ゆえに、反政府組織の資金調達だと思われた。しかし、ジャズソンたちが、彼女の暮らしていた住居を訪れたが、整然としていた。何かがおかしかった。……というお話し。ガイドですら畏れるその民族には死者を蘇らせる“まじない”があり、それが本エピソードのキーになっている。ひとを思う心が魂を導く……。いいお話しのはずなのだが、表現が稚拙すぎて、失笑モノだった。(笑)本シリーズには、そんなところがたくさんある。脚本と演出の乖離とでも言うか……。ま、プロデューサーの責任であることは確かだな。本エピソードのオチは、どう考えても詐欺だな。(笑)監督は、ジョーゼ・モンテシ。友達の病を治そうと孤島に行って、たまたま“お宝”を見つけるのは、冒険じゃないと思う。それに、あの“お宝”は何? ヴィジュアル的にも失敗だなぁ。――というより、間違いでしょ。誘拐された元カノの救助に向かって、保険金詐欺を働くのは、青少年の教育上よろしくないと思うぞ。冒険という言葉には“夢”がある。隠された財宝を探すのもいいだろうし、誰も足を踏み入れたことのない秘境を目指すのも、いい。無帰港世界一周や、未踏のルートで世界最高峰の山頂に挑むのもいいだろう。けれど、盗まれた品を取り返すために他人の敷地に忍びこんだり、敵とはいえ銃で撃ったり、何やらしみったれた現実に毒されたエピソードばかりだ。冒険という言葉の定義が、製作サイドで間違っているような気がする。美術館や博物館から依頼されて古代の遺物を引き上げる仕事に夢は、ない。単なる作業であって、冒険ではない。そんなことを思うと、小学生の高学年が鑑賞するには厳しいかなぁ。11歳以下にオススメと致しましょう。(また年齢が下がったな)
2015.12.29
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0256 フェイクシティ/ある男のルール -特別版-【スタッフ】・監 督 デイビッド・エアー・脚 本 ジェームズ・エルロイ カート・ウィマー ジェイミー・モス・製 作 ルーカス・フォスター アレクサンドラ・ミルチャン アーウィン・ストフ【キャスト】・ラドロー………キアヌ・リーブス(森川智之)・ワンダー………フォレスト・ウィテカー(立木文彦)・ピッグス………ヒュー・ローリー(牛山 茂)・ディスカント…クリス・エヴァンス(土田 大)【仕 様】・型 番 FXBNM-37241・製作年度 2007年・製 作 国 アメリカ・原 題 STREET KINGS・収 録 109分(本編)・音 声 1.英 語 5.1chサラウンド 2.日本語 5.1chサラウンド・字 幕 1.日本語字幕 2.英語字幕・サ イ ズ 16: 9 LB シネマスコープ・サイズ・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、セル専用・発 売 元 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン株式会社・映像特典 1.デイビッド・エアー監督による音声解説 2.未公開シーン集「監督による音声解説付き」(15種) 3.脚本について 4.ストリートの顔 5.別テイク集(10種) 6.メイキング映像集( 4種) 7.撮影の舞台裏集( 4種) 8.オリジナル劇場予告編・2009年劇場公開作品・字幕翻訳 戸田奈津子・吹替翻訳 高山美香【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :「L.A.コンフィデンシャル」以来の衝撃。 「マトリックス」「地球が静止する日」 キアヌ・リーブスが挑むクライム・アクション!斜め左下に向かって銃を向けているキアヌ・リーブスの姿が、ジャケットのオモテ面になっている。画像は45度、傾いているわけだ。映像の傾きは、不安定さから、不安感や不穏な予兆とかを象徴していると言われている。本作品も、主人公の置かれたポジションの不安定さを表現しているのかも知れない。作品そのものは、あまり好きではないが、ジャケットはいい出来映えだ。ウラ面は、主要登場人物の画像が、中央に帯のように並んでいる。いずれも、不穏な顔つきをしている。当然だが、落ち着いた顔や笑顔、泣き顔もない。叫んでいるわけでも、怯えているわけでもない。そんなところから、作品世界が読み取れる。【感 想】「小さな街のちっちゃい権力者の小さな兵隊」権力者のために“汚い仕事”をする警察内部の秘密組織が舞台。キアヌ・リーブスが演じるのは、その中でも最前線で働く一匹狼の刑事だ。彼は命じられるままに悪人を処刑していく。しかし、心の奥底では罪悪感に苛まれ、朝からウォッカをあおる毎日。ある日、彼は元同僚が殺される現場に立ち会ってしまう。その時から、彼は暗い陰謀に巻き込まれていく、というストーリー。(だったと思う。一度しか観ていないので細かい部分は自信がない)正直、どこかで耳にしたような話しだ。主人公の行動も、いまどき恥ずかしいくらい純朴な倫理観に突き動かされる。そんなに軟弱で、よく今まで“切り込み隊長”みたいな仕事をして来れたな、と思うこともしばしば。もっとぶっ壊れてないと“処刑屋”なんて務まらないんじゃないの、と心配してしまった。案の定、彼は仲間から狙われることになる。実に予想通りの展開だ。(笑)そもそも最初の事件で“オチ”が分かってしまうのも、どうかと思う。黒幕が誰かなんてハッキリしているのに、懸命に調査を続ける主人公は、ニブイのかカマトトぶっているのか――、いずれにせよ、カッコよくない。おかげでキアヌ・リーブスの熱演も台無し。『ファンタスティック・フォー』の“ヒューマントーチ”役で一躍有名になったクリス・エバンスも出演しているが、あまりパッとしない。おそらく製作サイドはリアルなクライムアクションを目指したのかも知れないが、どうも演出のスキルがついていけなかったようだ。昔、この手の映画は、警官への賄賂や麻薬の横流しなど、私腹をこやすことが目的で、不正の描き方がストレートだった。最近は、そこに「正義のためだ」とか「街をキレイにするためだ」とか大義名分がくっついて来る。厄介だ。小賢しいと言うか、小心者というか、悪人はもっと堂々としていてほしいと思う。本作品においても、あれだけ悪行を重ねておいて、小さな街の覇権と老後の蓄えとは、スケールが小さすぎないか? こんなんじゃあ、どこかの国で大量虐殺を画策するくらい人非人でないと、合衆国大統領にはなれないことになる。こういうみみっちいトコが説得力に欠ける所以だろう。全般的に古いタイプの映画だった。ストーリーも映像も新味に乏しく、もう少し現代的な情報も取り入れるべきだった。そうした要領の悪さも、製作にカート・ウィマーの名前を見つけて納得。『リベリオン』などで反体制の闘いを好んで描いて来たナルシシズムいっぱいの監督サンだ。道理で古臭いわけだ。いかにもハリウッド映画らしいエンディングには違和感があるが、そこだけはトーンも明るく、個人的には好みだった。でも、まぁ、率先してオススメする作品ではないかな。(笑)
2015.12.16
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0235 トレジャハンター/大聖堂の秘密の地下室【スタッフ】・監 督 マーク・ローパ オレイ・サッソン・制作総指揮 スティーヴン・E.デ・スーザ(「ダイハード1&2」の脚本家) ゲイル・アン・ハード (「ターミネーター」シリーズの製作総指揮、「アルマゲドン」の制作)・脚 本 ナオミ・ジャンゼン エスレー・アン・ヴァレ・撮 影 マルコム・クロス【キャスト】・マイケル・ビーン(「ターミネーター」「ザ・ロック」)・カレン・クリッチ・ジェシー・ネルソン・クセニア・ソロ・クリスティン・アンホルト(「フライボーイズ」)・ジェシカ・ブルックス・ジェイミー・ヘットメイヤー(「アンドロメディア」)【仕 様】・型 番 IA08-0513・製作年度 2006年・製 作 国 アメリカ・原 題 ADVENTURE INC.・収 録 本編86分・音 声 1. オリジナル (ドルビー・デジタル・ステレオ) 2.日本語吹替 (ドルビー・デジタル・ステレオ)・字 幕 1.日本語字幕 2.日本語用デカ字幕 3.日本語吹替用字幕・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向け、DVD、レンタル専用・販 売 元 インターフィルム【ジャケット】・オモテ面:まだまだ続く、冒険の旅!―― この興奮は誰にも譲れない!!・ウラ面 :2大ヒットメーカー 《スティーブ・E・デ・ズーザ 「ダイハード」の脚本家& ゲイル・アン・ハード 「アルマゲドン」の制作》が仕掛ける、 興奮度150%のアクション・アドベンチャー巨編第2弾!! 《「インディ・ジョーンズ」同様、 実在のトレジャー・ハンターの伝説を完全映画化!》ジャケットのオモテ面のイラストは、相変わらず素晴らしい。大聖堂の地下室と天使の像が中央に描かれている。本編では、こんなに素晴らしくありませんので、念のため。(笑)ウラ面は、第1弾と、同じデザイン。テンプレート化してます。(笑) 面白いのは、キャッチコピー“興奮度 120%”だったのが、今回は“ 150%”に増えてます。第3弾は、どうなるんだろ?(笑)【感 想】「お手軽お気楽な冒険アクションTVドラマ」『トレジャーハンター』シリーズ第2弾。――と言っても、TVドラマの2枚目なので、第 3話と第 4話が収録されている。どのディスクも90分弱の収録だから、もとは 1時間番組だったのだろう。しかし、『CSI:科学捜査班』等に較べると、かなりタラタラした作りで、締まりがない。スピード感も足りない。脚本家も監督もスキル不足なのは明白だな。まぁ、それが本シリーズの良いところなのかも知れない。第 1話(03) 黄金の天使の像聖エドモンズベリー大聖堂で、英国の建国の父とも言われている聖エドモンズの遺骨を発掘したアドベンチャーInc.。しかし、一緒に発掘した“天使の像”は鉄製だった。墓は荒らされていなかった。誰がどうやって黄金の天使の像を偽物にすり替えたのか……。ジャズソン・クロスは、独自に調査を開始する。そんな折り、「“天使の像”の在処を知っている」というメールがアドベンチャーInc.に届く。……というお話し。サブタイトルになっている『大聖堂の秘密の地下室』は、本エピソードのことを差しているらしい。“大聖堂”でも“秘密”でも“地下室”でもないんだけどね。(爆笑)歴史的な謎が数分で判明し、後は、のんびりしたアクションで彩られている。冒険映画と言うより『ルパン三世』みたいな1話だった。(笑)監督は、マーク・ローパー。第 2話(04) 聖ニコラス像美術館の依頼で聖ニコラス像を探し出すことになったジャズソン率いるアドベンチャーInc.の面々。像は、ロシア革命で消えるまでロマノフの宝だった。いまは、サブウィラ村にあると言われている。しかし、その村そのものが、消息不明だった。上空から探知しようとセスナ機で飛び立ったジャズソンたちだったが、何者かの攻撃を受けて墜落してしまう。……というお話し。“忘れられた村”という魅力的な設定ながら、いまいち踏み込みが足りず、残念な出来映えだった。説明不足だな。観ている最中に幾度かミュージカル『ブリガドーン(1954)』を思い出した。 100年に一度、姿を現す村が舞台だった。ヴィンセント・ミネリ監督作品で、村の娘と恋におちる主人公をジーン・ケリーが演じた。切なくも美しく見事な作品だった。往年の名作と較べては酷な話しだが、本作品には、情緒に訴えるものが何もなかった。監督は、オーレイ・サッソン。下手くそだなぁ。(笑)おそらく、中学生くらいをターゲットに制作したのではなかろうか。成人したオトナが観るには、幼稚すぎる気がする。(バカにしているわけではありませんので、念のため)子供たちが、冒険小説を読んだり冒険映画を観たりして、広い世界に夢を抱くことは、良いことだ。斯くも見知らぬ世界があり、見知らぬ人々が生活しており、驚くような動植物が繁栄している事実に、1人でも多くの子供たちが気づいてくれたら、未来は少し明るくなるような気がする。本作品の企画書には、きっとそんなことが書かれていたに違いない。(笑)中学生にオススメ!
2015.11.25
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0215 THE LAST MESSAGE 海猿【スタッフ】・原 作 佐藤秀峰(mangaonweb.com)・原案・取材 小森陽一「海猿」(小学館 ヤングサンデーコミックス)・脚 本 福田 靖・音 楽 佐藤直紀・主 題 歌 EXILE「もっと強く」・監 督 羽住英一郎・製 作 亀山千広、加太孝明、水口昌彦、島谷能成、亀井 修、小笠原明男・プロデューサー 臼井裕詞、安藤親広・アソシエイトプロデューサー 小出真佐樹、上原寿一・ラインプロデューサー 森井 輝・撮 影 佐光 朗・照 明 水野研一・録 音 柳屋文彦・美 術 清水 剛・装 飾 沢下和好・編 集 松尾 浩・音響効果 柴崎憲治・ダイビングコーディネーター 金城将憲・VFXスーパーバイザー 石井教雄・スクリプター 荒澤志津子・助 監 督 近藤一彦・制作担当 阿部 豪・撮影協力 海上保安庁・協 賛 花王サクセス・製 作 フジテレビジョン、ROBOT、ポニーキャニオン、 東宝、小学館、エー・チーム、FNS27社・制作プロダクション ROBOT・配 給 東宝【キャスト】・伊藤英明・加藤あい・佐藤隆太・加藤雅也・吹石一恵・三浦翔平・濱田 岳・時任三郎・勝村政信・鶴見辰吾・石黒 賢【仕 様】・型 番 PCBC-71931・製作年度 2010年・製 作 国 日本・原 題 ----・収 録 本編 129分・音 声 1.オリジナル (日本語)ドルビーデジタル 5.1ch サラウンド・字 幕 1.日本語音声字幕・サ イ ズ 16: 9 LB スコープ・サイズ・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、レンタル専用・発 売 元 フジテレビジョン、ROBOT、ポニーキャニオン、東宝、小学館、 FNS27社・販 売 元 ポニーキャニオン・リリース 11.03.31【ジャケット】・オモテ面:----・ウラ面 :2010年実写邦画興収No.1 最大級の天然ガスプラント「レガリア」で火災事故発生! 関係者 328名と救助に向かった「海猿」たちの運命とは!? 愛する人に贈る、 最期のメッセージ!!登場人物をタイトルの上に配置し、下には舞台となる石油プラントの遠景。ちょっとバランスが悪い。不安定な感じは、意図的だろうか? 少し口を開いて何かを喋っている風の伊藤英明くんの顔も、ヘンな感じだ。中途半端でよろしくない。首が細く映っているのも、マイナスかなぁ。(笑)ウラ面は、クライマックスの伊藤英明くんの画像がメインに使われている。いい感じだ。如何にもスペクタクル映画に相応しい出来映えだ。【感 想】「TVサイズ」映画館で観た時は不満が多かった。大味で締まりがない印象だった。確かに見せ場で感動もし涙もしたが、浄化作用としてはイマイチで、演出や演技の物足りなさを感じた。けれど、今回DVDで鑑賞してみて、映画館で体験した以上に入り込むことが出来た。出来の悪い3Dのせいか、シロート役者のせいか……、いずれにせよ、スクリーンというよりテレビサイズの作品であったことは間違いない。プロダクションデザインはキチンと出来ていたように思う。邦画でも大作を製作するシステムが出来上がっているのだなぁと感心してしまった。一方、ソフトウェアである俳優のレベルが著しく低いことは否めない。それほど登場人物の多くない本作品ですらこの始末だ、本気でスペクタクル巨編を作ろうとしたら役者を揃えられずに崩壊するだろうなぁ。一番足を引っ張ったのはニート感覚の潜水士を演じた子だろう。ついに名前を覚えられなかった。主人公のバディ役でありながら、エキストラ並みのシロートさん。どういう理由でキャスティングしたのか知らないが、明らかに失敗だ。もともと主人公を演じる伊藤英明君はセリフが上手いわけではなく、肉体でお芝居をするタイプだから、この組み合わせは致命的だったと言える。取り残された女医さんと作業員もイマイチ。リアリティかなくて安直すぎた。この手の作品で重要なのは、“その他大勢”の人たち。本作品で言えば、“レガリア”を作った会社のスタッフや海上保安庁のスタッフのことである。緊張感のある場面を撮るには、そうした人たちの演技が重要なのだ。ところが、セリフのある登場人物以外は、全くのシロートさん。もしかしたら、どこかの事務所の俳優さんなのかも知れないが、そう見えないくらい拙かった。助監督がボンクラで満足に演技をつけられなかったことも一因だろう。設計主任を演じた加藤雅也氏が屈折した男を演じていて面白かった。もう少しカメラが彼を追い掛けていてくれたら、作品の説得力が増したはずだ。ドラマのパートではなく、アクションのパートで登場人物の表情をどれだけとらえられるかによって、随分と作品の質が変わる。そういう意味ではカメラマンも落第だ。落第と言えば、ラストに流れる音楽も×。クラブミュージックの似非バラードなんて本作品には似合わない。開放感のある楽曲と声が望ましい。腐してばかりだが、これ全てスクリーンで観た場合のことで、家庭でDVDで観る分には十分である。そこそこオススメ!
2015.11.05
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