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今日は『成人の日』。
以前は1月15日であったが2000年から改正祝日法に基づき『1月第2月曜日』
になったのである。私も今年で3回目の成人式を迎えた事になる。
そして今日は『鏡開き』。
正月、年神様にそなえた鏡餅を、一家円満を願いながら、雑煮やお汁粉にして
食べる日。
鏡餅を刃物で切るのは切腹を連想させるために昔から敬遠され、手や木槌で割ったり、
砕いたりするのです。また、「割る」という表現も縁起が悪いので、末広がりを意味する
「開く」を使うようになり、「鏡開き」になったのです。日本人の繊細さなのです。
餅の形の丸さが昔の鏡に似ているところから「鏡餅」と名づけられたと云われています。
鏡というのは「三種の神器」の一つで、天皇家が代々、受け継いできている神器のひとつ
にもあるように、日本人にとっては宝物の象徴の形。また鏡には神様が宿るという言い
伝えがありますから、鏡の形を象ったお飾りで一年の始めを神様と共にお祝いするという
行事なのです。
さらに何故”今日”かですが、正月は年神様を迎える行事であり、その年神様への
供え物が鏡餅ですから、年神様がいらっしゃる間は食べてはいけないのです。
年神様がいらっしゃる間を松の内といいますが(1月7日まで。関西などでは~15日?)、
松の内が明けた11日に鏡開きをするのです。
もともと鏡開きは、1月20日に行われていましたが、徳川三代将軍家光の忌日が20日で
あったため、幕府が蔵開きの日であった11日に変更し、それが現在に至っていると
いわれているとのことです。
昨年末に、我が家もスーパーから2個の鏡餅を購入しました。
1個は床の間に供えました。

そしてもう一つは神棚に牛蒡締め飾りと一緒に供えました。

併せてダイダイとウラジロ、ユズリハのSETも飾ったのです。
『橙(ダイダイ)』
は代々家が続くという語呂合わせの縁起物。元々、実のヘタに台が2つあるので、
だいだいと命名されたとのこと。
青い実が冬になって赤味を帯び黄色に熟した後、落ちずに枝についたまま、
翌夏には緑色の生まれたてのような実に戻る。一度実がなると、4~5年以上落果しない
そうです。
こうして何代ものダイダイが枝についたまま、新しい実を加えながら一つの木になって
いる事で、健康長寿の家庭・家族に見立て、家系代々の長寿・繁栄を願ってきたのです。
『裏白(ウラジロ)』
は表面は緑色だが、裏面は白いのです。裏を返しても色が白いことから、心に裏が無い、
清廉潔白を願い、かつまた白髪になるまでの長寿を願うのです。
裏白は、古い葉が落ちずに新しい葉が重なって出来るのです。橙と同じように家系代々
久しく栄える事を示し葉の模様が対になって生えているので、夫婦仲むつまじく相性の
良い事を願うのです。
『譲葉(ユズリハ)』
は春に枝先に若葉が出たあと、前年の葉がそれに譲るように落葉することから。
その様子を、親が子を育てて家が代々続いていくように見立てて縁起物とされるのです。
我が家も今朝は年神様の力が宿った鏡餅をいただくことで、その力を授けてもらい、
1年の一家一族の無病息災を願うのです。
供えて、開いて、食べてこそ鏡餅の意味があるのです。

現在スーパーに売っているものは、あらかじめ小分けされた餅をパック詰めした鏡餅が
主流になり、鏡開きはパックを開くだけになりました。
今回供えたものは、中に3×5センチ程度の角餅が4個入っていました。
これが今年の我が家の『鏡開き』→『パック開き』となりました。チョット寂しいですね。

やはり餅を包丁で切ってはいけませんが、包丁の出番すら必要がなくなって
しまいました!!。
今年もお汁粉でいただきました。

そして、子供達に鏡開きの由来やその意味を伝える事を忘れずに、末永くこの行事を
残していって欲しいと考えている3回目の成人式を迎えたアラカンオジサンです。
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