JINさんの陽蜂農遠日記

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2010.05.07
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カテゴリ: JINさんの農園

我が趣味の養蜂場の近くで凧揚げが行われていましたので自転車で見物に行って

みました。「うなり」が頭の上でブーンブーンと鳴っていたので気がついたのです。

DSC06602_R.JPG

「うなり」とは丸竹や割り竹で作った弓矢の弓のようなものに籐(とう)をテープ状に

裂いたものを張り、それを凧の上部に取り付け、籐が風で震える音を聞くという

ものなのです。

昔は籐の代わりに鯨の髭を薄く裂いたもの、動物の皮なども使われたと記憶しています。

子供の頃私が揚げた子供凧では平ゴムを弓に張って鳴らしたりしたのでした。

DSC06616_R.JPG

日本の凧のルーツは千年以上も前に中国から伝えられたのだ。中国や韓国では昔から

占い、宗教、戦具など様々な事に凧が使われていたと。例えば、中国の北宋時代に、

度々盗賊による被害を受けていた地域で、占いの指示に従って全住民が凧揚げを行った

ところ、他の地域は盗賊に襲われたが、凧揚げを行った地域は危険を回避することがで

きたという言い伝えがあるとのこと。

日本で凧が正月の遊びとなったのは江戸時代後期とのこと。和紙の普及と共に子供の

遊びとして広まり、様々な種類が生まれたようだ。また浮世絵などを絵柄にした凧が人気

を博したとのこと。昔から「立春の季に空に向くは養生の一つ」と言い、凧はそのような

まじない的要素を兼ね備えた、新年の遊びとして江戸の人々を始め全国で親しまれた

とのことだ。

DSC06607_R.JPG

日本の伝統的な凧揚げは、子供の成長を願うこともありこの時期の節句に合わせて

行われることが多いのです。

凧揚げの場所に行ってみると、何と我が幼なじみの同級生も凧揚げメンバーの

一人であった。

大きさは2畳ほどの相当の大凧。この時の風の強さになると、素人では一人では

支えられないとのこと。では2人3人では、となると、これもまた未経験だと一人に力が

集まったリして、これまた危険と。

揚げ糸を扱う際は、手袋が必須。軍手よりは、皮の手袋がより安全。大凧が揚がるかは

糸目付けで決まるといわれるほど大切とのこと。根気と時間をかけ25本の糸目を

付けたと。色々幼なじみが教えてくれました。

DSC06611_R.JPG

折りしも愛媛県で行われていた大凧揚げで、呼び物の「100畳大凧揚げ」の際に

横12.5メートル、縦14.4メートルの大凧が風にあおられて露店を直撃し、観光客の

女性1人が左手に軽傷を負ったとのニュース。

更にテレビニュースによると、端午の節句を祝うため、江戸時代から続く恒例行事の

「座間市大凧まつり」と「相模の大凧まつり」が4~5日、座間、相模原両市の相模川沿い

の河川敷で行われ、2会場を合わせ約16万人以上の見物客でにぎわったとのこと。

DSC06613_R.JPG

和紙と竹の骨の美しい調和で出来がった日本の伝統的な角凧、そしてこの凧揚げを

末永く子供達に伝えて行って欲しいと想いながら暫くの間、青空を見つめ続けていた

『アラカンオジサン』なのでした。






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Last updated  2010.05.07 04:56:10
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