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Gママさん
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隠居人はせじぃさん
noahnoahnoahさんCalendar
4時間のトッレキングの後、やっと辿りついたチャングナラヤン寺院は、ヒンドゥ教の
ヴイシュヌ神の化身であるナラヤン神を本尊にした寺院で、カトマンドゥ市内の
パシュパティナ-ト寺院とともに知られているのだ。
チャング・ナラヤン寺院は323年に建立された寺院で、ネパールでも最も古いものになる。
しかしながら、現在のものは火災の後、1702年に再建されているとのこと。
4kmの丘の上にあった。標高1541mのところにあるので、盆地の町並みが見渡せた
のであった。
チャングナラヤン寺院の入り口。
![DSC_0124_1[1]_R.jpg](https://image.space.rakuten.co.jp/lg01/26/0000715226/11/img2dfcd7e0zik6zj.jpeg)
5世紀頃のものと思われる寺院の石銘には、カトマンズ盆地で最も古い寺院の1つであると
刻まれていると。この寺院は紀元初期のネワール様式の芸術と建築の格好の見本となっており、
石、木、金属等で造られた工芸品の典型例を見ることができたのである。
世界遺産であることを示す石碑。
![DSC_0128_1[1]_R.jpg](https://image.space.rakuten.co.jp/lg01/26/0000715226/12/img83d8547bzikczj.jpeg)
チャングナラヤン本堂。
![DSC_0145_1[1]_R.jpg](https://image.space.rakuten.co.jp/lg01/26/0000715226/17/img575649aczik8zj.jpeg)
4世紀に造られたこの像は、ネパール紙幣の10ルピーにも載っている貴重なもので、
ビシュヌ神がガルーダに乗っている姿を現していると。
![DSC_0155_1[1]_R.jpg](https://image.space.rakuten.co.jp/lg01/26/0000715226/16/imgfe46ae6dzikbzj.jpeg)

寺院の屋根を支える板材の方杖彫刻。優雅でありながら力強いその彫技は見事。![DSC_0164_1[1]_R.jpg](https://image.space.rakuten.co.jp/lg01/26/0000715226/14/imgb42f7970zikdzj.jpeg)
特に知られているのは、方杖下部のエロティックな世俗的彫刻とのことで、探してみた。
写真下は男1人女2人で"お戯れ"のシーン。女性は現代でもインドの民族衣装としておなじみの
短い丈のブラウスを着け、左の女性はスカートを脱いで足下に敷き、右は膝上までスカートを
ずらしてのお戯れで状態。

円盤を持ったヴィシュヌ神が神妃ラクシューミ(左)とガルーダを従え、半円状のトラナに
納まっているとの説明が。

人顔のガルーダ像。ガルーダはヴィシュヌ神の乗り物。城内には6~7世紀のヴィシュヌ神に
関する国宝級の石像が数基あった。
![dsc0612dl3[1]_R.jpg](https://image.space.rakuten.co.jp/lg01/26/0000715226/10/img340a6fbdzik9zj.jpeg)
この日訪れたチャングナラヤンの境内の石像は上の写真の如く、とりわけ多くの花びらや
色で被われていた。
日本では、たとえ寺の本堂に安置されている仏像でも、重要な文化財である以上その姿
を改変するのはもっての他。こうした国宝級の作品が野ざらしで、しかも日々供養によって
その姿を変えて行くというのを目にするのは、新鮮な驚きであったのである。
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