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隠居人はせじぃさん
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先日、勤務先からの帰路の小田急線の車内に表示されている数々のパネルが
私の興味を惹いたのでした。
![p1220647[1]_R.jpg](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/2/68742ab4080a8e1047a169f24fc064f914ac34aa.15.2.2.2.jpg?thum=53)
読売新聞の「編集手帳」。そしてその中の一枚。

『 紅葉が美しく色づくには三つの条件があるという。
昼間の日差し、夜の冷気、そして水分である。
悩みと苦しみ(冷気)に打ちひしがれ、
数かぎりない涙(水分)を流し、
周囲からの温かみ(日差し)に触れて、
人の心も赤く、黄いろく色づく。
紅葉の原理はどこかしら
人生というものを思わせぬでもない 。』
そして、夕日に染まる空を背景にして横顔の女性が涙を流す姿が。
そして11月18日(日)の我が家の朝日新聞の朝刊のコラム『天声人語』には
『 紅葉は山海の恵みにも似て、はしり、さかり、なごりの各段を踏む。
緑があせ、赤緑の錦が乱れ、色が散り敷かれる。
(中略)
昼夜の温度差、程よい湿度と陽光が色を磨く。
葉の彩りは残暑から秋冷への急坂を転げ、時雨に洗われて深まる。
秋が短い今年は木々の見せ場も重なる。
東京の街路樹はケヤキ、サクラ、ユリノキあたりが散りぎわの芸を競う。
真打のいちょうも盛りが近い。
(中略)
毎年、ホップ、ステップ、ジャンプの順で
巡る季節がやけに頼もしい。一歩進んで二歩下がるような、人の世を見るにつけ。 』
折しも、今週末の3連休は『香嵐渓』の紅葉狩りへ。毎年この時期『香嵐渓』への旅が
5年連続続いているのです。
ふと小田急線のパネル、そして天声人語から私のこの秋の旅について考えたのです。
厳しい冬を乗り越えた後の春の芽生え『若葉』、新緑、夏の緑『青葉』、そしてこの秋を迎え
葉は『紅葉』を迎え最後に一片ずつ枝から離れていく『落葉』。
一枚の葉に自分自身の人生を重ね合わせてみるのです。
香嵐渓の紅葉は赤や黄や緑など様々な彩りを見事な美しさで私を迎えてくれるのです。
そして還暦を過ぎて今感じることは、人生も同じと。
春の如く穏やかに両親・兄弟姉妹・友に守られてきた少年時代、そして何も考えず、いや
悩み多き?学生時代、夏の如く汗に塗れた、そしてそれを楽しんだ大人の時代を過ごし、
この秋には自分なりの実りを迎えているのではと。幸い厳しい冬の時代は未だ・・・と。
自分の本当の色を出せるのは、誰もが緑の葉の時期ではなく、年を重ねて人生の日々を
積み重ねてきた正にこの時期なのかもしれないと感じているはず。
そしてこの時期こそ、見かけではない人間としての真の美しさが表れる、
人間の生き様が問われてくる と感じ始めている自分がいるのです。
人生老いても自由に楽しく生きたいとの思い、それは矢張り健康が第一、
そして夢と好奇心をいつまでも持ち続け、新たな知識を吸収すること、
またそれに向かって自分を知り努力、感謝を忘れず、この紅葉・『昂揚』の時期が少しでも
長く続く事を念じながらの、今年も香嵐渓へのいつもの友との旅なのです。

【昨年の香嵐渓の紅葉】
早朝から何故か気分が『高揚』し感傷的になっている自分に気がついたこの瞬間!!
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