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Gママさん
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隠居人はせじぃさん
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今回の締めの紅葉ツアー訪問先は遠州三山へ。
まずは『可睡斎』へ。東海道一の禅の修行道場である可睡斎は悠久六百年の歴史を
刻む、徳川家康が名づけた古刹。現在は、曹洞宗・専門僧堂として多くの雲水(修行僧)が
修行をしている名刹。 山号は萬松山(ばんしょうさん)

境内案内図。 江戸時代には「東海大僧録」として三河国・遠江国・駿河国・伊豆国の
曹洞宗寺院を支配下に収め、中心的な権威を持った遠州三山の1つ。

本堂への階段。

境内の萬松閣の前にあるおさすり大国様。

一さすりで福を招き
二さすりで徳を授かり
三さすりで満足を戴く
と言うことで、どんどんさすらないといけないのである。
本堂。 可睡斎は聖観世音菩薩(しょうかんのんぼさつ)をご本尊とし、高祖承陽大師
(こうそじょうようだいし)と太祖常済大師(たいそじょうさいだいし)を両祖とすると。

徳川家康ゆかりで東海随一の禅の修行道場であり、秋葉三尺坊大権現を御祭りする
火防総本山でもあるとのこと。随所に火の用心と天狗が。

巨大な天狗面。

見事な龍の彫刻。

紅葉の庭園。

そして次の訪問地は『油山寺』。
静岡県袋井市村松にある真言宗智山派の寺院。寺伝によれば大宝元年(701年)に
行基が創建し、油が湧出した所から「油山寺」の名が付いたという。
城の様な見事な山門。なるほど江戸時代初期、万治2年(1659年)に建立された掛川城の
大手二之門を明治初期にここに移築したもの とのこと。静岡県指定有形文化財。

入ってすぐに、こんなものが。
なんでも、靴を脱いでここをくぐっていけば健康になれるらしい。

モミジの紅葉は未だ始まったばかり。

油山寺の敷地内にある修行の為に使われるうたせの滝。水量は少ないが、
孝謙天皇の目を治したという言い伝えなど、1300年近い歴史の重みを感じる滝との
ことであるが・・・・・・・です。

本堂手前の三重の塔。
桃山時代の三名塔にも数えられる、重要文化財。この三重塔は、1572年の兵火により
寺院が焼失した後、1574年から再建を開始されたものだが、工事には長い年月を
費やされたことで知られ、完成したのは慶長16年(1611年)のことである。

三重の塔の横の紅葉はこれから紅葉のピーク。

油山寺の後は近くの和食の店で昼食。
いなり寿司と冷やしうどんの定食を楽しむ。

そしてこのツアー最後の訪問地『法多寺』へ。
静岡県袋井市にある高野山真言宗別格本山の寺院。寺号の「尊永寺」よりも山号の
「法多山」の名で広く知られている寺。
仁王門(国指定重要文化財)は桃山時代の様式。

仁王門を過ぎると出店も無くなり、参道脇には歴史を感じさせる杉の巨木が並んでいた。

こちらの紅葉は光を浴びて赤く輝いていた。

境内の斜面には石蕗(ツワブキ)が群生。

本堂に上がる階段からの見事に整理された植栽。

本堂。

銀杏の木は真っ黄色に変身中。

緑の中で黄金の如く光る銀杏の木。

そして休憩所で一休みし境内で売られている名物の厄除けだんごを楽しむ。
妻への土産にも一箱購入。この団子の券を買う自販機は既に行列が。

そして駐車場への道すがら、このツアー最後のモミジの紅葉を楽しむ。

時間は15:30、Kさんご夫妻にお礼と別れを告げる。Kさんからは今年も各種の
お土産を頂いたのであった。
掛川ICから東名に載り順調に進んだのであったが、やはり来るべき物が来てしまった。
『事故渋滞』で御殿場インターまで40kmの渋滞、そして45km→50kmへ。
何とか御殿場ICまでたどり着き、ここで東名を下り箱根経由での帰路を選択。
何とか仙石原先までは順調に車は進んだが・・・・いずれ皆考えることは同じ。
Sさんの賢いカーナビの指示に従い横浜新道で何とか箱根の山越えに成功したのであった。
そしてSさん邸にたどり着き、私の車に乗り換え20:30過ぎに無事帰宅したのであった。
今回の紅葉ツアーは東京からの女性軍の参加はなく何となく寂しいスタートであったが
現地でSさん母娘、ご主人に再会し宴も楽しむことが出来たのであった。
そして何より今年の紅葉は素晴らしいの一言。オプショナルツアーの各地も紅葉の
美しさと歴史を学ぶ場でもあったのだ。
どうして日本人は紅葉を愛するのか?
NHK紅葉特集番組で街頭調査を行い、「なぜ紅葉を見に行きたいのか」を尋ねたところ、
質問に答えた日本人のほとんどが、「仕事のストレスが大きく、疲れており、自分を
見失っている。紅葉で赤く染まった大自然を見ることで、本来の自分を取り戻したい」と
答えているとのこと。
人がもっとも暖かく感じる色は、赤色と黄色。紅葉が黄色から赤に変わる過程は
、さびしい秋にあって、温もりのある贈り物のように感じられるのである。
四季の移り変わりの中で日本人は、紅葉を見ることで冬に立ち向かうパワーを得るのだと
今回も実感する旅であったのだ。
そしてふと子供の時に唄った唱歌を思い出すのであった。
【 紅 葉 】 高野辰之作詞 岡野貞一作曲
1.
秋の夕日に照る山紅葉
濃いも薄いも数ある中に
松をいろどる楓や蔦は
山のふもとの裾模様
牛久大仏へ(その3) 2025.11.19
牛久大仏へ(その2) 2025.11.18
牛久大仏へ(その1) 2025.11.17