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世界遺産 慶州歴史遺跡地区 の石碑が車窓に。
韓国の南東部、慶尚北道(キョンサンプット)に位置するここ慶州(キョンジュ) は、
約1000年(紀元前57年~935年)の栄華を極めた新羅(シルラ)王朝の都があった都市。
街のあちこちに数多くの歴史遺産が現存しているため、慶州は「屋根のない博物館」とも表されている。
遺跡の種類により、南山(ナムサン)・月城(ウォルソン)・大陵苑(テヌンウォン)・皇龍寺(ファリョンサ)
山城(サンソン)の5地区に分かれており、歴史遺跡地区内には計52の指定文化財が含まれている。
2000年にはユネスコ世界遺産にも登録された。

大陵苑は慶州の皇南洞にある古墳群の中でも最も大きい規模の古墳群。
大陵苑には約400,000m 2 を越える巨大な敷地に味鄒王陵など23基の古墳が。
また大陵苑には、味鄒王陵や天馬塚がある。
およそ12万5,400坪の敷地に23基の古墳が保存されているのです。
大陵苑古墳群の全体を示す案内図。

慶州は韓国を代表する文化都市である。約千年の間、新羅と統一新羅の都として大きく発展し
慶州は、誰でも認める巨大な宝物庫。巨大な野外博物館として知られて南山を中心に
都市複数の場所に様々な文化財が散在している。その理由は、新羅が長い歳月の間、
都を一度も移動しなかったからであると。

チケット売り場。

大陵苑の入口(門)。

大陵苑 扁額の文字も見事。

大陸苑内配置図。
![src_12752494[1]_R.jpg](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/2/fb85801d6bf6425f4186e5a1ee15888c7143ff31.15.2.2.2.jpg?thum=53)
紅葉の中を進む。

紅葉の木下で写真を撮る韓国人の姿も。
いずこも同じ光景。

韓国の国鳥 カササギであるとガイドから。

古墳群の中で被葬者がわかっているのは新羅第13代味鄒王陵(在位262年~284年)の古墳だけ。
古墳はどれも大きく、新羅時代の王あるいは王族のもの見られているが、古墳の中には夫婦で
合葬された双子山型の古墳もあるのだと。

黄色の絨毯が一面に。

山茱萸(さんしゅゆ)の赤い実が美しかった。
早春に黄色の花が咲き、宮崎県の民謡「稗搗節(ひえつきぶし)」に
「庭のサンシュの木・・・」と謡われている・・・とガイドから。
宮崎県の民謡と驚くほど博識のガイドに脱帽。

紅葉のトンネルを更に進む。

カササギの巣とその上には主の姿も。
樹木に木の枝・わらなどを用いた球状の巣を作る習性があると。

緑、赤、黄色の絨毯。

最奥の天馬塚が見えて来た。

大陵苑の中でもっとも有名な古墳がこの天馬塚。天馬塚という名前はこの古墳から
天馬を描いた馬の泥よけが出土したことに由来。被葬者は不明だと。

天馬図と呼ばれるこの泥よけは白樺の皮で作られており、翼の生えた白馬がたてがみを
風になびかせて空を翔ける姿が描かれている。
この天馬塚からはそのほかにも金冠や腰帯など1万1500点余りが発掘。
天馬塚から発掘された金冠と天馬。
![kyung7(1)[1]_R.jpg](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/2/d8a4c98a3409f6fb6ca6fca47cdf052517a61800.15.2.2.2.jpg?thum=53)
国立博物館でその現物が見られたが、いくつかは精巧な模造品が天馬塚内部でも
公開されていた。また天馬塚の内部に入って突き当たりの壁は古墳の断面がわかるように
作られており、新羅時代の古墳がどのようにできているかを学ぶことができたのであった。
天馬塚の内部は残念ながら写真撮影、ビデオ撮影などは禁じられていた。

行けども行けども紅葉の連続。

皇南大塚は慶州市内でも最大規模の古墳。通常の古墳が円形であるのに対し、
この古墳はふたつの古墳がくっついた瓢箪形をしているのが特徴。
瓢箪形の古墳は夫婦がいっしょに埋葬されていることを意味。
紅葉していない緑の柳も存在感を表していた。

落ち葉を片づける係員の姿も。

慶州歴史博物館への途中に瞻星台が車窓に。
7世紀頃に建造され星の動きや月の満ち欠けの観察に使われたという東洋最古の天文台。
この日に陵を訪ねた善徳女王の治世下に建造されたとの説があると。
![a0035442_22461016[1]_R.jpg](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/2/00580d25f041e39168261cfff6e7b5d5d884fdea.15.2.2.2.jpg?thum=53)