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少し時間が経過しましたが、都内葛飾区柴又にある柴又帝釈天を訪ねました。
上野東京ラインで日暮里で京成線に乗り換え、京成高砂駅で京成金町線に乗り換え。

1駅で柴又駅に到着。駅構内の踏切を渡り改札口へ。

京成金町線柴又駅。

駅前にある銅像。歴史上の偉人ではありません。
しかし、日本国民の非常に多くの人が知っている人物。
そうです。ご存知、車寅次郎。
すわなち寅さんの等身大のブロンズ像『フーテンの寅像』。

葛飾柴又は寅さんを抜きにしては語れません。
地元商店会と観光客の募金によって建てられたこの像は、またふらり旅に
出ようとする寅さんをさくらが呼び止め振り返った姿。
ソフト帽をかぶり、腹巻き姿の像は1999年8月に建立されたと。
なんでもこの像を設置するため、帝釈天前に募金箱が置かれ、20万人の署名が
集まったという。その署名は現在、像の足元に埋められ寅さんを支えているのだと。
山田洋次監督の言葉が刻まれていた。
【寅さんは損ばかりしながら生きている 江戸っ子とはそういうものだと 別に後悔もしていない
人一倍他人には親切で家族思いで 金儲けなぞは爪の垢ほども考えたことがない
そんな無欲で気持ちのいい男なのに なぜかみんなに馬鹿にされる
もう二度と故郷になんか帰るものかと 哀しみをこらえて柴又の駅を旅立つことを
いったい何十返くり返したことだろう でも故郷は恋しい
変わることのない愛情で自分を守ってくれる 妹のさくらが可哀想でならない
----ごめんよさくら いつかはきっと 偉い兄貴になるからな----
車寅次郎はそう心に念じつつ 故郷柴又の町をふり返るのである 1999年8月 山田洋次】。
そして来年には妹さくらの像も出来るとの話もあるのだと。
![tora1[1]_R.jpg](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/2/435516b861fb6f83c90e2ee749c1dd78a689b011.15.2.2.2.jpg?thum=53)
寅さんの足元。
「左足を触ると願い事がかなう」ともっぱらの評判。
知る人ぞ知る「パワースポット」。

左足を帝釈天の参拝客やファンに何度もなでられて、雪駄(せった)のひもの部分が
ピカピカに光っていた。
葛飾柴又・寅さん記念館入り口の頭上にある寅さん像が、右足の雪駄を落としているのに
左足の方は脱げ落ちていないため、『運が落ちない』と。
触れば願い事かなう事間違いなしとのことで、私も触って長男夫婦の第一子の
母子健康での安産を!!

柴又参道案内マップ。
![910added[1]_R.jpg](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/2/ea96a9245fde0d580bcfc5530ff740503efa0ece.15.2.2.2.jpg?thum=53)
京成金町線の柴又駅で電車を降りてすぐのところから参道がはじまっていた
入口には「寅さんサミット 2016」の横断幕がはためいていた。
開催は 平成28年11月26日(土)、27日(日)とのこと。
【国民的人気映画『男はつらいよ』の主人公“フーテンの寅”こと車寅次郎は、
日本各地(時には海外)を旅します。その土地々で恋に落ち、騒動を巻き起こす寅さん。
各地の美しい風景と人情がこれを彩ります。寅さんがつないでくれた地域と地域、
人と人。映画『男はつらいよ』の世界に広がる風景を、“寅さん”がこよなく愛した
懐かしく心温まる風景を、大切に守り、後世に伝えていくことを共に考えていけたら…。
そんな思いを胸に、「シンポジウム“まちの音”」や「参加地域の特産品の販売」、
「映画『男はつらいよ』の上映」など、各地の魅力と“寅さん”の世界を堪能できる
イベントを渥美清さんが亡くなって20年でもあり、葛飾区柴又にて開催する。】のだと。

柴又帝釈天を扱った文芸作品は夏目漱石の『彼岸過迄』や伊藤左千夫の『野菊の墓』などにも
登場しており、多くの観光客が訪れる地となっているのだ。

ハイカラ横丁。
昭和レトロな空間には、数千種類の駄菓子・雑貨等を取り扱っていた。
店内には商品の販売だけでなく、懐かしいゲーム機等で遊ぶこともできるようになっていた。
そして2Fはおもちゃ博物館。
博物館に一歩足を踏み入れると、昭和の子供たちを虜にしたおもちゃがずらり。
今はもう製造されておらず、手に入れることが困難な貴重なものばかり。

歩を進めると左手には、寄贈 渥美清 と刻まれた常夜燈。

参道前の国分道(帝釈道)と合流する場所には帝釈天王安置と刻まれた大きな石塔が。

帝釈天参道の入口を入ったすぐ右手に「映画の碑」が。
山田監督の自筆による、映画でお馴染みのセリフ
「私 生まれも育ちも葛飾柴又です。帝釈天で産湯をつかい、姓は車
名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します」
が石碑に刻まれていた。
![1-9-81.shibamata-eiganohi[1]_R.jpg](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/2/9e6b1074d31fb34c165126bac67869df7afa84bb.15.2.2.2.jpg?thum=53)
柴又帝釈天に向かう途中に老舗の雰囲気漂ううなぎ家「たなかや」。

駅前から帝釈天まで続く約200m程の帝釈天参道入口。
約30軒ある店は、食事どころ、軽食・喫茶、草だんご、くずもち、漬物・佃煮、
あられ・せんべい、飴・菓子、土産物店などが並んでいた。
いずれも手作りが特徴の店ばかり。
手作りの草だんごやせんべいを片手にワイワイぶらぶら帝釈天参りを楽しむこともできるのだ。
帝釈天の縁日である庚申の日には、格別の賑わいを見せるとのこと。

団子屋や佃煮屋、煎餅屋などが並ぶ下町の商店街は、寅さん映画に出てくるイメージそのもの。

高木屋老舗。
映画で寅さんの実家とされている、とらや (シリーズの途中からはくるまや) の
モデルになった店。
江戸時代から続く和菓子店とのこと。
ヨモギの新芽とコシヒカリで作る草だんごは、柴又土産の定番とか。

寅さん、山田洋次監督も通ったという、柴又にある天丼屋「大和屋」。

とらや。
『男はつらいよ』の第1作~第4作まで寅さんの実家として撮影された店。
草だんごが有名。
とらや限定の「焼き草だんご」があるとのこと。

右手の代々喜(ヨヨキ)は主に最中(矢切の渡し最中、寅さん最中)専門店。

亀家本舗は山門に一番近いだんご屋。
寅さん映画のモデルで有名な店であり、先代社長は、寅さん映画にも出演されたと。
ここの旧店舗はとらや(くるまや)のモデルになり大船撮影所にセットとして作られた店と。

そして柴又帝釋天山門前に到着。

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