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Gママさん
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隠居人はせじぃさん
noahnoahnoahさんCalendar
入場受付でチケットを見せると、ビニール袋が渡されました。
百段階段は、宴席が行なわれた7部屋(畳の部屋)を99段の階段廊下で繋いでいる建物の為、
靴を脱いでの見学になると。
「百段階段」はどうして99段?
・ 昔から奇数は縁起のいい数とされており、例えば日本の五節句は、1月7日「人日の節句」、
3月3日「桃の節句」、5月5日「端午の節句」、7月7日「七夕」、9月9日「重陽の節句」、
他にも、「七五三」、「三々九度」、「三人官女」、「五人囃子」、ひな壇の段数も5段飾り、
7段飾りなどで、その奇数のもっとも大きな数を2つ重ねて99段としたとされる。
・「百」という数字は「完璧」「完結」を表す意味があり、一段足りないことで更に上を目指し
続けるという意味が込められている。
・「九十九」を「完璧」の意味を持つ「百」の代用とし、日本古来の一歩控えめの文化を
表している。
・「百」という数字は縁起の良い数字であり、王様を表すことから、雅叙園の創始者が百段に
することを恐れ多いと考え、一段少ない九十九段とした。
等々いろいろあるとのことですが真実は如何に????

階段左には段数表示が。

絢爛たる装飾を施された目黒雅叙園内の様子は「昭和の竜宮城」とも呼ばれ、ケヤキの板材で
作られた園内唯一の木造建築「百段階段」(実際は99段)とその階段沿いに作られた7つの
座敷棟宴会場の内の4つは、2009年3月16日に東京都指定の登録有形文化財(建造物)に
「十畝(じっぽ)の間」、「漁樵(ぎょしょう)の間」、「草丘(そうきゅう)の間」、
「静水(せいすい)の間」、「星光(せいこう)の間」、「清方(きよかた)の間」、
「頂上(ちょうじょう)の間」、計7つ間を含む4棟の座敷棟(十畝、漁樵・草丘、静水・星光、
清方・頂上)が登録されたと。

ちなみに現在残っている旧館は昭和6年に着工して昭和10年に完成した旧3号館。
「百段階段」というのは、ここに残る階段の通称で、ケヤキ板の階段が微妙に角度を変えながら
果てしなく続いていく感じになっていたのであった。
そして階段の天井にも多くの絵画が。

階段の左側に驚くほど広いトイレ。
この広いトイレで用を足すには・・・・????

まずは「十畝の間(じっぽのま)」へ。

シャドーボックスのトップランナー・大橋禾苗(かなえ)氏の紹介パネル。

シャドーボックスとは、精緻に切り抜いた絵を何層も重ねることで立体感を
醸し出す光と影のアート。
作品に光をあてると影(シャドー)ができることから、この名がついたと。
起源は17世紀にヨーロッパの貴婦人の間で流行した、木工品や陶器などに絵を貼り付ける
手工芸「デコパージュ」。
その後伝わった米国でアレンジされ、立体の絵を額縁に入れる現在の姿になったと。

シャドーボックスの作品が並んでいました。

「最後の審判」(2003年)H940 × W870× D105mm
バチカン宮殿のシスティーナ礼拝堂の祭壇に描かれたルネサンス期の芸術家ミケランジェロの
代表作「最後の審判」。2003年、大橋は絵を求めてバチカン美術館を訪れ、「天地創造」と
ともに持ち帰り、400人以上の人物を切り抜いては、白い切り口を消し、表情や立体感を
出しながら貼り重ねている。制作に6ヵ月の時間と情熱を注いだ大作であると。

「天地創造」も、ミケランジェロがシスティーナ礼拝堂に描いた天井画。

シャドーボックスアート「源氏物語」。

ヨーロッパ各国をはじめ、近年では日本でも芸術として高い評価を受けているシャドーボックス。
7~8枚の原画を使い絵を忠実に再現し立体化、平面の絵に命を吹き込んで行くのだと。

様々なシャドーアート作品。
葛飾北斎「神奈川沖浪裏(かながわおきなみうら)」。

初代~5代目の「市川團十郎」、原作は歌川豊國?

鳳凰図 (葛飾北斎筆)。
北斎83歳の頃、信州小布施の豪商の援助で屋敷に滞在中に東町祭屋台の天井に描いた絵であると。

「帝国の薔薇」?

「ロスチャイルド家」(W1100×H730×D100)。

「ベニスのカーニバル」。

浮世絵 歌川広重 日本橋 朝之景。

「京都南座」切り絵人 杉本好夫画(2012 年)H530 × W680 × D90mm

十畝の間の天井には前室に8面、本間に15面、合計23面の襖仕立ての鏡面に荒木十畝による
四季の花鳥画が描かれている。 黒漆の螺鈿細工が随所に見られる重厚な造りの部屋。

螺鈿細工(らでんざいく)と花鳥画が調和する格式の高い部屋。
欄間の下の長押、床の間の落掛、床框などに施された、この部屋の螺鈿細工は黒漆研ぎ出しと
いうもので、漆地に研いだ貝殻を文様に切って張り、漆で塗り込めます。
それを木炭で一面に研ぎ貝の文様を現すか、小刀などで文様部分の漆膜を削り起こして
仕上げをするという、大変手の込んだ細工に。

四季の花鳥図が格子天井一面に。

・・・ つづく ・・・
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