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国道1号線を下り、県立大磯城山公園内にある旧吉田茂邸を訪ねる。
この旧吉田茂邸は戦後の内閣総理大臣を務めた吉田茂(1878-1967) が暮らしていた邸宅。
もとは明治17年(1884) に吉田茂の養父・吉田健三が土地を購入し、別荘を建てたのが
はじまり。養父亡きあと吉田茂が邸宅を引き継ぐ。昭和20 年(1945) より大磯の邸宅を
本邸とし、晩年を過ごした。2009年に焼失したが2017
本施設は吉田茂が暮らした当時の邸宅を復原したもの。昭和22 年頃建てられた応接間棟、
および昭和30 年代に近代数寄屋建築で有名な吉田五十八が設計した新館をメインに再建したと。

駐車場に車を駐め旧吉田茂邸入口に向かって歩く。
駐車場は平日は無料ですが、土曜・日曜・祝日などは有料。

大磯城山公園内配置案内図。
県立大磯城山公園は、湘南地域の西、大磯町の海辺に位置する公園で、旧三井財閥本家の
別荘地跡を利用した「旧三井別邸地区」(左)と、宰相・吉田茂が暮らした邸宅を活用した
「旧吉田茂邸地区」(右)の二つの地区がある。
旧三井別邸地区には、三井財閥別荘跡地の宅地開発計画が契機となり1980年代に公園とすることが
決まり、三井家の茶室として置かれていた国宝「如庵」にちなんで建てられた茶室「城山庵」、
大磯町郷土資料館や横穴式古墳群などがある。また、ゆるやかな丘陵につくられた展望台に
登れば、相模湾をはじめ遠く富士、箱根、伊豆半島の山々などの雄大な自然が一望できると。

旧吉田茂邸の内門(兜門)。

この門はサンフランシスコ講和条約締結を記念して建てられので「講話条約門」とか
形が兜のようなので兜門とか呼ばれています。焼失を免れた貴重な建物であるとのこと。
京都の裏千家の兜門と同じ製作者を京都から呼び寄せて造られ、屋根は「檜皮葺き」という
伝統的技法が用いられていた。

軒先に曲線状の切り欠きがあり、兜の形に似ているのだと。

内門(兜門)を潜ると右手に日本庭園が。
池を中心にその周囲を散策し、自然の移り変わりを愛でるもので「地泉回遊式」 と
呼ばれると。吉田茂が存命の昭和41年ごろの景観を再現した日本庭園であると。

心字池を中心に配置した池泉回遊式の庭園。
吉田茂の嗜好に合わせて、様々な草花やツツジ類、梅などを組合わせた色彩豊かな庭園とのこと。
中央に亀の形をした亀島がそして鶴がつがいで。

奥の家はこの日本庭園が2階から借景として。うらやましい限りである。

梅の緑の蕾が。

高台にあるのが七賢堂。
元々、明治36年に伊藤博文が、明治維新の元勲のうちの岩倉具視・大久保利通・三条実美・
木戸孝允の4人を祀った四賢堂を自身の邸宅「滄浪閣」に建てたもの。
伊藤博文の死後、婦人により伊藤博文を加えた5人が祀られ、「五賢堂」となった。
昭和35年に吉田茂邸に移設され、昭和37年に吉田茂が西園寺公望を合祀し、吉田茂の死後、
昭和43年に佐藤栄作の名によって吉田茂が合祀され、「七賢堂」となったと。
兜門やサンルームとともに、焼失を免れ、旧吉田茂邸の歴史を感じさせる貴重な建築物。
正面の扁額「七賢堂」の文字は、佐藤栄作元首相が書いたものであると。

小さな柿の実が未だに撓わに干し柿状態に。

美しい竹林。

吉田茂銅像。

昭和58年に「吉田茂、澤田美喜両先生顕彰建立委員会」によって建立された。
日米講和条約締結の地、サンフランシスコと首都ワシントンの方角に顔を向けていると。
銅像付近からは眺望が良く、富士山、伊豆半島、相模湾、房総半島などが一望できるとの
ことだがこの日は雲が多く富士山や房総半島は見えなかった。

大好きだった葉巻を手に。
好みの葉巻は、ハバナ産の「コロナ・コロナ」であったと。

庭園から見た、再建された旧吉田茂邸。
吉田茂が暮らした当時の邸宅を復原したもの。
昭和22 年頃建てられた応接間棟、および昭和30 年代に近代数寄屋建築で有名な吉田五十八が
設計した新館をメインに再建していると。

再建された旧吉田茂邸の玄関部分。

現存しているサンルーム。
吉田茂ご自慢のサンルーム(吉田茂は寒がりだったと)。

玄関前から庭園を。
あと1ヶ月もすれば賑やかな色合いになるのであろう。

柊 紅葉(ひいらぎ もみじ)。

管理休憩棟。

100円/人で庭園ガイドをお願いできると。

吉田茂のパネル。
パネルと一緒に写真が撮れる場所?

そして休憩棟内部には旧吉田邸の説明パネルが往時の写真入りで。

旧吉田茂邸地区の公園整備事業概要。

日本庭園、内門(兜門)説明パネル。

出口前にはバラ園も。
バラ園は吉田茂の自慢であり、「プリンセス・ミチコ」がここで栽培されて全国に広まったのだと。
そしてこの日のドライブを終え、茅ヶ崎の旅友Sさん宅経由で12時過ぎには帰宅したのであった。
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