JINさんの陽蜂農遠日記

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2018.04.19
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カテゴリ: 国内旅行
​3日目の朝食。
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甘い物も。
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部屋からの萩の街並み。
手前のホテルの駐車場には多くの車が。
右手には阿武川デルタの北西端に突き出た標高143mの指月山が見えた。
“天然の要塞”と呼ばれるこの山には萩城の詰丸が築かれ、城内と海を
監視していた事が理解出来る光景。
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萩の街並みの後ろには萩の山々 が。
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この日の最初に松下村塾に向かう。

日本は、幕末から僅か半世紀の間に製鉄・鉄鋼、造船、石炭産業において急速な産業化を達成し、
非西欧地域で最初の産業国家としての地位を確立した。
「明治日本の産業革命遺産」は、平成27年7月に開催されたユネスコ世界遺産委員会で、
世界遺産に登録されたのだ。
この遺産群は九州・山口を中心に8県11市に23の資産がある。
ここ萩エリアは時代順に萩反射炉、恵美須ヶ鼻造船所跡、大板山たたら製鉄遺跡、松下村塾、
萩城下町の5つの資産で構成されているのです。
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駐車場に車を駐め、松下村塾、松陰神社に向かう。
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松陰神社 境内図。


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「松陰神社」と刻まれた石柱と石鳥居の扁額。
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「明治維新胎動之地」と刻まれた石碑。

高さ370cm、幅230cmに及ぶこの巨大な石碑。
ここ松陰神社境内にある松下村塾において、吉田松陰が誠心誠意を傾けて門下生たちに
その理想を託し、道なかばに倒れた功績を評価しているのだと。
松陰による松下村塾での教育が、やがて萩から明治維新の原動力となって活躍する
多くの志士や烈士を生み、日本近代化の胎動となったのである。

なお揮毫は、山口県出身の内閣総理大臣佐藤栄作の筆によるものであると。


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干支の「戌」と、吉田松陰、そして戌年生まれの松下村塾生である山県有朋が描かれた絵馬。
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吉田松陰の辞世の句碑。
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『親思う 心にまさる親心 今日のおとずれ何と聞くらん』
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門下生達の責任を取って、江戸まで引き立てられた松陰。
そして切腹の宣告を受けた後、両親に宛てた手紙の書き出し。
今でも原文は、山口県の松陰神社で奉納されていると。
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松陰神社々務所。
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「孝行竹」。
「孝行竹」は地下茎が横に伸びず、親竹の周りにのみ竹の子が育つという、日本では珍しい竹。
このような形態から、「親を守る竹」という意味で「孝行竹」と名付けられたと。
吉田松陰は親孝行で竹を愛したと言われており、その記念として植樹されていると。
竹の手前にあるのは、天王皇后両陛下・皇太子皇太子妃両殿下行幸の石碑。
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そして左手に「史跡 松下村塾」。
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別の角度から。
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松下村塾は幕末期に吉田松陰が主宰した私塾。
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天保13年(1842)に松陰の叔父である玉木文之進が自宅で私塾を開いたのが始まりで、
後に松陰の外伯父にあたる久保五郎左衛門が継承し、子弟の教育にあたった。
そして安政4年(1857)、28歳の松陰がこれを継ぎ、主宰することに。
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木造瓦葺き平屋建ての50㎡ほどの小舎で、当初からあった8畳の一室と、
後に吉田松陰が増築した4畳半一室、3畳二室、土間一坪、中二階付きの部分から成る。
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松陰神社 松下村塾(8畳控えの間)。
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松下村塾の講義室の隣の8畳控えの間に掲げられている松下村塾ゆかりの人々の肖像。
左上から、久坂玄瑞(塾生)、高杉晋作(塾生)、松陰先生、前原一誠(塾生)、
木戸孝允(門下生)、山田顕義(塾生)、品川弥二郎(塾生)、野村靖(塾生)、
山県有朋(塾生)、伊藤博文(塾生)、境二郎(塾生)、飯田吉次郎(塾生)、
河北義次郎(塾生)。
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2009年10月28日には松陰没後150年を記念し、松陰神社宝物殿「至誠館」が開館。
現存する松陰直筆の留魂録ほか、縁の品々や書状など多数展示されていると。
吉田松陰と松下村塾に関する貴重な資料が分かりやすく展示されている必見の資料館。

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松陰神社のおみくじは、傘の形。
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傘の形になぞらえて、大吉は「快晴」、吉は「曇」などと書いてあり、
楽しいおみくじ。
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松陰神社拝殿に向かう。
1890年(明治23年)、松陰の実家・杉家の邸内に松陰の実兄杉民治が土蔵造りの小祠を建て、松陰の遺言により愛用していた赤間硯と松陰の書簡とを神体として祀ったのが当社の創建である。1907年(明治40年)、共に松下村塾出身の伊藤博文と野村靖が中心となって神社創建を請願し、萩城内にあった鎮守・宮崎八幡の拝殿を移築して土蔵造りの本殿に付し、同時に県社に列格した。現在の社殿は昭和30年に新しく建てられたものである。創建当時の土蔵造りの旧社殿は松下村塾での門人を祭る末社・松門神社となっている。
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手水舎。
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拝殿。

幕末の思想家・教育者である吉田松陰、および彼の門人である伊藤博文、山県有朋はじめ、
松下村塾の生徒を祭神とすると。学問の神として崇敬を受けていると。



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拝殿内部。
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創建当時の土蔵造りの旧社殿は松下村塾での門人を祭る末社・松門神社となっていた。
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神符授与所。
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御朱印をお願いしました。
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御朱印には「至誠」の文字が。
「至誠」は吉田松陰の言葉「至誠にして動かざるは未だこれ有らざるなり」 から。
(誠の心をもって尽くせば、動かなかった人など今まで誰もいない)
第90代、第96代内閣総理大臣 安部晋三も、座右の銘が「至誠」である。
 山口県出身の安部首相は、吉田松陰と同郷ということ。
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「松門神社」の社殿の脇にある建屋。
これは蔵か?
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石碑「明治九年萩の變七烈士殉難之地」。
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松下村塾出身で、明治新政府で参議に任ぜられていた前原一誠が起こした萩の変より、
130年となることを記念して、平成18年(2006)12月3日萩の變130年祭に併せて
ここに移設された。 この石碑は、明治9年(1876)、萩の変で殉難した、前原一誠を
はじめとする7烈士の遺徳を顕彰するために、萩の変より100年にあたる昭和51年(1976)年に
建立されたもの。元は7烈士が処刑された萩市恵美須町にあったが、ここに再度建立された。
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杉家吉田松陰幽囚宅の木門。
「松陰先生 実家 杉家旧宅」と刻まれた石碑も。
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旧宅は、木造瓦葺き平屋建て214㎡の建物で、8畳3室、6畳3室、4畳、3畳7分、
3畳半・3畳および2畳各1室ほか、板間・物置・土間を有するかなり大きい建物。
幽囚室は東側にある3畳半の一室。
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吉田松陰は、安政元年(1854) 3月27日に伊豆下田でアメリカ軍艦による海外渡航に失敗して
江戸伝馬町の牢に捕らえられ、ついで萩に送られ野山獄に入れられました。
翌年に釈放となったが、父杉百合之助預けとなり、この実家である杉家に帰され謹慎生活を送り、
読書と著述に専念した。松陰は家族からの薦めもあり幽囚室で孟子や武教全書などを講じた。
次第に多くの若者が参加するようになり、やがて松陰は松下村塾を主宰するようになったと。


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「史跡名勝天然記念物。
「安政二年吉田松陰獄ヨリ許サレテ其ノ幽囚セラレシ所ナリ其ノ建造物ハ後年多クノ
 修理アリシト雖モ幽囚ノ室ハ能ク舊態ヲ保テリ」
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旧宅には注連飾りが。
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説明板。
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幽因室は3畳半の小さな部屋だが、もとは4畳半の部屋に神棚がつくられたため
狭くなったという。
幽囚室に掛けてあるのは木原松桂の書。
三余読書(さんよどくしょ、勉強に利用すべき三つの余暇 冬は年の余り、夜は日の余り、
      雨の日は時の余り)
七生滅賊(しちしょうめつぞく、何度もこの世に生まれ変わって外賊を滅ぼすこと)
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杉家旧宅の裏側。


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別の角度から。
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「皇太子殿下行啓之所」碑。
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松下村塾の講義室だった8畳の部屋。
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講義室には松陰の石膏像と肖像画、机が置いてあった。
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                 ・・・​ つづく ​・・・


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Last updated  2018.04.19 19:43:55
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