JINさんの陽蜂農遠日記

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2018.08.27
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カテゴリ: 国内旅行
シモツケコウホネ(下野河骨)の可憐な美しさを楽しんだ後は、再び宇都宮方面に戻り
「大谷資料館」に向かって車を進める。
「大谷資料館」は大谷石という石の元採石場の跡地を資料館にしているところ。
ただ他の採石場と言えば山の表面を削っていくことが多いのですがここは地下で
採石を行っており、まるで地下大神殿のようになっており、人気のスポットとなっている。
「石の里 大谷」と書かれた歓迎塔。

大きな無料駐車場横の大谷石の断崖。



駐車場に車を駐め、大谷資料館に徒歩で向かう。
ここから地下坑の入口までは150mほど離れていたが、地下坑入口前の駐車スペースは

入口まで歩いて行く必要があった。



正面の大谷石の垂直の壁には鋭い四角の切り込みが。
機械掘りの後か?



周囲の壁にも、採掘跡が多くの場所に。



右手正面に「大谷資料館」の建物が。



資料館手前の右手には、パワースポット・愛の泉が。
滝つぼの水面にできた白い泡の部分がハート形に見えると恋が成就できるとか。
ここには縁結びの神が祀られ、この神様をお参りすれば固い意志で結ばれる。
すなわち固い意志とはイコール硬い石であると。



最初に大谷石の性質や採石の歴史についての資料を展示するコーナーに入る。
国産石材の大谷石⇔御影石⇔大理石の比較。




ワンフロアのみの小さなスペースであるが、様々な資料が。



堀削作業で使用した物の展示スペース。
左側に大谷石を切断するソー式垣根採掘機や右手に巨大な円形鋸歯が。



作業順序がパネルで。
①みぞをツルハシでつける。



②矢じめでたたき石をおこす。



③矢じめで、おこした原石。その場で加工する。



④両刃で規格にあうように一定の大きさにする。
 マサカリで長さをそろえる。
 両刃刃づるで斜線の模様をつける。



手堀り時代から機械化になった現在までの道具などが展示されているのであった。








大谷資料館 地下案内図。
見学できるのはその一部である事が理解出来たのであった。



そして地下への階段を下りる。
流紋岩質角礫凝灰岩の巨大地下採掘場を探検開始。



目の前に拡がる大空間。
坑内の気温は残暑の厳しいこの日でも、ひんやりしていて寒いほど。
早速、準備して来た赤いジャケットを羽織ったのであった。
館内は広いのでさっと回っても30分、ゆっくり回ると1.5時間くらいかかる?。



鍾乳洞の如き自然の芸術にも感動するが、人の手で掘った地下採掘場跡には

また違った意味で圧倒されたのであった。



この広大な地下坑道、第二次世界大戦中には、陸軍の地下倉庫兼戦闘機の機体工場として
使用されていたと。奥の空間には赤のライトがなかなかに計算されて。



中島飛行機(株)宇都宮製作所城山機体工場と、もう一つは、中島飛行機(株)武蔵製作所
大谷発動機工場がこの地区に疎開工場を設置したのだと。
大谷資料館は城山機体工場の金入山作業所の跡地になる場所で、工作機械・熱処理部門の
工場になっていた。
大谷発動機工場では、四式戦(疾風)に装着された発動機の部品生産と組立が行われたと。
戦争中は大谷地下軍需工場に対する空襲は1回も無く、戦後、接収に訪れた米軍も、
終戦までこの地下工場の存在は全く気付かず、その規模の大きさに驚いたと言う逸話があると。



こちらには青のライトアップが。



歴史的産業遺構からスタートした資料館は、地下宮殿を経てアート空間にも変化。



彫刻などのアートの展覧会も不定期で開催している模様。
その作品の一部が今も館内に残り、地下採掘場の雰囲気作りに一役買っているのであった。



映画やプロモーションビデオのロケ地としても多くの利用が為されていると。



撮影実績 ​。



入場不可の空間には様々な色の照明が。



こちらはあの假屋崎省吾氏のアート。
芸術的な生け花が、荘厳な空間でまるで宇宙のような壮大な作品に昇華。



縦に切り跡が付いた壁。これは大谷石を切り出すときについた傷で、
すべて同じ位置ではないのは、大谷石の大きさの規格があるためと。



東日本大震災の後、崩落の危険があるということで、しばらく閉館していたようですが、
2013年4月2日から再び開館。
こちらの採掘場跡は、大谷石を得るために1986年(昭和61年)まで利用されていた。
およそ67年間も稼働していたため、21,000平方メートル、平均深さ30mの、
野球場が一つ入るほどの巨大地下空間が出来たのだと。



様々なライトアップやイルミネーションが。



大谷地区では昭和35年に採掘が完全に機械化されたと。
手掘り時代は、石の切り出しから仕上げまで10本/日・人であったと。
機械化後は50本/日・人になったと。



壁には手掘りの横縞が一面に。
通常洞窟内はカビなどの匂いがすることが多いのだが、坑内は清々しい空気で。
それは大谷石に含まれる様々なミネラルやゼオライト成分が含まれていることが
関係しているのだと。ゼオライトはマイナスイオンや遠赤外線を放出、空気の清浄化を
するとともに鮮度を保ち、食品をおいしく仕上げると。
現在、この採掘場の3分の1は一般公開しているが、そのほかに野菜、果物、ワイン、日本酒の
貯蔵庫としても機能しているのだと。



こちらは縦縞が。



ここはステージとして利用か?



青とオレンジの空間世界。



正面の縦縞が青くライトアップされて神秘的な姿に。



まるで地下宮殿の如し。



奥には地上への穴が開いており、光が差し込んでいた。
ここも切り出した大谷石や機械の搬入口であったのだろうか。



MHDモエ・ヘネシー・ディアジオがシャンパンのドン・ペリニヨンの
新商品のお披露目イベントを以前に開催したと。



この日の坑内気温は14℃。



壁には赤い花びらの如き照明も。



採掘場内はライトアップやイルミネーションが様々に工夫されていた。



「石の華」。
この日は消滅?



石切工夫の姿も。



水の貯まっている場所も。



この場所にも。



案内板がなければ、確実に迷子になる空間なのであった。



そして見学を終え外に出て、再び「愛の泉」の落水場所をズームで。



この場所の近くにある大谷寺の高さ27mの平和観音像の案内板。




                ・・・​ つづく ​・・・





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Last updated  2018.08.27 16:51:39
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