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病院で手術か、自然治癒かの決断を下された日のおはなし・・・。レントゲンを前後から2枚撮った。待つこと1時間・・・。結果に怯えるわたしにはものすごい長い60分だった。そしてやーっと診察室へ。2枚のレントゲンがライトに照らされる。「ダメだ・・・」って思った。SHIKIも同じ思いだったと思う。2週間前に写ってた骨の破片が折れた骨と骨の間にあるんだけど、うまくくっついてるとは到底言えないような状態になっている。手術はスイスですべきか、日本に帰ってすべきか・・って考え出したとき。「このままで治りますね。」とドクター。☆?!!?★:~!天使の声を聞いた気持ちだった。うまくくっついてきてるし、あと3ヶ月で元の生活に戻れるとのこと。固定バンドももう外してOKだそう。バンドをたまに外したときの不安さを知ってるし、骨折経験者のかたのHPによると、1ヶ月経ってないのにバンドを外してる人はいなかった。「外出とかでもしも不安ならつけても大丈夫ですよね?」と訊く。するとすごい不思議そうな顔をして、必要ないんですけどねーどうして?と訊き返される。「不安だからです。」という答えに微笑むドクター、そして「でも必要ないです。」と断言される。一ヶ月肩を動かさないだけで、関節や筋肉にすごいダメージだ。手を伸ばしてあげようとしてもあがらない。顔を洗うのも片手だ。リハビリに何ヶ月も通ってやっと元に戻るし、きちんとやることが回復に重要だと聞いていたので、リハビリについても訊いてみた。「自分でどんどん動かしてくれたらいいですよ。」いいですよ、って無理ですよ!!スイス人は、そんなアバウトに治していくもんなの?!でも、どうしても行きたいんですけど、って主張したら、「じゃあ」と言って10回分ほどのリハビリ用に紹介状を書いてくれた。最後に「でも、2、3回行ったら後は自宅でやったらいいですよ。」って付け加えられた。どんだけ自分でやらせたいねん・・。「じゃあ、次はいつ来たらいいですか?」の問いに、「もう来なくていいですよ」って・・・。??・・・。手術するかしないかっていう話まで来てたというのに、もう来なくていい?普通、何ヵ月後かにまた状態の確認とかするんじゃないのか?!でもドクターが来なくていいというんだから、仕方ない。日本に帰ったときに一度くらい診てもらおうと思って、今までに撮ったレントゲンの写真5枚全部もらってきた。「普通はあげられないんですよ、どうして必要なの?」という質問を乗り越えて手に入れた。病院を出るときは嬉しくて嬉しくて、目に入るものすべてがきらきら輝いて見えた。診察室でも顔がわらってしまうのを抑えるのが大変だった。手術しなくていい!!経過が順調!・・・すばらしい。健康な体があることの大切さを実感しながら帰ってきた。こうして手術なしに決まり、それからはなるべく肩を動かしていくようにしてる。これがなかなかうまくいかなくて、痛みに負けそうになる。そして、骨折部はぼこっと「こぶ」ができている。(接続部は元通りまっすぐにはつながらず、太くなる。)見た目にはきれいじゃないけど、手術をするよりもいいし、とにかくまた前みたいに動けるようになってくれればいい。重いものは持ってはいけない、無理しないということだけは気をつけなきゃならない。くっつき始めた骨をまた折ってしまったら、次はもうなかなかくっつかないらしい。励ましのメッセージをくださったみなさん、ありがとうございます。そしてご心配をおかけしましたが、ショコラの精神的な不安はこの日以来、ほぼなくなりました。これからもカルシウム+マグネシウムでわたしの骨の接着に携わってくれたミネラルウォーター「Contrex」と、カルシウムタブレットにはお世話になる予定です。最後になりましたが、よかったらレントゲン写真、見てやってください。 左鎖骨骨折、写真は骨折後約1ヶ月のもの。折れた骨の間の破片が橋渡しの役目をしてくれています。
2005.01.31
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昨夜のチューリッヒの気温はマイナス11℃だったらしく、積もった雪も解ける気配がない。電車の線路が凍りダイヤが乱れているから、乗り継ぎがうまくいかないことも多い。道で雪かきしている人もよく見かけるし、こけてる人もいる。わたしは雪を見るとまだ怖い。スキーなんかをTVで見ると、1ヶ月前の事故を思い出してしまう。きっと来年の冬にはまたそりを滑りに行くんだろうけど。今日は「くりぃむしちゅー」のこと。はじまりは2004年の春。友達が日本のTV番組の録画したものをたくさん持っているという。しかも新しいものばかり。さっそく借りたのはざっと20番組ほど。バラエティ番組が多かったけど、タイトルから察するにいろんな種類の番組のはずだった。つぎつぎに観ていく。ひさしぶりの日本の番組はすっごいおもしろいし、観ていてやっぱり落ち着く。相変わらず入れ替わりは激しく、知らないタレントも増えてた。グラビアアイドルがまた人気なんやね。(小倉優子だけはどうしても見れない・・。)そこで異変に気づいた。全部のTV番組、どこかに必ずくりぃむが出てる・・!!っていうかこの人たちは誰?と思った。わたしがまだ日本にいた3月くらいまではそんなにTVに出てなかったよね?!「元『海砂利水魚』なんです。」って言ってるのを聞いて、そういえば昔タモリのボキャブラ天国に出てたわ!と思い出す。その頃は「うわ~この人目の下のくまがこわい~(もちろん有田のこと)」くらいにしか思ってなかった。貸してくれた友達はくりぃむ大好きで、彼らの出てる番組だけを録画して送ってもらってるらしい。ってゆうかそれ先にゆっといてや!笑そうしてまた借りて、次のを観る。ゲスト出演が多かったから、いつも同じようなトークばっかり。「いま、大事な時期なんで。」(有田)とか、上田が松田優作のファンだとか有田が上田のこと好きだとか・・。いい加減飽きる。のはずなのに・・・気づくとくりぃむしちゅーがちょっと気になってる。というか好きになってた。これってなんか、傷ついたときとかさみしいときに、ずっとそばにいてくれる人、優しくしてくれる人を好きになっちゃう感覚に似てるかも・笑。インプリンティング(生まれて初めて見たものを親だと思う)にも似てるかも・・でもちょっと違うか。とにかく、自分もファンのような錯覚に陥ってしまった。よく考えると芸風が好きなわけではない。「知的なつっこみ」って言われてる上田、言葉巧みにつっこむんだけど、あまりおもしろくない・・。彼はこれからは司会で活躍していく人、そういう才能ある人だと思う。有田はピンで内Pとかに出てるのが似合ってる感じだ。春以来ずっとその友達から借りた番組を見ていると、すごい変化だ。ゲストでちょろっと出演してただけだったはずが、冠番組、バラエティ司会、明らかに彼らのポジションが変わってきている。ゲスト席も一番後ろから、最前列へ、彼らで視聴率を稼げるようになってきたんやなぁ。芸能界ってホント不思議で、なにかをきっかけに突然売れ出したりするよね。くりぃむがこんなに有名になったのも、もちろん彼らが持ってるものを評価されたわけだし、その裏の努力も大変なものだったと思う。でも気をつけないと、たとえば爆笑問題なんて危ないんじゃない?!くりぃむにつぶされちゃうよ~。そんなふうにして、わたしのなかでくりぃむしちゅーは特別な存在になっていったのでした。(芸風が好きじゃないのに、気になる存在。)これからも勝手にお世話になりまーす♪それから、鎖骨のことなんだけど、手術はなしでいけそうです!また次の日記で詳しく書きますね。ご心配おかけしました。
2005.01.27
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寒くなってきました、チューリッヒ。来週は最高気温マイナス4度の日もあるらしい。雪が積もりそうだ。わたしの運命のレントゲンの日も近づいてきた。あと2日で要手術かどうかはっきりする。知りたいような知りたくないような・・。わたしのカルシウム自然治癒がどこまで効いたのか・・・。あと2日、ラストスパートかけようと思っているところ。昨日はSHIKIが学校と仕事だったから、朝7時~夜10時までいなかった。わたしは学校があっただけで、あとは家にいた。ということは2食自分でなんとかして食べなきゃいけない。昼ごはん・・・冷凍ピザ。すっごい好きだけど、最近これが多くって。好きでも飽きる日はくるもんなんだと悟った。(食べ物に関して、ね。)夜ごはん・・・日清のインスタントラーメン。これも好きだけど。たまに食べるからおいしいんやわ、きっと。ケガ人のくせになんとも体にいいとは決して言えないメニュー。学校帰りにどこかで食べて帰ろうかと思ったけど、金曜の夜の混み具合に断念。スイスでも金曜のチューリッヒくらいは人で溢れるもんやねー。日本のお惣菜とかたべたーいッ!こっちのスーパーを覗いても、「これもあれも♪」ってならへんもんなぁ。自分が外国にいるんやって思い出す瞬間。いったいいつになったら自分で料理できるようになるのか・・。まず、材料を切れないことが問題。左手でしっかり押さえられない。ピーマンやバナナくらいならOK、にんじんや玉ねぎくらいの硬さになるともう無理だ。玉ねぎが切れないなんて、ほとんどの料理が作れないことに等しい。食べたいものが食べられないもどかしさ・・!そのうえ、ひとりの時間が多いと不安とマイナス思考が押し寄せてくる。手術になったら日本でしようか、スイスでしたほうが後々いいかも・・学校あと3週間で終わりなのに、最後行けなくなってしまうのか・・・日本には一体いつ帰れる?元通りの生活に戻れるまで、半年はかかるらしい・・・肩と首の痛いこの固定バンド、最低でもあと数週間はつけなきゃいけないらしい・・ひとりでいると、いろんなことを考えすぎてしまう。うまくくっついても骨は太くなるし、前のようにきれいにくっつくこともない。そのたびに、まだ鎖骨ですんでよかった、まだ左でよかった、って思おうとするけど、ひとりで考え出しちゃった勢いは止まらない・・。こんなボロボロのわたしのことを気遣ってくれる友達。ひじきご飯、照り焼きチキン、だし巻き卵にマカロニサラダ、枝豆・・・まさに、わたしの今一番食べたい料理をお弁当風に詰めて、うちに持ってきてくれる。お花や日本の雑誌やDVDを持ってきてくれる友達たち。おかげで家にいても暇することなく、むしろ忙しいくらい。いやなことを考える時間を奪ってくれる。本当に弱ったときには、周りの人の優しさが本当に身にしみる。スイスでこんな友達を持って幸せだな・・・。怪我したから感じられるあたたかさもあるんだよね。今日も一日元気にいこうと思う。
2005.01.22
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昨日降っていた雨が夜のうちに雪に変わったみたい。週間天気予報によると、今週は毎日雪のマークだ。チューリッヒにいる限りでは雪は降らないでほしいもんだけど(寒いからね)、雪がない今年はスキー観光客もスイスに来ないから、ちょっとくらい降ってあげてほしいとも思う。今年はスキーをまたしようかな、って思ってたけど、あの一件のせいで、しばらくは雪も見たくない。って毎日家にこもってふくれてるとき、友達がお見舞いに来てくれた。わたしは大好きなぜんざいを用意しておいた。なんと、なつかしの「ダウンタウンのごっつええ感じ」のDVDをセットで(笑)もって来てくれた。てゆーか、持ってることがほんまにすごいんだけど!笑。「兄貴」と「板尾係長」とか好きやったなぁ~。それだけでもかなり嬉しかったし、おもろいのに、さらにもうひとつおみやげが。「ぜんざい」だった!日本でもなかなかかぶらないよなぁ。これ。わたしもぜんざいしたの1年ぶりくらい、それが同じ日に!しばらく笑いが止まらんかったのは言うまでもないね。あのいまわしい鎖骨事件から、はや3週間が経った。ってまだ3週間?もう何ヶ月も経ってると思うくらい、時間の流れが遅い・・。最近SHIKIに気づかれたんだけど、折った左側のひじから下がほとんど動かせない。もちろん最初は左手を吊って固定してないとつなぎ目でもある鎖骨に負担がかかって痛かったから、意識して左手を動かさないようにしてた。でも3週間も経った今、動かさなかったせいで筋肉に力が入らない。そこで、グーに握った手の先を肩にもってくる運動をした。最初の何回かはこぶしがブルブル震えて、時間をかけて上まで行ったら、降りるときはすとーんと力が入らない。それを10回やって、その日のリハビリは終了。次の日の朝・・・。ひじの下の筋肉がめっちゃ痛い。重度の筋肉痛みたいだ。人間一部の筋肉をたった3週間使わないだけで、ここまで支障をきたすもんなんだ。それから2日経った今も、その部分は変わらず痛む。これからも意識して左手を動かそう。さて。今日のプログラムは・・。「ごっつ」とミニリハビリ、昨日差し入れでもらったお昼ご飯を食べて、また「ごっつ」?笑。めっちゃシンプルな毎日です。
2005.01.19
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スイスの映画館って、上映して半月もすると、どんどん小さいシアターに移されていく。ひどいときはドイツ語吹き替えのみになったりする。だから12月に上映が始まってからすぐに行きたかったのに、鎖骨のせいでのびのびになってしまった。最近やっと動きやすくなってきたし、今見なきゃもう終わっちゃうので、計画実行。「OCEAN'S 12」を観てきた。ジョージ・クルーニー、ブラピ、マット・デイモン、ジュリア・ロバーツ・・などのビッグスターたちの共演が話題になった「OCEAN'S 11」のつづき。今回はキャサリン・ゼタ=ジョーンズも参加。もう誰を見ていいかわからんくらいスクリーンには「これでもか~!!」と大物たちが映し出される。前作でカジノの金庫から大金を盗むことに成功した11人は、それぞれの生活を送っていた。そこにカジノのオーナーが現れ、盗んだお金に利子をつけて2週間以内に返せという。そのお金をつくるため、彼らの新たな作戦がスタートする。前作同様、途中までは何か裏があるはずと思いながらも、まったくどういうことになってるか気づかない。最後の20分くらいで次々に明かされていく、彼らの本来の作戦にびっくり!やっぱりうまいことできてるな~と感心した。しかも笑えるところ満載。突然、超大物俳優が登場して、目が点・・。どんだけお金かかる映画やねん~!まったく期待してなかったから、ちょっと得した気分だったけど♪ただ・・。前みたいに、11人がひとりひとりの得意な分野を生かして・・って感じではなく、それやったらジョージとブラピふたりでできたやん?!と言いたくなる。OCEAN'S 13もできるか?!みたいに言われてるみたいだけど、こっちの新聞で、ジョージは「11を撮り終わったときも、12を作るって話はなかったし、今も13の計画はないです。」って言ってた。確かにそろそろ止めといたほうがいいかも、って点ではジュラシックパークみたいな・笑。「2」までで止めとけばよかったのに・・・って。OCEAN'S 11をしっかり観て、復習していけばおもしろさも倍増!!それは保証できるなぁ。観て損はない豪華さなんだよね。もし、スイスで観ようって人!早めに行ってください。チューリッヒだと、もう定員100人くらいの小さいとこに移されてます。余命わずか・・・?せっかく持ってるシネカードも日曜日で使えず、18フランも払うはめに。そのうえ例の4.5フランもするペット入りのジュースも買っちゃいました。それでもやっぱりたまに出かけるのは気持ちよかった~♪
2005.01.17
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最近あったかい晴れの日が続いているチューリッヒ。骨の再生には日光浴がいいと聞き、さっそくベランダへ出る。育てよ、育て~・・・。カルシウムのタブレット、水に入れたらシュワ~っと溶けてまずいジュースができる。それをいやいや飲む。炭酸水で割ったらCCレモンみたいな味になりそうなんだけど、経験者SHIKIはやめとけって言う。どっちもがシュワシュワするから相乗効果ですごいことになるらしい。ところで家事もなんにもできないわたしのせいで、SHIKIの仕事がどっさり増えてる。仕事から帰ったら、夕飯の支度、片付け、たまには洗濯、掃除・・そして毎日のわたしの世話。なんせ左手がほぼ使えないから、なにかにつけてSHIKIの助けが要る。その上、SHIKIは週末は学校にも行ってるため、その勉強時間も必要。彼の疲労が頂点に達する前に、ホームヘルパーさんを要請することに。5000フラン(約45万円)までは保険でおりるみたいだ。Haushalthilfe(ヘルパーさん)には、アイロンと掃除を中心にやってもらうことになった。今のところ医者から4週間はヘルパーが必要、と書いてもらったんだけど、ぜひぜひ、もっと延ばしてほしい・笑。とにかく家で安静に・・だから、毎日単調極まりない。動かないのに、暇があるからいつもより食べちゃう。この季節、スーパーでよく見かける「Fasnachtschuechli(ファスナハツ クーフリ ←カタカナ表記は難しい・汗)。これは小麦粉、卵、砂糖、オイルなどを使った薄いクッキー(?)をからっと揚げて、粉砂糖をまぶしたもの。食感はすっごく軽くて、粉砂糖がほんのり甘くて、日本人好みの味♪ただ、これを食べたあとは必ず掃除機がいるってくらい、ホントに散らかる。粉だらけ、くずだらけ・・・。軽いからどんどん食べれちゃうし、期間限定の焦りもあって、どんどん食べちゃう。なんとなくパッケージを眺めていたとき・・・。「100gあたりのエネルギー・・・」って表記。怖いもの見たさな好奇心をあとで後悔することになるとも知らず・・・「100g 567kcal」・・・・!!あ、でもきっとこのパッケージ全部で40gとか、そういうことってよくあるもんね~と、内容量の表記を目で探す。「内容量 215g」・・・・!!!!!!ってことは、これ1パックで1219kcal?!!チーズフォンデュ一人前くらいのカロリーだ。6枚入りやから、1枚203カロリー。スイスで売ってるアロエヨーグルトひとつ、120カロリー。このクッキーの恐ろしさに驚愕・・・。おやつに2枚くらい余裕で食べてたわたしは、アロエヨーグルト3個ちょっと食べてたことになる・・。おそるべし、スイスのこの時期限定クッキー。見なければ、毎年楽しみに食べれたのに・・と後悔の反面、新しいジーパンを買いに行かなきゃならなくなる前に気づいたことに感謝なんだと思う。軽くてほのかに甘い季節限定の誘惑の裏には、大きな代償が潜んでいるらしい。
2005.01.15
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みなさん、遅ればせながらあけましておめでとうございます。今年もみなさんにとって、素敵な一年になりますように・・。クリスマスにSHIKIの実家に休暇に行ったっきり、更新もできない状態でした。というのも・・・。友達と旦那さんとSHIKIと4人でそり滑りに。前にも何度かやったこともあったし、ずっと楽しみにしてたから、雪の状態がよくないことも気にせず決行!いくつかあるコースの中からも急なコースを選び、レンタルした「VIP」という名のなんとも一番スピードの出るそりに乗る。雪が悪くてなかなか思うように進まないことがもどかしくなってきたころ・・見通しのいい傾斜に入った。「よっしゃぁ~!」と嬉しくなって、思いっきりスピードを出した。少し先にあった深いでこぼこも見えなくて、そのままのスピードで突っ込み、怖くなって足をついたのが間違いだった・・。かかとがくぼみにハマり、行き所を無くしたそのスピードはそりの後部を宙に浮かせ、わたしは前のめりに首と肩を地面に強打!今までに感じたことのない激しい鈍痛。動けないしゃべれないたまたま通りかかった下りの電車を呼び止め、乗せてもらった。電車に乗るまでの動作はもちろん悲惨だったけど、がたんごとん・・という振動に10分くらいかな・・揺られているのがつらかった。山から降りたら呼んでくれてた救急車に乗り換え、病院へ。レントゲンを撮るために、着ていたものを脱がなきゃいけない。こんなに痛いんなら、セーター一枚くらい切り裂いて脱がせてくれ・・って感じ。レントゲン室に響く悲鳴とともに、作業終了。待つこと20分・・・。救急の患者が多い日だったらしく、先生も大忙しだったらしいけど、そんなことどうでもよかった。理由もいいわけも何でもいいから、とにかくこの痛みから開放してさえくれれば!痛み止めはもう飲まされたんだけど、ぜんぜん効果がない。看護婦さんに「もっと効く痛み止めを・・・」と頼むと「さっきのが一番強い痛み止め(モルヒネ入り)です」と言う。絶対もっとなんかあるはずや!とにかく助けて・・・。先生が登場。ホントに神様のように見える・・・。「Schluesselbeinが折れてるね。」「鎖骨」だ。左鎖骨がぽっきり2つに折れているのが、わたしの目にもよくわかる。この痛みからして即行、手術だと思ってたのに、なんとリュックサックみたいなバンドで固定して帰宅OKが出た。こんなに痛いのに・・・。車でまた揺られること20分、実家に着いた。夜・・・。その日に服用してもいい痛み止めの量はもう限界。寝ようといっても、寝転べない。椅子に座っていたら眠気が襲うけど、頭がぐらっとなると肩に響き、痛みが刺す。その繰り返しだ。そうして眠れない夜が明けても、痛みはひくこともなく容赦ない。眠れない夜は何日か続く。トイレもひとりじゃ行けない、着替えも、ごはんを食べるのも要介護。SHIKIがいないと何にもできない状態が続いた。痛くて、つらくて、涙がこぼれる。そんな日々が過ぎて、今では痛みはほとんどない。でも固定しているバンドなしでは1歩も歩けない。重いものが持てない、家事全般できない・・まだそんな状態。あれからもう2週間以上が経つけど、骨はまだまだくっつかない。最低でも4週間かかるそう。そのあとは使ってなかった左手が上がらなくなるため、リハビリ。先は長くなりそう。このまま治ってくれると思っていたのに、この前の診察のときに骨のかけらがレントゲンに写った。この場合普通は手術だそう。そして大学病院を紹介してもらい、訪ねたところ、「手術をしたら痕も結構残るし、あと2週間様子を見て、それでも無理なら手術にしましょう。」とのこと。手術をすると、骨を固定するプレートを2年入れておくそう。それは避けたい・・・。今のところまだどうなるかわからないけど、手術なしで骨がくっついてくれることを祈るばかり・・・。年明け早々、こんな痛い話題でごめんなさい。全骨折の10%は鎖骨、というほど、S字型で折れやすい骨。折ってみて初めてわかったんだけど、鎖骨は本当に大事な骨。腕と体の本体をつないでいて、どんな小さな動きにも、必要な箇所なんだ・・。みなさん、ウィンタースポーツでは気をつけてくださいね。健康が恋しいです。。本当に健康第一!!
2005.01.14
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