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5月、インド人のシーズンです。電車にも道にもインド人がいっぱいの時期。スイスに旅行に来ている彼らはお金持ち。でも値切るのが大好き、というか本能のままにそうしてしまうのか。10フランもしないお土産ひとつ買うのにも「ディスカウント」と言う。午後・・・インド人10人くらいのグループが来店。「Show me this!」と連呼し、あれもこれも全部いっぺんに見たがる。「Please let me see this. 」とか「Can I see this?」とか、丁寧な言い回しはまず聞かない。お客様は神様なのですね、わかるんだけど、10歳くらいの子供に召使いのように扱われると、ちょっと違和感がある。わたしたちスタッフは、同時に何人もの接客をしてはいけない。時計はトレイに3本まで。いろいろなルールがあるけど、彼らに接客するときは例外。そんなこと守りながら悠長にできる相手じゃない。彼らはとっても敏感。遠まわしな言い方やあいまいな説明は絶対に通用しない。はっきり断っても、あと2回くらいはトライする勢いなのです。わたしが断りながらも「もしかしてできるかも・・」って思ってると必ずそれを感じて切り返してくる。「そんなきつい言い方しちゃっていいの??!!」って日本の接客の常識では論外なくらい、はっきりズバっと言っちゃってもぜーーんぜん平気なのです。それで気を悪くする人も見たことがないし、むしろ彼らは納得して満足そう。でもまだまだそこまで言えない気の小さい日本人です、わたし。。。ピアジェのダイヤの時計、止まってしまったから壊れてるか電池か調べてくれ、っていうインド人のお客さん。百万円以上の高級時計をするくせに25フランの電池代が高いと文句を言う。スタッフのスイス人の女の子、「時計の裏ブタ開けて電池切れだったら25フランもらいます。原因を調べるためだけに開けることはしません。」って。つ、強気!笑。でも納得してるお客さん・・。お土産3つ買ったインドのどっしりママ、全部プレゼント包装してくれと言う。「Hurry!でなきゃみんなに置いていかれて迷子になる!」って30秒おきに連呼。。。包装紙がシルバー、ゴールド、ブルーの3色なんだけど、インド人、絶対ゴールドやろ~!と思って訊かなかった。そしたら、「ほかに色はあるの?」って訊かれた。でも結局「Gold!」って。・・だからわかってるって・笑。こっちはふたりがかりでやってるのに、いてもたってもいられなかったようで手伝いに中まで入ってきた。そうやったらこうなるからダメだとか、セロテープをちぎって渡したり・・・・・ありがた迷惑もいいとこです。散々文句をつけて急がせるんだけど、本人はまったく悪気なし。最後には満足そうに笑顔で去っていく・・。みんないい人たち、ただ、すごいパワーを要する相手。まともに腹を立てるだけ損ってわけ・涙。今日はほとんど一日中インドのお客さんばっかりだった。くったくたに疲れて家路につく・・・でもかばんに入ってるワインを後であける楽しみを思うとかなり救われた。早く終わってください、インドシーズン。(切実)・・・それか、もう少しわかりやすい英語をお願いします・笑。
2005.05.22
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仕事始まりました。1年半ぶりなので、忘れちゃったこともたくさん。でも自分でお金を稼ぐというのは、わたしにとってすごくいいこと。初めてスイスで仕事をしたときに、「わたしもスイスの社会に入れた。スイスに住んでるんだ。」そんな、自信のような安心のような気持ちになったのを覚えてる。その感覚がまた戻ってきた感じ。初日が近づくと、周りの人たち(スイス人)は、「ついに仕事始まるね~。緊張してるでしょう?」って訊いてきた。緊張しやすい私だけど、一度働いたとこだし、さすがにナーバスにはなれない。でもそれだけみんなが言うってことは、緊張すべきか?とかいろいろ電車の中で考えてた。そしたら意味なく緊張してきてしまった・・・。けどお店に着くとみんな前と変わってなくって、「また一緒に働けてうれしいよ。」って言ってくれて。そしたら緊張なんてやっぱりどっかに飛んでいった。チーフも「いろんなこと忘れちゃっただろうし、新しいこともいっぱいだけど、ゆっくり確実に覚えていけばいいから。」って、安心するようなことを言ってくれた。まだ5月だってこともあって、観光客もそんなに多くない。ひとりの年配の日本人男性、プレゼントに定価120万円ほどの時計を考えてらしたんだけど、数年前にスイスで購入した際にすごく安く買えたことや、最近急増中の日本の並行輸入店の価格が安いと主張された。たしかに2000年ごろはまだ1スイスフラン=70円くらいで、高額の商品なら何十万円も違ってくる。でも、ここ何年かはもう90円くらいで落ち着いてしまった。そして並行輸入のお店と値段では勝てなくても、スイスで買えば保証書にもスイス、と入る。香港からの輸入じゃない。そしてもちろん新しいモデルはどこよりも早い、ほとんど誰にも触られたことのないまっさらなものが手に入る。そういうことも説明したけど、予算を上回りすぎるということになった。お店ではノルマもないし、何を売ったからといって何かがもらえるわけでもないので、無理にお勧めしたりする必要もまったくない。売れて褒めるスタッフはいても、売れなかったことを責めるスタッフはいない。常に納得して、満足して買ってもらえているからこそ、リピーターの方も多い。この会社のそういう姿勢がわたしはとっても好き。目先鼻先の利益だけ考えてるんじゃない、それにお客様に感謝はしても、媚びないプライドの高さもかっこいいと思う。だからSHIKIと」しばらく離れてでも、この会社でやりたかった。100%で働くと週休2日。しかも休みは連続じゃない場合が多いから、1週間に一度うちに帰れればいいほう。それでもがんばりたい理由がここにはあるんだよね。
2005.05.19
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スイス人、すごいアイロンの基準が高いと思う。SHIKIのママなんて、トランクスや靴下までアイロンをかける。鎖骨を折ったときに来てくれてたハウスヘルパーさんも、アイロンかけながら言った。「前に仕事した若い女性のうちで、レースの下着が洗濯物と一緒になってたのね。ささっとアイロンかけて(←かけるんや!?)置いておいたら、また洗濯物のとこに置いてあって。アイロンしたよ、って彼女に言ったら、ちゃんとレースがぴしっとなるようにやってください、って言われたの。極端でしょう?」 ・・・・。わたしがアイロンをかけないものは、靴下下着パジャマ用Tシャツかけなくてもいいかなーと思いながらもかけちゃうのが、食器用ふきんベッドカバーどんなにキレイにアイロンかけても、一回使うとくしゃくしゃになるんやもん。それやったらやらんでもいいかな、って思うけど、ぴしっとしてると最初に使うときに気持ちがいいからなぁ。初めてスイスでアイロンかけてびっくりしたこと。アイロン台の巨大さ!日本では畳に座って、のーんびりあててたけど、こっちはスタンディング。でっかくて重いアイロン台は高さの調節が可能。でも立ってやるということに慣れるまでは結構しんどかった。わたしはアイロンがそんなに好きじゃない。だからきまってTVを観ながらやる。昨日は友達に借りた「笑金」「お笑い、ゆく年くる年」(古ッ)なんかを観ながら。「ロバートホール」のアンタッチャブルとくりぃむ有田があまりに笑えないコントをしてたから、さらにテンションも下がってしまった。(アイロン↓+コント↓)アイロンかけをしてたたんだものの山を見ると、たんすにしまうのがもったいなくて、しばらくそのままにして、達成感に浸るのでした。笑
2005.05.14
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母けい子(YOU)と明(柳楽優弥)、京子(北浦愛)、茂(木村飛影)、ゆき(清水萌々子)の4人の子供たち。アパートの大家さんには母と長男だけの二人暮らしだと嘘をついている。母子家庭で4人も子供がいると知られれば、そこに住めなくなるからだ。そのせいで子どもたちは外にも出られず、学校にも通っていなかった。子供たちの父親はみな別々だった。5人幸せに暮らしていたはずだったけど、ある朝、母の姿は消えていて代わりに20万円の現金と「お母さんはしばらく留守にします。」というメモが残されていた。それから4人の生活が始まった・・・。タイトルは「Nobody knows」(邦題・誰も知らない)。今、チューリッヒではArthouseというこぢんまりした映画館で上映中。日本語の音声とドイツ語、フランス語の字幕です。わたしが行ったときは、月曜でチケットが安いときだったから、結構たくさん人が入っていた。もちろん日本人のお客さんも何人か見かけた。映画はとっても日本らしい感じで、見ごたえもあった150分。映画のあとにSHIKIが「日本にはこんなかわいそうな子どもたちがたくさんいるの?」って。そんなことないってわかってて、わざと訊いてくるのが彼。けどいつも観にいくアメリカ映画とはちょっと違った雰囲気の作品、SHIKIはとても気に入ったらしい。この作品、国内外でもたくさん賞をとったみたいですね。同じ映画館では他にも日本の映画をやるみたい。チェックです@「誰も知らない」ホームページ映画館Arthouse
2005.05.13
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今日は「24」3rdシーズン、最後の4時間分を観る予定だったんだけど、TVの番組表を見たらおもしろそうなものを見つけたから、そっちを優先することに。(うち、DVDレコーダーはないから)最近大手2スーパーの戦争が激しい。Migrosの安い商品ラインに対抗して、Coopも最近「PRIX」という低価格商品を出した。飲み物、お菓子、チーズ、お肉もあり、ブランドの名のつく商品より格安。そのお肉がなかなか売れているらしい。でもそれによってBioのお肉との価格差も広がり、このままだとBio商品の売れ行きが危うくなるのでは?というようなことを言っていた。いくら大手のCoopでもドイツのスーパーの進出やMigrosの安価のプレッシャーは厳しくなってきているみたい。でも動物にも体にもいいBioのお肉よりも、安いPRIXのお肉ばかりを前列に並べていたら、こうして反論が・・・。それからディーセルのバスからの排気ガスに肺に有害なものが含まれているらしく、フィルターをつけることによってかなり空気汚染を防げるという。しかし、まだまだそのフィルターは普及していないという現実の状況を州別に数字で比較していた。たしかチューリッヒは25%のバスがフィルターなし、ジュネーブが30%強、アラガウ州は97%だそう。スイスって環境問題に関しては、州が厳しく管理してるのかと思ってたからびっくり。法律がちゃんとできれば、対処せざるを得なくなるんだろうけど、それもまだみたい。他にも携帯電話、swisscom、orange、sunriseの3社の価格を、使い方の違う4~5タイプに分けて、どこのどのプランがお得かを紹介。Swisscomはどのタイプでも常に一番高くって、Docomoを思い出した。ただ、家の電話をやめて、携帯だけで利用し、さらに結構電話する人はSwisscomが安いそう。気をつけなきゃいけないのが、携帯の料金が下がっているとはいえ、違う会社と契約してる人との通話は、とても割高。前は、番号の最初の3桁でどの会社がわかったそうだけど・・今はもうそれもないみたいで。とりあえず自分のよくかける人とは同じ会社を選んだほうがいい、ってのは日本と同じですね。この番組はスイスで生活していて、身近にある問題やクレームを取り上げていておもしろい。「24」を先延ばしにしてまで観て、後悔しないくらいなんだもん。ちなみに番組名は「Kassensturz」、チャンネルはSF1です。
2005.05.11
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裏社会のヤクザの頭(大沢たかお)と元FBI捜査官(スティーブン・セガール)の闘争を中心に描いたサスペンスアクション。「沈黙」シリーズなどで武闘派アクションスターとしての地位を築き上げたスティーブン・セガールと、去年一年で5本もの映画に出演し絶好調の大沢たかおのダブル主演。舞台は東京。それだけに日本っぽいシーンがたくさん出てくる。たこやきの屋台、着物、寿司屋、クラブ・・アクションに使われてる小道具として、パチンコ台、ジュースの自動販売機、寿司とお箸・・外国人が見ておもしろいようになってるから、もちろん隣で見てたSHIKIは大興奮!そしてセガールの日本語のセリフが結構多い。「サイキンワモウ、イソガシクテ、シニモノグルイダヨ」とか、彼女とゆびきりげんまんしたり、なかなか日本語が達者なような感じなんだけど、たまに大阪弁の語尾とかがあって・笑。「オオキニ」とか普通にゆってるけど、そこは東京やんね?みたいな。でも、SHIKIの耳にはかなり流暢な日本語に聞こえたらしく、感心していた。やくざのルールも守らない、新時代のなんでもアリの危険なやくざの頭Kuroda(大沢たかお)、そこと手を組む中国人たち、反対派の古いタイプの組との抗争。・・・・はっきりいって、ストーリーに期待しちゃいけない。アクションにも期待しちゃいけない。そしていっぱい人が死にます。かなり血まみれです。しらふで観たらテンションが下がりそうだったから、わたしたちもワインを3人で2本あけてから観た。そうやって心の準備をしてから観れば、結構楽しめる映画だった。わたしはもともと、大沢たかおだけが目的で観たんだけど、役どころ的に、絶対最後はセガールに殺られちゃう、それが辛かったなぁ・涙。でも全身白、赤の皮ジャケット、かなりセクシーで似合ってた!昔のイメージとはえらい違うけど、こういうのもばっちりかっこよく演じてる。日本語の映画が恋しいとき、彼や旦那さんと「外国人から見たTokyo」を楽しみたいとき、セガールの日本語で笑いたいとき、もちろん大沢たかおの魅力に酔いたいとき♪、そんなときに観てみてください。あ、アルコールをお忘れなく!笑ちなみに寺尾總、豊原功輔、コロッケ(笑)も出てきました。ファンの方、是非。コロッケのネタがばっちり見れる映画も珍しいでしょ?この映画、日本では今年の夏に上映予定らしいですが、スイスではもうDVDが出ています。みなさん、大沢たかおのハリウッドデビューを見届けてあげてくださいね。
2005.05.09
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今春からうちの調理場に入った新しい仲間を紹介します。むかって左側、Ladybug、ちなみにドイツ語でMarienkaefer(マリーエンケーフェ)。彼女は計量の達人。35cc、100cc、200ccと上手に量り分けてくれる。幸運の虫、てんとう虫がキッチンにいてくれるだけでなんだか安心?。セラミックで丈夫だし、水滴がそのまま乾いても目立たない。ホント、かわいい顔してやり手なのです。触角がたまらん~♪右に立ってるてるてるぼうずたち、ふたりも計量の達人なのです。15cc、5ccを量ってくれます。よーく見ると顔のふちに線が入ってるでしょ?この線までいれるとちょうど半分なので、「大さじ1/2」なんかもばっちり!で、なにがそんなにすごいかというと。「まずしょうゆを小さじ一杯、それから塩を小さじ一杯」ってときにその力を発揮。先に液体のものに使うと、次に粉系のものに使うときに粉が計量スプーンにくっついちゃう。でもまた洗って拭いて・・も面倒。しかも拭いたはずだけど、くっついたり・・。てるてるぼうずの顔の部分は粉用。体の部分はひっくり返して液体用にするのです!そうすればずっとスムーズに液体も粉も量れる。シンプルな発想なんだけど、使ってわかるこの実力☆こういうのって今まで知らなかったんだけど、出会ってやみつき!もう離れられません。彼らには、こないだ日本に帰ったときに会いました。連れて帰ってきてよかった~♪彼らのおかげでキッチンがなんだか明るくなった感じです。これからもわたしの下手料理につきあってね。
2005.05.06
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最近起こった「やりきれない気持ちにさせられた事件」について。チューリッヒにお住まいなら、この腹立たしい経験をされたかもしれません。春です。ガーデニングに力の入る時期です。ある日、SHIKIが帰ってきたときに「ポストにガーデニング用手袋が入ってたけど、心当たりある?」って訊かれた。「きっと誰かが間違って入れちゃったと思って、ポストの上に出しておいたよ!」そう聞いて、じゃあきっと持ち主が見つけるだろうねってことで、この話は終わるはずだった。次の日。わたしがポストを見たら手袋があった。裏をみたら、地図が書いてある。これって、新店オープンの宣伝でタダで配ってるやつかも!・・・そのときはここが日本じゃないってことを忘れていた。そのまま何も疑わずにSHIKIに「これって宣伝用にタダで配ってるんだよ。だって店名も手袋に入ってて、使ってもらうだけで名前も覚えてもらえるし、イメージアップにもなるし。それに普通のちらしよりも目に付くでしょ?」って自信まんまんで説明してた。SHIKIも「親切なとこだね、今度行ってあげなきゃね。」って言ってた。その数日後。ずっと続いてた雨も上がり、今日こそは種を蒔こうと思ってベランダに出た。土をいじり始めてしばらくして、「あ、そうそう!あの手袋使えるわ!」と気づいて取りに行く。さっそく開けてみると・・・・!!!???!!手袋は片方しか入っていない。はめてみると・・左手用。これじゃ、使えないけど?・・・・ハッ・・・・もしかして。ちゃんと前にパッケージも読んだけど、いつ開店かとアクセスしか載ってなかった。よく見たら手袋に直接シールが貼ってある。読んでみると「4月27、28日の開店セール期間に、この手袋を持ってきてください。レジで右手用の手袋を無料で差し上げます。」・・・・。手袋を投げた。うぅ~~~!!なんや、それ?!信じてたのに裏切られたような気分。(勝手に思いこんだわたしたちが悪いんだけど。)じゃあその二日間に行けない人はみんなごみとして捨てなきゃいけないんでしょうか?なんてもったいない。ホントにそのお店に対するイメージはすっかりダウン。かわいい動物のキャラとオレンジのあったかいイメージもこれで台無しになった。なんでそんなセコいことをするんだろう?しかも左手用を配るとこがさらにヤラシイ。それで客足がホントに伸びるんだろうか。その客はリピーターになるんだろうか。わたしとSHIKIにはショッキングな出来事だった。友達に話すと、「あーうちにも来てたけど、明らかに片方しか入ってなさそうだったし。スイスのことだもん、わたしはもともと期待してなかったしね、そんなもんだって。だから全然ショックじゃないよ。」って。そうか・・・勝手に期待しちゃったわたしたちがバカだったのかもね。以後、さらに気をつけよう・涙。↓コレが問題の左手用手袋。
2005.05.03
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シアトルから帰ってもう半月くらい経ってしまいました。政治的な理由でアメリカがあまり好きじゃないっていうスイス人が結構いますが、SHIKIもわたしも大好きな国のひとつ。そこでわたしたちが出会ったっていうのもあるんだけど。シアトルとサンフランシスコ、そう離れてないけど、すごく違った雰囲気。なによりも、人々の感じがぜんぜん違う。シアトルの人は「なんか今日いいことでもあった?」って訊きたくなるくらい明るい人が多い。道でもまるで知り合いかのように、フツーに笑顔でしゃべりかけてきたりする。チューリッヒのそっけなさにも慣れ、こんなもんだとあきらめかけたときだっただけに、なんだかすごくうれしかったし、周りに関係なく、自分もこういうふうにいよう、って思った。SHIKIが会社のコースにいくと、早速野球の話になり、「ICHIRO 知ってる?あいつは本当にすごいかっこいいんだ!!」って言ってイチローが記録をやぶったことなんかを一通り説明して、そんなすごい選手がシアトルマリナーズにいるんだよ!」って自慢するんだって。こんな素敵な人たちのいる街で愛されて活躍するイチロー、うらやましいなぁ。試合は見にいけなかったけど、これからも応援していきたいです。いっぱいおいしいシーフードを食べ、スイスに比べたら断然お安い日本食を食べまくり、モールで買った新しいジーパンが入らなくなってしまったくらい、ぽっちゃりして帰った。そうなることはわかってたけど、ブレーキがきかなくなるほど、魅力的なレストランだらけだった。ウィル・スミスやアンジェリーナ・ジョリーも来たという有名なお寿司屋さんにも行った。新鮮なネタばかりで、感動!お値段もランチタイムのお寿司食べ放題がたった13ドルほど。スイスじゃあ4500~6000円くらいはするもんね。タイ料理もマレーシア料理もすごくおいしいし、ハンバーガーレストランも最高だった♪こっちはやっぱり量が多いからか、食べきれなかった分を包んでもらって持ち帰る人もよく見かけた。わたしたちはほとんどいつも食べきってたから、お世話になることはなかったけど・笑。ひさびさのアメリカのスーパーはすっごくおもしろくって、ひとりでにやにやしながらよく買い物をした。でっかいカラフルなケーキにバケツのような容器に入った6リットルのレインボーアイス、チップス売り場には巨大なサイズのものばかり。いろんなものがアメリカっぽくて、たのしい!日本食品店がうちらのホテルから徒歩20分くらいのとこにあったから、SHIKIが仕事のときはそこまで歩いて買い物に行った。お昼ご飯にカリフォルニアロールを買ったり、大福をたべたり。日本のスーパーみたいにいろんなものがたくさんあって、スイスよりも安かったから食品もたくさん買ってスーツケースにつめて帰った。紀伊国屋にも行って・・・びっくり。日本の本がぎっしり!!漫画、単行本、雑誌、CDなんでもある。その日は「スイスにもこんなお店があれば・・」って何回言ったか。シアトル、本当にすばらしいところでした。そして、ついにあったかくなってきたチューリッヒで、スイス生活が再開した。ベランダには朝顔、バジル、友達にもらった水菜の種を蒔いた。仕事が始まるまでのあと2週間、チューリッヒの春を楽しもうっと♪ あぁ、シアトルのおいしいものが恋しい・・♪
2005.05.02
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