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ここ数年で、じわじわ仕事中心の生活から抜け出そうと試行錯誤しています
そんな40代の私が、『静かな働き方』を読んで感じたこととは?
静かな働き方 「ほどよい」仕事でじぶん時間を取り戻す [ シモーヌ・ストルゾフ ]
振り返ってみると、私の場合、学生時代は学業が自分の価値=アイデンティティだったのだと思います。
勉強がそこそこ好きだったのと、田舎の学校では成績が優秀な方だったので、テストで良い点数をとること、学年で何位に入ること、良い大学に行くことなどが自分の価値だと思っていたんでしょうね。
本著を読むまでまったく意識していませんでしたが…
親は習い事もさせてくれたし、部活やサークル活動もしていたので、それ以外の価値もあったはずだと思いますが、、
学業を終えると、今度は仕事がアイデンティティにすり替わっていました。
毎日仕事をちゃんとすること、上司に認められること、職業上の資格をとることなど。
(ちなみに私は医療従事者です)
決してそれが悪いことではないのですが、学生時代よりもさらに仕事以外の居場所がなくなり、休日は寝るかテレビを観るかだけの生活を20年近く過ごしてきました。
休日の外出も、職場の同僚や上司と参加する勉強会や研修会、旅行、上司の趣味の習い事など。
今考えると、どうしてこんなに仕事に尽くしてきたのかと吐きそうですが、それが事実。
その分、家のことは全くしてきませんでした。
実家暮らしで、子供のころからすべての家事を母親がやってくれていたのと、私自身が家事が苦手なのと、毎日残業(といっても仕事をしているのではなく、ほぼ上司のお話を聞いていたのですが…)で疲れて休日は何もする気がおきなかったのと、今考えると言い訳ばかりですが。
一つは、片親が70代で病気で亡くなったことです。
本人はもっと生きたがっていたのですが、本人の意思とは無関係に人は死ぬのだなと身に沁みて実感しました。
私も40代になり、もし親と同様に70代で死ぬとしたら、あと30年「仕事ばっかりやっていて何の意味があるのだろう」「好きなこともしないで誰のために働いているのだろう」「貯めたお金を使わずに死ぬかも」…
もう一つは上司が退職して、同僚が管理職になったことです。
パワハラ上司が退職したので、上司に尽くす生活から解放され、私の最優先事項が消えてなくなりました。
同時に、同僚が管理職になったことで「自分の価値は認められていなかったのだ」という衝撃をうけました。
上司には、私の方が「管理職に向いている」「仕事上の能力が高い」と言われていたにも関わらず、実際は、同僚の方が「年齢が上」「勤務年数が長いので職場のことを知っている」「この職場をやめる可能性が低い」という理由で管理職に推薦すると言われました。その上、私の方が「能力があるので後輩の指導や教育は私がするように」と。
この瞬間、20年近く頑張ってきたことが、すべて無駄だったように感じました。
どんなに頑張っても認められない…
仕事ばっかりやっていても、何の結果もでない。
周囲に認められない。意味がない。
だいぶつらくなってきたところで、 続きはまた次回
。
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