全30件 (30件中 1-30件目)
1
最近、立て続けにCDを買った。目的はクリニックで点滴を受けている間に、リラックスできる音楽なないかと探しいるのと、催眠療法のバックグランドの音楽として、未だ、これだ~というのがないからだ。今、手元に届いたのは1 オールディーズ 三枚組 80曲2 シネマ・クラシック 六枚組み 101曲3 コトノハ4 ぐっすり眠れるジャズ5 ぐっすり眠れるクラシック6 アンビエント1 ミュージック・フォー・エアポーツ です。1、2はインターネットの通販で、オールディーズは懐かしい曲がならんでいる。知らずにその年代の自分に戻してくれる。おぉ、キャロル、悲しき街角、スタンド・バイ・ミー、ビー・マイ・ベイビー、男が女を愛する時、など目白押しだ。3~5は新聞の記事を見て、注文した。コトノハは神楽坂の炭火焼ダイニング「kemuri」から生まれたCD。日本語のBGMとして、日本語のカバー曲を書けた所、「是非、CDにして欲しい」という声に後押しされて、実現した、とある。最初の曲は、サザンの「真夏の果実」から始まり、「少年時代」まで12曲が収められている。サザンの、真夏の果実、TSUNAMI、はいい曲だ。4、5はとても落ち着いて感じの曲が収められている。二枚組みのCDだが、一枚分の値段で買える。6のブライアン・イーノのアンビエント1は不思議な空間を醸し出す音楽だ。これは、レイキのMLでの推薦CD、催眠にはまさに、ぴったりの音楽だ。自分が浮いているような錯覚に陥る。未だ、着いていないが、注文中のCDはお気に入りに登録している、フラミンゴさんの推薦の「Just A Dream」というタイトルです。これは、昨晩、インターネットで注文したので、未だ、届いていない。深夜、ロウソクの灯かりが揺らめく中で、バラードを聴いている。これ以上の贅沢は考えられない至福のひと時だ。
2008.06.30
コメント(5)
毎週水曜日に非常勤でお世話になっている病院には、玄関を入った所に大きな海水魚のための水槽がある。業者さんが、一定の期間置きに管理をしてくれているらしい。餌も自動的に与えられる。魚が大好きな私は、何時も、先ず、その水槽を見る。以前は「クマノミ」などが泳いでいたが、最近は見かけない。今、一番の注目はフグだ。泳ぎ方も、ゆったりとユーモラスだ。所が、最近調子が悪そう。岩の陰でジッとしている。全体に小さくなって、尾びれも縮んでいる。先週は、朝から岩陰にやはりじっとしている。昼に見たら、もっと体調が悪そう。何だか、死にそう。丁度知り合いの看護師さんが通りかかった。「このフグちゃんは救急処置をしないと危ないな~」「救急外来に連れて行こうか?」などと話していた。それでは、ヒーリングだ!!水槽に手を当てて、ヒーリングをする事暫く。帰りがけに、また、水槽を覗くと、なんとそのフグちゃんは泳いでいるぞ。これは、ヒーリングが効果ありだ。わざわざ、その看護師さんまで、報告に行った。「ヒーリングで蘇ったぞ!!」でも、体調は今ひとつ。その看護師さんが、フグちゃんの写真をメールに添付してくれた。それが、このフグちゃんです。来週の水曜日には、元気になっているかな~
2008.06.29
コメント(3)
エックハルト・トールのCDを聞いていると、joyとpleasureを使い分けている。Yahoo辞書で検索するとjoyは「名][U]喜び, 歓喜;[C]喜びのもと;[U]((英話))((疑問文・否定文で))成功, 幸運. ⇒PLEASURE[類語] pleasureは1 [U]喜び, (…する)楽しさ, 愉快, 満足((in ..., in doing, of doing));[C](1つの)楽しみ, 喜びを与えるもの2 [U][C](世俗的な)快楽, 道楽, 娯楽, (肉体的)快楽, 放縦[類語]pleasureいやではない程度の気持ちから強烈な喜びまでを含む広義の語;精神的・官能的の両義を含む. delight心が浮き浮きする大きな喜びだが比較的短い:the delight of fishing in the lagoon礁湖で釣りをする喜び. ecstasy, rapture恍惚となる激しい喜び:fans in a state of ecstasy at the victory of their team味方の勝利に狂喜する応援団. enjoyment喜びをもたらす活動・経験;またそのような活動・経験を楽しむこと:one's enjoyment of reading読書の喜び/Fishing is one of my enjoyments in life. 釣りは人生の楽しみの一つだ. joy上記の語と交換可能だが, 比較的深く永続的な喜びを表す. しかしecstasyやraptureよりは弱い.エックハルト・トールは、エゴに起因する喜びを「pleasure」と表現し、「大いなる自己」に由来する喜びを「joy」と表現している。我々の喜びは、大部分をこのpleasureが占めている。他者から得られる刺激的な喜びが多い、勝ち負けにこだわるスポーツ、ギャンブル、旺盛な食欲、セックス或いは出世などまでもが含まれているのだろう。joyを感じる機会は、pjeasureより遥かに少ないのだろう。joyは、英語では別の言葉があるのだろうが、むしろ「平安」に近いのではないかと感じる。pleasureは、より肉体の感覚の満足感や社会的に得られる満足感であり、年齢を加える毎に弱くなったり、消失していく類の喜びだ。一方、joyは精神的な満足感であり、これは、永遠であり、年齢と供に弱まっていく感覚とは異なる。むしろ、年齢が加われば、より輝いてくるものではないだろうか。歳を取ることは、通常、肉体的な衰えを指し、精神的な面はおろそかにされる傾向がある。私たちは、意識の選択次第で、このjoyの世界にいつでもいる事が可能なのだ。
2008.06.28
コメント(4)
ネサンご夫妻の714Xのセミナーの内容 今回、ここに記載した文章は、08年5月21日から23日まで、カナダのネサン氏のご自宅で受けたセミナーの中から、714Xについてネサン氏ご夫妻がわれわれに教えて下さった内容を出来るだけ忠実に、テープより文章化したものです。ですから、714Xについて、系統的に話しされているというより、714Xの関しての大事なポイントを指摘されていると思います。 714Xを理解する為には、既に公開されている詳細な714Xに関する資料を読む事と、そこには書かれていない大事な部分を、この文章から読み取って頂く事で、より理解できると思います。大事な部分は繰り返し述べられています、また、前後で文章がつながらない部分もありますが、敢えて、編集しないでそのまま文章にしました。 なお、この文章についての責任は萩原にありますが、必ずしもネサン氏ご夫妻の考え方を正確にお伝えしていない部分もあるかもしれない事をご承知おき下さい。714Xの組成について1) 毒性がない2) 注射用をする為に液体とした3) 固まったもの(病的なもの)を溶かして液状化する性質を有するリンパの循環リンパの循環は、大循環(右ソケイ部から注射)と小循環(吸入:濃度が薄い)があり、大・小リンパ循環は交差しない。がんは病的な細胞がリンパ内に入るとうっ滞し、転移が起こる。がんは全身的な状態から局所に出現するので、局所を取っても、結局はダメ。一般的には、病気は局所から全体に拡がるとされているが、ネサン氏は全体から局所化する、と述べている。(注:全身的に病的な状態になった時に初めて局所に病気として現れる)714Xの効果があるのは50%であり、精神的サポートや食事などが50%の効果がある。714Xは、病的に傾いている状態を正常化する(予防的に働く)。写真説明1714Xは、異常なものを正常に調整する。病状が進行している場合にも有効だが、時間がかかる。その場合には、精神的に生きようとする意欲と良くなるという望みが大切だ。もう助からないと思うと、この製剤は有効でない。714Xは、がんそのものに効くのではなく、その周囲の環境に働くのでミラクルではない。714Xはプロテクション バリアーを補強する(注:自己治癒力或いは免疫力のバランスを取る)。714Xは、毒性はないし、その効果はソマト顕微鏡で判断する1) 5日後の赤血球の活発性2) 5~7日後にリンパの流れが良くなる1)、2)の所見より補強作用の程度が判断できる。714Xは、がんに直接的に働きかけるだけでなく、間接的に働き、精神・肉体を良い状態に戻す。バラのトゲが刺さっても、治癒機転が働き、トゲを排泄する様に、がんも体外に除去する。がんを取り除いても、リンパの流れをきれいにしないと再発する。切除5年後のがんは新しいのではなく、再発と考える。714Xは、プロテクション バリアを元に戻す。自己免疫疾患も含まれる。714Xの注入方法は、リンパ内でなければ効果がない。経口、静脈内投与はダメ。間違った解釈をすると、714Xは効果をあげない。直接的にがんに効くのではなく、プロテクション バリア(免疫力)を補正する。100人のがん患者がいる場合 写真説明297人は、抗ガン剤、放射線療法、手術などの従来の治療を受けている。副作用があり、プロテクション バリアもダメージを受けている。その97人に714X+精神+食事により75%がバランスを取り戻した。残りの25%は、その中の50%は一時的に良くなったが、50%は効果がなかった。西洋医療を受けていない残りの3%は理想的だが、精神的に強くないと難しい。これらの3%の人たちは714Xを使用して、治った。統計的な事は忘れて欲しい。それぞれが活かす力を発揮しなければならない。カナダでは、末期の人にのみにしか714Xは使えない。必要ならアメリカで受ける。ホメオパシーとの併用は大丈夫。現在の714Xは窒素が主体。714Xの禁忌1)714XはTNFを誘導するので、抗血管新生の製品との併用はダメ。2)ビタミンB12は経口摂取では大丈夫。図の説明:病気の細胞を殺すのではない。リンパの流れをよくする。微量元素は少量であり、PHは中性。放射線治療と抗ガン剤の併用は副作用も強い。714Xは、この副作用を軽減する。体内をきれいにし、元に戻す。脱毛も防ぐ。化学療法の効果をあげる事もできる。転移も防ぐ事ができる。手術や抗ガン剤の21日前から使用を開始する。体をきれいにする。リンパの流れがきれいになり、抗ガン剤により、リンパの流れが変わり転移を起こすので、それらを流す。また、腫瘍の壊死などをリンパを通してきれいにする。まず、714Xを与えると、環境が良くなり手術に向かえる。手術の創部をきれいにし、ケロイドを防ぐ。714Xは免疫調整作用自己免疫疾患や炎症性疾患(炎症は全ての疾患の根源)にも効果がある。Q:カンファーは使っていないのですか?A:タクシー効果(物を運ぶ役割、運搬)を期待しているが、主な効果ではない。窒素のアクティブ効果ではなく、カンファーの濃度は薄い。714Xの使用量が大切。リンパの液状のために、少量づつ増やし、5日目からは正常量。吸入は二次的。吸入はコンディションが確認されてから、ウルトラソニックネブライザーを使用。リンパ注入の基本は右のソケイ部のリンパ組織内、左は副次。両方なければネブライザー。Q:右胸部の疾患は?A:ソケイ部注射と吸入法を併用する。左乳ガンは右ソケイ部注射のみ。ソマチッドは抗生物質として、使用しようと思った。GN―24、これでがん患者さんを救った事がある(58年前)。悪性細胞は窒素が必要な為に、窒素を取り込む為に免疫系を麻痺させる物質を出し、免疫機能は低下する。714Xは、窒素を補給するので、悪性細胞は窒素を引きつける必要がなくなるので、免疫系が回復する。714Xは窒素をちょっとだけ与えて、満足させて、免疫系を高める。昨日観察したわれわれの血液で、カプセルに入っていた白血球は取り込んだものが中で固まった。写真説明1 体の免疫力が落ちている状態から、普通の状態の境界領域では714Xは予防的な働きをする事を説明している。写真説明2 714Xの臨床効果を説明された時の写真、100人のがん患者へ714Xを使用した時の臨床経過を説明している。日常生活の上で、肉体・感情・知性・スピリットが大切であり、このバランスを保つようにする事の重要性を説明している。私からのコメント714Xは既に本邦でも臨床使用されていると聞いています。しかしながら、日本の医師が714Xの使用経験について書かれた文章も殆どないようです。 今回、714Xを創ったネサン氏に直接お会いする事により、714Xという製品の理解とその使用方法を学ぶ事ができました。 714Xは決してミラクル(奇跡的)な製品ではない事。714Xは体の免疫力のバランスを整える作用が主な作用であり、がんに直接働きかけるのではないと強調されていました。 単に714Xを注射すれば治る、といった考え方では、714Xの本当の効果を引き出す事はできません。免疫は精神的な面ととても関連している事は長年言われてきました。ですから、精神的なバランスを取る事の重要性をとても強調されていましたし、よく理解出来ました。 ネサン氏ご夫妻は、714Xの効果も、生存率など統計ばかりに目を向けないで欲しいと言われていました。しかし、適正な使用方法を理解して実践した場合には、何かが起こるのではないかと、個人的には密かに期待しています。また、注射方法に関しては、癌に直接に注入したり、静脈内に注射する事は禁忌です。適正な部位にきちっと冷却して注射するのが、効果を発揮させる方法です。実際に臨床に用いるためにはこの様な細かなテクニックも習得する必要があります。今回、私ともう一人の方が実際にネサン氏から注射を受けたが、噂で聞いていた痛みは全く感じませんでした。ネサン氏ご夫妻はわれわれ日本人に対して、とても好意的です。われわれは、この信頼関係を崩さず、ネサン氏ご夫妻の考え方が正確に伝わり、実行・実践出来るように今後も努力し続ける必要性を感じております。
2008.06.27
コメント(5)
田中麻里さんのブログを見ていたら、「オプラ」が今年のスタンフォード大学での卒業式のスピーチをした、と書いてあった。スタンフォード大学でのスピーチは、85年のMACの創始者であるステーブ・ジョブスの感度的なスピーチがあり、文章がいろいろなブログでも紹介され、you tubeでも見られた。日本語の訳付きのも確かあった筈だ。今年の「オプラ」とは、聞いた事のある名前だと思ったが、ピント来なかった。男性なのか、女性なのか?兎も角、紹介されていたスピーチのyou tubeを開いた。そこに登場した女性を見て、アレーと思った。エック・ハルトトールのインターネット放送に出ていた、相手の女性ではないか?その放送を見ながら、この女性はどんな人だろうと思っていた。余りでしゃばり過ぎず、と言って、言うべきときにはきちっと発言していた。でも、こんなに有名人だとは思わなかった。オプラを調べると、1954年生まれの「Oprah Winfrey」はアメリカを代表する女性の一人で、ヒラリーの次の大統領候補になってもおかしくはない人物だと書いてある。司会業、女優、資産家で、日本で活躍しているコメンテーターのデイブ・スペクターは「アメリカのみのもんた」と称しているらしい。日本では、オプラはそれ程知られていないが、アメリカではとても有名な人らしいし、影響力もあるのだろう。エック・ハルトトールより、きっとアメリカでは数段知名度が高いのだろう。そのオプラおばさんが颯爽とスピーチをしていた。当然ながら英語でのスピーチである。何を言っているのかよく分からない。所が、ありがたい事に真理さん がチャント要約をして下さっている。そうか、そんな事を話しているのか、という具合である。ジョブスにしてもそうだが、私たちは自分の本当にやりたい事(好きな事)を如何に、集中して継続的に行うかが、大切だと感じる。いくら、成功本を読んでも、そのエッセンスはなかなか伝わって来ない。テクニック的な事が書かれている本が多い。その真髄は「その人の深い所にある情熱」ではないかと思う。たまたま、ジョブスやオプラおばさん(何だかこのおばさんという言葉がぴったりの感じがする)はそれで、有名人になった。でも、日本の職人さんでも、ごく普通に生きていて、有名でも資産家でもないが、その道一筋の人がいる。そんな生き方にたまらなく魅かれる。そう言えば、オプラさんからはメールマガジンが定期的に届いている事も分かった。これも、シンクロしているのだろう。真理さん、いつも貴重な情報をありがとう。
2008.06.26
コメント(7)
昨日はある方と夕食を食べながら、お話しをする予定だった。何回かお互いの都合がつかずにノビノビになっていた。所が、昨日も午後に手術の予定が入った。最近は滅多に外科の手術を手伝う事はないが、たまたま、重なった。手術は何時頃始まるかも分からない。また、時間も2時間以上はかかりそうだ。約束を確実にするためには、日を改めるのが一番よい方法だ。ドタキャンはしたくない、という思いがあった。でも、何となく、何とかなるような気がしていた。上手く言葉に出来ないが、何とかなるという感覚、安心感を自分で感じられた。そこで、当日、万が一時間に遅れたり、行けない様なら、その時に連絡しようと思った。手術は他の科の手術をされる先生が気を効かして(別にお願いした訳ではないのですが)、午前中にその手術をすませて下さった。そこで14時から手術を開始して、丁度16時40分頃に終わった。まさに、理想的な時間配分だ。そして、きちっと約束の時間に間に合った。とても、有益な話を伺えた。そして、いろいろシンクロな話しに出会った。今度は、そっちの方向へと動きだせるといいな~と思えた。マクロの食事も美味しかった。
2008.06.25
コメント(3)
数日前、パソコンの電源が切れなくなった。電源を切っても、再起動した状態になり、また、元の画面に戻ってしまう。再起動しても、やはり同じ。何度行っても同じ。ボタンを押しても、休止状態にはなるが、やはり、切れない。一応、パソコンは使える状態にあるが、このままではパソコンも不眠状態でいずれパンクするだろうと憂鬱になった。パソコンが使えなくなると、今の生活では本当に困ってしまう。なければ、ないような生活や仕事のパターンは出来そうだが、既に、手足のような存在だ。いつもパソコンのトラブルの時には、送信するか、しないかと問う画面が出る。いままで、送信するをクリックした事はなかった。今度は送信をクリックしてみた。すると、最近、インストールしたソフトが怪しいとの情報があった。ハンディカムのDVD画面を見るためのソフトだ。そこで、そのソフトをアンインストールしてみた。すると、チャントパソコンは終了できるようになった。一応はこれで一段落した。パソコンは静かに、眠りについた。日頃、身近にあり、しかも、大切な者、物に気づいていない事が多い。偏見をなくし、サッパリした気持ちで、それらの出会いに感謝する、そんな日々を過ごしたい。
2008.06.23
コメント(3)
私は、催眠にかかり難いと思っていた。実際に、催眠療法を受ければ、それなりにイメージできるし、その世界に入ることはできる。でも、本当に催眠状態を経験しているという実感に乏しい、という感覚を持っていた。昨日、催眠状態だけを経験する機会があった。催眠状態だけを経験するとは、催眠状態に誘導してもらっても、催眠療法は行なわなかったという事でした。そこで、催眠状態に入ると自分の感覚や体がどんな変化をもたらすかを、じっくりと経験できたのです。そして、多分、宇宙遊泳をしたことのない我々が、宇宙遊泳とはこんな感覚だと想像できても、実際に宇宙遊泳をしないとその感覚、身体的反応は確かめる事ができない。催眠もそれと同じ事が言えるのだろう。日常、我々は催眠状態を経験している。ただ、それを催眠状態だと意識しないだけだ。意識していないから、催眠状態を自覚する事は難しい。私が催眠状態になった時の感じは、兎に角、気持ちよく、ほんわかとしていた事と手足が厚く痺れている状態だった事である。その感覚を充分に味わい、自分の催眠状態はこんな感覚だという事を味わい、分かったという事はとてもいい経験だった。そして、その催眠状態で感じた事は、日頃、寝る前などに行っている自律訓練法では、自己催眠状態になっているんだ、と分かった。その時の手足の感覚は、まさに、他者催眠と同じ状態になっている事が分かった。つまり、しっかりと自己催眠状態に入っている事が分かった。それと、瞑想状態では、しばしば、心の至福感を味わうとあるが、これも、自己催眠状態だろうと想像できた。瞑想=自己催眠なのだろう。だから、深い、潜在意識に入って行き、更に、その先の世界へと入っていけるのだろう。
2008.06.22
コメント(5)
日曜日の朝はノンビリしている。最近、何もしない日が少なくなっている。また、昔のように慌しい日々の連続になりそう。そんなにバタバタしたって、動き回っても得ることは少ない。分かっていても、自らをそう縛ってしまう。今朝の「朝の目覚めに贈る言葉」では・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・最後の所で愚か者はすべてを逃がし続ける賢い者はすべてを楽しむ昼を楽しみ、夜を楽しみ、夏を楽しみ、冬を楽しむ賢い者は人生を楽しむ死を楽しむ何にも執着しない執着しないことの中には至福があると。動き回ると感じているのは、きっとその動きの中に「楽しむ」ことが欠けている要素が含まれているからだろう。昨晩、久しぶりに友達の医者と夕食を共にした。彼は素晴らしい医者だ。そして、私は彼のクリニックで働かせてもらっている。人との付き合いの話しが出た。人との付き合いには、「人の状況としての付き合い」と「人そのものとの付き合い」があるとこのブログで書いた。人の状況とは、その人の周りに備わっている状況(仕事、地位、肉親関係、趣味・・・・)があり、人そのものとは、その人の人間性の深い所を感じての付き合いである。人間性の深い所とは、行動によって決める事はないし、自分にどんな事が起こっても、相手にどんな事が起こっても変わることのな付き合いであり、殆ど会わない人もいる。会う頻度やメールを交換したりする頻度とも関係ない。「人との状況としての付き合い」の中にも、何時も、その相手の人の本質「おおいなる存在」を見つめる様にして、そこに接するように生きていると、人に対する見方が変わるようだ。家族には特にそう思う。一番身近にいる家族には、我が儘が出易い。遠慮もいらない。エゴが対決する場になり易い。でも、相手の本質を見つめて接していると、自分の本質と感応する。すると、穏やかに過ごせる。「自分が穏やかだ」だから「相手も穏やかになる」相手に穏やかになって欲しい、そうすれば、自分も穏やかになるから・・・・こっちの方へ向かいがちだ。全て、自分の身の回りに起こる事は自分の責任があり、そして、その状況は選択のしかたでどうにでも位置づけることが可能なのだ。「この事は自分にどんな意味があるのだろう?」と問いかける事になる。
2008.06.22
コメント(3)
ホロトロピック・ナイト終了後に天外氏、桐島さんなど総勢15名以上で食事をした。皆さんとてもザックバランで楽しい。何時もこのような講演会を以前企画した時、会が終了して演者の方を囲んでいろいろな話を伺う。その時の話しが本音が出てとても楽しかった。医療関係の講演会でも同様であり、難しい学問の話をされていた先生が、こんな考え方を持っているのか、と改めて講演の時の印象とは異なることはよくあった。趣味の話しをしてもそうであった。私は、以前、ウインドサーフィン、パラグライダー、カヌーなどをしていたと話すと、天外氏もグライダー、ハングライダー、ウインドサーフィン、ヨットなど、共通の趣味の話しで盛り上がった。話しの中で「自然に宇宙の流れに乗って心地よく生きたい」と話したら、まさに、天外氏も桐島さんも同じような考え方だと分かった。そんなに、力をいれて生きなくても、自然と心地よく生きられればいいと。あのお二人も、そのような考えなんだと、これも妙に共感した。
2008.06.20
コメント(6)
ホロトロピックの会で、催眠療法について話させていただいた。ホロトロピックの会は天外伺朗氏が主催している会であり、私も天外氏の書かれた「宇宙の根っこにつながる生き方」という本にはとても影響を受けた。催眠療法は潜在意識につながる事であり、その状態になると、潜在意識の中にある情報を取り出せる事になる。話しの内容も、予めパワーポイントなを用意して行うのではなく、直感に頼り、浮かんでくる内容をそのまま喋る。話しが何処に行くのか分からない。その場の雰囲気(エネルギー)が話しの筋道を作っていく、そんな進め方は不安でもあるが、一度、流れに乗るを自然と話せる。何がありがたく、嬉しかったかは、遠方から来てくださった方、ブログなどで宣伝してくださった方、お忙しいにも拘らず、会場に来てくださった方、その方々との出会であった。このような縁を大切にしなければと、しみじみ思った。
2008.06.20
コメント(11)
この年になっても、私の周囲では「もうあの人とは絶交だ」というような話しが起こってくる。そうなって当たり前の状況かもしれないが、子供の喧嘩に似ているようにも思う。何で、絶交状態になってしまうのか、もう少し掘り下げてみると、そこには、人間性というより、行為・考え方に対して受け入れられる、受け入れられない、があるように思う。あの人は凄い事を言っている。だから、信じられる、ついていける。でも、その事が信じられなくなった。だから、もうついていけない。サヨナラだ。エック・ハルト流に言えば「人生の状況」でつながっているからだろう。その人の本質を見極めて、そこに信頼を置いているか、否か、にあると思う。その人の「本当の人間性」が好きなら、行為に対しても同調は出来ないが、その人を理解し、支持できるだろう。元々、利害関係で結ばれていると、利害関係が崩れれば、人間性も否定されてしまう。「だから、アイツはだめだんだ」という事になってしまう。最初から視点がずれているのだ、と思う。信頼関係、人間性で認め合っていれば、境遇が変わっても、お互いの立場が変わっても、相手に対する想いは変わらないだろう。フリーター医になって、しみじみ感じる。社会的地位や組織の一員としての関係で付き合っていた人たちは、何もなくなった私を相手にしない。でも、ず~と信頼関係で結ばれていた人は、私の社会的立場では、私を判断しない。その人たちとの結びつきが私にとっても財産だ。また、フリーターになって、初めて築けた人間関係の財産もある。「私はあなたの行い賛成できかねる。でも、あなたの事は信じている」と。未だ、医者になってそれ程経っていなかった時、どんな状況でそうなったのか覚えていないが、上司の先生に「君がやったのだから、信じるよ」と言われた時にはとても嬉しかった。また、その先生とは社会的立場を超えて、信頼・尊敬している。では、その人間性をどう判断したらいのだろうか。それは、「カン」、「感覚」、「直感」だろう。あの人を信頼できる。この事を損・得を越えた所で選択できれば、大丈夫。エゴを越えた所での閃きが大切なのだろう。
2008.06.19
コメント(5)
昨日からパソコンの調子が悪い。終了をクリックしても、再び起動してしまう。日々、使用しているパソコンにも感謝をしなければ、故障をして初めてそのありがたさが分かる。体を同じような面がある。「3つの真実」(野口嘉則著 ビジネス社)を読んだ。前回、「鏡の法則」は最初インターネットで無料で配信されていて、読んだ時にはとても新鮮で衝撃的であった。なるほど、こんな風に考えられられるのか、と感動した。この本は100万部以上売れたらしい。今回の本の印象は、書かれている内容は本当に素晴らしい言葉が並べられている。でも、何だかご馳走をこれでもか、これでもか、と出されている感じがして、少々、食傷気味に感じた。物語の展開も、動きが少ない。要はサプライズが前回程感じられなかった。何か、スパイスが欠けている感じだった。3つの法則1)自分が宇宙をつながった偉大な存在であると感じる2)感謝できる事を探し、心から感謝する3)自分が生活の中でどなことを感じているかに意識を向けるこれらのテーマは一つひとつが大切だし、日々実践していく事により、更に深めていけるだろう。精神世界の本は巷に溢れているが、現在、どんな事が大切なのか。自分が求めている時に、その求めている内容の出会えたときが、一番の感動を生み出す。現在の私には、この内容はそれ程求めていないという事なのだろう。その悩みが深いほど、そこからの感動は高いのだろう。
2008.06.18
コメント(3)
先日、ある方が「」を使う事により、より深い所に行けますよと話してくれた。以前より「チベットシンバル」は透明な音が長く響いてくると思っていたが、この様な使い方があるとは知らなかった。先ず、自分の目標を決める。それは、なりたい自分のイメージ、或いは、ハイアーセルフ、マスターなどに会いたいと決める。そこで、心を静かにして、チベットシンバルを鳴らす。予め、録音をして置くといいと話していた。チ~ンと音が鳴ったら、その音を追いかける。その音に意識を集中する。段々と音が小さくなっていく。その小さくなっていく音をひたすら追いかける。音に聞こえなくなっても、その音を追いかける。その先に、目的とするものが、見える、感じられる、と言う。これには、訓練が必要だが、自己催眠としてもとても有効な方法だ。エックハルト・トールのCDにも、話しの切れ目にこのチベットシンバルと思える、チ~ンという音が入っている。暫く、このチベットシンバルの音を聴きながら、深い世界にどれだけ自分で入って行けるかを試してみよう。
2008.06.17
コメント(8)
たまたま、天寿がんについての医事新報の記事が目についたら、同時に雑誌「臨床外科」にも同様な記事が載っていた。それは、中川国利先生が書かれたコラムに載っている。80歳代後半の男性のSさんは、7年前に大腸がんの手術を受けた。その後は順調に回復し、ご夫婦でゴルフなどを楽しんでいた。久しぶりに来院したので、胸部x線写真を撮ると、進行肺がんであった。転移もあり、対症療法が選択された。死を自覚したSさんは菩提寺の住職さんから生前に戒名を受け、生前葬を行った。そして、集まった親近者に「・・・・・・・・・ これからはがんと友として、今まで通り好きなゴルフを楽しみに生きていきます。それで、三ヵ月後、六ヵ月後に亡くなっても、それが寿命です。多くの友達が「肺がんになって気の毒だ」と慰めてくれますが、それは大きな間違いです。高齢者のがんは、今まで一生懸命に生きてきたご褒美に仏様が下さった天寿がんです。心の準備をさせていただくには、この上ない病気です。体は病気でも、こころはこの様に元気一杯です。これは親からいただいた強い心のおかげです。私は今晩、皆さんのご好意で精一杯楽しみます。私が楽しくなれば、皆さんも楽しくなるでしょう。人様に喜びを与えれば、それがそのまま跳ね返って、自分の喜びになります」死亡する一か月前まで、好きなゴルフを楽しんだ。また、ひ孫の幼稚園の運動会では酸素マスクを鼻に、缶チュウハイを片手に声援を送った。死を悟ってから七ヶ月間、周囲の人々に別れを告げながら最期まで人生を楽しんで逝った。以上が要約です。死はさまざまな時期に、さまざまな形でわれわれに訪れる。いい死も悪い死もない。そして、肉体的には誰もが死んでいくことは、生まれた時から運命付けられている。その事も誰もがわかっている。それぞれが今世での役目を終えた時に、魂の世界に戻って行く、そして、また、新たな旅路に出る。今世での別れに際して、平均年齢まで達した人たちは、ある種の納得が出来るのではと思う。ここまで生きたんだから、まあ~いいか!!若い人、壮年者では、小さな子供がいる。経済的にも安定していない、など病気になると大変である。その点、天寿がんを迎えられる人たちは、幸せなのかもしれない。それも、死をがんをどう捉えるかにかかってくる。やはり「生き様は死に様」ということになりそうだ。6月19日(木)天外氏の主宰される「ホロトロピック・ネットワーク」主催の、ホロトロピック・ナイトサイエンス19に「催眠療法による学びと気づき」をテーマに講演をさせて頂くことになりました。
2008.06.16
コメント(5)
昨日、時が人を癒していく、と書いたら、「時は偉大な癒し手である」という文章に会えた。本当にそうだと思う。「天寿がん」という言葉は何となく聞いた事があるが、その定義などは知らなかった。医事新報の質疑応答に載っていた。「天寿がん」とは、「さしたる苦痛なしに、あたかも天寿を全うしたように人を死に導く、超高齢者のがん」を指していう。1994年頃から癌研名誉院長の北川知行氏が提唱してい概念だ。超高齢者とは、一応、男性は85歳以上、女性は90歳以上としてあるが、もちろん生理的年齢にはかなりの個体差があるので、この年齢の前後にグレイゾーンがある。ある統計では、在宅がん死亡症例の30%は天寿がんであった。元気で生活していた超高齢者が症状が出て、病院に行くと末期がんが発見され、入院してじきに鬼籍に入る症例も、天寿がんといえる。北川氏がこの「天寿がん」という概念を導入した目的は二つある。第一は、天寿がんの存在を明らかにすることで、人々が不必要にがんを恐れず、がんに合理的に対処できる道を広くすること。第二は、高齢者・超高齢者のがんの自然史を明らかにすることで、個別化医療を深化させることである。この目的を達成するために、6項目よりなる「天寿がんの思想」も提唱されている。1 人は皆、生まれた時に天寿を授かっている(必ず死ぬということでもある)2 病気や事故に遭わず、安からに天寿を全うすることは、祝福されるべきことである(死因は問わない)3 超高齢者のがんは、長生きの税金のようなものである(ほとんどのがんは、遺伝子変化が蓄積して発生する。加齢とともにがんの発生率がうなぎ昇りに高くなるのは自然現象である)4 超高齢者のがん死は、人の自然死の一型とも考えられる(3分の1以上の人々は、がんで亡くなっている)5 天寿がんならがん死も悪くない(むしろ他の病気による死よりもよこことも多い)6 天寿がんとわかれば、攻撃的治療も無意味な延命治療も行わない天寿がんはあくまでも超高齢者のがんであって、若年者や壮年者のがんに対しては、根治を目指して全力を尽くすことは当然である。天寿がんの思想を比較的若い世代の患者に適用することは、宿命論になるので賛成できない、と結んでいる。高齢者のがん、特に超高齢者のがんをどうするか。がんは全て治療対象になるという考え方に囚われがちだし、実際にそのようにする事が多い。超高齢者になると、がん治療も、西洋医学的治療、補完・代替医療、何もしない医療と分かれるが、選択するにも無理なく出来る傾向がある。西洋医学の医者も、これだけの年齢だから無理はしまい、と強引に治療、治療と言わなくなる傾向がある。また、痛みなどに対する感受性も低下することが多いので、それ程苦しまなく過ごせる。以前、70歳代の男性に胃がんが見つかった。手術をすれば、根治性が期待できた。当時、外科医だった私は当然手術を勧めた。しかし、その患者さんは、もう充分生きたから何もしたくない、と言われた。説得したが、そのまま手術をしなかった。一方、93歳の女性の患者さん。大腸がんが見つかった。全身状態も良かった。患者さんに治療についてお話すると、手術を選択した。かなり、大きな腫瘍だったが、術後の経過もよく、102歳まで生きられた。もし、そのままにしておいたら、腸閉塞などを合併した可能性は高く、これ程までに生きられる可能性は低いと思える。がんが見つかったら、何かをしなければ、という通常の医者の熱い思いも、時には?である。実は、何もしないでじ~と患者さんに寄り添っているのが、医療者にとっては辛いのである。無論、急性期医療では迅速に動かなければならない。「ただ在る」とは医療現場でも必要だ。日常生活と同様、この「ただ在る」のは難しい。
2008.06.15
コメント(5)
昨晩も3キロの道を歩きながら、とても気持ちのいい梅雨の晴れ間を楽しんだ。日中は暑いが、午後8時頃は涼しい風が気持ちよく頬に感じられる。冬の寒さとは異なった解放感がある。「ご主人を亡くしてから、寂しくて何もやる気がない。生きがいがない」という女性のカウンセリングをした。この様な事は、生前、ご夫婦の仲がとてもよく、旦那さんがしっかりしていて、常に、奥さんをリードして守って来た夫婦にありがちなようだ。支えを失って、自分の存在自体も傾きかけてしまう。多くの場合には、この悲嘆や寂しさも時間の経過と共に癒されていく。時間はその点、一番の解決方法を提供してくれる。個人的なことも社会的なことも時間の経過と共に薄めてくれる。「人の噂も49日」とはよく言ったものだ。この方はご主人が亡くなって、3年が経過しようとしていた。精神的にも大分立ち直りつつある状態だった。経済的には心配なく、外国旅行などにも行き始めている。ただ、ご主人があの世で辛い思いをしていないか? が気になっている。その話しを聞きながら、催眠状態でご主人と会う事が出来るのでは、と思いついた。催眠の知識は全くない方だし、催眠療法を受けに来た方ではない。そこで、ご自分の潜在意識に入って行くと、ご主人に会えるかもしれないと話すと、「会いたい」との返事だった。そこで、比較的簡単に誘導できる方法で、催眠状態に浅く入って頂いた。そして、ご主人を光の存在として感じられた。そこで、ご主人は元気で、辛い思いはしていないと感じられた。この間、15分くらい。催眠という言葉には聞き慣れない人や抵抗を感じる人も、自分の潜在意識につながって行く事には抵抗感は少ない。どの程度、クライアントさんが確信を持てたかは定かでないが、流された涙は何らかの感情の交流があったと感じられた。
2008.06.14
コメント(4)
昨日、毎週木曜日の午前中に勤務しているクリニックの受付の女性が、チョット患者さんが途切れた時にこんな質問をされました。「私は、子供にも、家庭にも恵まれ、美味しいものを食べ、仕事も一生懸命にやっています。でも、何だか満たされない思いがあり、自分の生き方に納得できない部分があります」と。具体的に、これが足りない、という訳ではなく。自分の外的な部分は満たされている。しかし、何かが欠けている。この感覚は私にも、他の誰にでもある感覚だと思う。私たちが生きていく上での根本的な考えである「私たちは何処から来て、何をして、何処に向かっていく」という深い自分の思いに通じるだろう。これは、簡単に答えが出る質問では、なさそうだ。一人、ひとりにより、その答えは異なり、また、その人の物事の考え方や年齢や環境などによって違ってくるだろう。この回答を得るには、自分の内面に入っていくのが一番の方法だろう。先ず、静かにして、自分のその満たされない感情を頭でなく、心で感じる。そして、唯、唯、その感情を抱きしめて、味わう。そこに浸る事により、湧いてくる感情を見つめる。そうすると、潜在意識の中にある本当の自分、エックハルト・トールの言う「大いなる自分」とつながることができれば、そこには、平安な世界が拡がって行くだろう。心を現在に置いて、過去、未来の時間軸から、今在るここから、縦軸方向の世界に入ると、この感覚を味わえるようになる。この感覚は言葉にするのが難しいが、誰にでも、本当の自分を感じる事が出来る。
2008.06.13
コメント(3)
カウンセリングに来られた50代後半の女性の悩みです。ここ10年以上、隣りに住んでいる奥さんが、道などで会うと、わざと避けたり、無視をするのです。でも、用事があって訪ねると、普通に対応する、のだそうです。その原因は分からない。特に、トラブルがあった訳でもないし。家を移ろうとして、いろいろ探したのですが、丁度いい家が見つからないのです、と話していた。これに近い、悩みは時々あるのでは?その方に直接、その態度や理由について尋ねることが出来るなら、こんなに悩みはしない。最近、カウンセリングについて少し思い当たる事がある。徹底的にクライアントさんの話しを聞き、それに共感するロジャースの方法は本人が気づいた時には納得度が高いだろう。何しろ、自分自身で気づく事は納得し易い。一方、答えをセラピスト側から用意して、それを提案し、クライアントさんとそれについて一緒に考える方法もある。これは丁度、催眠療法とリーディングと言われる方法との違いに似ている。催眠療法はあくまで、クライアントさんが自分の潜在意識下にある想いや出来事が出てくる。クライアントさんが主体であり、セラピストは誘導役に過ぎない。一方、リーディングは、セラピストがクライアントさんについて、その原因やどうしたらいいのかを、セラピストの感性で教えると言っていいだろう。私もロジャースの方法のように、自分で気づくのが一番いいし、そうでないと納得し難いと感じている。誰もが解決方法を自分の内側に持っている。ただ、悩みには一定のパターンがあり、多くの人には共通している。ただ、その悩みとなる価値感や原因となる時期や相手が異なるのだ。多くの悩みの根底は「怖れ」に起因していると言われている。どんな悩みも自分の存在と価値を失う恐れに行き着くと、「あゆか」さんは指摘している。さて、「この女性の隣りの奥さんの態度がとても気になる」この女性の悩みの原因は、隣りの奥さんに嫌われているらしい。直ぐそばに住んでいる人に嫌われたら辛い、と。私たちは人に愛されるように生きなさい、人に嫌われないように生きなさい、人には迷惑をかけないようにしなさい、と小さい頃から教育されて育った。その小さい頃から培ってきた価値感は潜在意識の中に埋もれているのです。でも、これが、何かにつけ潜在意識から浮かび上がってきて、私たちを苦しめます。この、意識はコア・ビリーフ(潜在意識にある信念)と呼ばれるものです。「私は人に嫌われたくない」というのが、コアー・ビリーフでしょう。わたしたちは、なかなか、「隣に住んでいる人の自分を無視するような態度」が嫌だ、何とかしたい、と言う思いの下には「人の嫌われたくない」という思考があるのに気づきにくい。ただ、そこに気づいてこの様に感じるのも、自分の選択なんだ。そのような考え方を選択しているのだ、と思えると変わってくる。そこで、分かり易いのが、バイロン・ケイティさんが提唱している「人生を変える4つの質問」だ。それは「私は隣の奥さんに嫌われたくない」1)それは本当ですか?2)それが本当だと確信していますか?3)そう考えるとき、あなたはどう反応しますか?4)その考えがなければ、あなたはどんな人になりますか?更に、「入れ換え」を行う事により、より自由になります。例えば「私は隣の奥さんに嫌われてもいい」、「私は私に嫌われたくない」、などです。もし、このクライアント女性が、「私は隣の奥さんに嫌われてもいい」という、考え方を選択できれば、随分見方が変わってくるでしょう。全ては、「私は他人に認められる必要もないし、愛される必要もない」、だって、「私が私を認め、一番に自分を愛しているのだから」という思考に気づき、勇気を持ってそれを腑に落ちた所で選択できるかに、かかっているのだと思います。6月19日(木)天外氏の主宰される「ホロトロピック・ネットワーク」主催の、ホロトロピック・ナイトサイエンス19に「催眠療法による学びと気づき」をテーマに講演をさせて頂くことになりました。
2008.06.12
コメント(3)
一日、一日は意識して過ごさないと、ドンドン過ぎて行ってしまう。先日、駐車場から車で出ようとした。料金の支払いが1100円だった。生憎、千円札が財布になかった。そうだ、カバンの中に千円札があるかもしれないと気づいた。私の車の後ろには次にでようとする青年が運転する車が待っていた。私は車を降りて、後部座席のカバンの中を探した。千円札は見つかったが、かなり時間が経ってしまった。後ろの青年にお詫びの合図をすると、青年はニッコリと笑った。私は気持ちよく、清算し、駐車場を出た。私が、青年の立場だったら、「早くしろよ!!チャント小銭くらい用意しておくのが常識だろう」と仏頂面をしたかもしれない。この青年は心の余裕がある。車を運転している人、歩行している人の顔を見るとしかめっ面をしている人たちが多いのに驚く。ゆったりと、ニッコリ笑える日々を送りたい。昨日、家から出た所、一羽の白い蝶がヒラヒラと舞っていた。靴の上に止まったり、木の根本や、道路の上にも止まったり、この季節の空気を楽しんでいるかのように舞っていた。通勤の途中に立ち寄る「恩田川」の何時もの場所に天気がいいと、亀さんが日向ぼっこしている。首を持ち上げたまま動かない。昨日も川岸の護岸の所にいた。バタバタ動かないで、唯在る。このじっとしているのが、いいなあ~
2008.06.11
コメント(5)
昨日の午後から桜木町で、がん患者さんのための自助会「NPO法人 ほあ~がんサポートの会」が行われた。内容は、先ず、呼吸法の練習を30分くらい、専門の方に指導して頂いている。それから、患者さんの司会による患者さん同士の話し合い、そこに、もし必要なら医療者が加わる。休息を挟んで、スタッフからの医療情報などをお伝えする。昨日、いつも来られている看護師さんのTさんと私が現在非常勤でお世話になっている病院に勤められたNさんが一緒に部屋に入ってきた。Tさんも、その病院に以前勤務していた事もあり、Nさん、T看護師さん、私は知り合いなのです。今年になって、Nさんはご自分が、がんの手術を受けられ、その病院を退職していた。お二人が揃ってお見えになったので、てっきり、そのT看護師さんがこの会に誘って、一緒に来られたと思っていた。ところが、お二人は会場の直ぐ近くの路上で偶然に会ったのだそうだ。そして、T看護師さんがその場で、この会に誘ったのだそうだ。Nさんは、本屋さんに行く途中でたまたま、そこを歩いていたらしい。このようなシンクロニシティー(意味ある共時性)は、頻繁に起こっているのだろうが、自分たちが気づかなかったり、或いは、それらを偶然として片付ける傾向がある。私はノートにこの様なシンクリニシティーがはっきりしている出来事を書いている。この昨日の出来事もしっかりノートに書いた。このような事を大切にする必要性を感じる。
2008.06.10
コメント(6)
昨日はビタミンの点滴療法のセミナーであり、高濃度ビタミンCに関する話題は直接にはなかったが、話の端々にこの療法についての話題が出てくる。最後に特別にコメントされた、ドナルド・ハニングヘイク氏は「多くの動物は自分でビタミンCを産生できる。そして、ストレスや病気の前段階でこのビタミンCを多く作り出すことにより、病気にならないようにしている」と話していた。人間もず~と昔は自分でビタミンCを合成出来た。この様に自分で本来持っていたビタミンCを大量に体内に入れることは、どんな効果をもたらすのだろうか。かなりの患者さんが日本では、開始している。次第に結果が出てくるだろう。アメリカでは、既に、がんの専門施設が膵臓がんに対して、抗がん剤単独と抗がん剤+高濃度ビタミンCを使用した二群に分けて、その効果を検討している。体にやさしいこの高濃度ビタミンCがもしかしたら、日本のがん治療に一石を投じるかもしれない。大いに楽しみにしている。
2008.06.08
コメント(3)
今朝はこのブログはメインテナンスのために書けなかった。無料で使わせて頂いているので、文句は言えない。点滴療法研究会 第六回実践セミナーに参加した。この聞き慣れない、「キレーション治療とは?」キレーションとはEDTA(エチレンジアミン四酢酸)などのキレート結合能のある合成アミノ酸を用いて体内有害物質の排出を促す治療法、と定義される。キレーションの目的とは1)有害重金属の排出2)動脈硬化に起因する疾患の治療3)フリーラジカルの低下である。キレート作用のある主な薬剤は1) Ca-Na2EDTA2) Naー2EDTA3) DMPS4) DMSAの四種類が代表的であり、静脈注射、経口投与、坐薬使用などに分けられる。この治療を行うに当たって、先ず、DMSAを内服して、それから6時間の間の尿を採取する。そして、その一部をアメリカに送り、尿中の有害重金属を測定する。それに応じて治療法を決定する。代表的な有害重金属は1)水銀(Hg) 手足のふるえ、しびれ、集中力低下 アマルガム、汚染魚介類、電池 情緒不安定、不眠、頭痛2)鉛(Pb) 貧血、不安感、めまい、イライラ感 古い水道管、ヘアーカラー3)砒素(As) 疲労、手足のしびれ、神経症状 海草、ひじき、わかめ、4)カドミウム(Cd)脱毛、貧血、腎機能障害、疲労 喫煙、米糠、玄米5)ニッケル(Ni)無気力、疲労、下痢、不眠 ニッケル電池、メッキされた金属 免疫力低下、 アクセサリー水銀中毒は、大型魚摂取(マグロ、メカジキ、フカ、金目鯛)、アマルガム、ワックス、ワクチンなどが有名だ。サーモンには水銀が殆ど含まれて居ないそうだ。鉛で興味深かったのは、うつ病と鉛が関係あるらしい。鉛の害をして、セロトニンやドーバミンが低下し、鉛が全ての神経伝達物質の働きに悪影響を与える。うつ病の患者さんには、一度、鉛を測定して見る必要があるかもしれない。治療法の組み合わせは、1)CaーEDTAによる鉛とカドミウムの除去、2)DMSAによる水銀と鉛の除去の二つの組み合わせが一番有効らしい。それに興味があるのは、このキレーションにより動脈硬化を軽快さえる事が可能らしい。すると、心臓のバイパス手術の他に、このようなキレーションにより血管拡張を図る方法が試みられているらしい。この有害重金属の分野は未だ未開発と言えるだろう。自閉症の子供さんも、この重金属が関連していると言われ、実際に治療が行われいる。
2008.06.08
コメント(2)
昨日は母親と娘さんのカウンセリング。目的はお母さんのカウンセリングにあったが、ついでに、娘さんが一緒という感じだった。でも、それぞれの方に90分から120分の時間を取ってある。お母さんは、身体的・精神的な問題があり(と言っても日常的な問題だが)、時間をたっぷり使った。娘さんの番になったら、30代の娘さんにはそれ程問題がない。ただ、4歳の娘さんの次に子供さんが欲しいが出来ないとの事であった。「それは時間的な制限もあり、一度、産科の先生を受診したら、という所で落ち着いた。時間がたっぷりと余ってしまった。ふと、催眠療法に興味ある?と聞いてみた。少しある、との返事。私はいろいろな誘導法を試してみたいし、患者さんも少し興味があれば時間つぶしにはいいと思った。最初に二種類の誘導をしたが、浅い催眠で本人は催眠に入った感覚が少なかった。それではと、本格的に誘導した。今度はかなりのレベルの催眠状態になった。どこか、好きな所に行こう!!と話すと、ディズニーランドがいいと言った。「カリブの海賊」で遊んでいる時に、ふと、この催眠を不妊に使えないかと思いついた。そこで、リラックスしてもらい、赤ちゃんがお腹にいるイメージをしてもらった。すると、赤ちゃんがいる、と言った。そこで、「赤ちゃんにどうしたら来てくれるか聞いてごらん」と話した。すると、患者さんは赤ちゃんと対話をして頷いた。そして、一筋の涙が頬を伝わった。「赤ちゃん、答えてくれた?」と聞くと。大きく頷いた。そこで、催眠療法は終わった。直後に赤ちゃんからのメッセージは何と聞くと。患者さんは、一言「仲良くする事」と答えた。そうか。こんな風に催眠療法は使えるのだ。コウノトリが彼女に赤ちゃんを運んで来て欲しい。
2008.06.06
コメント(4)
私の知り合いの医療関係者の方と、最近、二人の方の旅立ちを経験した。一人の方は、「感謝、感謝、感謝」と周りの人誰にでも感謝をしながら、旅立って行った。もう一人の方は、「口惜しい、口惜しい、口惜しい」と言って、旅立って行った。どちらが、正しいのとか、悪いとかの話ではない。ただ、それは選択なのだろう。「生き様は死に様」、人は生きてきたように死んでいく。生きてきた時の価値感が、死を前にした時に凝縮されるのだろう。ただ、それはそう思うが、死を前にした時に、大逆転で今までの価値感とは異なる価値感に変化できる可能性を人は秘めている。だから、死に際は「悟り」のチャンスだと、先人は指摘している。私の先輩の外科医が、死を目前にしている患者さんの事を「あの方は気持ちが固まった」ある時は「まだ、気持ちが固まっていない」などと話していた。死を受け入れる気持ちになったか、ならないのか、だと思う。私の愛読者「なまけ者のさとり方」の中で、「さからわない」という言葉だけは、覚えておいて下さい。この言葉は、瞑想している時のレベルでは、とても重要なことなのです。特に、死ぬ時には、この言葉を絶対に思い出すようにして下さい、と述べている。「さからわない」とは、エックハルト・トールの言う「エゴ」を手放す事に通じる。地球の危機が言われている。地震・台風・温暖化など災害が何時起こらないとも限らないと指摘されている。地球は生きているので、私たちも地球と一緒に生きていかなければならない。災害の話しなると私は「肉体は死んでも、魂は永遠なのだから、そう心配することはないよ」と言えば、大抵は半信半疑だ。それでも、この言葉を繰り返して使っていると、段々、違和感がなくなってくる。今日は梅原司平さんの、メジャーデビューコンサートが開かれる。チケットを買い損なってしまった。CD「愛あればこそ」も二日前に発売になった。今度はアマゾンでも買える。地中で培ったエネルギーを、今日、地上に出ておおらかに鳴く蝉のような歌声が響くだろう。心からコンサートの成功をお祈り致します。6月19日(木)天外氏の主宰される「ホロトロピック・ネットワーク」主催の、ホロトロピック・ナイトサイエンス19に「催眠療法による学びと気づき」をテーマに講演をさせて頂くことになりました。
2008.06.06
コメント(2)
5月31日、6月1日の二日間のソマティック・ヒーリングのセミナーでは、最初に自己紹介が行われた。その中で、こんな発言をした方がいた。お父さんが難病に罹り(病名は医者にも分からない?)、全く手足など全身が動かない状態になり、医師もどうしようもないと家族に話したらしい。本人であるお父さんも、とてもしっかりした方で「こんな状態なら、殺してくれ」と家族に叫んでいたらしい。その娘さんのお母さん、つまり患者さんの奥さんは、「ひたすら、麻痺した四肢を撫ぜ、治るからね」と時間の許す限り行ったそうだ。発言していた娘さんも、どうせ治らないと最初は思っていたようだ。ところが、これを毎日、毎日行っている内に、手の指が少し動くようになったらしい。絶望していた患者さんも、指が少し動くようになってからは、希望が持てるようになった。娘さんも、これなら治ると一緒に更に加わった。そして、何と徐々に回復して歩けるようになった。指を使って、絵を書けるまでに回復した。ひたすらに、愛情を込め、言葉をかけ、体に触れる。このパワーは我々の思考を超えた所にありそうだ。常に、このように行くとは限らないだろうが、こういった事が起こる可能性がある。ソマティック・ヒーリングも、このようなパワーを秘めたセラピーだといえよう。6月19日(木)天外氏の主宰される「ホロトロピック・ネットワーク」主催の、ホロトロピック・ナイトサイエンス19に「催眠療法による学びと気づき」をテーマに講演をさせて頂くことになりました。
2008.06.05
コメント(5)
相変わらず、変な時間に目が覚める。でも、昔感じたような、夜中に目覚めて、奈落のそこに落ち込んでいくような、不安感や焦燥感は覚えない。昨日、精神科の先生の「医者にとって、困る患者さん」という内容のDVDを見ていた。その中に「人格障害者」というテーマも含まれていた。私みたいな外科医にとって、精神科は遠い存在であり、おかしいと思ったら診療依頼を書いて、専門医にお願いすればよかった。しかし、カウンセリングを始めるようになると、「うつ病」、「人格障害」などの患者さんが混じってくるようになった。人格障害者の定義は「人格障害とはその人の持っている「人格」が常道からはずれてしまって、社会生活に障害を来すものを言います。青年期や成人期早期に始まることが多く、長期にわたってその人格が安定しいて、苦痛を伴います。この中でその障害が他の精神障害に原因がないものを一般的に人格障害といいます。」この人格障害は、幾つかに分類されているが、そのDVDでは人格障害者は3つのパターンを持っているという。1)プライドが高い2)こだわる3)被害者意識が強いあれ~ これって全部自分が抱えているのでは!!自分も人格障害者ではないか? と不安になる。この人格障害を「シュナイダーという人は、人格異常を「平均からの変異や逸脱」としています。」平均からの変異や逸脱って、どの程度なの?と疑問が湧いてくる。すると、最初の定義の中に「社会生活に支障をきたす」とある。そうか、少々感じていても、それなりに社会生活が送れれば、大丈夫だ。という事になる。でも、このプライドが高い、こだわる、被害者意識が強い、の三つはまさに「エゴ」のお得意のパターンだ。「エゴ」とどう向かい合うか。これが課題であり、とても、面白い。自分の感情の変化を見つめると、こころが拡がったり、縮んでいるのか、が分かるようになる。縮んでいる時には、「こだわっているな~」、「これって、どうも本当の自分とは違うよな~」と違和感を感じる。こんな時には、自分の内側にいて、余り早急に結論を出すのを控えた方がよさそうだ。時間が経てば、必ず、こころは拡がり、スペースができる。それまで、待てばいい。そこでの結論が自分の本心に近そうだ。精神科の医者は、患者さんを治そうと思いつめない方がいい。治せず、挫折感を味わってからが本当の精神科医としての出発だそうだ。やはり、患者さんが自分で治すと気づく時期まで、待ってあげる(患者の周りの人は一日でも早く良くなって欲しいと望んでいる場合が殆ど)のが務めだと言っていたのも印象的だった。
2008.06.03
コメント(3)
ソマチッドをネサン氏のソマチッド顕微鏡で自分の血液を見せて頂いた時、その美しさに唖然とした。僅か一滴の自分の血液の中に、こんなにいろいろな成分が含まれていて、そして身体を防御・維持するために日夜活動しているのだ。赤血球・白血球・血小板などに加えて、無数に輝き動き回るソマチッド。生命の不思議さを感じる。それは、宇宙に目を転じた時、あの輝く星々、漆喰の闇に浮かぶ満月、彼方の地平線にぽっかりと浮いている太陽などと同じだ。壮大な宇宙は小さな、固まった思考などを吹き飛ばすエネルギーを持っている。この写真は、04年3月4日、米航空宇宙局(NASA)が公表した銀河の星「V838モノセロティス」の画像です。星が渦巻き状のちりとともに光の輪に覆われている神秘的な姿を映し出している。V838モロセロティスは地球から二万光年離れた宇宙の彼方にある、解説されている。中心に赤血球があり、周りの星々がソマチッドのようみ思える。赤血球の中からソマチッドが生まれるとも言われていた。まさに、そんな写真だ。この映像はわたしたちの血球が実際に写っている。デジカメの写真でぼんやりとしか見えないが、赤血球の美しさとソマチッドの動きは宇宙の銀河と星々とダブって感じた。小宇宙も大宇宙も同じなんだ、と。ネサン氏訪問に関するコメントはこれで暫くお休みです。言葉が一人歩きすると、あらあぬ誤解を生む原因になるのを避けたいです。6月19日(木)天外氏の主宰される「ホロトロピック・ネットワーク」主催の、ホロトロピック・ナイトサイエンス19に「催眠療法による学びと気づき」をテーマに講演をさせて頂くことになりました。
2008.06.03
コメント(4)
Somatic Healing (ソマティック・ヒーリング:体細胞ヒーリング)のワークショップが5月31日と6月1日の二日間にわたって、私の所属するホリスティック ワーク主催で行われた。この手法を日本に初めて紹介されたのは、ホリスティック ワークの村井氏であり、日本で行っているのは、恐らく我々のグループだけだと思える。今回は3月の続いて、2回目のワークショップだった。ソマティック・ヒーリングに関しては、既に、何回かこのブログでも書いた。第一回目のメンバーの有志の人たちと、私のクリニックで毎週実践会を行っている。今回も30名近くの催眠療法に関心のある人たちがこのワークショップに集まった。ソマティック・ヒーリングは米国のクイグリー氏が作られた手法であり、催眠療法とNLPとレイキとゲシュタルト療法を組み合わせた強力な治療法だ。基本的な考え方は「潜在意識が人間の思考・行動の基になっている。慢性疾患などは原則的にはその方が作ったものであり、その方の意識と行動を変える事により、本来の状態に戻せば、病気も必要とはしなくなり、結果的に治る可能性がある」、という点にある。具体的は手法としては、1)身体の不調に向き合う対話型の方法2)The Goplden Sun (黄金の太陽):身体エネルギーの調整3)Hypnotic Movement (催眠運動):潜在意識下の身体運動4)Color Healing (カラー・ヒーリング)催眠運動で患部の色や形を追い出し、新しい色や形を運び入れる5)The Inner Healer (内なるヒーラー):内なるヒーラーと出会い、アドバイスを受ける6)Spiritual Surgery from the Inner Healer (内なるヒーラーによるスピリチュアルな外科手術):内なるヒーラーによるスピリチュアルな手術を受けるこの6の手法より構成されている。全てを順番に行わなければならない訳ではない。一言でいえば、患者さんの潜在意識に訴えるエネルギーワークであり、際立った特徴は、一人の催眠誘導された患者さんに対して、4~6人のセラピストが同時にエネルギーを送る、エネルギーを交換する、愛を送るのだ。セラピストの一人が催眠誘導をして、全体の流れを作る。そのセラピストの指示に従い、他のセラピストは患者さんの自然な動き(人間の細胞は本来、自己治癒力を持っているので、それを回復させるための患者さんの自然な動きや声を発するなど)を応援する。また、患者さんが自分の体の気になる所を触れて欲しいと言われれば、それに協力する。4~6人の人の愛を一心に浴びる。がん患者さんは孤独で寂しい人が多い(がん患者さんでなくても、多くの人たちはそう感じている)。そこに、これだけの人がみんなで「あなたを愛している。必要な事は何でも言って」と言われ、患者さんは徐々に心を開く。私たちはみんなつながっている、愛で包まれていると感じる。こんな経験をした人は、そういない。患者さんは、腕で自分の体の気になる所を触ったり、また、そこに触れて欲しいと頼んだり、自由に体の感じるままに、潜在意識下に動く。患者さんの体はどんどん温かくなってくる。いや暑くなってくると言ったほうが適切かもしれない。1)~6)の手法の内、患者さんの状態や希望により適切な組み合わせを約60分をメドに行う。潜在意識下にひたすら体に訴えているのだが、実際には心の部分への影響が大きい。ガンの原因をなっている精神的な因子がひとりでに浮かび上がってくる事がおおい。今回、ワークショップに参加した人たちは、順番にクライアント、誘導係、そのヘルパーをグループで、各役割を殆ど全員が経験した。特に、重篤な病気の人は参加者にはいないが、私たちが小さい時に如何に愛されているという実感に欠けているか、という事が良く分かる。「みんな甘えたいのだ」。また、甘え上手の人も甘え下手な人もいる。でも、それぞれが如何に愛に欲して、感じていたいかが良くわかる。このワークショップにはこれで50名位のセラピストが参加した事になる。また、新たなチームを編成して、希望されるがん患者さんにこのセラピーを継続して行っていきたい。一回だけでなく、定期的に繰り返して行うことにより、より効果が上がるのも実感している。今後、この手法はがん患者さん(別のがん患者さんとは限らないのですが)の精神的なサポートに威力を発揮されるのではないか?とても、楽しみだ。この手法の創始者のクイグリー氏も、もしかしたら、年内にわれわれの為に日本でセミナーを開いて下さるかもしれない。下記の講演会でも、この手法について少し触れてみたい。6月19日(木)天外氏の主宰される「ホロトロピック・ネットワーク」主催の、ホロトロピック・ナイトサイエンス19に「催眠療法による学びと気づき」をテーマに講演をさせて頂くことになりました。
2008.06.02
コメント(7)
久しぶりに青空が覗いている朝だ。「宇宙の流れ」、と言う言葉について考えている。これは、太陽が東から出て、西に沈む。そのような流れに逆らわない事。自分の気持ちがその流れに乗っていると感じられる時の選択は気持ちよくなされる。その反対に、何か無理がある。反発する気持ちでの選択はどうも気分がよくない。考えてみれば、小さい時からこの反発を糧に生きてきたように思える。そうなると、何時も逆境にいるのが、心地よくなってしまう。新しい事を始めても、それが、逆境の時にはエネルギーを感じるが、安定するともう興味がなくなってしまう。医者になったのも、どうやら周りのアドバイスに反発した結果だと思い当たる。時々、その考えが頭を持ち上げてくる。もう、そろそろその反骨の感情を手放して、自然の「あるがままの心地よさ」を素直に味わう時期に来ているのを感じる。6月19日(木)天外氏の主宰される「ホロトロピック・ネットワーク」主催の、ホロトロピック・ナイトサイエンス19に「催眠療法による学びと気づき」をテーマに講演をさせて頂くことになりました。
2008.06.01
コメント(3)
全30件 (30件中 1-30件目)
1