虫ならまかせて

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ゆちぃな

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最近、ダンゴムシみたいな形の小さい黒い虫がよくいる。
毎年、ベランダの中の、一番日の当たる窓のサンに出てくるんだけど、
そこからあまり離れることが無い。

最近、その虫を見ては、おびえている息子（小学校２年生）。

チャレンジ２年生を開けるのを、毎月楽しみにしてる息子は、
今日、やっと、４月号の後の私が出した課題を終えて、
５月号を開けられることになった。

もうすぐ寝る時間。
机に持ってきて袋を開けると、

「ママ、虫が入ってた」
見ると、開けた部分のワークにいる。
「たぶん、ついてた場所を開けたから、中に落ちたんだよ。

「どうすればいい？」
そう言ってる間に、奥に入って行っちゃった。

「どうしよう」
「とりあえず、１冊ずつだしたら？」

虫が付いていないか、全部、出したら裏表を確認。
最後まで出すと、袋に虫が残ってた。

「どうすればいい？」
「外でパッパッってやったら？」

そう言ってる間に、椅子の横に落ちた。

これで問題解決☆って思ったら、息子の中ではまだだったらしい。

虫を袋に戻ろうとしてる。

「ティッシュ使った方が早いんじゃない？」

すると息子は、ティッシュを使って、

上から捕まえたくないから、
歩いて乗ってくれるのを待った。

やっと乗っかったと思ったら、
息子がもう１枚のティッシュを上に被せようとしてる。
上手くいかないうちに、虫は降りちゃった。

また乗っかるのを待って、同じようにしようとするから、
「乗っけると全方向が逃げ道になるから、
真ん中辺まで来たとことで折れば早いよ」
私が言うと、その通りにして、やっと捕まえた。

夜寝る前、こっちには虫は来ないんだけど、
隣の部屋から持って来たものについてきた。

「ねえ、虫が来ちゃった。取ってくれる？」
息子は今度は、嫌がらずに取った。

「ティッシュ周りにやったら、簡単だったよ。
　アリ捕まえる時に、周り囲むでしょ」
もう得意気な息子。
「また虫出たら言ってね。捕まえるから」

幼稚園の時は、アリもてんとう虫も、
恐がって触りたがらなかった息子。

去年、ひっくり返ったセミを
裏返して助けることが出来るようになったけど、
またちょっとだけ、虫に強くなった。

息子のお気に入り