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北海道に出張に行ってました。あの「水どう」のヒゲのFさんとUさんに会ってきました。Fさんは9月7日に放送するスペシャルドラマの監督をやっちゃったのです。とても面白い話が聞けました。その中身は関東地方では八月十七日の午前四時五十分から某テレビ局で放送予定です。お土産に夕張メロンを買ってきました。
Jul 28, 2008
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1930年生まれアルジェリア出身、フランス系ユダヤ人。2004年すい臓がんで死去。<特色>ロゴス主義/現前性形而上学批判思想の自壊、おのれを裏切ること「構造主義」、花盛りのころ、ソシュール以来の言語(学)はインフレを起こし、猫もしゃくしも「言語」へなびき、「映像言語論」だの「身体言語(論)」だの、なんでも「言語」の時代。デリダは危機を感じ、なぜそういう学問の危機に時代がいたったかに思いをいたした。1967年デリダ37才の野心作。デリダは巻頭にまず引用する。「アルファベット的エクリチュール(書き言葉)はインテリジェントである」(ヘーゲル)、「アルファベットは開化された民族に」(ルソー)。そもそも西欧には西欧文化中心主義と、表音文字重視=(漢字のような)象形・表意文字蔑視の思想があった。このようにエスノセントリズム(民族中心主義)は、ロゴスセントリズム(表音文字による形而上学)に、なぜつながってきたかをデリダは問い返す意味もあり本書を書いた。かつての「文献学」だった「言語学」を音声言語の構造分析という「科学」へと切断したソシュールの「一般言語学講義」。(「言語)記号とは、音声イメージ(シニフィアン)と概念(シニフィエ)の恣意的な結びつきである」というこの20世紀の知の方向性を決定付けた理論を批判しながら、デリダは、「痕跡」すなわち「刻み付けること」こそが言語の本質ではないかと問う。そして、「原=エクリチュール」なる難解なものを提言するのだが、I先生の解釈によれば、空気に文字を刻み付けるのが(音声)言語であり、音韻の弁別といったのは派生的なこととなる。そういった意味で、書き言葉・文字(グラムとかグラフとか)をあつかう「痕跡」の学、「グラマトロジー」こそがジェネラルサイエンス(基礎学問)であり、そこからすべての「記号学」は派生する。(べきだと)それ(文字の一般化)は、フォノグラム(蓄音機)、シネマトグラフ(映画)、テレグラフ(電報)などありとあらゆる記号表現を範疇に収めることとなる。そして「痕跡」はすべての「再現・表現」(representation)の手がかりであり、構造の「ひび割れ」を再構築(リコンストラクション)する手がかりとなる。このような考え方の、エピステモロジカル(認識論)的なメリットとしては、表音文字が表意文字より進歩しているみたいなことは言えなくなるはず、ということが言える。また、メディアを低く見てコンテンツを重視した「構造主義」に対して、デリダ、ドゥルーズ、フコら「ポスト構造主義」ではメディアの意味をあらためて捕らえなおしたという見方もできる。ああ、ありがたや、デリダ様。しかし、書きようが難しすぎるぞ!(以上 すべてI先生の受け売りです。)
Jul 22, 2008
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結構、しんどかった水曜日の夜のゼミがきょうで終わりました。最後の文献はジャック・デリダの「グラマトロジー」でした。73年とかの日本訳。我が青春時代に、おしゃれなポスト構造主義もいまじゃ、古典の類いだね。デリダも2004年に死んじゃったし。中身は、ちょう難しいけど、このアルジェリア生まれの思索家は最初思ってたほど悪い人ではないようですね。発表したA嬢と留学生のR嬢、頑張ってました。I先生の「原エクリチュール」と「痕跡」についての解説。とてもわかりやすかったです。いろいろ読んだけど、ぼくはソシュールの「コンスタンタンのノート」(講義録)が一番良かった。19世紀まで続いてきた知の世界を「切断」し「転回」させた力がある1冊です。デリダよりずっとわかりやすいし、話し言葉だし。ソシュール一般言語学講義(デリダのテキスト楽天ブックスにはないようです。これは序文のようです。)デリダ論夏休みの宿題が、まだあるんだよな。
Jul 16, 2008
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中2の息子が、近所のひなた村というところのコンサートに出演しました。吹奏楽部でチューバで2曲。息子が所属していた小学校のブラバンも出演していて、ミッキーマウスマーチとカリブの海賊を演奏。下手な中学のバンドより音がしっかりでていて感動しました。さて、娘はといえば、池袋の有名な画塾のデッサン無絵用体験授業に妻と行ってきました。妻は、駅から遠い、暑かったと愚痴ばかり。娘は、石膏デッサンが気に入ったようです。ああ、テレビをみたりしてだらだらと土日を過ごしてしまいました。
Jul 13, 2008
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やはりテレビはダメですね。編集と臨場感のなさでつまらなくなってしまっていました。まあ、雰囲気だけは少し伝わったかな。ちなみに観客席の私が3カットほど写ってました。
Jul 8, 2008
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私の知り合いが何人かパネラーで参加したシンポジウムの放映がNHK BS2で明日あります。「世界の一元化に抗して文化に何が出来るか」というのがテーマです。放送日: 7月6日(日) 15:30~16:25 BS2 BSフォーラムhttp://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2008-07-06&ch=12&eid=13441興味のある方はどうぞ。特に、フィリピンから参加のキドラット・タヒミック (映画監督・アーティスト)さんの冒頭のパフォーマンス。度肝を抜かれます。(NHKがカットしてないと良いのですが。。。)どんな編集になってるかわかりませんでしたが、参加した私としてはとても良い、シンポジウムで、パネルディスカッションもきちっと話がかみ合っていました。
Jul 5, 2008
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