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2008.09.02
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カテゴリ: 政治

この件は、魚住昭の著書「野中広務差別と権力」に取り上げられているそうです(私は未読ですが)。麻生太郎が、麻生派の会合の中で、元官房長官の野中広務を評して、上記のように言い放ったというのです。野中が被差別部落の出身者であった、というのは、当時、関係者の間ではよく知られた事実だったようです。
しかし、野中は、自民党内のフィクサーとして知られた人物。麻生の発言は、たちどころに野中の知るところとなりました。おそらく、麻生の発言を聞いて腹に据えかねた誰か(派閥の会合なんだから、当然麻生派の議員かその秘書の誰か、ということになるでしょう)が野中に情報提供したのでしょう。野中が麻生の発言に怒った理由は、一つにはもちろんその発言の差別性がありますが、もう一つは、かつては野中は麻生を高く評価していたことがあったらしく、それだけに裏切られたという思いも強かったようです。
引退を目前にした2003年9月の自民党総務会で、野中は麻生に対して、こう詰問したと言います。
「総務大臣に予定されておる麻生政調会長。あなたは大勇会の会合で『野中のような部落出身者を日本の総理にできないわなあ』とおっしゃった。そのことを、私は大勇会の三人のメンバーに確認しました。君のような人間がわが党の政策をやり、これから大臣ポストについていく。こんなことで人権啓発なんてできようはずがないんだ。私は絶対に許さん!」
それに対して、麻生は顔を真っ赤にして黙ってうつむいていたと言います。

後になって麻生は、麻生派の会合でそのような発言をしたことはない、と主張しています。ならば何故、野中に詰問されたときにそう言わないのか(野中に詰問されたこと自体は麻生も認めている)。何故黙って何も反論しかったのか。その場では何も言わず、後になって「そんなことは言わなかった」などと言い出しても、著しく信用度の低い弁明と言わざるを得ません。
はっきり言って見苦しい。本当に信念があってそう言ったのなら、何故被差別部落出身者を総理に出来ないのか、その理由をきちんと説明すべきです、説明できるものならですが。批判されて、ただただ黙ってなんの弁明もせず、それなのに後になって「そんな発言はしなかった」などと見え透いた弁明は、あまりに発言が軽すぎる。

この一件だけにに限らず、麻生はあまりに失言、暴言が多すぎる。核武装発言擁護なども、外務大臣(当時)という立場に対する自覚がなさ過ぎる。こんな人物が首相になることだけは、やめてもらいたいです。





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最終更新日  2008.09.02 23:47:20
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