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2009.03.27
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カテゴリ: 戦争と平和
http://www.asahi.com/politics/update/0327/TKY200903270033.html



北朝鮮が長距離弾道ミサイル「テポドン2」とみられる機体の発射準備を進めていることを受け、政府は27日、安全保障会議(議長・麻生首相)を開き、ミサイルが日本の領土・領海に落下する場合に備え、自衛隊法に基づく「弾道ミサイル破壊措置命令」を初めて発令することを決めた。これを受け、浜田防衛相は自衛隊に対し、破壊措置命令を発令した。
発令は4月10日まで。北朝鮮は4月4~8日の午前11時~午後4時の間に、「人工衛星を運搬するロケット」の発射を予告している。
河村官房長官は安保会議後の記者会見で「通常は領域内に落下することはない」との見方を示したうえで、「国民には通常の生活を送っていただきたい。万万が一に備え警戒態勢をとる」と述べた。

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政府筋(どうやら鴻池官房副長官らしい)が「あっちがピストルを撃って、こっちがピストルを撃って当たるわけがない」という表現で、迎撃は困難という見通しを述べているようです。鴻池副長官は「打ち首」発言他、過去様々な問題発言を繰り返してきた人物ではあるけれど、今回のその発言は正しい。
実験では7回中6回成功などと高い成功率を納めているように報じられているけれど、実際には標的のミサイルは予め発射時間、軌道が予め分かっている状態で、しかもレーダーに捉えられ易いように反射板まで取り付けているという、「どうぞ落としてください」モードで飛来しているのです。こういうお手盛り実験で成功したからといって、実際に使い物になるとは思えません。

かつて湾岸戦争の時、イラクがイスラエルに対してスカッドミサイルの改良型を撃ち込んだことがありました。それに対して米軍がパトリオットミサイル部隊をイスラエルに送ったことがありました。当時のニュース映像では、次々と発射されるパトリオットミサイルが、イラクのスカッドミサイルを撃ち落としているように見えました。
しかし、実際には迎撃はまったくの失敗に終わっていたことが、後から分かったのです。迎撃ミサイルは、外れたわけではありません。おおむね、標的のスカッドミサイルに「命中」したのです。それなのに何故撃ち落とせなかったのか。それは、スカッドミサイルが弾道弾(弾道ミサイル)だったからです。



しかし、飛行機や飛行機型の翼を持つミサイル(巡航ミサイルや対艦ミサイル)に対しては絶大な威力のある近接信管ですが、弾道ミサイルに対してはまるで効果がなかったのです。
飛行機は、翼やエンジンが破壊されれば墜落します。パイロットが傷ついて操縦できなくなっても墜落します。ところが、弾道ミサイルにはもともと翼はありません。エンジンは、加速が終わってしまえば切り離されるか、そうでなくと燃焼を終えたあとは「おまけ」として弾頭の後にくっついているだけのものです。そもそも、放物線を描いて「落ちて」きている弾道弾を「落とす」のは形容矛盾に近いものがあります。
だから、湾岸戦争当時、近接信管を装備したパトリオットミサイルは、標的のスカッドミサイルの近くで炸裂し、確かに破片は弾頭やエンジンに命中したと思われますが、撃ち落とす(阻止する)ことは出来なかったのです。
弾道ミサイルを阻止するには、近接信管で破片を標的に命中させても効果がないのです。
そのことが分かったため、その後パトリオットミサイルの改良型は、近接信管をやめて標的に直接命中させて、木端微塵に粉砕する方式に変わりました。
しかし、直接命中させることは、近接信管に比べて難易度が非常に高いのです。まさしくピストルの弾をピストルの弾に命中させようとしているわけてすから。おそらく命中しないだろうと、私も思います。

しかしまた、逆に下手に命中しても困ります。日本上空を飛び越えるロケットを下手に迎撃して(←誤りでした、下記に訂正)、下手に命中して破壊したらどうなりますか?放っておけば日本上空を飛び越していくはずの弾頭の破片が、バラバラと日本に降ってくるではないですか。何でもかんでも、勇ましく「迎撃」なんて言葉をふりかざせば良い、というものではないでしょう。

ところで、追記ですが
石原都知事が

東京都の石原慎太郎知事は27日の定例記者会見で、北朝鮮が弾道ミサイルの発射準備をしていることに関連し、「こんなことを言うと怒られるかもしれないが、変なものが(日本の)間近に落ちるなんてことがあった方が、日本人は危機感というか、緊張感を持つんじゃないかな」と述べた。

と、また暴言を吐いたようです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090327-00000111-jij-pol



更に訂正
報道によると、ミサイルで撃墜するのは進路が来るって日本に墜落しそうな場合に限り、さすがに日本上空を飛び抜けていくロケットを撃墜はしないようです。ま、当たり前の話ですが、ちょっと勘違いしていましたので、訂正します。





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最終更新日  2009.03.28 21:32:53
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