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2010.11.25
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カテゴリ: 政治
何回かの記事で私は仙谷官房長官の「暴力装置」発言を断固として擁護すると書きました。その考えは、現在もまったく変わっていません。ただし、私は「暴力装置」発言を(その文脈と言いたいことを)全面的に擁護するものの、全体としてみたら、菅内閣をとても支持は出来ません。そして、菅内閣の一員である仙谷官房長官も、もちろん支持できません。

菅内閣の何が問題かというと、確固たる主義主張が何も見えないという点が一番大きいのではないかと私は思います。鳩山内閣は、ともかく主張の内容は見えたし、その主張内容は私にとって大筋で支持できるものでした。それを、たいして努力もせずに放擲してしまった点は許し難いですが、ともかく広げた大風呂敷の中身はよく分かった。しかし、菅内閣には、それが見えません。鳩山内閣の失敗に懲りて大言壮語しないように気をつけているのかも知れません。でも、大言壮語でなくても、もっと理念を語るべきではないのかと私は思います。

もともと、菅内閣を積極的に支持する人って、私は見たことがないのです。
たとえば、首相の座を争った小沢一郎には、明らかに熱狂的な支持者がいます。それに倍する熱狂的な小沢嫌いもいるけれど。自民党政権時代を振り返っても、小泉、安倍、麻生には、やはり熱狂的支持者がいた。ま、安倍や麻生を支持する連中というのはどうしようもないネットウヨクばかりではありますけれど。
しかし、菅直人には熱狂的支持者はいない。自民党政権よりはマシだから、小沢一郎よりはマシだからという、消去法的理由で支持されているというのが実態だろうと私は思います。そういう意味では、自民党政権時代で言うと福田内閣に似た一面があるように思います。

それが最近の右往左往ぶりによって、誰からも消極的支持から誰からも愛想を尽かされに変わりつつあるのが現在の状況ではないでしょうか。
もともと、ネットウヨク連中は、「民主党」という名前に条件反射のように「サヨク」「反日」「嫌い」と凝り固まっています。彼らにどんなに媚びを売ったところで、民主党に振り向いてなどくれません。

では、菅内閣は左翼なのか?
そんなバカげたことを信じているのは、ネットウヨクと自民党極右派の一部だけに過ぎません。どこからどう見ても、菅内閣は左翼なんかではない。自他共に認める左翼の一員である私も、現在の菅内閣を支持することなんか、とうていできません。共産党からも支持されていないし、連立を離脱した社民党からも支持されていない。では民主党支持者はどうなのかというと、小沢支持者は一般に菅直人を猛烈に憎悪しています。共産党より社民党より、小沢支持者の菅憎悪が圧倒的に一番強いかも知れない。



これでは、もうどうしようもありません。私は、むしろこのどうしようもない菅内閣の中では、仙谷官房長官はまだしもマシな部類だと思っています。支持できる実績も皆無ではありませんし。だけど、首相よりも官房長官が主導権を握っていることがありありと見えてしまう(陰では、そんな内閣は今までにいくつもあったでしょうが、ここまでそのことを露骨に官房長官優位を見せつけてしまった内閣が今までにあったでしょうか)ようでは、「首相なんかいらないじゃん」と言いたくなります。

それにしても、菅も昔から庚だったわけではないと思うのですが、厚生大臣当時、薬害エイズ問題で発揮したあの指導力はどこに行ってしまったんだろうか、摩滅してしまったんですかね。





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最終更新日  2010.11.25 22:47:57
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