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2011.05.01
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カテゴリ: 災害
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浜岡原発が危険な存在であることは、おそらく中部電力地震も認識しているのだろうと思います。なぜなら、1号機と2号機はすでに運転を停止して、廃炉が発表されているからです。廃炉の発表は2008年、運転停止は2009年のことであり、その時点で運転開始から33年しか経っていませんでした。福島第一原発1号機は運転開始から40年経過して、事故が起こるまでは廃炉の計画なんかまったくありませんでしたから、そこから考えると、33年で廃炉を決断したのは、「このまま使い続けるのはマズイ」という判断があったものと思われます。

折しも、1・2号機運転終了の7ヶ月後に、静岡沖で地震がありました。地震のマグニチュードは6.5。最大震度は、御前崎(原発の所在地)ほか静岡県内の数カ所で6弱を記録しています。
今回の東日本大震災どころか、その余震と比べても、遙かに規模の小さな地震ですが、浜岡原発5号機(2005年に運転開始した最新鋭機)では488ガルの揺れを記録しています。これは、耐震設計の想定を上回るものでした。
もちろん、想定を少しでも超えたらただちにぶっ壊れる、というものではありません(もっとも、多少の損傷はあったようですが)。しかし、マグニチュード6.5、最大震度6弱で耐震設計の想定をオーバーしているようでは、本物の東海地震が来たら、果たして・・・・・・・。
近年の著名な地震での揺れの最大記録は以下のとおりです。
1995年阪神淡路大震災 818ガル
2007年能登半島沖地震 945ガル
2004年新潟中越地震 2515ガル

2008年岩手・宮城内陸地震 4022ガル

これを見れば明らかなように、488ガルで想定を超えているようでは、まるっきり話にならないのです。その後、中部電力は1000ガルまで耐えられるように耐震補強を行ったとされています。しかし、上記のように2000ガルを超えるような揺れが、どの地震でも記録されている。1000ガル対応の補強工事では、そんな地震にはとても耐えられないでしょう。
浜岡原発の位置は、東海地震の、過去の例から想定されている震源域の真上にあります。つまり、原発の位置で最大の揺れが観測されることになる可能性は、かなり高い。もちろん、実際には揺れの強さは地盤の条件などにも左右されるので、震源からの距離と完全に比例するわけではないけれど。

では、東海地震はいつ起こるのか。
過去の例で言うと、東海地震は平均して百数十年ごとに起こっています。 ずっと以前の記事 に書いた年表を再掲しますと、過去400年間の東海/東南海/南海地震(およびそれと連動した周辺の地震)の発生履歴は以下のようになります。

1946年12月21日 南海地震 M8.0
1945年1月13日 三河地震 M6.8
1944年12月7日 東南海地震 M7.9

1855年11月11日 安政江戸地震 M 6.9
1854年12月24日 安政南海地震 M8.4

1854年7月9日 安政伊賀地震 M7.6

1707年10月28日 宝永地震(東海・東南海・南海同時発生)M8.4~8.7
1703年12月31日 元禄地震(元禄関東地震)M8.1

1605年2月3日 慶長地震(東海・東南海・南海同時発生)M7.9~8

目下のところ、最後に起きた東海地震は、1854年の安政地震です。ただし、太平洋戦争末期と敗戦直後に東南海/南海地震は起こっています。このときは、しかし東海地震は連動しなかった。つまり、戦中戦後の東南海/南海地震を起点として考えれば、それからまだ約65年しか経っていないけれど、最後の東海地震(安政地震)を起点として考えれば、既に150年以上が経過しているわけです。

普通に考えれば、前回の東海地震から150年以上も経過しているんだから、次の東海地震がいつ起こっても、明日起こってもまったく不思議はありません。

しかも、今回の震災以降、明らかに各地の地震活動は活発になっています。
中央防災会議は、東海地震の発生確率について、従来今後30年以内に87%としてきました。しかし、この発生確率も今回の地震によって見直されるようです。見直すといっても、87%より上と言ったら、90%でも99%でもたいした違いはありませんが。おそらく、30年以内という前提条件が、もっと短い年数に改められるのだろうと(たとえば10年以内とか)思います。
ま、いずれにしても、東海地震は「いつ」かは分かりませんが、いずれにしても必ず来る、そういう前提でいなくてはなりません。

地震を食い止めることは、人間の力では不可能ですが、そのときに、せめて東京の頭上に放射能が降り注ぐ事態だけは、人間の力によって可能です。その手段は、浜岡原発を止めるということしかありません。





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最終更新日  2011.05.01 22:22:44
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