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2011.12.21
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テーマ: ニュース(96636)
カテゴリ: 対中・対韓関係
北朝鮮の看板アナウンサーが、何ヶ月かテレビに姿を現さないといって話題になっていたそうです。久々に画面に登場したのは、金正日死去の特別放送。独特の抑揚と、感情過多な語り口で、涙まで流したそうですが、シンパシーを感じない人間から見ると、なんともしらけた感じになってしまいます。

ところで、金正日死去に当たって藤村官房長官が哀悼の意を示したら、さっそくこれを叩く連中が現れて、「一般的常識、日本的文化の範囲で、私が哀悼の意を表したにすぎない」などと釈明に追い込まれることになったとか。
「カケラほどでも北朝鮮に融和的な態度はけしからぬ、そんな奴らは『反日』だ」とばかり、まなじりを決して「失言」を嗅ぎ回る人たちに、私は件の北朝鮮の看板アナウンサーと同じ臭いを感じてしまうのです。

確かに金正日の業績が評価しうるものとは、私だってまったく思いません。だけど、国と国の付き合いの中で、「敵」の死に哀悼の意を表するくらいのことはあり得ることです。
かつて、太平洋戦争の真っ最中に、フランクリン・D・ルーズベルト米大統領が在任中のまま急死したとき、当時に首相鈴木貫太郎は短波放送を通じて「深い哀悼の意をアメリカ国民の悲しみに送る」との談話を発表しています。交戦中の敵国にもかかわらずね。藤村官房長官の「哀悼の意」がけしからぬと吹き上がっている連中は、このときの鈴木貫太郎の談話も批判するんでしょうか。

そしてもう一つ、金正日が死んだのに野田が街頭演説に出発したのがけしからぬ、といってマスコミは野田を一生懸命叩いているようです。

確かに野田の政策は最悪だと私も思います。だけど、叩くところが違うのです。
なるほど、過去に金日成が死んだとき特別放送が行われた前例があるそうです。しかし、特別放送が行われるときが必ず重要人物が死んだとき、でもなく、それ以外にも様々な特別放送が行われているようです。
今回、日本政府は事前に金正日死去という情報をキャッチできなかった。しかし、報道によると韓国政府や米国政府もこの情報を事前に入手することは出来なかったようです。(中国政府は情報を入手していた)

だいたい、一説によると金正日の死亡の状況(17日に列車内で死去)は事実ではないという話もあります。その根拠は、金正日の専用列車は平壌にいて動いていなかったということと、死亡したとされている時間帯の通信量が平常時と変わらなかったことだそうです。それが事実かどうかは知りませんが、この状況で死亡情報を察知できなかったのは仕方がないことです。「特別放送の予告があったんだから金正日死亡を想定しろ」というのは、「ナマズが騒いだのに地震が来ると想定しなかたのがけしからん」というのに近い。
まして、野田は急報を受けて数分で官邸に戻っています。いくら何でも死亡の公式発表から数分で何がどうなるわけでもないでしょう。こんなことは、まったく問題ではないと私は思いますね。





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最終更新日  2011.12.21 22:34:38
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