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2013.02.11
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カテゴリ: 災害
猪瀬知事:気象庁を批判 6日の「大雪」予報が外れ


猪瀬知事は30万人以上のフォロワー(閲覧者)がいるツイッターでも天気予報を「歪(ゆが)んでいる」「気象庁の自己保身」などと非難している。
これに対し、気象庁の横山博予報課長は「前回外れたから今回こうしよう、というのはない」と断言し、「科学的根拠に基づいている」と心理的影響も否定。もし成人の日に大雪が降らなかったとしても、6日の予報は全く変わらなかったという。

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神様ならぬ人間のやることですから(コンピュータの力を借りるとはいえ)、完全無欠で間違いのない天気予報なんてものは、あり得ないのです。もちろん、できる限り予測の制度は上げてほしいし、実際その努力はしているはずですが、限界というものは、確実に存在します。それでも、天気予報は地震の予知に比べれば随分精度が高いと思いますけどね。

雨か雪かという予測は、非常に難しいものがあります。目安としては、気温4度以上なら雨、0度以下なら雪、0度から4度までのあいだは、雨と雪、どちらの可能性もあります。(気温が4度以上なのに雪が降ること、気温0度以下で雨が降ることも、あり得なくはない)
気温がほぼ確実に氷点下となる時期・場所、逆に4度以下にはなりそうにない時期・場所なら、雨か雪かの予測は簡単ですが、冬季の関東平野部は、雨と雪の境界線付近に位置するので、どちらが降るかの予測は非常に難しいものがあります。

槍玉に挙げられている2月6日は、東京23区では、確かに降雪がありました。一時はかなり強い降りでした。その点に関しては、気象庁の予測に大きな間違いはなかった。ただ、積雪には至らなかった点だけが、予測とは違いました。
でも、それは仕方がないことです。雨か雪かの判定が非常に難しいくらいなのですから、積雪量の予測に誤差あるのは当たり前のことなのです。

問題は、「雪が降らない」という予測が外れるのと、「雪が降る」という予測が外れるのと、どちらのほうがよりマシか、ということです。もちろん、予測が外れないのが一番良いに決まっていますが、前述とおり絶対外れない予測なんてものはあり得ません。
であるなら、雪が降らないという予報が外れて大きな災害が生じるのが最悪の事態であって、雪が降るという予報が外れて、予期された大きな災害が生じなかったことは、それに比べればはるかにマシな事態である、と私は思うのです。
様々な災害予測や警報、注意報などは、すべてそのような考えに基づいているはずです。台風や大雨の予報、あるいは地震や津波の予測でも、基本的には「最悪の場合はこう」という数値が出ます。だから、一昨年の震災の際は、津波が気象庁の警報より高かったことが問題になりました。


確かに「積雪なし」の予測を外し、その後2回続けて「積雪あり」の予測をはずしたのは、いかにも間が悪い。人間というのはどうしてもその時々の感情に左右されるので、外れ続きの予測は、オオカミ少年の寓話を招く可能性があることも事実ですが、人間の持つ不完全な能力で予測を行う中で最大公約数的に最適な行動を選択するなら、それは仕方がないこととあきらめるしかありません。

絶対確実で外れない予測は、予測など最初からやらないことです。大雪が降るかどうかは「分かりません」。台風が来るかどうかは「分かりません」。地震が起きて津波が来るかどうかは「分かりません」と言えば、間違いはない。でも、それでいいのか、ということです。





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最終更新日  2013.02.11 22:54:48
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