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2013.06.09
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私は、このブログで度々山登りの記事を書いています。今現在、日本国内の山で、技術的には、私には登れない山はいくらでもあります。しかし、体力的には、登れない山は多分ないと思います。
山登りでは、体力的な厳しさはたいてい標高差で測られます。登りで1日の累積標高差が1000mを超えると、ある程度厳しいコースということになります。1500mを超えると非常に厳しい。2000mを超えると・・・・・・日本では、登山口から山頂まで2000mを越える山は、ごくわずかしかありませんが、それを1日で登りきるのは、相当の体力を要するでしょう。

私自身について言うと、1日で標高差1500mを登りきったことは、何度もあります。
上高地(1500m)から槍ヶ岳(3180m)
広河原(1580m)から北岳(3193m)
猿倉(1250m)から白馬岳(2932m)
などです。(いずれも複数回登っています)
ただし、このうちテントを担いで登ったのは、広河原から北岳の1回だけです。(北岳には、テントで2回行っているけれど、1日で登ったのは1回だけ)
テント山行の荷物の重さは、私の場合は無雪期で15kg、積雪期だと20kg弱くらいです。(当然、水と食料を消費すれば、もう少し減ります。たとえ1泊の山行でも、水はたいてい2.5L持ちます)

逆に下りでは、1日で2000mを下りきったことがあります。間ノ岳(3189m)から奈良田(約800m)まで、途中、中白峰と農鳥岳を越えるので、累積標高差は2500mを超えるでしょう。でも、このときは小屋泊まりだったので、とてつもなくきつかったという記憶はありません。

ちなみに、私がこれまでの山登りで一陣(体力的に)きつかったのは、南アルプス荒川小屋から赤石岳を越えて椹島まで1日で下山したときと、雪倉岳避難小屋から雪倉岳・朝日岳を越えて蓮華温泉まで1日で下山したときです。前者はテント、後者は避難小屋泊まり(テント山行と同じ装備)でした。あと、涸沢テントを張って、穂高を往復して1日で上高地に降りたことが何回かありますが、かれも相当キツイです。
というわけで、どういうわけか私にとっては登りよりも下りのほうが「きつかった山登り」として記憶に残っているんですね。登りで既に体力を使っている状態からのスタートだから、下りのほうがキツイ印象になってしまうのかもしれません。
ただ、体験的に言って、山を登るときは心肺機能を酷使する。下りのときは筋力を酷使する、という感じがします。

ところで、少し前の記事のコメント欄で少し触れたことがありますが、こんな私、いかにも猛烈に体力がありそうに見えるかもしれません。
事実は正反対です。
何しろ子どもの頃長距離走ほど苦手なものはなかった。私の通っていた中学では、マラソン大会があり、その上冬場は体育の授業でも持久走がありました。マラソン大会は8kmくらいの距離でしたが、記録は50分台。学年の男子生徒120~130人中100番以下の順位で、私の後ろにはもう10人くらいしかいなかったことを覚えています。つまり、私は人並みはずれて脚力がない人間だったのです。
そんな私でも、20代のときに山登りに目覚めて、当初はトレーニングなんて一切何もやっていなかったけれど、それでも夏山の仙丈岳、北岳、槍ヶ岳、白馬岳といったあたりは、特に問題もなく登ることができました。もちろん、その頃は全て山小屋泊まりです。
その後ジョッギングを始めたのは30歳前後だったでしょうか。さすがに、テントを担いでの山登りは、日常の体力作りがないとちょっと厳しい。特に、この年(40代半ば)になるとね。
で、おかげさまで、現在は山を歩いていて、私より脚力がある人はあまり多くはありません。ただし、それは中高年登山者が多いから、という理由もあるはずです。20代30代の登山者ばかりを集めたら、私より脚力のある人などいくらでもいるでしょう。

山登りは体力を酷使するスポーツではあります。けれど、私のように、もともと人並みはずれて持久力のなかった人間でも、山登りをすることに特に支障はないわけです。多分、心臓に疾患があるとか、何らかの病気や障害を持っている人を除けば、山登りに必要な体力など誰にでも獲得できるものです。


2010/7/18 槍穂高連峰(三俣蓮華岳より)

2012年8月、木曽御嶽山
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2004年7月、北岳山頂から間ノ岳方面
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最終更新日  2013.06.09 11:40:48
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