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2013.06.08
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テーマ: ニュース(96636)
カテゴリ: その他
W杯出場決定 5大会連続の快挙に学べ


W杯の地区予選は過酷である。サッカーの母国イングランドでさえ、1974、78、94年大会の欧州予選で敗れた。イタリア、アルゼンチン、フランス、スペインなどの優勝経験国も同様で、W杯予選の突破に失敗したことがない国は、ブラジルとドイツだけだ。日本の5大会連続出場は、十分に快挙といえる。
日本サッカーは68年メキシコ五輪で銅メダルを獲得したが、世界のプロ選手が競うW杯ははるかに遠い存在だった。そしてW杯出場を現実にするために無謀ともいえる2つの目標を掲げた。プロリーグの創設とW杯の招致である。
サッカー界は見果てぬ青写真に向けてがむしゃらに邁進し、93年にはJリーグをスタートさせ、2002年日韓W杯を開催した。
1994年米国大会は「ドーハの悲劇」で逃したが、98年フランス大会に最終予選プレーオフでイランを破り、初出場を果たした。自国開催の日韓大会では決勝トーナメントに進み、2006年ドイツ大会ではジーコ監督が率いて苦しい予選を勝ち抜いた。10年南アフリカ大会は岡田武史監督がフランス大会に続く2度目の采配でベスト16に進出した。
歓喜の系譜は、今年20周年を迎えたJリーグの歴史に重なる。周囲に不可能と冷笑されたプロリーグの創設なしに、この結果はあり得なかった。
この間、若いJリーガーは次々と本場欧州を目指した。今や代表選手の大半が欧州で活躍している。世界に羽ばたいた才能が試合の度に日の丸を胸に集結し、力を尽くすのが当たり前となった。
サッカー界が高い目標を掲げ、成功を信じ続けた結果である。それはどんな分野にも通用する話だ。リーダーには、明確な理想像を示してほしい。国民の心がひとつにまとまることが、日本を再生させる。

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6月4日、ブラジルワールドカップのアジア予選で、日本はオーストラリアと引き分け、5回連続してワールドカップ出場権を獲得しました。それはもちろん快挙ではあるのですが、世界のサッカー強豪国の名をあげて、それと同じ土俵で「5回連続出場は快挙」というのは、ちょっとどうかなと思うのです。
1994年の米国大会まで、日本は一度もワールドカップに出ることができませんでした。

20年前のドーハの悲劇のことは、よく覚えています。あのとき私は風呂なしのアパートに住んでいて、途中まで試合中継をテレビで見ていたのですが、風呂屋の営業終了時間が迫り(確か、夜12時近い時間だったと思います)、入浴のために視聴を中断せざるを得なくなりました。(アパートから風呂屋まで、2~3分の近さだった)入浴して、脱衣所でテレビを見たら、まだ勝っている!!ロスタイム突入だ!!しかし風呂屋の営業が終わるので、急いで部屋に帰って、勝利の瞬間に浸ろうとテレビをつけたら、おお、試合が終わっている、でも、なんか様子が変だぞ、何、えーーーー、引き分け??
私が風呂屋から自室に戻る、ほんの2分か3分のあいだに、あの悲劇が起こってしまったのです。

あの頃、日本にとってワールドカップは、本当に本当に、遠い存在でした。それもそのはず、当時ワールドカップのアジア出場枠は2しかなかった。そして、韓国はとても強かった。当時日韓戦の戦績は、韓国が圧倒的に優勢でした。ワールドカップ本戦にも、1986年以降は連続出場しています。
ところが、アジアでは最強の韓国代表でさえも、ワールドカップ本戦では1勝もすることができなかった。韓国は、1954年大会と、86年以降の毎回本戦出場していますが、98年のフランス大会まで、本戦ではただの1勝も挙げることができなかった。引き分けはありましたけど。
当時、アジア枠からワールドカップ本戦のグループリーグを勝ち上がった国は、1966年北朝鮮(ベスト8)と94年サウジアラビア(ベスト16)しかありませんでした。アジアのサッカー水準は、世界から見てかなり後れを取っていたと思います。

その時代から比べて、現在はアジアのサッカーの水準も非常に向上しました。前回大会では、日韓両国がグループリーグ突破を果たしたし、その前の大会ではオーストラリア(当時はオセアニア枠)もグループリーグを突破しています。


98年のフランス大会から前回大会まで、アジアとオセアニア(とりあえず両者を合わせて考えます)で実際に出場した国は、4・4・5・5の延べ18カ国。そのうちグループリーグを突破したのは、2002年と2010年の日韓、2006年のオーストラリアの延べ5カ国。割合にすれば28%に過ぎません。出場国の半分がグループリーグを突破できるのだから、やはりアジアの出場枠は競技レベルに対して多過ぎると言われても仕方のない部分があります。

実際、ヨーロッパや南米では、本戦に出場すれば毎回のようにグループリーグ(予選リーグとか一次リーグとか、時代によって名前はまちまち)を突破する国でも、本戦に出場できない国は多々あります。上記の産経社説に名の上がっているイングランドは、1962年大会以降グループリーグ敗退したことは一度もないけれど、予選敗退で出られなかったことはある。フランスは3位になった次の大会で予選敗退しています。そのくらいワールドカップ出場の道は厳しいものであるはずです。
5回連続出場が快挙であることは確かですが、同時にアジア枠が広き門になりすぎている現実を表してもいるんじゃないかと思えます。
もっとも、本戦で日本が、いやアジア枠の出場各国ががんばればがんばるだけ、結果として広き門ではなくなるわけですが。そういう意味では、ワールドカップ本戦でがんばってほしいですね。





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最終更新日  2013.06.08 14:27:40
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