inti-solのブログ

inti-solのブログ

PR

×

カレンダー

コメント新着

inti-sol @ Re[1]:目詰まりではなく不足だ(05/22) マルダリッグさん 商品がない、そういう…
マルダリッグ@ Re:目詰まりではなく不足だ(05/22) 昔ソ連など旧社会主義国が、商店に商品が…
nordhausen@ Re:その昔、公務員叩きが流行したことがありましたが(05/25) ところで、北海道新聞2026年5月12日記事で…
inti-sol @ Re[1]:富士スバルラインで五合目へ(05/17) マルダリッグさん いや、エンジンのない…
2013.10.10
XML
テーマ: 戦争反対(1248)
カテゴリ: 戦争と平和
機動戦闘車を公開=2016年に部隊配備-防衛省

全長8.45メートル、幅2.98メートルで、最高時速100キロ。105ミリ砲や重機関銃などを備えた8輪車タイプで、空自の次期輸送機C2での輸送が可能という。 
開発費は179億円。センサーなど一部の部品を除きすべて国産で、同省技術研究本部が08年度から開発を進めていた。今後2年間運用試験を行い、16年度から部隊配備する予定。

---

こちらが、その機動戦闘車だそうです。
陸上自衛隊機動戦闘車

機動戦闘車と言っていますが、要するにキャタピラではなくゴムタイヤで走る戦車です。何をもって「機動性が高い」というのか分かりませんが、舗装道路上の走行速度は確かにタイヤのほうが速いし、車体が軽いので空輸も可能というメリットもありますが、ヘリでは運べないし、不整地での走行性能はキャタピラのほうが上です。

主砲は105mm砲で、現在退役中の74式戦車と同じ砲のようです。90式戦車などの120mm砲よりは威力が劣ります。重さが26トンということは、主力戦車(たとえば前述の74式戦車は38トン、90式戦車は50トン)より大幅に軽い。何を削ったかと言えば、もちろん装甲でしょう。
つまり、一昔前に「軽戦車」と呼ばれていた戦闘車両と似た位置づけ、ということになるでしょうか。
主砲の威力が劣って、装甲も薄いんだから、この機動戦闘車と通常の戦車(主力戦闘戦車)が撃ちあったら、機動戦闘車に勝ち目はありません。

ま、もちろん敵戦車と正面から戦車戦を繰り広げる目的で開発した車両ではないのでしょうが。ひとことで言えば、空輸で急送する兵士に、とりあえず戦車のような機動火力をつける、程度のものです。
それにしても、記事にある「離島防衛や原発など重要施設の防護に活用」という目的に、105mm戦車砲なんて必要なのでしょうか。そのような場面で、戦車同士が戦う場面は想定しがたいし(そもそも、戦車同士の戦いでは、前述のとおり機動戦闘車は勝ち目がない)どうしてもいるというなら、既存の戦車や装甲戦闘車で充分でしょう。
仮に、「どうしても必要」だとしても、では何両必要なんでしょう。200両も300両もいるはずがない。数十両もあれば充分でしょうし、そもそも後述の防衛大綱により、その程度しか製造できない。その程度の数ならわざわざ国内で開発しなくても、外国から同様のコンセプトの車両を輸入すればいいじゃないですか。類似のゴムタイヤ式の軽量戦車は、米仏伊などで開発されています。



陸上自衛隊10式戦車

10式戦車、つまり2010年に制式化されたばかりです。こちらは何両生産する予定なんでしょうね。

今の時代に日本国内で主力戦闘戦車が活躍するような事態は起こるとは思えません。
防衛省や財政当局だって、そう考えているから自衛隊の戦車数は大幅に削減されることが決まっているのです。冷戦末期には、確か自衛隊の戦車は1000両以上あったと記憶していますが、現在の防衛大綱では400両まで減らされます。当然です、というか、もっと減らすべきと思いますけどね。
日本の国土で戦車が大活躍する事態、というのは住民がキャタピラに踏みにじられる事態に他なりません。昨日の記事に書いたように、日本の人口密度はとても高いのです。

現在主力の90式戦車は340両作られていますから、400両という防衛大綱の上限まで、残り枠は60両しかない。いったい何両つくるつもりで、2種類もの新型戦車を開発したんだろうか。

しかし、考えてみると、陸上自衛隊はこんな感じに、何でもかんでも国産開発して少量生産、その結果としてとてつもなく高い単価の兵器ばかりを開発してばかりいるようです。

たとえば89式装甲戦闘車
陸上自衛隊89式装甲戦闘車
旧ソ連の機甲部隊との戦車戦を思い描いて(多分)開発されたこの車両が制式採用された年、冷戦は終結して無用の長物化し、68両で生産終了。

87式自走高射機関砲
陸上自衛隊87式自走高射機関砲
高価すぎて、50両ほどしか生産されず。

74式自走105mm榴弾砲
陸上自衛隊74式自走105mm榴弾砲


99式自走155mm榴弾砲
陸上自衛隊99式自走155mm榴弾砲
零戦終了後の時代に野戦重砲を新規開発とは、時代錯誤としか思えないのですが、現在生産中です。これまでの生産数は100両ほど。

OH1観測ヘリコプター
陸上自衛隊OH1観測ヘリ
高価なため34機で生産終了

AH64D戦闘ヘリコプター
陸上自衛隊AH64D


9mm機関けん銃(サブマシンガン)
9mm機関けん銃
陸上自衛隊での調達数たった270丁足らず(他に海上自衛隊と航空自衛隊用の生産も行われていますが)。銃器としては驚異的な希少品でしょう。

結局、陸上自衛隊は、あれもほしいこれもほしい、となんでも欲しがって、しかもあれも国産これも国産と、国内生産にこだわり、その結果が上記のような少量生産の山だったわけです。その悪癖を、どうも現在でも引きずっているようにしか思えません。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2013.10.10 07:24:17
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: