inti-solのブログ

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2015.04.27
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カテゴリ: 災害
26日の時点で死者1800人という報道でしたが、残念ながら案の定、被害の確認が進むにつれて死者は急増し、4000人に達しているようです。更に、8000人に達するという予測も報道されています。

<ネパール地震>死者8000人超の可能性 遅れる救出活動

一方、地震で雪崩が発生し、少なくとも17人が死亡した世界最高峰エベレストのベースキャンプ付近など高地では数百人が取り残され、救助を待っているという。
ヒマラヤ山脈のふもとに広がる小国ネパールで、国際空港はカトマンズの「トリブバン国際空港」のみ。他の空港は国内線の小型機しか発着できない。トリブバン国際空港は相次ぐ余震で断続的に閉鎖されているうえ、発着を待つ便で混雑。空港ホームページによると、27日朝も到着便は「キャンセル」や「遅延」が相次いでいる。
このため、各国から民間機でカトマンズを目指す緊急援助隊の中には、経由地で足止めされるなどして現地入りできない隊もある。(以下略)

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チョモランマ(エベレスト)での死者17名というのも、おそらく現時点で確認されている死者数ということで、今後更に増える可能性は否定できません。日本人も1名亡くなったようです。現時点での17名という数字も、すでにチョモランマでの一度の遭難としては史上最悪です。
そんな中、チョモランマBCで雪崩に遭遇した人の撮影した、雪崩の瞬間の映像がYouTubeにアップされています。



私は、雪崩の発生の瞬間を目撃したことはありません。だから、確たることは言えないのですが、この雪崩、よくある表層雪崩ではなさそうに見えます。もちろん全層雪崩でもない。泡雪崩じゃないかと思います。上から流れてきたというより、谷底から登ってきた雪崩のように見えます。もちろん、発生地点はより高地のはずですが、勢いがあって谷を乗り越えてきたのでしょう。
かつて、黒部ダムの建設中に起こった泡雪崩は、作業員の飯場を、数百メートル彼方の対岸まで吹っ飛ばしたことがあります。

表層雪崩だったら、この人たちのようにテントの中にもぐりこんでも、雪の下敷きになって助からない可能性が高く、潜り込むことで助かっている、というところからも、泡雪崩っぽいなと感じるのですが、はたしてどうでしょうか。

話は変わりますが、引用記事に「国際空港はカトマンズの「トリブバン国際空港」のみ。他の空港は国内線の小型機しか発着できない。」とあります。では、他の空港は具体的にどんな様子かというと、これもYouTubeに動画があります。



ルクラのテンジン・ヒラリー空港です。滑走路は全長480m(空母の飛行甲板に毛が生えた程度)、滑走路の両脇には建物が迫り、先にはすぐ谷底。そもそも、滑走路が水平ではなく、こんなに傾斜している。よくもまあ、こんなところに飛行場を作ったな、と驚いてしまいます。もちろん、ジェット旅客機なんか、絶対に離着陸できません。外国からの飛行機が、直接こんな空港に着陸することは不可能で、というかそもそも地震で滑走路が無事なのかさえ定かではない状況でしょう。








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最終更新日  2015.04.28 06:59:17
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