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2015.12.06
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テーマ: ニュース(96636)
カテゴリ: その他
米の銃乱射 射殺の容疑者は地元郡職員と妻か


警察によりますと、容疑者は2人で車で逃走していましたが、事件発生からおよそ4時間後、現場から数キロ離れた路上で警察官と撃ち合いになり、射殺されました。
射殺された容疑者は、地元の郡の職員と、妻とみられる2人だということです。
これまでの調べで、事件の当時、施設では郡の職員らが参加するパーティーが開かれていて、容疑者も出席していましたが、途中で何らかの理由で怒った様子で退席しており、その後、再び施設に戻り、銃を乱射したとみられています。
一方で、容疑者らが大量の武器や爆発物を所持していたことから、警察は衝動的な犯行ではなく、以前から準備されていた可能性もあるという見方を示しています。(以下略)

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今回の出来事が、どこまで確固たる政治的意図を持ったテロなのかははっきりしません。今のところ、容疑者はイスラム国に傾倒していたらしいものの、イスラム国から直接的に派遣されたり指令を受けていたわけではなさそうで、いわば、勝手にイスラム国に共感して犯行に至ったようです。
パーティーの席上で口論になって怒って退席し、武装して戻ってきて乱射という経緯からは、発作的な犯行にも見えるものの、自宅に大量の武器弾薬を所持し、爆弾まで準備していたというので、実際には事前準備をして犯行に臨んでいたようです。

別報道によると、容疑者はパキスタン系(米国籍)で、妻はパキスタン国籍だそうです。夫のほうは米国生まれで地元の郡職員、つまり公務員と報じられています。日本でいう正規職か、非常勤職員か分かりませんけれど、ある程度は安定的な職であり、どう考えても極貧生活ではなかったようです。また、周囲からまったく孤立した生活でもなさそうです。
米国のマイノリティ出身者としては、最底辺というわけではなく、むしろどちらかといえば恵まれた部類に属すると思われます(ただし、イスラム系に対する差別を感じる機会はあったのかもしれません)。それにも関わらず、イスラム国に心酔してこのような犯罪に至ったとすると、これはなかなかに深刻な事態かも知れません。

大体において、イスラム国というのは、狂気に満ちた異常者集団であると報じられています。ところが、その狂気に満ちた異常者の集団がシリアとイラクで勢力を拡大し、巧みな広報の手腕にもよめのでしょうが、世界中から支持者が戦闘員になろうと集まったり、このように地元でテロに手を染めたりしている。
ただ単に狂気に満ちた異常者というだけの集団が、そんなに多くの資金や信奉者を集めたり、版図をどんどん拡大できるものではありません。そこには何か、支持を集める要素があるわけです。シリアやイラクの国内においては、端的にいえば、他の勢力があまりに酷すぎるが故の消去法的な支持でしょう。しかし、このように国外で支持者が増える理由は何でしょうか。差別という問題は、キーワードの一つになりそうですが、それがキーワードのすべてかどうかは分かりません。

イスラム国が狂気に満ちた集団であることは間違いないものの、そこで思考停止しているだけでは、なぜこうもテロが頻発するのか、そのあたりを読み解くことはできそうにありません。

そして、そのこととは別の問題になりますが、犯人夫妻は、自宅に大量の武器弾薬を持っていたそうです。またもや軍用の突撃銃です。これらの銃器弾薬は、すべて合法的に購入したものだそうです。


今回の件がテロだったのか、たんなる個人的怨恨に過ぎなかったのかはともかくとして、このような大量殺戮兵器が合法的に簡単に購入できる状況でなければ、ここまで犠牲者が増えることはなかっただろうと思います。米国が銃器社会であることが招いた惨事、ともいえます。そういえば、米国ほどではないものの、フランスも日本よりは銃器に対する規制は甘いようです。また、EU圏内は陸路自由往来ができるので、外国からの持ち込みも比較的簡単です。

日本でもイスラム国関係のテロが起こる可能性は、常々指摘されています。私も、その危険はあると思います。とはいえ、銃器規制の厳しさ、国外からの持込の困難さを考えると、この事件ほど簡単には、銃器を使ったテロは起こりにくいだろうと思われます。もちろん、暴力団員が拳銃を持っていたりすることから考えて、絶対大丈夫とはいえないし、銃器以外の手段によるテロもありえますけど。





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最終更新日  2015.12.06 22:25:14
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