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2016.04.08
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カテゴリ: 政治
広島訪問探るオバマ氏の事情 米に根強い原爆正当化論


大統領として初来日した09年11月の記者会見では、「広島、長崎を将来訪れることができれば、非常に名誉で、私にとって有意義なことだ」と話した。
ただ、当時は米国内に慎重論が強かった。日本の外務省高官も初来日の前に、水面下で「大統領の広島訪問は時期尚早だ」と否定的見解を米側に伝えていたことが、米政府の公文書で明らかになっている。
オバマ氏は過去3度の訪日でいずれも広島訪問を見送る一方、10年には当時のルース駐日米大使が米政府代表として平和記念式典に初出席。その後もオバマ政権の要人が相次ぎ広島を訪問。来週のG7外相会合でも、ケリー長官が米政府の閣僚として初めて平和記念公園を訪れる。

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オバマの本音としては、広島訪問をしたいわけですが、世界一の核大国、唯一実戦で核を使用した国の大統領という立場がそれを阻んでいるわけです。日本のネトウヨもどうしようもない連中ですが、米国の保守派の連中もまたどうしようもなくて、原爆投下は正しかったと信じて疑わない人たちが大勢いて、オバマもそれを無視できないわけです。
が、何と、実はそれだけではなかったんですね。

日本の外務省高官も初来日の前に、水面下で「大統領の広島訪問は時期尚早だ」と否定的見解を米側に伝えていたことが、米政府の公文書で明らかになっている。

要するに、日本側(外務省)が、大統領が広島になんか来てくれるな、と言ったわけです。その理由は何でしょうか。要するに、米国の「核の傘」こそが大事で、本音のところは核の廃絶なんてしてほしくない、ということでしょう。あるいは、日本の反核勢力を勢いづかせたくない、というようなこともあったのかもしれません。
オバマが初来日した2009年11月は日本でも民主党政権が成立した直後の時期ですが、政権が変わろうがなんのその、外務省は自分たちの理論を最優先したわけです。それを制御できなかった(そもそも、安保外交政策について党内が一致していなかった)民主党も能力不足ではあったにしても、これはあまりにひどい話です。鳩山政権の失速の原因となった普天間基地移設問題にしても、鳩山自身の実務能力不足は大きいにしても、徹底的に鳩山を妨害した外務省の幹部クラスの責任もまた巨大です。かつて、田中真紀子が「外務省は伏魔殿」と言いましたが、その時代の田中真紀子の政治姿勢の当否はともかくとして、この点に関してはまさしくそのとおり、と言うしかないでしょう。

米国などは、政権が変われば省庁の幹部クラスは総取替えになります。メキシコなどは、大統領が変われば公用車の運転手まで代わる、とも言われます。猟官制などと言われ、それはそれで不正の温床にはなるのですが、日本の高級官僚の現状がこのままでよいとは、とても思えません。





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最終更新日  2016.04.09 09:24:38
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