inti-solのブログ

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2016.06.02
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カテゴリ: 政治
露外務省報道官様 「産経のインタビューに応じるな」 公式文書をあろうことか産経に発送 「たるんでませんか?」


「産経新聞は日本の主要活字メディアの中で、ナショナリズムの方向性によって特別の地位を占めている。ロシアに関する多くの記事は批判的、時に攻撃的であり、事実はしばしば歪曲され、否定的な見地で伝えられる。最近の反露的な報道も踏まえ、同紙のインタビューには応じるべきでないと考える」
書簡は私たちが取材を申し込んだ某国家機関に宛てたものですね。それがあろうことか、私たちのもとに届いたのです。
露外務省には平素よりたいへんお世話になっており、事を荒立てるつもりは毛頭ありません。この種の文書を作成することも、貴国では外務省の重要な業務なのでしょう。「事実を歪曲」などという完全な中傷には抗議しておきますが。
何より心配なのは、大国ロシアの外交を担う外務省が、公式文書を誤って発送するという初歩的ミスを犯した事実です。最近のロシアの官庁は大統領閣下の追従に熱心なあまり、本質的なところで劣化しているような気がしてなりません。日露間の最大懸案である北方領土問題には、ぜひ気を引き締めて臨んでいただきたいものです。敬具

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へえ、そんなことがあったんですねえ。もしこれが事実なら、ロシア外務省のドジぶりに大笑いするところですが、だけどそれって「誤って」ではないだろうと思うのですがどうでしょう。つまり、誤った「ふり」をしてわざと送ったのだろうと。要するに、「お前らのインタビューに応じる気などない」ということを、さりげなく分かりやすく(笑)断固とした意思をもって伝える、もっとも手っ取り早いやり方だからです。

もっとも、いかにネトウヨ脳の産経新聞といえども、その程度の可能性に思い至らないほどにはバカではないでしょうから、これまた、ロシア外務省が本当は「誤って」ではなかった可能性に気が付きつつも、気が付かないフリをしてこんな記事を書いているだけだろうと思いますけどね。
つまり、狐と狸のばかしあい、という奴でしょうね。

まあしかし、ロシア自身はどうなのか、ということを度外視して言えば、「産経新聞は日本の主要活字メディアの中で、ナショナリズムの方向性によって特別の地位を占めている。ロシアに関する多くの記事は批判的、時に攻撃的であり、事実はしばしば歪曲され、否定的な見地で伝えられる。」という評は、まったくそのとおりだと私も思いますね。もっとも、最近の産経は中国韓国攻撃に忙しいので、相対的にロシアを非難する頻度は冷戦時代よりは大幅に減っているように思いますが。





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最終更新日  2016.06.02 21:02:49
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