inti-solのブログ

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2017.06.05
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カテゴリ: 政治
釜山総領事、異例の交代 少女像問題巡り政権対応批判か
外務省は1日、韓国・釜山の森本康敬総領事を退任させ、後任に道上尚史ドバイ総領事をあてる人事を発表した。同日付。森本氏は16年6月に着任したばかり。総領事の任期は通常2~3年間で、約1年での交代は異例だ。
政府は釜山の日本総領事館前に慰安婦を象徴する「少女像」が設置されたことへの対抗措置として、長嶺安政・駐韓大使とともに森本氏を1月から4月まで一時帰国させていた。複数の政府関係者によると、森本氏は帰国中、私的な会食の場で安倍政権の対応を批判したこともあり、首相官邸が問題視していたという。
菅義偉官房長官は1日午前の記者会見で、「(政権の対応への批判は)承知していない。通常の人事だ」と述べた。

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私的な会食の場、別に講演会とかそういったものではなく、知人との会食だそうですが、どうして政府がそんな私的な会合でのやり取りの内容を把握しているのでしょうか。話を聞いた知人の誰かからの密告、あるいはまさか監視や盗聴?(いや、いくら何でも、まさかねえ。おそらく前者でしょう)
これは、森本総領事に限った話でもなく、前川元文部事務次官の「出会い系バー通い」情報を読売に報じさせた件も同じでしょう。いずれにしても、恐ろしい話です。まるで秘密警察のような行動です。

一方では、こんな指摘もあります。

政府要人「個人の見解」なら、何を言っても許されるのか
安倍晋三首相が9条への自衛隊明記を唐突に提案し、自衛隊の河野克俊統合幕僚長が「ありがたい」と述べた。憲法軽視ともとれる発言だが、菅義偉官房長官は「個人の見解」だとして問題視しない。この表現、最近やたら目につく。政府要人が公の場で「個人の見解」と断れば、何を言っても許されるのか?
自衛隊法61条は隊員の政治活動を制限し、入隊時の服務宣誓で憲法順守を誓う。~しかし、菅官房長官は24日の会見で「個人の見解」だと強調。翌25日には稲田朋美防衛相と河野氏本人も「個人の見解で政治的意図はない」と釈明した。
実は河野氏、23日の会見では「一自衛官として申し上げれば」と述べていた。「自衛官(公務員)」の見解ならなおさら問題だ。それが「個人」にすり替わっている。~
稲田防衛相も3月、森友学園問題で注目される教育勅語を巡り「(教育勅語の)核の部分は取り戻すべきだ」と国会で答弁。菅官房長官は「所管外で個人的な発言」と釈明した。

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記者会見や国会の答弁という公の場でおこなった問題発言は、「個人の見解」だというのです。統幕議長とか大臣という肩書きを剥ぎ取った「個人の見解」など、誰が大々的に報じるか、というのです。それにも関わらず、「個人の見解」だといってこれを弁護して問題視しない。

要するに、それは個人の見解ではなく、安倍政権の見解(本音)なのです。安倍が言いたいことやりたいことを代弁する内容だから、どんな問題発言も問題視しない一方、安倍の意に反する発言は、たとえそれが私的な場での私的な発言でも、容赦しない、というわけです。

言い換えるなら、この政権は、骨の髄までのイエスマンしかいらない、ということです。政権のやることに異を唱えるような人間は、私的な場での不平不満であっても許さない、ということです。これを恐怖政治と呼ばずしてなんと呼ぶのでしょう。
そうやって、政権内部から「獅子身中の虫」を排除し終わったら、次はどうするんでしょうね。次は政権外部、つまり日本全体から異論を排除しようとするんじゃないでしょうか。


もっとも、そうやって周りをみんなイエスマンで固めた政権なんて、これほど脆いものはない、とも思いますけどね。政権が何をやっても、それに反対する人がいない、ブレーキのない自転車で坂道を下るようなものです。そのうちに大事故を起こす。それで安倍政権だけが深手を負うなら、ざまーみろで済むのですが、多分それでは済まない、日本という国全体が、そしてもちろん日本国民の多くが深手を負うならことになったら、最悪です。





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最終更新日  2017.06.08 23:57:12
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