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2017.07.25
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カテゴリ: 政治
首相、稲田防衛相の罷免否定


日報問題では、2月15日に稲田氏と黒江哲郎事務次官、豊田硬官房長、岡部俊哉陸上幕僚長ら幹部が省内で協議した際、稲田氏がデータ保管の事実を公表しないことを了承したかどうかが焦点になっている。~
首相が稲田氏をかばうのは、第2次安倍内閣発足後、同氏を閣僚や自民党の要職に起用し続けてきたからだ。将来の首相候補と持ち上げたこともあり、稲田氏がつまずけば、安倍首相自身の任命責任に直結する。
日報問題に関する特別防衛監察の結果は28日に公表される見通し。それを受けて8月初旬に衆院安全保障委の閉会中審査が行われる予定だが、仮に稲田氏が同委で追及されても、直後の内閣改造で交代させれば傷口は広がらないという計算が首相側にはあるようだ。
しかし、自民党内では稲田氏をもっと早く更迭しておくべきだったという不満がくすぶる。ある幹部は「ここまで引っ張ったら、時すでに遅しだ」と首相の心情を代弁した。

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安倍の稲田に対する偏愛は、異常といえるレベルでしょう。
4月に辞任した今村復興相は、東日本大震災について「まだ東北でよかった」などの発言が批判を浴びました。「復興相」という立場を考えればまったくとんでもない発言であり、辞任は当然ですが、純然たる法的な面で言えば、違法な発言だったわけではありません。
それに対して、稲田はどうか。都議選中の「自衛隊としてお願い」発言は、明確に自衛隊法に反します。後で撤回しましたが、撤回すると発言すれば違反行為が消滅するものではありません。
そして、この日報問題。

日報問題をごく簡単におさらいすると、南スーダンPKO部隊が毎日作成している日報について、ジャーナリストの布施祐仁氏が情報開示請求を行ったことがきっかけです。
これに対して、防衛省は「日報はすでに廃棄しており不存在」という理由で不開示決定を行います。
1年にも満たない期間で、PKO部隊の日報がすでに廃棄されている、などというのは明らかにおかしいのです。案の定、日報は存在しました。で、そこには、南スーダンにおける「戦闘」の状況が克明に記されていました。南スーダンの現状が、PKO派遣の基本原則から外れていることがそれによって明らかになったわけです。

で、日報が存在するにもかかわらず「破棄しました」と隠蔽したのは誰なのか。


それにしても、こんなに次々と稲田にとって不都合な情報が明らかになるのは何故か。日報の存在を隠蔽すること、更に言えば日報に明らかな南スーダンPKOの現実を隠蔽することをよしとしない人が、防衛省内部に少なからずいた、ということでしょう。加えて、隠蔽が明らかになったとき、稲田はトガケの尻尾切りよろしく、「隠蔽したのは陸上自衛隊で、自分は何も知りませんでした」と、責任を陸上自衛隊にすべておっかぶせようとした。そのことに対する陸上自衛隊内部の反発もあるのでしょう。(もちろん、陸上自衛隊が隠蔽に関して無実ではないことはいうまでもないですが)

要するに、ものすごく簡単に言えば、稲田には防衛省という組織のトップに立って指揮を執るだけの統率力、人望がない、ということに尽きます。
稲田といえば、言うまでもなく極右の中の極右みたいな思想の持ち主です。一般に極右と軍国主義は親和性が高く、その延長線上で安全保障を声高に叫び、自衛隊の代弁者気取りで自衛隊を礼賛する人も多くいます。しかし、そういう人たちは口先だけで、実際に自衛隊を統率できるような見識も能力も持ち合わせていない-ということを強烈なまでに証明して見せたわけです。

稲田に対しては、左派やリベラル系からばかりではなく、従来は稲田の応援団であった保守系からも強烈な不満が提起されています。あのネトウヨ新聞産経新聞が運営する「iRONNA」というオピニオンサイトが、「稲田朋美はもう「限界」かもしれない」という 特集を組んで 、痛烈に批判しています。就任時の期待の大きさが失望の大きさにつながったのかもしれません。

ところが、驚くべきことに、この期に及んでなお、安倍は稲田を擁護している。内閣改造で稲田を退任させるのが確定的なので、それまでは稲田を更迭するつもりはないようです。
考えてみれば、日本に対して軍事的な行動を起こそうとする国がもしあれば、今は千載一遇のチャンスということになります。今なら、防衛相が自衛隊をまともに統率できていないのですから。それにもかかわらず、これほど無能な防衛相を安倍が留任させているのは何故か。

口では安全保障は大事と言っているけれど、実は日本の安全保障よりお友達を守ることが大事
実はこのチャンスに日本を攻めてこようなんて国は存在しないことを知っている
安倍首相自身が冷静な判断力を失っている

のうちのどれかでしょうね。





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最終更新日  2017.07.25 21:41:57
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