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2019.07.23
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カテゴリ: 政治
参院選が終わりました。結果云々以前に、投票率が5割を切り、史上2番目に低さだったことにがっくりです。

しかし、期待を持とうが絶望感を持とうが、そもそも関心がなかろうが、政治は否応なく我々の生活を左右する大きな問題です。政治に何かを期待しても、物事はちっとも良い方向には変わらないけれど、悪い方向には実に簡単に変わっていく、なんとも厄介なものです。だから、私は政治にはもはやほとんど期待を持っていないにもかかわらず、棄権だけはしないことにしています。

というわけで、今回も期日前で投票をしたわけですが、ズバリ私は今回、選挙区(東京)では共産党の吉良よし子に、比例区ではれいわ新選組に票を投じました。「山本太郎」にするか党名での投票にするかは若干迷いましたが、党名で投票しました。
結果として、今回私の票は2票とも死票にはならずに済みました。
衆院選や地方選は違いますが、参院選は、この数回、ずっと選挙区は共産党、比例区は社民党に票を投じてきました。今回も、もし票が3票あるなら共産党と社民党とれいわ新選組に票を入れましたが、残念ながら選挙区と比例区の2票しかない。話題性に乏しい今回の参院選の中で、唯一多少なりとも期待をいだけるのがれいわ新選組だったこともあって、今回とうとう社民党を見限ってしまいました。正直言って、今回社民党は議席を失うかな、と予想もしましたが、かろうじて議席を維持しました。自分が票を投じなかったのにこんなことを書くのも変ですが、議席を維持できたことは素直に嬉しいです。もはや土俵際に追い詰められた状態で、かろうじて踏みとどまった状態ではありますけど。

さて、そういうわけで、話題性に乏しかった今回の参院選の中で唯一、掛け値なしに「勝利した」と言えるのが、れいわ新選組でしょう。山本太郎はなんと96万票も取ったにもかかわらず落選者になりました。この得票は、今回の比例区の個人名の得票では圧倒的最多得票ですが、れいわ新選組が2名の候補者を優先枠にしたため、いわば「山本太郎」の得票によって2人を当選させることで彼自身は当選を譲ったかたちになりました。実に「男を上げた」と思います。おそらく、山本自身も、3議席も取れるとは考えておらず、自身の落選は織り込み済みでしょう。もっとも、今回、これだけの低投票率でもれいわ新選組が2議席取ったということは、投票率が上がれば、更に議席数が伸びたでしょうから、そうなっていたら山本太郎も当選していたはずです。
ただ、山本太郎はあのくらいの知名度があれば、議員の椅子にしがみつく必要性はない、ということと、もうひとつは衆院選に転進のための複線でしょう。実際、いまの勢いを維持できれば、次の衆院選で、少なくとも比例区では山本太郎の当選は堅い、と思います。

それにしても、れいわ新選組が4億円もの寄付金を集めたことには驚きました(わたしは、票は投じましたが寄付まではしませんでした)。しかも、おそらくその大半は企業団体献金ではなく個人からの寄付でしょう。それでも、自民党などが集める政治資金に比べれば、桁が一つか二つ小さいはずですが、これだけあれば、知名度があったり、あるいは知名度はなくても各分野で問題提起ができる候補者を10人あつめて、全国で選挙運動を展開し、2名の当選者を出すことができるわけです。もちろん、そこには山本太郎の組織力、あるいは突破力とでも言うべきものがあることは言うまでもありません。加えて、政界の常識に捕らわれない発想力。今後もしばらくはれいわ新選組の勢力拡大は続くのではないでしょうか。ただ、そうなると、山本太郎の一人政党というわけには行かなくなります。政界の常識を踏まえつつ、山本太郎にタガをはめるのではなくその発想力を生かす、そんな参謀役が必要になってくるだろうと思います。



野党共闘は右派、自民党系から基本政策の不一致を攻撃されることが多々あります。私見では、政権を取りに行く、ということであるなら、共産党は自衛隊の容認に舵を切るべきと思います。
その一方で、日米安保体制に関してはどうでしょうか。国内では、日米安保解消を叫ぶ政治勢力は一貫して野党であり、しかもその勢力は時代とともに減ってきています。政権中枢では、戦後常に日米安保体制護持が金科玉条のように続き、今やそれ以外の選択肢などないかのようになっています。
ところが、では日米安保体制は安泰なのかと言えば、明らかに違います。トランプは、少なくとも本音では日米安保などまったく重要とは思っておらず、破棄してしまいたいと考えているようです。トランプ個人の考えでそのまま実際に日米安保が破棄される可能性は、少なくとも近い将来はないでしょうが、米側は日米安保のコストを、年々吊り上げ、日本側に多くのものを要求し続けるでしょう。それをいつまで甘受するのか。
全野党が日米安保破棄でまとまれ、とは言いませんが、日米安保が維持できなくなった場合の安全保障策を問題提起していく役割は、野党にこそ求められると私は思います。

さて、近い将来のことで言えば、改憲に賛成する党派の議席数は3分の2を割り込んだと報じられています。しかし、安倍は相変わらず改憲発議を叫んでいます。それが口先だけか本気かは分かりませんが、本気とすれば野党側のいずれかの党を切り崩す、ということになるわけで、それは衆目の一致するところは国民民主党でしょう。今後しばらく、国民民主党q、あるいはその所属議員がどのような行動を取るか、注視していく必要がありそうです。





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最終更新日  2019.07.23 19:00:10
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