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2020.05.16
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カテゴリ: 音楽
実は、フェイスブックで友達に「ぜひやってほしい」とお願いされた曲があるので、やってみました。
が、実は結構難しかった。
ギターが下手なのはいつものことですが、ギター抜きでは演奏にならないので、下手は目を瞑ってください。しかし、チャランゴに関しては弾いている自分が「これは使い物にならん」とあきらめました。なのでチャランゴは抜きです。



曲はTiticaca チチカカ、有名なアンデスの湖の名前から取られています。富士山より高い海抜3800mに、琵琶湖の10倍の広さの面積8000平方キロ(最大水深も琵琶湖の2.5倍)という巨大な湖のだから、世界は広いのです。
サンポーニャは前半を二人一組で掛け合いで吹くコンテスタード奏法、後半を普通に一人で吹く奏法での二重奏にしました。「普通に一人で吹く」と書きましたが、実はサンポーニャ(シーク)の奏法としては本来はコンテスタード奏法が「普通」であり、一人で吹くのは「普通ではない」奏法です。

サンポーニャという楽器はいわゆるパンフルート(パンパイプ)一種類です。世界各地に同じ仕組みの笛があります(ルーマニアのナイが有名。また仕組み上はパイプオルガンもパンパイプの一種です。もはや人間の息によってではなく機械の力で風をパイプに送っていますが)。ただし、アンデスの「サンポーニャ」は、管を「ドミソ」の列と「レファラ」の列の2列に分けて、元々はそれを二人の奏者が持って、掛け合いで吹いていたのです。
それを一人の奏者が重ねともって吹く奏法が発明されたのは1960年代のことで、まだ50年くらいの歴史しかありません。


サンカ(一般サイズより1オクターブ低いサンポーニャ)。2列になっているのが分かりやすい


マルタ(一般サイズのサンポーニャ。右側は半音だけを集めた「半音管」。これをつけると3列になりますが、つけるとちょっと吹きにくいので、私は半音を吹かなければならない曲以外は外しています)




二人一組で吹くのは、一見すると曲芸のようで難易度が高そうに思えますが、実際にはアンデスの伝統的な曲調なら、一人で吹くよりこちらの奏法の方がはるかに吹きやすいのです。だから、現在でも、商業音楽としてのいわゆるフォルクローレ以外の分野では、コンテスタード奏法の方が主流と思われます。ただし、二人で呼吸を合わせて吹けば思ったよりずっと簡単ですが、一人でやるのは難易度高いです、というか、これを一人でやろうとする人は普通はいませんが。
何しろ、暗号を二つ重ねるとメロディになる、という仕掛けなので、バラバラにしたら訳の分からない暗号です。相手の奏者と呼吸を合わせるのが絶対条件なのに、呼吸を合わせる相手がいないのではどうにもなりません。実は、今回の録音も、最初に一人で吹いた完全メロディーを録音して、それを聞きながら吹いています。そうでなかったら、こんな「暗号」はとても吹けません。

しかし、そろそろひとり多重録音ではなく、仲間と一緒に演奏したいなー。





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最終更新日  2020.05.16 22:09:54
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