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2020.05.23
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例によって撮影日と撮影場所は当面非公開ですが、2週間以上前の撮影です。そして、やっと5月の写真に突入です。

とある海岸にて、何かが海の中で泳いでおりました。


オオタカです。どうしたんだろうか、溺れたのか?いいえ、そんなことはありませんでした。


水浴び、というわけでもありません。


そういえば、直前に鳥の悲鳴のような鳴き声を聞いたような気もします。


やがて、護岸に上がってきます。


私と、他に散歩途中らしき方が近くにいましたが、まったくお構いなしに上陸。


ちょっと分かりにくいですが、獲物をつかんでいるのが分かります。鳥をとらえて、水の中に押し込んで絞めていたのです。いや、この姿を見て、鳥は確かに恐竜の子孫だ、と感覚的に納得しましたよ。


ずっと逆光だったので、順光になるように撮影位置を変えました。距離は、2週間以上(実際はもっと)前なのでいささか記憶があいまいですが、5mそこそこだったと思います。警戒心の強さは人一倍の猛禽類が、この距離で逃げないとは思いませんでしたが、獲物に対する執着でしょう。





もちろん、こんな至近距離での遭遇は初めてのことです。


獲物をつかんで飛び去りました。

時間的にはこれより前に撮影していますが、同日同じ場所です。


キビタキ(オス)


キビタキ。声はすれども姿が見えず、あちこち探しまわって、やっと見つけました。


キビタキ。手前の枝がどうしても邪魔・・・・・。


キビタキ。さえずるときは、気嚢をこんなに膨らませて、まんまるになるのですね。


鳥の肺は人(哺乳類)の肺よりずっと小さく、しかも膨らんだり縮んだりしません。その代わり、肺の前後に前気嚢と後気嚢が全部で7~9個あり、吸った空気は後気嚢→肺→前気嚢と進んで吐き出されます。哺乳類の肺は空気を吸う、そこから酸素を取り込むという二つの機能を兼ねますが、鳥は空気を吸うのは気嚢、肺は酸素を取り込むだけと機能が分かれています。
哺乳類の肺は行き止まりなので、肺に古い空気が残っているところに新しい空気を吸う、息を吸うときしか酸素を取り込めないので、酸素を取り込む能力は高くありません。
鳥の呼吸システムは、古い空気が完全に新しい空気に押し出されること、息を吸うときも吐くときも後気嚢から前気嚢への空気の流れが生じて酸素を取り込めることから、哺乳類よりはるかに高効率の呼吸ができます。そのため、非常に薄い空気でも耐えられます。ヒマラヤの8000m峰の上を飛んで超える渡り鳥がいるのは有名な話です。8000mどころか、高度1万メートル超の成層圏で旅客機からの目撃情報や、バードストライクも報告されています。それを可能にしているのが、この気嚢という呼吸システムなのです。


また、まんまるになったキビタキ。

逆に、我々哺乳類の遠い遠い祖先筋にあたる「単弓類」はペルム紀には大繁栄していましたが、ペルム紀末期の大量絶滅でほぼ絶滅寸前に追い込まれます。我々と同じ、あまり効率の高くない呼吸システムが、酸素濃度の急減した環境下では不利だったことも大きな要因の一つだったことは想像に難くありません。それでも、ほんの数種類、絶滅を免れたものがいたから、こんにち我々がこうして地球上に存在しているわけですが。


キビタキ


キビタキ。これは、上記一連の写真とは別個体です。先のキビタキからは50mくらい離れていたでしょうか。すぐ近くでラジオで音楽を流している人がいたので、さえずりを聞くのは厳しかったですが。





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最終更新日  2020.05.23 08:52:56
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