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2020.06.09
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テーマ: ニュース(96636)
カテゴリ: 戦争と平和
ブルーインパルスの“感謝飛行”で自衛隊不信を口にする人々の心理とは?

これを見た立憲民主党の蓮舫議員は29日にTwitterで、
《美しいと思います。SNS拡散、空を見上げて感動した方々も沢山。航空自衛隊のご努力にも感謝です。(以下略)》
小池百合子都知事も同じ日にTwitterで、
《ブルーインパルスが都心上空を飛行し、医療従事者への敬意と感謝を示した。東京の大きな青空を見上げ、心を一つに。#医療従事者にエールを》
多くの日本人は拍手喝采した。
ところが、タレントのラサール石井は30日に、Twitterでこうつぶやいたのである。
《私はブルーインパルスが飛んでいる写真に萌える人が多いのは、空のおかげだと思う。凄い飛行技術には脱帽しますが、青空なしで、戦闘機だけが飛ぶのではさほど心は動かない。沖縄の空を爆音と共に飛ぶ姿はかなり嫌です。戦闘機を「カッコいい」と思う事はある。その気持ちを誰かに利用されない事だ。》
映画監督の想田和弘氏も29日に、Twitterでこう批判的した。
《これにかかる費用はいくらになるのでしょうか。医療機関や従事者の方々に経済的支援を手厚くした方が、よほど敬意と感謝を示せるように思うのですが。》
安倍政権を嫌う人には評判が悪いようなのだ。
「医療関係者のためにブルーインパルスが東京上空を飛んだことで、国民の大多数は肯定的に受け止めていると思います。そんな中で批判的なことをおっしゃる方は、戦後の平和教育の影響でしょう」
と語るのは、元航空自衛官で軍事ジャーナリストの潮匡人氏である。
「日教組が中心となって行った戦後の平和教育を受けて育った人は、だいたい50代から60代の中高年です。当時は、憲法9条がいかに素晴らしいかを説き、戦争は絶対反対、自衛隊は憲法違反であると教え込まれました。そのため、当時の自衛隊員は肩身が狭く、『税金泥棒』と言われたものです」~
「今回の飛行について税金のムダという声もありますが、ジェット燃料はハイオクガソリンと同じくらいの価格です。20分程度の飛行では大した額にはなりません」(同)~

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ブルーインパルスの飛行については、少し前に記事を書きました。

何故それが「医療関係者への感謝」になるのか分からないけれど

ブルーインパルスの飛行については基本的に私はまったく興味がなかった。しかし、それが何で医療関係者への感謝になるのか、全然意味不明。しかしブルーインパルスの飛行が好きな人がいることは別に否定はしない。・・・・・要約すると、私の意見はそんなところです。まあ、ブルーインパルスの飛行をあまり(というか、まったく)好意的に見てはいません。

ただ、私は左翼(あるいは元左翼かも)だけど、自衛隊そのものは嫌いではありませんし、個人の好き嫌いはともかく、他人の好き嫌いに口をはさむのはどうかと思うわけです。立憲民主党のある議員※がブルーインパルスの飛行を「かっこよかった」と書いたことに、左派の一部から批判が出たのを見て、「そんなことを批判してもなあ」という感想を抱かざるを得ませんでした。自分が嫌いなものを他の人も嫌わなければならない義務なんかないですから。

※なお、蓮舫がブルーインパルスの飛行を称賛したことは、この記事を書いた後で知りました。私が書いたのは、須藤元気議員のことです。

ところが、今度は反対のベクトルで同じことを書かなければならないようです。今度は、週刊新潮が「多くの日本人は拍手喝采した」ブルーインパルスの飛行に批判的な日本人がいることが許せないらしいのです。

潮のような極右文化人がもっとも忌避する立憲民主党の議員が2人、ブルーインパルスの飛行を好意的に評価している時点で、「安倍政権を嫌う人には評判が悪い」「平和教育のせい」という評価は怪しいというしかありません。要するに、自分にとって都合の悪い意見、都合の悪い流れは誰かのせいにしたい、ということでしょう。いずれにしても、ブルーインパルスの飛行に反対だから爆弾を仕掛けました、というなら批判されるのも当然ですが、嫌いなものを嫌いというのは好みの問題です。
嫌いなものを嫌いと言って、何が悪いんですか?
としか言いようがない。


「今回の飛行について税金のムダという声もありますが、ジェット燃料はハイオクガソリンと同じくらいの価格です。20分程度の飛行では大した額にはなりません」
というのは、説明として嘘ではないけれど、正しくもない(誤解を招きやすい)ものです。
確かに、ジェット燃料(ケロシン=ほぼ灯油)の単価はそう高いものではありません。しかし、ジェット練習機の燃費は、自動車とは比較にならないくらい悪い。T4練習機の燃料搭載量は不明ですが、空虚重量が3,840kgで最大離陸重量が7,500kgとのことなので、パイロットとその装備品を除けば、3.5トン以上の燃料を積めます(増加タンクを含めて)。ところが、その燃料で航続距離は900海里、1600km余というのだから、2時間しか飛べないのです。
しかも、これはもっとも燃費のかからない飛行の場合の最大距離です。今回の飛行は、高度は知りませんが相当の低空を飛んでいるはず(高度1万メートルでは地上から見えない)なので、それだけで相当余計に燃料を喰います。集団での密集飛行も、燃料を喰う要因のはずで、更に、燃料タンクの相当部分には、燃料ではなくスモーク用のオイルを積んでいたはずです。その値段は知りませんが、特殊用途だけに、ジェット燃料より高いんじゃないかなあ。
いろいと考えると、今回の飛行は、時間は20分でも、おそらく機内燃料はほぼ空っぽに近くなったにではないかと思いますし、松島基地から入間まで往復する燃料も全部ひっくるめて、6機が消費した燃料(松島基地からの往復とスモーク用オイルも含む)は20トンは下らない。ひょっとすると30トンくらいかもしれません。単価が仮にリッター100円としても、200万円から300万円。今回の飛行にかかった費用は360万円と報じられていますが、その半分以上は燃料代ではないかと思います。もちろん、防衛予算全体、コロナ対策に要する費用全体から見れば微々たるものですが、それにしても「ハイオクガソリン」という言葉から連想される自動車の燃料代とは、桁が二つくらい違います。





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最終更新日  2020.06.13 18:16:25
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