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2025.01.24
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テーマ: ニュース(96635)
カテゴリ: 環境問題
池田信夫@ikedanob


日本経済新聞 電子版(日経電子版)@nikkei22h
[社説]トランプ政権の脱炭素無視は言語道断だ
https://nikkei.com/article/DGXZQO

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日本経済新聞が社説で トランプ米新大統領がパリ協定から離脱して、気候変動対策を放擲することを批判しています。
これに対して、「時代が変わったからあきらめろ」というのが池田信夫の言い分です。
確かに、米国ではそのトランプが多数を制したのだから、人間界において「流れが変わった」ことは確かでしょう。とりあえず米国だけのことで、それ以外の国は別ですが。
しかしそれは、気候変動の危機がなくなったから「流れが変わった」のではなく、気候変動の危機を見ないことにしたから「流れが変わった」だけのことです。人間界で流れが変わったら、それに合わせて自然界でも危機が遠のく、というわけではありません。

まあ、池田信夫らは地球温暖化問題を「嘘だ」と信じているので、もともと危機があるとは思っていないのでしょう。しかし、客観的に見て、近年地球が温暖化していること、二酸化炭素が増大しており、その主因が人間による化石燃料の燃焼にあること、増大する二酸化炭素に温室効果があることは、間違いありません。(もちろん、温室効果をもたらすのは二酸化炭素のみではなく、例えばメタンガスは二酸化炭素よりさらに強い温室効果をもたらすので、これはこれで対策は必要です)

もちろん、長い地球の歴史の中で起こってきた環境変動に比べれば、人間の起こす気候変動は「ささやかなもの」ではあります。しかし、人間が文明というものを築いて以降、人類はそんな環境変動を経験したことはありません。現代文明とは、この数千年の、たまたま極めて安定した気候と自然環境の下で成立した、もろく崩れやすい砂上の楼閣のようなものです。その不安定な文明の基盤を、自ら崩そうとしているのが現在の人類であり、かろうじてそれを自制して、現代文明をできるだけ長期にわたって持続可能なものにしようという動きこそが、気候変動対策なのです。
その自制を放擲したからと言って、5年後10年後に直ちに破滅が来はしないでしょうが、100年後200年後はどうでしょうか。
「国家百年の計」などどうでもよい、今だけ我々だけ繁栄できればいいのだ、100年後200年後の子孫など、知ったことか、ということであれば、気候変動対策など放擲すればよろしい。しかし、それは種族としての人類の集団自殺にも近いふるまいではないのか、と思います。






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最終更新日  2025.01.24 22:58:06
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