inti-solのブログ

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2025.08.11
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岩手県の早池峰山に登ってきました。
そもそも、当初予定は秋田県・山形県県境の鳥海山に登りたかったのてすが、日本海側の天気が悪い予報だったため、計画を断念して、比較的天気の良い太平洋側、岩手県の早池峰山に行き先を変更しました。
さて、しかし早池峰山はバスの便がなくはないのですが、土日だけ、あまり時間帯の良くない1日1往復があるだけです。どうしたものかなと思ったのですが、結局二輪で行くことにしました。
ただ、東京から自分の二輪で行くのは、時間がかかるし疲れるので・・・・・


8月8日金曜に新幹線で仙台へ。丁度七夕祭りの最中だったのですね。


昨年11月にもお世話になったこちらのお店へ。二輪をレンタルしました。この写真は実は往路ではなく帰りに撮影したものですが。


レンタルしたのはこちらのヤマハN-MAX(125cc)、昨年11月に借りたのとまったく同じ車体、のはずです。免許は普通二輪に限定解除したのに、借りた車両は125cc、何故かというと、レンタル料が排気量ごとに決まっており、軽二輪(125cc超)になると値段が高いからです。わたしが普段乗っているPCX160もレンタルできるのですが、高速に乗る予定もないので、125ccで充分と判断しました。
仙台に着いた時は雨だったのですが、すぐに上がりました。


昼食を食べた道の駅です。天気はこのとおり、晴れました。





平泉の道の駅で休憩。5時前に紫波町の宿に到着しました。7月は東北、北海道も猛暑という報道がありましたが、この日の岩手県は東京より、明らかにかなり涼しくて、過ごしやすかったです。


泊った宿はこちらです。(翌朝の撮影)
町役場、図書館、体育館、保育園、飲食店、スーパー(農産物主体)、コンビニなどの複合施設になっていました。体育館とホテル、コンビニ、飲食店が同じ棟で(飲食店は複数の棟にあり)、体育館だけの利用者なのか宿泊もしているのか、やや判然としないところはありましたが、宿泊者は学校の運動部の夏合宿が多い印象でした。ただし、私の泊まった隣の部屋の宿泊者は外国人、多分中国人(か台湾人)でした。


翌8月9日朝。宿の周辺にはガスが出ていました。同じ建物にコンビニがあるので、朝食と昼食を購入し、5時半頃に出発して、早池峰山へ!

早池峰山の登山口は「小田越」という場所ですが、ここにはバス停はありますが駐車場はありません。そして、7月中旬から8月3日までの土日は、車は「岳登山口」までしか入れず、そこから先はシャトルバスに乗換えとなっていたようです。しかし、8月9日はシャトルバスの運行はなく(花巻駅・新花巻駅から1日1往復のバスはありますが、往路小田越10時54分着、復路17時12分発というちょっと使いにくいもの)、車で行く場合は、「河原の坊」というところの駐車場に止めて、その先は歩くことになります。
その河原の坊までの道は、バス路線があるので2車線ある道路かと思いきや、1車線だけの(所々、中央分離帯の線を消した痕跡があり、以前は無理矢理2車線にしていたみたいですが、どう見てもそんな広さの道路ではありません)、結構なワインディングロードでした。


6時半頃に河原の坊に到着して、スクーターを止めて登山開始です。


ナンバーを見ると、弘前とか山形という地元近くのナンバーもありますが、習志野、所沢、湘南など関東からの車も多いようです。百名山になっていますから、人気はあります。


小田越への道。小田越には駐車場がありませんが、ただ通るだけならここを走ることはできるようです。小田越まで徒歩で30分程度です。河原の坊は標高1060mなので、本州中部ならまだ落葉広葉樹林帯(ブナ・ミズナラ林)のはずですが、東北北部なので、この標高ですでに、ダケカンバ、オオシラビソ、コメツガの亜高山帯林になっています。


小田越に到着しました。標高1250mのようです。トイレに入り、登山届を出し、7時半頃に出発しました。
※この先は携帯トイレ用のブースしかないので、携帯トイレは持参しました。使いませんでしたが。



早池峰山と言えば、北海道の代表的針葉樹であるアカエゾマツが、本州でたった1か所分布している山でもあります。最終氷期に本州まで南下した集団が、氷期が終わった後もたった1か所生き残ったのが、この早池峰山です。ただし、アカエゾマツは登山道沿いの場所には分布していないので、通常の登山では目にすることはできません。林道はあるものの、普段はゲートが施錠されていて、入れないようです。


早池峰山は、標高1400mにも満たない高さで樹林帯か終わり、高山帯(厳密にはハイマツ帯)が始まります。いくら東北北部とはいえ、これはもっとずっと北方の大雪山と良い勝負の高木限界の低さです。その理由は、早池峰山の地質が植物の生育に不適な土壌である蛇紋岩からなっているためだとされています。同じく蛇紋岩の土壌である尾瀬の至仏山や谷川岳(西黒尾根なと)も、森林限界が低くなっています。


なんとなく、そんなに険しくないなだらかなイメージの山と思っていましたが、とんでもありませんでした。岩場続きで急登が何カ所かあります。
前述の蛇紋岩には、もう一つ、表面がつるつるして滑りやすい、という特徴があります。そういえば、至仏山はツルツルして滑りやすかったですし、谷川岳も天神尾根は大丈夫ですが、西黒尾根は急登かつ滑りやすいです。この早池峰山も、やはりツルツル滑るところが何カ所もありました。


ハヤチネウスユキソウと思いましたが、ミネウスユキソウです。





ナデシコの仲間でしょう。タカネナデシコでしょうか。
以下次回にづきます。





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最終更新日  2025.08.13 23:02:39
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