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おはようございます。二女が産まれ退院し、ようやく日々の生活に戻りつつあります。今日は企業の経営戦略と組織構造について紹介します。(出所:06年度1次試験 第10問)企業の組織構造は、その経営戦略に応じて変革される必要があります。企業の経営戦略と、それに応じた組織構造との間には、一般的に以下のような関係があります。・既存事業とのシナジー効果が大きい関連事業を買収した場合には、 集権的で強力な本社機構をもつ事業部制組織構造の採用を検討すべきである。・集権的機能別部門組織をとっている企業が、非関連事業への多角化を進める場合には、 まず製品別の事業部制組織の採用を検討すべきである。・比較的少数の製品を扱う多国籍企業が、まず取るべき組織構造は地域別事業部制である。 それがうまく機能した後、グローバル・マトリックス構造の採用を検討すべきである。・流通など単一機能に特化している企業が、水平統合(川上/川下分野の取り込み)戦略を とるならば、機能別組織構造の採用を検討すべきである。企業の組織構造は基本的に機能別と事業部制に分かれます。まずはその基本を理解して、それらを組み合わせたり応用することが必要です。企業の成長に合わせ、組織構造も検討したいですね。応援クリックは励みになります!ではでは~。---買い物レビューでも公開していますが、組織構造をわかりやすく勉強できます。
November 30, 2008
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こんにちは。今日の神奈川はよく晴れています。今日は企業組織における中間管理者の権限と権力についてです。(出所:06年度1次試験 第9問)企業組織における権限とは、職務を遂行するため公式に与えられるものです。それに対し権力とは、「ある個人や集団が他のある個人や集団に何かをさせたり、何かをさせない力」のことを言い、非公式なものを幅広く含めます。中間管理者では、公式の権限と必要な権力との間にギャップが生じることが多いです。それを念頭に、権限や権力に関する特徴は以下のようなものが挙げられます。・あらかじめ決められた規則やルーティン(業務処理)が多いほど、部下の上司への依存度は 低くなるため、中間管理者の権力は小さくなる。・その部門の職務が企業全体の重要な課題に対して関係が深いほど、当該部門(あるいは その部門長である中間管理者)の権力は大きくなる。・中間管理者が管理する部門の職務の多様性が高いほど権力を行使する機会は多くなり、 職務の柔軟性が高い場合も同様に権力は大きくなり、行使する機会も多くなる。・他の部門や、より上位の管理者に対する影響力が大きいほど、自部門内での権力も 強くなる。・問題解決活動への従業員参加の程度が高いほど、中間管理者の権力は小さくなり、 権力を行使する機会は減少する。企業の中では、全ての業務を公式な権限に従って進めることは難しいですね。そんな時に非公式な権力でうまく仕事を回せる人が多いほど、企業としては活性化するはずです。権力はどこまで許されて何がいけないのか、社員一人一人が理解できるようにすると良いですね。応援クリックは励みになります!ではでは~。---密かに応援している会社の商品です。
November 29, 2008
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こんにちは。今日は妻が産後の入院から退院し、一つ屋根の下に家族が一人増えました。今日は昨日に続き、産業集積の進化について紹介します。(出所:06年度1次試験 第8問)産業集積に立地している中小企業は、当初の主要取引先である大手メーカーから、新たに近隣へ進出してきた別業種の大手メーカーとも取引を行うことがあります。昨日のブログで書いたとおり、その際には様々な“乗り越えるべき壁”が存在します。それを乗り越え、中小企業に技術イノベーションが起こり、これまでの産業集積は新たな効果を発揮するよう、進化しています。このような場合に、新たな大手メーカーの進出による効果は以下のようなものが挙げられます。・異質な業種の進出に伴って競争が激化すればするほど、地場企業は新規技術の導入や固有の 技術の精緻化に取り組みがちであり、産業集積内の技術は高度化する可能性が高くなる。・大手の進出企業が地場の中堅中小企業に求める新規技術をめぐって、産業振興を 図ろうとする自治体や公的機関による技術移転あるいは地場企業間の学習を通じた 技術習得などがみられ、集積による技術革新が発生しやすくなる。・新規進出企業の技術革新のスピードが速いほど、地場の中小企業はそれに対応できる企業と そうでない企業との間で格差を拡大しながら、産業構造の高度化が進行する。・新規の企業立地に伴って、工場用地や労働力の不足が起こりやすくなるが、製品の 高付加価値化によって産業集積の経営効率化が進む。・新規進出の大手メーカーのサポーティング企業(部品や専用設備のサプライヤー)が 他地域から新規参入してきた場合、既存の地場の中小企業との受注競争は激しくなる。やはり中小企業は常に成長を目指さないと、いつ淘汰される憂き目に遭うかわかりませんね。大手企業の護送船団方式に乗って、胡座をかかないようにしないといけませんね。自分自身も肝に命じたいところです。応援クリックは励みになります!ではでは~。---デスクワークのし過ぎも、産後の妻のサポートも、腰・肩が痛くなります。。。
November 28, 2008
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こんばんは。今日はまた、一段と寒くなってきましたね。今日は昨日に続き、産業集積について紹介します。(出所:06年度1次試験 第8問)産業集積に立地する中小企業は、集積の中心となる大手企業のリストラなどで経営が影響されます。そんな時に、近隣地区へ別業種の大手メーカーが進出すると、地場企業に取引の期待をされるのですが、これらの中小企業はその期待に応えられない事があります。せっかく技術力の高い中小企業が集積しているのに、期待に応えられないのは何故でしょうか?原因としては、以下のようなものが挙げられます。・進出企業側の納期や受注単価などの条件が厳しく、地場の中小企業は慣れ親しんでいる 既存の取引を優先しがちになるから。・進出企業の発注に応えるには、新規設備投資が必要な場合が多く、地場の中小企業は 資金的にも人材的にも投資余力が乏しく、対応しきれないことが多いから。・地場の中小企業の技術水準が低いため、進出企業の発注仕様に応じられないことが 起こりがちだから。メーカーは、特に規模が中小であると、一度工場を立地してしまうとなかなか他の産業に転換したり、場所を移転したりできなくなってしまいますね。産業集積は、経済が右肩上がりのときは良いですが、大手企業に“おんぶに抱っこ”状態となってしまうと、いざという時に立ち回らなくなってしまいますね。かといって、中小企業の技術力なしでは、日本の力も落ちるばかり。そんな悪循環にならぬよう、心がけたいものです。応援クリックは励みになります!ではでは~。---30過ぎると、昼食後のエチケットは欠かせないものです。
November 27, 2008
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こんばんは。今日もブログの日々更新を励みに、少しずつ中小企業診断士の勉強をしてます。今日は産業集積の特徴について紹介します。(出所:06年度1次試験 第8問)鉄鋼業などの製造業では、伝統的に大手メーカーとそれを取り巻く中小企業が、ある地域に集まって立地し、経済的なメリットを生んできました。このように、特定産業分野の企業がある地域に集中することを、産業集積と言います。その産業集積には、一般的に以下のようなメリットがあるとされています。・ある産業において同業の中小企業が特定地域に集積するほど、同業者間の競争が 激しくなるとともに、中小企業の技術や経営力が強くなる。・ある地域に集中立地する同業者が連携すると、もともとある大手企業に対して 一定の交渉力を持つことができる。・特定の産業において中小企業が水平的に連携することにより、業界情報の獲得や 共有が円滑に進み、作りすぎや在庫の抱え込みを調整できる。・特定の地域に同業種の企業が集積することによって、資材や中間製品等の空間移動が 短くなり、物流コストが軽減される。・もともとある大手企業が、特定地域に集積する取引先の中小企業に対して技術指導や 経営改善のアドバイスなどを行うことによって、産業集積内の経営効率は向上する。「○○工業団地」や地場産業と呼ばれるものも、上記のような特徴がありますね。最近はインターネットの発展で空間・時間的な距離が縮まったとは言え、メーカーはやはり「物」の移動があるので集積すると良いですね。応援クリックは励みになります!ではでは~。---気付いたら19万件突破!皆さんのお陰です。お祝いに。
November 26, 2008
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こんばんは。今日の神奈川(県央)は雨が降りそうで降らない曖昧な天気でした。今日は企業の経営計画のあり方について紹介します。(出所:06年度1次試験 第7問)企業では、経営計画を策定しPDC(Plan→Do→Check)サイクルを回すことが大事とされています。ただ、最近ではこのサイクルがうまく回らないため、それを考慮した経営計画のあり方も考えられています。この状況の特徴には以下のようなものがあります。(ちなみに経営計画とは、3~5年後の会社の目指すべき「あるべき姿」である 経営ビジョンと現状のギャップを把握し、このギャップを埋めるストーリー、つまり具体的な 経営戦略を立てるという一連の流れを言います。(出所はこちら))・計画通りに物事が運ばない事態に直面すると、計画に見落としや情報不足があったと考え、 前よりも精緻な分析に基づく計画を策定するという悪循環に陥ることが問題になっている。・計画にない想定外の試みや、新機軸が現場から創発する可能性を織り込んだ経営計画が 策定されるようになった。・計画にも増して実施段階から得られる知識を重視して、学習プロセスを介在させて、 PDCサイクルを回すことが行われるようになった。・先端技術の展開や経済のグローバル化など、これまでとは異質な大きな環境変化が起こって おり、そのため、予測や分析が困難な要因が計画に強く影響するようになった。・ビジョンや経営目標の共有が重要であるという理解が進展しており、現場で自律的な行動を 取った結果の成功事例から戦略が形成され、次の経営計画につながることもある。本来は企業の戦略策定→戦術への展開・実行という形でPDCサイクルを回せれば良いですね。でも、それで回らないときは上記のような改善を繰り返すことが大事になってきます。奥が深いので、自社だけで解決しようとせず、専門家の手を借りるのも良いと思います。応援クリックは励みになります!ではでは~。---ビジネス用のカバンも色々ありますが、私は黒・軽量・頑丈・手提げ&ショルダー可が好きです。
November 25, 2008
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こんばんは。神奈川は午後から雨が降ってきました。こんな日は家での勉強に力が入ります。今日は競争回避の戦略について紹介します。。(出所:06年度1次試験 第6問)古代中国の兵法書「孫子」には、「戦わずして勝つ」という思想があります。アメリカの経営学者マイケル・ポーターは、企業の競争戦略論として競争回避の戦略について述べています。企業は、ライバルに勝つことが戦略の唯一の目的ではありません。それよりも競争を回避して、自社独自の地位を確立して収益を得ることが大事です。そのための方法としては、一般的に以下のようなやり方が有効です。・限られた市場規模の業界に、圧倒的な規模の新鋭設備を建設し、市場を占有して ライバル企業から見た市場の魅力を削ぐ。・競争優位の源泉となる生産工程をブラックボックス化し(ライバル企業が観察したり 模倣したりできないようにし)、コストと品質の強みを守る。・戦略的提携やM&Aによって、鍵となる技術や資源を保有する他社を自社の影響下に囲い込む。・差別化とコストリーダーシップの両方を同時に追求すると、二兎を追って一途も得られない 可能性が高い。低価格販売と高級ブランド・イメージの確立は、どちらかを選択すべきである。・特許申請や社内ノウハウの管理を厳重に行って、自社技術の漏洩を防いで、 他社の参入を阻止する。個人的にも「戦わずして勝てる」よう、自分を差別化していきたいところです。個々人は「他人に負けない何か」を必ず持っているはずです。それをうまくビジネスに結び付けていきたいですね。応援クリックは励みになります!ではでは~。---競争戦略論(1)(2)と孫子です。どちらも有名ですね。
November 24, 2008
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こんにちは!3連休の中日、今日もいつも通り勉強しましょう。今日は競争優位に結びつく経営資源の説明です。(出所:06年度1次試験 第5問)企業には、ヒト・モノ・カネ・技術・情報・時間など、様々な経営資源があります。これらは企業間競争に使われるものですが、経営資源には以下のような特徴があります。・ある資源の供給が不足している状況で、その入手可能性を持つ企業は、強い交渉力や その資源を活用した競争優位を構築できる。・企業に固有で外部調達が難しい情報的経営資源は、暗黙知的なものが多い。こうした 暗黙知的な経営資源は形式的なものとは異なり、外部に移転することが難しい。 そのため、インターネットの発達した昨今でも外部移転/外部調達は困難である。・顧客ニーズは、自社に独自な経営資源を分析すると共に、顧客の選好、競合品や 代替財などの選択肢、関連財や補完財の供給などを考慮することによって充足される。・時間をかけて形成され獲得される資源は、企業の競争優位の源泉になることが多いが、 技術革新や市場の変化のスピードが速い場合は企業の戦略不適合のリスクを高める。・製品に用いられる特殊素材や独創的な生産方式など、物理的に複製困難な資源や重要な 技術に関する特許を持つ企業に対抗するためには、代替的な技術や製品の開発が必要になる。企業の経営資源には色々な特徴を持ったものがあります。それらの特徴を理解し生かすことで、ビジネスを成功させていきたいですね。応援クリックは励みになります!ではでは~。---全くの私事ですが、本日朝、待望の第二子が産まれました。二人目も女の子です。
November 23, 2008
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最近、何かのニュースで「モンスターペアレント」という言葉を初めて聞きました。もしかしたら一般的な言葉かもしれませんが、知ってました?Wikipedia によると、「学校に対して自己中心的で理不尽な要求を繰り返す保護者を意味する和製英語である。向山洋一の命名とされる(「教室ツーウェイ」2007年8月号9ページ参照)。当然のことながら、常識の範囲を逸脱しない要求を行う保護者はここには含まれない。」という意味だそうです。テレビドラマでも、この夏にやっていたみたいですね。私は週に一度、鍼を打ってもらいに鍼灸院へ通っています。その鍼灸院には小学校の先生も通っているらしく、鍼灸士さんが時々その方の話をしてくれます。それによると、その学校でもモンスターペアレントのような親に悩まされているとのことです。パソコン導入によるデスクワークの増加と、そういったストレスで肩や腰が凝るのだとか。モンスターペアレントの相手をしていると、それだけで時間を取られますし、教師も大変ですね。我々が子供の頃は、学校で何かあっても親に言うのが恥ずかしかったと思います。なので、必然的に自分の親が学校へ“怒鳴り込みに行く”ことは皆無でした。今は時代が変わったのですかね。親と子のコミュニケーションが増えるのは良いことですが、それで親が学校に苦情を言いに行く、というのはいかがなものかと。もちろん、度が過ぎる場合はそれなりに主張する必要がありますが、私も幼稚園児の娘を持つ親の立場として、少し考えさせられました。しかし、こんなカッコイイ(?)呼び名をしてしまうと、常識外れの親を助長させかねないので、個人的には賛成しかねるところですね。(ブログで取り上げるのも今回限りになると思います。)よろしければ応援クリックを!ではでは~。---「親力」って知ってます?
November 22, 2008
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おはようございます。今日も張り切って勉強しましょう!今日は規模の経済とその時の現象の紹介です。(出所:06年度1次試験 第4問)経営用語で、生産量の増大に伴い平均費用が減少し利益率が高まることを規模の経済と言います。生産が拡大し組織が大きくなると、一般に規模の経済が得られますが、その際には以下のような特徴や現象が現れます。・会社の組織規模が大きくなるにつれて、規則や手続きを設けて組織の管理の複雑性を 小さくすることが試みられることが多い。・規模が拡大するにつれて、生産現場で働く従業員の数が増大し、これまで生産に携わっていた 従業員のコミットメントや従業員への人間的配慮が弱くなる傾向が見られる。・規模の経済が実現されると、その後の規模の拡大は生産の非効率を招くので、 生産量を減らすか、新規の設備投資を行う必要がある。・最適生産規模を超えると、一般的に現有生産技術の生産性が低下し、生産コストが上昇する。・単一大規模設備に異なる技術を混在させると、効率が低下することがあるので、 新規技術は規模の経済を阻害することのない制御可能なものに限定されがちである。会社組織は、(1)起業者段階、(2)共同体段階、(3)公式化段階、(4)精巧化段階と成長します。成長するにつれてルールが出来上がり、社内での規模の経済が働くことになります。一点目の特徴はそんな視点での規模の経済について説明しています。色々ありますね。応援クリックは励みになります!ではでは~。---ビジネスシーンでは足元も大事にしたいですね。
November 21, 2008
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おはようございます!神奈川は急に寒くなってきました。今日はデジカメ市場の動向(2006年当時)に関する問題からです。(出所:06年度1次試験 第3問)デジカメ市場では、既存のアナログカメラメーカーが強い市場地位を占めることがありました。この時の新規参入/既存メーカーの特徴には以下のようなものがありました。・高画質写真をデジタルカメラで実現するには、画素数やカラー画面の回路設計能力が 重要であるが、それらの能力は既存のカメラメーカーが元々重視しており、一部の既存の カメラメーカーは、電子技術化で先行し得た。・デジタルカメラが普及するにつれて、高級カメラへのニーズが高まり、既存のカメラ メーカーが構築してきたこの分野のブランド力が改めて評価されるようになった。・デジタルカメラの商品サイクルが短縮化するにつれて、多様な自社部品の在庫を豊富に 持つ電子機器メーカーは、既存の部品在庫を生かして動画機能、手ぶれ防止機能、 省電力などの先端的な新製品を次々と開発し、差別化を図ることに成功した。・電子機器メーカーの画像処理技術は、映像機器間での画質の粗い手軽なデジタル画像交換を 売りにしていたため、一部の電子機器メーカーは高画質なデジタルカメラへの進出が遅れた。 特定分野での強みがイノベーションジレンマを生み出してしまった例とも言える。デジカメ市場はたった2年で変わってしまった気もします。が、そんな変化にも着いて行く不断の努力が必要ですね。応援クリックは日々更新の励みになります!ではでは~。---いつか買ってみたい一品です。
November 20, 2008
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おはようございます。11月もそろそろ下旬、早いものですね。今日も引き続き技術経営に関する特徴の紹介です。(出所:06年度1次試験 第3問)エレクトロニクス製品の市場では、異業種から新規参入があると競争環境が大きく変わります。そのような変化や企業の戦略行動には、以下のような特徴が見られます。・新規参入企業が国際的な水平分業を活用して、標準化したキーデバイスを外部調達して 開発した製品を大量供給しながら参入すると、価格競争が激化しやすい。・成長産業で技術仕様が不断に変化すると、標準部材市場が崩壊するので、既存企業の アドバンテージは縮小し、新規参入企業のつけ込むチャンスが広がる。・先発企業は、部材間の適合性を確保した製品設計を図り、設計技術力による差別化に よって、参入企業のキャッチアップのタイムラグを生み出して参入企業の追撃をかわす。・先発企業は、部材の適合的なデザインと生産技術の最適ミックスによりキー コンポーネントの独創性を強め、製品のコモディティー化を回避しようとする。・多数の企業が類似技術で参入すると、先発企業は製品開発コストを十分に回収できない 横並びの価格競争に陥ることになる。コモディティーとは、簡単に言うと「製品間の差別性が失われること」ですね。その結果、価格を安くすることでしか競争できなくなってしまいます。難しい用語が多いかもしれませんが、この機会に勉強するのも良いと思います。応援クリックは、明日の勉強の糧になります!ではでは~。---私もよく利用しています。家電も安く買えて、安心でポイントも貯めやすいですよ!
November 19, 2008
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おはようございます。今日も張り切って勉強しましょう!今日は昨日から引き続き、技術経営に関する部品供給企業の特徴を紹介します。(出所:06年度1次試験 第3問)(電子)部品等の部材や製品を供給するメーカーには、以下のような種類があります。ファブレス企業: 工場を持たずに、主として製品の企画や設計、マーケティング、販売などに専念する企業。 外部の協力企業に生産を100%委託している。ファウンドリー企業: ファブレス企業などの顧客の設計図をもとに、他社からの製造を専門に請け負う企業。 製造に特化し、多くの企業の製品をまとめて製造するため、スケールメリットを生かせる。EMS(Electronics Manufacturing Service)企業: 電子機器の製造や設計を行う企業。製造だけでなく、設計、部品調達、技術開発まで 幅広い分野を担当することもあるが、原則として販売などの流通は行わない。ODM(Original Design Manufacturing)企業: 発注元のブランドや仕様に基づいて電子部品等を設計し、製造する企業。 OEMとの違いとして自社での製品設計・開発サービスを提供し、相手先ブランドで販売する。製品を生産するのも、設計・製造の外部委託という観点から、形態が分かれるんですね。似たような意味の言葉も多く、混乱しそうですが一歩一歩覚えていきたいものです。応援クリックはとてもうれしいです!ではでは~。---クロノは大好きです!夢のまた夢から、すぐに手が届くものまで。
November 18, 2008
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おはようございます。いつもちょっと難しい(?)ブログにお付き合い頂き、ありがとうございます。今日は技術経営という戦略に関する紹介です。(出所:06年度1次試験 第3問)新しい技術を取り入れながら経営を行う事業体が、技術やその他の経営資源を総合的に活用して経済的価値を生み出すための戦略を立案・決定・実行することを、技術経営と言います。今日は技術経営に関して、他社の新規参入に備える既存企業の戦略を紹介します。最近ではエレクトロニクス技術の進化を受け、新規製品が市場シェアを急速に獲得することがありますが、この時に企業は以下のような戦略をとることが有効であるとされています。・後発企業はOEMを視野に入れた製品供給体制を敷き、当該製品の技術標準を確立しつつ、 自社のブランド力を生かしたマーケティング戦略に重点を置く。・部品やキーコンポーネントの一部を、自社生産にこだわらず他社の開発した技術や部品を 利用することで、自社の研究開発のスピードを上げ、他社とのシェア争いを行う。・国内競争力を失いつつある製品について、海外生産や海外へのOEM発注に切り替え、 海外からの安価な製品を大量供給しながらシェアの回復を図る。・参入の遅れた技術については外部からの部材供給に切り替え、得意とする現有技術の 精緻化を図りつつ、製品供給に取り組む。・市場や技術で先行している場合、社内技術やノウハウの囲い込みや漏出対策を取りながら、 生産能力を強化するとともに、新製品開発を急ぎ、自社製品の競争力を高める。技術経営という言葉はまだまだ新しく、個人的には勉強しづらいものだと思っています。それでも中小企業診断士としては、新しい概念をキャッチアップしていく必要がありますね。応援クリックは励みになります!ではでは~。---寒くなったこの時期、ビジネスシーンもキメたいですね。
November 17, 2008
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こんにちは。今日も中小企業診断士の問題からですが、少しは身近なものかもしれません。今日は事業の多角化と企業行動の特徴について紹介します。(出所:06年度1次試験 第2問)企業はしばしば、新規事業分野への進出を図ろう(新市場へ新製品を投入)とします。これを多角化戦略と言いますが、その際には以下のような競争、企業行動の特徴があります。・主力事業との関連が薄い事業分野への多角化は、主力事業とのシナジー効果が低い。 そのため、この場合は必ずしも収益力が強化されるわけではない。・主力事業と無関係な新規事業分野に進出しても、事業ドメイン(または経営資源)が分散して しまうため、スケールメリットを生かせなくなってしまう。・一般に、主力事業に関連する事業分野を中心に多角化すると、シナジー効果が高まるため、 非関連事業へ多角化するよりも収益性は増加しやすい。・主力事業で競合する企業は、しばしば互いに類似の多角化行動を取るので、業界内の 既存の競争関係が維持されやすい。・主力事業分野に特化してその分野の固有の技術を深めても、それが特殊な技術であることも 多く、他の事業分野へそれを転用し新規事業を行うことは難しくなる。企業経営に興味がなくても、読んでみれば納得できる特徴ばかりですね。中小企業診断士の問題では、微妙な表現で惑わされることも多々あります。細かい点には注意し、よく考えながら上記のような特徴を理解しておきたいものです。応援クリックは励みになります!ではでは~。---ちょうどお昼時。こんな本格魚料理がお手軽に出来るのは非常に魅力的です。
November 16, 2008
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こんばんは。中小企業診断士の勉強も、今日から企業経営理論に関してです。今日はポーターの唱える“5つの競争要因”から紹介します。(出所:06年度1次試験 第1問)アメリカの経営学者マイケル・E・ポーターは「企業の間で競争が起きる要因」を、次の5つの視点から指摘しています。(1)既存業者間の敵対関係(2)新規参入業者の脅威(3)代替商品・代替サービスの脅威(4)買い手の交渉力(5)供給者(サプライヤー)の支配力このうちの「(1)既存業者間の敵対関係」には以下のような特徴があります。・一般に、産業の成長が低下すると、その産業に属する企業の間の市場シェアを めぐる競争は激しくなる。・現有の生産設備をフル稼働させようとする同業者が多い産業において、需要の 価格弾力性が低下する(価格を下げてもそれほど売れない)と、価格競争は激しくなる。・固定費や在庫費用が高い産業では、企業間の競争は激しくなり価格も不安定になる。・産業内で製品の差別化が難しくなるほど、値引き争いなどで企業間の競争は激しくなる。・同業者の数が少なくなりながらも、圧倒的な市場シェアを持つ企業がないような産業では、 価格競争からシェア争いにつながり、企業間の競争は激しくなりやすい。中小企業診断士の問題では、これらの説明文の一部が誤った記述になっており、「正しい説明はどれでしょう?」というものになっています。少し細かい視点での問題かもしれませんが、頑張って考えれば答えは見えそうですね。難しくても応援クリック頂けるとうれしいです!ではでは~。---間もなく冬本番。本当に必要な季節になってきましたね。
November 15, 2008
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おはようございます。今日は本の紹介です。先日、アメリカ大統領選がようやく終わりました。それを受けて、というわけでもないのですが、アメリカなどの欧米とビジネスを行うための秘訣をまとめた本『「NO」の言い方、「YES」の言わせ方』を読んでみました。この本は10年くらい前のものなので、内容が少し古い感じもしました。が、アメリカで長年ビジネスを展開している著者の、実感溢れる指摘は実に的を得ていました。日本企業のアメリカ法人(支店)の欠点をズバリ指摘し、その対策も実に具体的です。中でも気になったのは「曖昧の美学を絶対に捨てるべし」という指摘です。日本人は何かと曖昧な表現で「言いたい事を汲み取れ」という主張が多かったりします。「そうだけど、でもね。。。」と遠まわしに「NO」を表現していたり。そういった曖昧な表現ではアメリカ側に伝わらず、お互いに不幸になるとのことです。確かに、最近の日本でも大企業や先進企業ではこういった“曖昧さ”は嫌われますね。もう一つ。「グループ」と「チーム」の違い、わかりますか?日本は「グループ」でビジネスを行うが、アメリカは「チーム」で進める。この説明を読んでみて「なるほどな」と思いました。私の場合は必然的に「チーム」型で仕事をすることが多く、強く納得するものがありました。いずれにせよ、現在でも通用する内容の多い本です。海外展開で失敗したり、これから考えている企業ビジネスマンには必読の本です。先人の知恵を簡単に身につけられる本だと思います。応援クリックは励みになります!ではでは~。---『「NO」の言い方、「YES」の言わせ方』です。
November 14, 2008
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おはようございます!今日もご訪問頂き、ありがとうございます。今日は昨日までに求めたリスクの評価方法の紹介です。(出所:06年度1次試験 第15問)昨日まででキャッシュ・フローの予測とリスク分析を行いました。リスク分析まで行うと、そのリスクをどのように評価するかが問題になります。主なリスク評価の方法としては、以下のようなものがあります。正味現在価値法純現在価値法とも言い、設備投資によって、(1)将来得られるキャッシュ・フローをすべて現在価値に割り引き、(2)その現在価値を合計し、(3)その合計額から、初期投資額を差し引いた値(正味現在価値)がプラスであるとき、その投資代替案を採用するというものです。確実性等価法各年度のキャッシュ・フローの期待値をリスクの程度に応じて、低く見積もる方法です。本来的には不確実性のある期待キャッシュ・フローを、その不確実性の度合いによって確実性の高いキャッシュ・フローに変換し、正味現在価値を求める手法です。リスク調整割引率法リスク・プレミアムだけ割引率を大きくして、投資を評価する方法です。期待キャッシュ・フローの不確実性を割引率で考慮して正味現在価値を求める手法です。割引率に、不確実性に応じたリスク・プレミアムを加算して割引率を大きくします。内部収益率法内部利益率法とも言い、投資の正味現在価値がゼロとなる割引率(内部収益率)を求めて、それが投資の必要収益率である資本コストを上回っていれば、その投資案を採用するという方法です。ここまで来ると、本当に奥の深さを感じますね。財務・会計については一旦区切りをつけ、次回からは企業経営理論の勉強です。応援クリックは励みになります!ではでは~。---最近は寝不足気味で、職場でついウトウトしてしまいます。。。
November 13, 2008
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おはようございます。今日も一日、頑張って行きましょう!今日は投資のキャッシュ・フローのリスク分析方法を紹介します。(出所:06年度1次試験 第15問)投資は将来を予測するものであり、必ずリスクが伴います。そのリスク分析の代表的な手法を一つずつ見ていきましょう。感度分析: 最初に定めた条件・要因を変化させたときに、結果にどのような影響を与えるか分析する手法。 当初設定した条件から、何を変化させることでフリーキャッシュフローが変化するか、 想定することが出来ます。株価の将来予測などにも利用できます。デシジョン・ツリー: キャッシュ・フローのリスクを生じさせる要因(変化要因)を確率変数と見なして、 キャッシュ・フローの確率分布を見出す方法。 逐次的に投資決定が行われるような場合にも適用されます。シミュレーション: デシジョン・ツリーと同様に、キャッシュ・フローのリスクを生じさせる要因(変化要因)を 確率変数と見なして、キャッシュ・フローの確率分布を見出す方法。 コンピュータを利用して分析することが多い手法です。リスク分析方法にも色々あるのですね。明日はこのような方法で洗い出したリスクの評価方法について説明する予定です。応援クリックは励みになります!ではでは~。---季節の移り変わりは早いものです。
November 12, 2008
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おはようございます!今日も少し難しいかもしれませんが、お付き合いください。今日は設備投資(取替投資)のキャッシュ・フローに関してです。(出所:06年度1次試験 第15問)まず、タックスシールドという言葉があります。タックスシールドとは、キャッシュアウトフローの節約額のことです。キャッシュイン/アウトフローというのは、入ってくる/出て行くお金のことですね。出て行くお金の、節約できた(と見なせる)金額を、タックスシールドと言います。そこで次の問題を考えましょう。問:下表の旧設備を新設備に取り替えるときの投資額(税引き後差額キャッシュ・フロー)を求めよ。 旧設備新設備取得現価500万円600万円残存価額50万円60万円耐用年数5年3年減価償却法定額法定額法設備取替時までの経過年数2年-取替時売却価格200万円-解答・解説:まず、旧設備の2年経過時点の簿価を求めます。 取得価格500万円-{(取得価格500万円-残存価格50万円)/耐用年数5年}×経過年数2年 =320万円(簿価)簿価320万円の設備を、200万円で売却したため、売却損が120万円発生します。この売却損に実効税率を乗じたものがタックスシールドとなります。損しても、買い換えることで税金を安く出来る、ということですね。 タックスシールド = 売却損120万円×実効税率40% = 48万円これらの結果、キャッシュイン/アウトフローは以下のようになります。 キャッシュインフロー = 売却代金200万円+タックスシールド48万円 = 248万円 キャッシュアウトフロー = 新設備取得原価600万円よって、新設備への取替投資額は、600万円-248万円で352万円となります。タックスシールドという概念は、節税の知識としておもしろいですね。個人の生活では馴染みが薄いかもしれませんが、一歩一歩勉強です。応援クリックは励みになります!ではでは~。---「節税」のご参考に。
November 11, 2008
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おはようございます!いつも難しい(?)ブログにお付き合い頂き、ありがとうございます。今日はフリーキャッシュフローとその計算例を紹介します。(出所:06年度1次試験 第15問)フリーキャッシュフローとは、営業活動によるキャッシュフローから、設備投資などの投資活動によるキャッシュフローを控除したものです。企業は本来、営業活動で稼いだお金を、将来に向けて設備投資などに(自由に)使います。そんな意味から、フリーキャッシュフローのフリーは「自由に使える」という意味を表します。フリーキャッシュフローを計算する方法は2種類ありますが、ここではそのうちの基本的な1つを紹介します。フリーキャッシュフロー =事業からのキャッシュフロー - 投資へのキャッシュフロー =(営業利益×(1-実効税率)+減価償却費) - (運転資金増加額-設備投資額)この事業からのキャッシュフロー部分を、例を使って計算してみましょう。売上高(すべて現金収入) 500万円売上原価(すべて現金支出) 200万円減価償却費以外の販売費および一般管理費(すべて現金支出) 100万円減価償却費 50万円※実効税率:40%、期首・期末に棚卸資産はない。営業利益 = 売上高-売上原価-販管費-減価償却費 = 500 - 200 - 100 - 50 (万円) = 150(万円)事業からのキャッシュフロー = 150(万円)×(1-0.4)+50(万円) = 140(万円)ポイントは、減価償却費を一旦差し引いて税金を計算し、再度足しているという点ですね。明日は設備投資に関するキャッシュフロー計算について紹介する予定です。応援クリックはブログ更新の励みになります!ではでは~。---ガソリンスタンドで勧められる時期になりました。寒くなりましたね。
November 10, 2008
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こんにちは。今日は中小企業診断士の問題そのものです。各指標から株主資本(自己資本)を求めようというものです。(出所:06年度1次試験 第14問)問:次の資料より求められる最も適切な株主資本(自己資本)額を下記から選べ。(1) 株主資本利益率 16% (2) 売上高利益率2% (3) 総資産回転率2回 (4) 総資産額1,000万円解答群: ア 160万円 イ 250万円 ウ 320万円 エ 500万円解説:まず、(3)と(4)から売上高(5)を求めることが出来ます。 売上高/1,000万円 = 2回 ∴(5)売上高=2,000万円売上高を算出したので、それ(5)と(2)を使って利益率を計算します。 利益/2,000万円 × 100(%) = 2% ∴(6)利益=40万円利益も算出したので、それ(6)と(1)を使って株主資本(自己資本)を求めます。 40万円/株主資本 × 100(%) = 16% ∴株主資本=250万円これらから、解答群のイが正解になります。いかがでしたか?この分野は、近道がなく一歩一歩覚えていくしかないですね。日々勉強しながら頑張っています。応援クリックは励みになります!ではでは~。---我が家もまもなく第二子誕生予定です。記録に残したいですね。
November 9, 2008
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こんにちは。いまさらですが「金持ち父さん 貧乏父さん」を読みました。今でもビジネスマン必読の本なので、読もう読もうとは思っていたのですが。。。ようやく入手する機会に恵まれ、手応えを感じつつ、3日間で読破しました。この本の主張をひと言で言うと、「お金についてもっと勉強しろ!」ということです。普通のビジネスマンは、あまりにもお金のことを知らない、もっとファイナンス・インテリジェンスを高めろ、ということです。「そもそも「資産」というのは「収入」を生み出してくれるもの。 マイホームはローン支払いという「支出」を生み出すので、資産ではない。」個人的にはこの「資産」に関する考え方で、目が覚めた感覚を受けました。自分自身も今はとても「安定している」と言える生活ではありません。このまま10年、20年後も同じことをやり続けるわけにはいきません。その時に備え、今からコツコツと勉強に勉強を重ねていきたいと思っています。それに加え、今の収入を支出に回すのではなく、資産に回していきたいものです。10年、20年後に自分の「お金がお金を生み出して」くれるように。ただし、以前紹介した「運命を拓く」の生き方も忘れてはいけません。現代社会で生きる以上、まずは自分と家族は最低限守る必要があります。それと「金持ち父さん 貧乏父さん」の生き方を両立させたいものです。今の時代は高度成長期のような右肩上がりで、1億総中流の時代ではありません。自分と家族の生活は個人個人が考えないと、誰も守ってくれません。そんな時代に、改めて「勉強すること」の大切さを教えてくれた一冊です。応援クリックは励みになります!ではでは~。---「金持ち父さん 貧乏父さん」です。
November 8, 2008
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おはようございます。今日も張り切って勉強して行きましょう!昨日に引き続き、今日は現在価値を求める応用知識の紹介です。将来の価値と、現在の価値は違うということですね。(参考:06年度1次試験 第13問)まず現在価値ですが、簡単に言うと「将来の100万円は現在の95万円」ということです。例えば利率が 1%/年(複利)で、95万円を5年間預けると、約 100万円になります。つまり、5年後の 100万円は、今の 95万円しか価値がない、ということですね。これを前提に、次のような商品の現在価値を考えてみましょう。「半年後から半年毎に 3万円ずつ利息を受け取れる、残存期間 3年の既発社債、 額面 100万円を購入するとき、割引率が年 8% であったとしたら現在価値は?」割引率とは、「将来受け取る金銭を現在価値に割り引く(換算する)ときの割合を、1年あたりの割合で示したもの」です。上記問題では、「半年毎」とされているため、その点の注意が必要です。上記の答え、結論から言うと 100×(5.24-4.45)+3×5.24 万円です。ここで、5.24 というのは、年率 4%で 6年の年金現価係数です。年金現価係数とは、毎年の複利現価係数を足し合わせたようなものです。(ここまで来ると難しいので、興味があれば調べてみてください。(^^;))上記計算式の 4.45 というのは、年率 4%で 5年の年金現価係数です。100×(5.24-4.45) というのが元金部分の現在価値で、3×5.24 というのが利息部分の現在価値になります。計算式を計算すると、947,200円になります。この社債の価額がこれより高ければ購入を控え、安ければ購入してもよいことになります。う~ん、ここまで来るとさすがに難しいですね。。。応援クリックは励みになります!ではでは~。---個人的にも冷や汗です。今日は応用問題だったので難しかったですね。
November 7, 2008
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おはようございます。今日も張り切って勉強して行きましょう!今日は、金利の計算方式に関して、単利方式と複利方式の紹介です。金利とは、身近なところでは銀行の利息ですね。(参考:06年度1次試験 第13問)単利方式とは、預けた/借りた当初の元金のみが利息を生み出すものです。一方、複利方式は、一定期間ごとに支払われる利息を元金に含め、これを新しい元金として利息を計算するため、利息も利息を生み出すというものです。ということは、元金、利率、貸付期間が同じであれば、満期時の元利合計額は、1年複利方式と単利方式は同じ金額になります。(必ずしも複利方式が得をするというわけではないのですね。)また、単利方式には、元金と金利が一定であれば、満期時の利息額は計算期間(貸付期間等)の長さに比例するという特徴があります。その他にも、複利方式には、1年に何回利息を元金に組み入れる(プラスする)かで、1年複利、半年複利、1ヶ月複利などの種類があります。金利が同じであれば、基本的に複利方式の方が長い目で見ると特になりそうですね。(預入の場合は。借り入れの場合は逆ですね。)金利は、財務の世界では、資産価値を評価するためなどにも用いられます。明日はそれを考慮して、将来の価値(金額)と現在の価値は違う、ということを紹介します。応援クリック、心から感謝しています!ではでは~。---まだ景気の先行き不透明ですが、景気も明るく照らして欲しいものですね!
November 6, 2008
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おはようございます!今日は2,3年位前に話題となった書籍の紹介です。タイトルは「千円札は拾うな。」です。(株)ワイキューブの創業社長である安田氏の著作です。2006年1月発行で、当時はベストセラーになったと記憶しています。内容は、成功した起業家によるバリバリの“ビジネス成功本”です。中長期的な視点から、何を重視し何を捨てるか、ということから最終的な成功(=儲け)を生み出す秘訣が盛りだくさんです。例えば、・古い価値観のまま勤勉に努力するのではやく、そのやり方を捨てることこそが「努力」・ビジネスは百メートルを走るのではなく、別のやり方で五秒で移動した者が勝つ・無駄な投資も三手先、四手先を見越して、「戦略」として実行する・社員が持っている付加価値こそが「企業の力の差」となる・自分の時間には価値があり、意識して時間を使うかどうかがポイントなどなど。ワイキューブと言えば、当時は社内にバーカウンターがあることで有名でした。これも立派な戦略だとわかり、納得です。書かれている内容は、今となっては当たり前のものが多いかもしれません。でも、いくつかはキラリと光るものがあるはずです。ビジネスだけでなく、人生で成功するためにも応用できるはずです。これも読みやすい本ですので、一度手にとってみてはいかがでしょうか。応援クリックはとてもうれしいです!ではでは~。---「千円札は拾うな。」です。
November 5, 2008
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おはようございます。今日も本当にありがとうございます。昨日に引き続き、デリバティブ(金融派生商品)の基礎で、オプションの紹介です。一般的には取引することはないかもしれませんね。(参考:06年度1次試験 第12問)オプションとは、所定の原資産を将来の一定時点に、あるいは一定時点までに所定の価格で売買する権利のことをいいます。オプションには、プット・オプションとコール・オプションがあります。前者は原資産を売却する権利であり、後者は原資産を購入する権利です。取引するものは商品ではなく権利なので、損する時は破棄することも出来ます。オプションにはヨーロッパ型とアメリカ型があります。前者は将来の一定時点にだけ権利を行使できるもので、後者は将来の一定時点までならばいつでも権利行使できるものです。オプション取引は、将来の価格変動リスクを回避したり、投機の手段である点は昨日紹介した先物と同じですが、予想が外れた場合の損失を一定額に限定できます。その点では先物取引と大きく異なりますね。これも一般的には難しい投資活動ですが、少しずつ覚えたいものです。応援クリックは励みになります!ではでは~。---実際の取引にご興味がある方はお勧めです。
November 4, 2008
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おはようございます。いつも難しい(?)ブログにお付き合い頂き、ありがとうございます!今日はデリバティブ(金融派生商品)の基礎で、先物/先渡しの紹介です。新しくて難しい言葉ですが、日経新聞などでみかけますね。(参考:06年度1次試験 第12問)デリバティブとは、貯金・借金・株式・債権・為替などの伝統的な取引から派生したものです。具体的には、先物やオプション、スワップなどがあります。今日は先物と、それに類似した先渡しの紹介です。先物とは、所定の原資産を将来の一定時点(満期日)に所定の価格で売買する契約です。先渡しも基本的に先物と意味は同じです。両社の違いとして、先物では、先物価格の変動に基づき日々値洗いが行われますが、先渡しでは、受渡日に清算されます。「日々値洗い」とは、株式市場を想像するとわかりやすいと思います。また、先物は株式と同じように取引所(東京証券取引所など)で取引されますが、先渡しは相対取引、もしくは店頭取引であり、現物(≒100%の資金)決済となります。先物は現物の数%の資金で取引可能であり、先渡しとはその点も異なります。最近は日経平均(株価)の先物取引や、小麦や銅などの穀物・資源の先物取引がありますね。ご興味があればその辺りも勉強してみると“お金持ち”に近づけるかもしれません。私も「お金」に関してはまだまだ不勉強なので、日々精進です。応援クリック、とてもうれしいです。ではでは~。---私も日々勉強しています。
November 3, 2008
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今日もご訪問頂き、本当にありがとうございます。「落ちたリンゴを売れ!」とは奇抜なタイトルですが、ためになる本です。これもソフトカバーの本で、文字も大きく読みやすく、1日の通勤電車で読み切りました。まずは著者の箱田忠昭氏。こちらもこの本で初めて知ったのですが、ビジネス界での有名人のお一方です。「年間300回以上のセミナーをこなすカリスマインストラクター」です。タイトルからわかるかもしれませんが、バリバリの「成功本」の一つです。ただ、漠然と成功の法則のようなものを書き連ねるのではなく、具体的な手法を提示しています。その一つが、目標の作り方とその達成方法。具体的なテンプレートを示し、達成のための法則を明示しています。読んでいると、節々に著者の自慢話(?)のような記述もありますが、本気でビジネス上の成功を掴み取りたい人には、読んでみる価値のある一冊です。(何せ、2~3時間で読み切れますから。)また、ビジネスだけでなく「生き方のルール」とサブタイトルにしているあたり、生活全般に、自分の行き方の“柱”を見つける助けになる一冊です。特に「35歳までに」と帯に示されていることから、若手ビジネスマンには最適です。よく言われる、「若いうちは買ってでも苦労しろ」という話にも通じるような事例が書かれていたり、「やはりそうだな」とうなずくことも盛りだくさんです。著者は現在、65歳過ぎ。老獪な経験と成功の実績から、説得力満点です。本は2年前に発行されたものなので、古本屋でも買えるかもしれないですね。応援クリックは励みになります!ではでは~。---「落ちたリンゴを売れ!」です。
November 2, 2008
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こんばんは。今日もご訪問頂きありがとうございます!今日は企業買収に関する基本的な用語の紹介です。よく聞く用語かもしれませんね。(参考:06年度1次試験 第11問)企業買収には色々なパターンがありますが、下記のようなものが有名です。(1)LBO(Leveraged Buy-Out) 買収先の資産やキャッシュフローを担保に資金を調達し、買収後に被買収企業の資産や 利益(キャッシュ)などで資金を返済していく手法です。 ソフトバンクによるボーダフォン(日本)の買収が有名ですね。(2)MBI(Management Buy-In) 投資家が企業を買収し、被買収企業に経営者を送り込み、被買収企業の価値向上に 取り組む手法です。他に比べ、聞くことは少ないかもしれませんね。(3)MBO(Management Buy-Out) 企業の経営陣が株主から自社株式を譲り受けたり、事業部門のトップなどが当該事業部門の 営業譲渡を受け、オーナー経営者として独立していく手法です。 日本では、ポッカコーポレーションやワールドの事例が有名ですね。(4)TOB(Take Over Bid) 株式公開買い付けのことです。ある株式会社の経営権の取得などを目的に、買い付け期間や 買い取り株数、価格などを公表し、不特定多数の株主から株式の買い付けを行う手法です。 ニッポン放送に対するフジテレビジョンや、阪神電鉄に対する阪急HDの事例があります。新聞やニュースなどでよく見聞きするものもあれば、似通っているようなものもありますね。レベルとしては基礎レベルなので、取りこぼさないように覚えておきたいものです。応援クリックは励みになります!ではでは~。---最近、うちの娘(5才)がピアノで練習してます。
November 1, 2008
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