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今回は最後に阿久悠特集で締めくくられたが、その導入部分で氏の言葉が紹介された。 「何もしなければ道に迷わないけど、何もしなければ石になる。」 来たる年も、迷いながら、千鳥足でも、ささやかでも、一歩づつ歩みを進めていこう!
2007年12月31日
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日経コラム「大機小機」から以下一部引用 ”今年の株式相場の年間騰落率は五年ぶりにマイナスになりそうだ。 小泉構造内閣で本格反転した日本株は、改革の交代とともに勢いを失った。 ただ個別銘柄に目を転じると少し違う景色が見えてくる。仮に、1989年末に東証一部の全銘柄を一単元ずつ買ったとしよう。今年11月までの投資収益率がプラスの銘柄はどのくらいあるか? 常識で考えれば、ほとんどが損をしたはず。ところが、実際には240以上の銘柄で儲けがでた。2倍以上になった銘柄も60以上ある。 上位銘柄には意外な共通点がある。投資収益率トップテンのうち、東京本社の企業は8位のHOYAだけ。都市と地方の格差が流行語のように叫ばれているのにである。 首位のヤマダ電機(同22.7倍)の本社は前橋市。4位で配線基板大手のイビデン(同7.8倍)は岐阜県大垣市、9位の久光製薬(同5.1倍)は佐賀県鳥栖市が本社だ。30位以内でも東京本社の企業は八つだけだ。 長期にわたり株主に報いてきた優良企業の多くが地方出身という事実を見ると、新しいものを生む力が地方になくなったわけでもなさそうだ。” 押しなべてメディアは通り一辺倒で報じるが、個人の裁量で書かれているコラムには”隙間を読む”ヒントが多い。
2007年12月31日
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サラリーマンという和製英語のもと、戦後40年の右肩上がりの特殊な時代に出来上がった、日本独特の雇用社会「サラリーマン社会」が崩壊を始めて久しい。 以下、第六章 サラリーマンよ覚悟を決めよ の章から引用抜粋 ”郵政民営化によって、「ゆうちょ銀行」の資金と「かんぽ生命」の資産は海外金融投資ファンドの格好の標的になることが予想される。日本人が自身の裁量で運用できるのは年金資金の170兆円のみになってしまった。だからこそ、この年金資金は国民に利益を還元できるように、有効に投資しなければならない。その方策の一つとして、この170兆円で日本の一部上場企業の株式に投資すれば、利益を国民に還元したり、社員の待遇を改善させたり正規雇用を増やすなど、国民主導で改革ができるようになる。今の一部上場の利益を株主に還元した場合、約半分は外国の投資機関にもっていかれてしまう。” ”対策が必要なのは、企業そのものを解体し、すべてを収奪してしまうような「略奪的M&A」である。企業を買収した株主は、企業の持っている資産や子会社をどんどん売り払ってキャッシュ化する。本社の中の儲かっている部門ですら分社化して売り払ってしまう。不動産でも、商標でも、特許でも、なんでも売って現金化し、これを配当金として出資者に還元する。過半数の株を手に入れた外資は、自分たちの代表を送り込み、取締役会を支配する。この取締役たちが株主への配当金を上げ、見返りとして、巨額の報酬を受け取るのはいうまでもない。 買収された企業は解体され、残るのは企業の残骸だけだ。企業資産を売却して得られた資金が国内に残るならまだよいが、外資によって行われる以上、最終的に冨は海外へ流出する。まさに国富流出である。そのとき一番惨めな思いをするのがその企業で雇用されている社員たちである。” ”M&Aは未経験というだけではなく、日本側には買収されやすい事情が他にも存在する。まず2006年の売買代金回転率(売買代金総額÷時価総額)を見ると、1.05となっている。1998年以来、売買代金回転率が急速に上昇している。売買代金回転率が1回とは何かといえば、平均して、全銘柄の株主がそっくり1回入れ替わるということである。‥‥‥ ‥‥‥回転率を上げたもう一つの理由は、煩雑に売買をくり返すデイトレーダーの急増である。回転率が1以上とは、同一の銘柄を1年以上持たないということであり、投資家が株主としての配当を受けないことでもある。日本の投資家自身が、株を長期保有しない傾向にあるのだ。 つまり、長期保有して配当を受けるよりも、短期保有で株価上昇を狙う投資家が多く、経営サイドからすれば不安定な状況である。” これからは自分の強みをベースに売り歩き、自分のことは自分で、設計していかなければならない時代である。
2007年12月30日
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1998.6.6創刊の「ほぼ日刊イトイ新聞」に連載されている質問箱を集大成した本。出版は「ほぼ日ブックス」。 以下、全6章に分類された計64の質問に対して谷川氏が答えている。 1.a platform at dawn 2.a deep noisy forest 3.kids on a play ground 4.letters from friend 5.seaside before dark 6.clerks at the exit あらゆる角度から、思いもよらぬ質問が飛んでくる。それを著名な詩人がユーモアたっぷりに、そして巧みに受け止めて回答している。 総画一的な常人には、うまく外された質問と回答の数々で、使われていない脳が活性化されるのがわかる。 以下、こんな按配 Q)最近、大昔の人間がどんなことで笑っていたのか、ということが 気になっています。谷川俊太郎さん、大昔の人間はどんなことで 笑いあっていたと思いますか? A)赤ん坊が声をあげて笑ったら大昔の人も笑ったと思います。 葬儀かなんかでアメノウズメミコトみたいな人がワイセツな 踊りを踊ったらみんな笑ったと思います。 うっかり笑い茸を食べてしまって笑いが止まらなくなった人を 見てもみんな笑ったのではないでしょうか。
2007年12月26日
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あの学生運動が盛んな頃、「されど我らが日々」や「見る前に跳べ」を読むことがステータスだった。 あれから早40年近く‥‥。 柴田翔の日経の夕刊コラムも今回が最終回。 その最終文から以下引用 ”詩人ノヴァーリスは、人々がすべて死すべき運命を共有していることを悟る時、虚しい争いは止み、地上に平和が訪れると言う。自分の限界を知れば傲慢にはなれず、他人もまた自分と同様に限界に悩みつつ生きると知れば、その過ちに対して居丈高になる自分の醜さが見えてくる――。 人間の限界を知ること。それがすべての知恵の根源となる。まもなく年が明ける。”
2007年12月25日
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金田浩一呂氏のコラムから ”いぜん、日本の歴史教育が面白くないのは、興味のない昔から現代に向かって書かれているからという説を読んだか聞いたことがある。 逆に現代から昔にさかのぼれば、今と昔のつながりが分かって興味深ろうという論で、なるほどと思った。” というくだりを読んで、思わず頷いてしまった。
2007年12月25日
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1983年にイギリスで生まれたというバランスゲーム「ジェンガ」 基本型は54本のパーツを縦横に3本ずつ組み上げた18段のタワーとなっている。 その積まれたブロックから順番にブロックを抜き取って、一番上に乗せていき、崩してしまった人が負けというゲーム。 サンタやトナカイの衣装を着て、コタツを囲んで楽しんだ、イブイブの夜。
2007年12月24日
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20代の女性が社長になって話題をまいた「まぐまぐ」 「表現したい人のサポートをどんどん続けていくことが私たちの仕事です。」 「自分がメルマガを手伝うことで、いろいろな人の人生を豊かにしたい。」 横尾茜氏(29歳)の就任時のメッセージがわかりやすい。 インターネット時代に生まれたビジネス「メールマガジン」 これからの文化の一翼を担っていくことは間違いない。 「まぐまぐ」の益々の成長と発展を期待したい。
2007年12月23日
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先日、池上本門寺のそばに出かけた折に昼休みを利用して境内を散歩した。 そこで思わぬ看板に出くわした。 何と!懐かしい「力道山」の文字が目に入る。 案内板に従って歩いていくと立派なお墓があった。 墓銘碑を見ると、これまた、何と!書いた人はあのロッキードで話題になった児玉誉士夫とある。 へえ~~!
2007年12月21日
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「読書の賢人」というサイトで、50字読書感想文という風変わりなコンテストを開催している。 50字といったら、短歌(31文字)+俳句(17文字)のレベル。 対象として24冊の図書が挙げられていて、締め切りは今月25日。 遊び半分でトライしてみよう! 応募はこちらから -----------------------------------------今、千葉県で活躍中の行政書士です。何かありましたらご相談ください! 公納行政書士事務所 ブログ(その1) ブログ(その2)-----------------------------------------
2007年12月16日
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「はじめに」に書かれている、”教育は一度間違うと、取り返しのつかない害を人々に及ぼします”の認識が肝要である。 以下、抜粋引用 ”心の豊かさは、多様で形もありませんから、政・官・財が国民を引っ張って実現するなどということはできません。それぞれの市民が主体となって仲間たちと、自分たちの求める価値を社会の中に実現していくほかありません。” ”政治や行政は国民が物の豊かさを求めていた時代と異なり、物の豊かさについては財界を、そして心の豊かさについては市民を主役とし、それをバックアップする役割に退かなければなりません。世界の先進諸国は、この20年ほどの間にそういう方向に政治、経済、社会の構造を変えてきています。” また、『時間通貨』の概念も面白い。 ”冷たくなってしまった人間関係を復活させ、共助の力を引き出すのに最適な道具が時間通貨です。 地域通貨の一種で、自分が人のために何ができるのかを登録する。グループで例えば、10分、30分、1時間、2時間、半日などの券を発行して、分けて持っている通貨で仲間にしてほしいことを、その時間分の券を渡して頼む。 人に「助けて」と言いにくい現代の日本社会で「助けて」といえる有効な道具となります。” アメリカではタイムダラーという名で広がっているとのこと。 本書の後半では、今、注目を集めているフィンランドの教育を取り上げての対談コーナーが興味深い。また、日本が参考にしたといわれるイギリスの教育も紹介されている。
2007年12月15日
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普段はあまり表に出ないが、ふとした折に出てくる宗教。 新宗教といわれる最近の宗教については、どんなものなのか日常ではなかなか分かりにくいものがある。 本書は主だった以下の宗教について、中立的な見方からわかりやすく紹介されていて概要を知っておくには良い本である。 天理教、大本、生長の家、天照皇大神宮教と璽宇、立正佼成会と霊友会、創価学会、世界救世教、神慈秀明会と真光系教団、PL教団、真如苑、GLA 以下、「おわりに」の最後に書かれている文章を引用 ”これからどのような新宗教が生まれ、その勢力を拡大していくのか。それは、日本の社会がどう変化していくかにかかっている。新宗教に集まってくるのは、その時代の大きな流れについていくことができなかったり、社会のあり方に不満を持っている人々である。社会が変われば、不満の中身も変わるし、どういった人間が不満を持つかも変わる。その点で、新宗教は時代を映す鏡としての性格を持っている。その鏡に何が映るのか。私たちは新宗教のこれからを見つめていかなければならないのである。” 宗教はそのような側面も持っているのかも知れない。 因みに新宗教の域には入らないかもしれないが、最近のスピリチャル系の拡大が何を意味しているのか?考えてみることも時には必要では‥‥。
2007年12月15日
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今年一年を漢字一文字で表すと‥‥。 最近、恒例になった「今年の漢字」。 今年は「偽」。 残念ながらあまり前向きな文字ではない。 ところでこの企画、日本漢字能力検定協会が主催している。なぜか不思議な気がしていたが‥‥、謎が解けた。 知人が経営している会社のブログに自身の一文字が書かれていた。 これは面白い! 自分の家族や自身についても考えてみようと思い、ない頭を絞ろうとしたが、なかなか適切な一文字が出てこない。 なるほど‥‥。ここでハタと気がついた。 漢字をよほど理解していないと、これはなかなか難しい作業である‥‥ことが認識できた。 ところで自身については乏しい語彙から、10月に異動したこともあり、「転」にした。 皆さんもいかがですか? 平成18年以前の「今年の漢字」 福田総合研究所
2007年12月14日
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東京ビッグサイトでエコプロダクツ2007が開かれているので立ち寄ってみた。 出展も他企業にわたり、企画も盛りだくさん。 そして想像以上の人出にビックリ。生徒が多いのも特徴の一つ。学校での課題として取り上げられているのだろう。 若い方々も含めて、環境に対する問題意識を高めて行動していかなければいけないと思っているが‥‥。
2007年12月13日
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ささいなる用に 鉄扉を開け給ふな お迎へに敏き われを知らぬか 執行の可否 全死囚につき レクチチュア受け 大臣の顔が 変れりといふ 魂を贖う 値は高くとこしえに、 払い終えることはない 「在監35年、今も執行を待つ連合赤軍の坂口弘 死刑囚の短歌から」 -------------------- 三島由紀夫 辞世 益荒男が たばさむ太刀の鞘鳴りに 幾とせ耐へて 今日の初霜 散るをいとふ 世にも人にも 先駆けて 散るこそ花と 吹く小夜風 森必勝 辞世 今日のかけて かねて誓ひし 我が胸の 思ひを知るは 野分のみかは 「37年目の憂国忌から」
2007年12月10日
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青空がすがすがしい。日和に誘われて近所の菊田遊歩道からハミングロードにかけて1時間ほど歩いた。 空の青さに映えるイチョウの葉。そして飛行機雲。
2007年12月09日
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先日は1年しか在籍しなかった中学校の同窓会に参加した。 越境入学で電車に揺られて通った1年間であったが、心に深く残っている1年。 中1という幼い多感な時期に学校で一度交錯し、再び交錯する同窓会。 その間のプロセスは人、皆それぞれに違うが、同じ時代を生きたという基盤は同じ。 事業環境が厳しく、「たくさんの借金があるけど、どこにも負けない自慢できる家族があるの」と語っていた言葉が印象深い。 その娘さんからケーキと花束の差し入れがあった。
2007年12月09日
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千葉県立美術館で書家の種谷扇舟の企画展があったので見に行った。早いもので没後丸3年になる。 氏との出会いは、高校での書道の授業を教えていただいたもう40年ほど前の話に遡る。 書家として独特の雰囲気を漂わせ、静かに書いては進め、語りかけるような授業だった。 氏は、書の学習方法として、中国の古典から直接学ぶことを勧め、中国や日本の碑文を写し取った拓本をもとに指導してくれた。 特に唐初めの三大家といわれる歐陽詢、虞世南、楮遂良について臨書の基本として教わり、今でもすぐに筆法が目に浮かぶほどである。 また、顔真卿の独特の筆法も印象深く記憶に残していただいた。 吉田茂元総理の国葬時は、ちょうど書道の時間であった。授業を中断し、何も語らずに静かに黙祷をした。 何を思っていたのか?何が去来したのか?今でも何となく気になっている。 種谷扇舟氏の訃報に接して
2007年12月08日
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新書の背表紙がずらりと並んで出てきて、リアルに本屋にいる気分で本が探せる。 書棚から思わず本を引き出しそうになってしまう。 これで、中をペラペラとめくることができれば、本屋に行く必要性も薄れそう。 関連マップから関連図が作成されるのも面白い。 以下、紹介ページから一部引用抜粋 ”「新書マップ」は、まったく新しいスタイルの読書案内を提供するシステムです。 入手しやすく読書の基点とするのに適当な新書・選書を対象に、そこで扱われている現代的な1000テーマを抽出しました。各テーマについて、関連する本のリスト、本の概要や目次、それらを読み解くための読書ガイドが付けられています。キーワードや文章を丸ごと質問文にできる「連想検索機能」により、漠然とした要求からでも関連テーマ10個をたちどころに探し出し、星座表のような関連図(新書マップ)を作成します。また、 Webcat Plus を呼び出して各テーマに関連する一般の本を探すこともできます。” 以前よりも情報の点数が格段に増えて、本好きの人にはますます見逃せないサイトに発展していきそう。
2007年12月07日
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”地域社会で、どれほど頑張っているのだろうか。どれほど活き活きしているのだろうかということが他の地域のみなさんにも届かせることができれば、互いに感動し、成長し合えるのだと確信しています。 地域の人たちとの交流を反映するように、応募作品も「環境」「食文化」「町おこし」「社会福祉」「地域間交流」などテーマは多岐にわたり、そして、地域が一体化する作品が主流になりつつあります。 そして、その情報をお互いに交換することによって、異なる環境に生きる人々との間に、共感と相互理解が生まれます。お互いを知ることが、お互いの生活を尊重することにつながります。また、インターネットを活用することで、距離と時間の壁を超えた新たな地域交流が生まれていくのです。” こんな趣旨のもとに「マイタウンマップコンクール」が開催されている。非常に興味をそそられるコンクールである。 いつかチャレンジしてみたいテーマの一つである。
2007年12月04日
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「世界のアイディアを今日も、明日も、明後日も」のコンセプトで人気が高く有名なサイト「百式」 そこでちょっと気の効いたサービスをしているサイトを見つけた。 「画像の四隅を丸く整形してくれるサービス」を提供する《Round Pic》 手持ちの写真で、丸くしたいものをクリックして当てはめるだけで即、完成。もちろん丸みも自由自在。 外国語のサイトを自由にサーフィンできる人がうらやましい。 とりわけ英語だけでも自由に渡り歩けたら、面白いサービスがきっと目白押しにあるのでは‥‥。 11月25日 神宮外苑の銀杏並木
2007年12月03日
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都下でよく見かけたミニチュアのようなバス。 我が町でもいつのまにか走っているコミュニティバス。 現在は実証運行期間中とのこと。 AED(自動体外式除細動器)装備 も装備されていて運転士は全員AEDの使用を含めた普通救命講習を修了しているとのこと。 今度、一度試乗してみよう。
2007年12月02日
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近年のメディアやネットが生活に驚異的に浸透している中、同質情報で一瞬にして世の中が覆われ、世論が作られてしまう時世。日々忙しくなっている中で、また、皆が言っているからということで、安易にほとんど考えずに判断してしまう危険性が一層増している、ステレオタイプ的な人が増加している世の中。 当たり前のことであるが、自分で考えることの大切さを説いている。 外国での生活の経験、特にイギリスの経験が著者の基盤になっていることが窺い知れ、特にイギリスをもっとも国家戦略の巧みな国家として位置づけ、イギリス外交の特質に「早く見つけ、遅く行動する」という考え方が基本にあることを意義深く示している。 全6章に計53項目の考えるポイントが手短に示され、そのあとに概要が数ページ記載され、読みやすく構成されている。 以下、主だった項目から抜粋引用 ”考え方23 択一より共存を意識する むずかしい問題の核心はつねに、物と心、進歩と伝統、個人と共同体といった対立価値の軸が潜み、その価値軸が一方に傾いたとき危機を招く。どちらかを選ぶより、まず共存を考えることである。 考え方26 正しいことと効率の良さを混同しない 正しいことと、効率のいいことは相反する。近代文明は相反するものを一つにしようと、論理を上塗りしたにすぎない。中国や欧米では行き詰まった支配の哲学の空を知る。 考え方50 危機はまず人心の変化に現れる 本当の危機は、まず人の心の中に現れる。それが形になって表われた結果が出来事なのである。だから、危機を読むにはまず、人の心の中に起きる変化を見なければならない。” 宙ぶらりんに耐えること、自分なりの仮説を立てる、最初に得た直感を思い返す、むずかしい話をやさしく言い直す、民意もあやまつ、自分の頭のルーツを知る、面白いと感じるほうを選ぶ、迷いは将来への投資ととらえる、効率を量でなく質でとらえる、近代の終わりを意識する、世と人とは元来うまくいかないもの、ふと浮かんだ疑問を封じ込めない、誰も疑わない美しい言葉こそ疑ってみる、数字や論理の正しさに惑わされない、先に結論ありきの議論に注意する、全員一致はまず間違いと心得る、日本人を明確に意識する、などの項目も参考になる。 考え方の座標軸を身につけ、ものごとの本質を見分ける力を養うためのヒントが詰まっていて面白い本である。
2007年12月02日
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目の前にあった問題に思わず見入ってしまった。当然のことながら、問題は解けない。 答えは「ナゾトキ」で検索すれば出てくるとのコメントが表示されている。 「ナゾトキ」だけをメモ帳に記した。 今日はモヤモヤ引っかかっていたものを久しぶりに思い出してネットで検索した。 なぞが解けて、やっと安心した。 最近の電車内の広告はなかなかに退屈させない仕組みでいっぱいである。
2007年12月01日
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