山行・水行・書筺 (小野寺秀也)

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小野寺秀也

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小野寺秀也@ Re[1]:薬師堂(陸奥国分寺跡)の桜(2026年4月9日)(05/06) 歩世亜さんへ ほんとにバタバタとで歩い…
元お蝶夫人 @ Re:薬師堂(陸奥国分寺跡)の桜(2026年4月9日)(05/06) 小野寺秀也さん こんばんは(*^。^*) 桜の…
歩世亜 @ Re:薬師堂(陸奥国分寺跡)の桜(2026年4月9日)(05/06) こんにちは。 桜は散るのも早いので写せ…
歩世亜 @ Re:賑わう松音寺山門(2026年4月8日)(04/28) 今晩は。 可なり立派な桜の木ですね。 …

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2019.09.29
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テーマ: 街歩き(692)
カテゴリ: 街歩き

 9月27日は金曜日だが、東京での会議があった。やたらと話の長いお役人がいて予想を1時間ほどオーバーした会議となった。急いで飛び乗った新幹線だったが、金デモが終了する午後7時を過ぎてしまっても仙台には列車は着かないのだった。場合によっては間に合うかもしれないとバッグにカメラを突っ込んで家を出たのだが、カメラ1台分の重さでけっこうエネルギーを無駄使いしただけだった。
 翌日の朝にスマホのスケジュール表を覗いたら、昨日の金デモの記入はなくて、明日29日に日曜昼デモがあると記されていた。がっくりもしたが、ほっともしたのだった。







肴町公園から一番町へ。(2019/9/29 15:14~15:32)


 定刻より少し遅れて肴町公園の北西の角について樹々の間から窺うと脱原発カーは見えるものの参加者はぱらぱらとしか見えない。日曜昼デモはいつも少ないからなあ、などと思いながら公園の柵に沿って歩いて行くと木陰によっている参加者が見え出した。25人ほど集まっている。
 もう9月も終わりだというのに、日が差せば仙台にもその程度に暑さは残っているのである。残暑とはいえ、今年は残り過ぎのような………。

 福島事故の東電旧幹部の責任を問う裁判の地裁判決や福島第1原発の汚染水処理についてのニュースなどに続いて、関西電力が高浜原発の立地自治体である高浜町に投入した資金のうち3億円余りが関電幹部にキックバックされていたことが国税当局の調べで明らかになったニュースがあった。
 たぶんそんなことに触れてフリースピーチが続いていたようだったが、私が着いた頃には前に出る人がいなくなって、指名されて最後に私が話すことになった。少し慌てたが、福島第1原発の汚染水の話をした。











一番町。(2019/9/29 15:35~15:36)


 汚染水の処理について原子力規制委員会を含めた原発を推進したい政府関係者ないし自民党(政府)支持者は、主として2点について発信している。一つは、「トリチウムを含む処理水は薄めて海に放流するしかない(したい)」というものである。放射線問題に関してほぼ完ぺきに無知な前環境相に至っては、「海に放流して海水で薄めればいい」などという無茶なことを発言している。これは放射能濃度に関する法規制を完全に無視していてまったくの問題外である。
 もう一つはもっぱら政府応援団らしき人からの主張だが「世界の原発はどこでもトリチウム水を放流している(だから、福島第1原発の処理水も流していい)」というものだ。世界中の原発がトリチウム水を環境(海か川)に流しているのは事実である。日本では周辺監視区域外の水中の濃度を1立方cmあたり60Bq(1リットル当たり60,000Bq) 以下という規制のもとに放流されていて、たとえば事故前の東電福島第1原発では年間では1.4~2.0兆ベクレルほど太平洋に流していた。
 このトリチウム水(処理水)というのは、正常に運転されている原子炉の1次、2次冷却水に使用されたものであって、核燃料や核分裂生成物とは決して接触していない水である。原子炉内で中性子によって生成したトリチウムを含む水で、厳密に言えば放射化された構造材からの不純物を含むが原則的には放射性核種はトリチウムだけ(のはず)である。
 しかし、福島第1原発から出ている「処理水」は核燃料がメルトダウンしたり使用済み核燃料保管プールが水素爆発した原子炉由来のものである。融け落ちた核燃料に直接接触した水で、核燃料のウラニウムやプルトニウムばかりではなく、ありとあらゆる核分裂生成物の放射性核種を含む汚染水である。この世で考えられるかぎり最悪の「放射能汚染水」である。
 東電は、この汚染水を「多核種除去設備(advanced liquid processing system、ALPS)」で放射性核種を除去してトリチウム以外はほとんど取り除いていると宣伝しているが、じっさいにALPS処理水を測定するとヨウ素129、ストロンチウム90が告知濃度限度(基準値)を超えて残留していたことが明らかになっている。トリチウム以外の核種が除去できていないのであれば、それは立派な「汚染水」である。「処理水」、「処理水」といくら連呼してごまかそうとしても、言葉の力では「汚染水」は「処理水」にならないのである。そんな魔法はないのだ。
 現在、東電福島第1原発の汚染水に含まれているトリチウムはおよそ1,000兆ベクレルに達していると言われている。事故以前に放出していた量の500~700年分に相当する。たとえ、東電が言うようにトリチウムだけ含む「処理水」だと仮定しても、数百年かけて放流するならまだしも短期間で放出すことは想像を絶するほどの無謀な行いであることは誰にでも分かることだ。









広瀬通り。(2019/9/29 15:36~15:40)







晩翠通り。(2019/9/29 15:46~15:47)


 東電は事故が起きてから東芝製のALPSを使用していたが、その性能の悪さは多くの専門家が指摘していた。その後、日立製のALPSでも処理するようになった。日立製は東芝のものより性能が良いと言われているが、日立製にも曰くがありそうな話になっている。
 4年前の古いニュースだが、2015年7月13日の『産経ニュース』(電子版)に​ 「ピュロライトAG、日立GEニュークリア・エナジーに対し10億2千7百万米ドルの損害賠償を請求する訴訟を提起」
 ピュロライトは放射能汚染水から62種の放射性物質の全てを除去する技術を確立したとするアメリカの企業で、日立GEニュークリア・エナジと独占的パートナーシップ契約を締結していたが、日立GENEは2013年に福島第一原発の汚染水処理を受注してから、ピュロライトが開発し独占的に保有する技術を無断で使用してきたとして、2014年11月7日に東京地裁に訴訟を起こしたというニュースである。
 残念ながら、私はこの訴訟の経過や結果を知らないのだが、ピュロライトの主張が正しければ、日立はピュロライトの技術的サポートなしにALPSを製作・運転してきた可能性がある。東芝製であれ日立製であれALPSの処理能力の信頼性が疑わしくなるようなニュースではあった。









青葉通り。(2019/9/29 15:52~16:08)


 勘違いのせいで金デモを1回儲けたような気分のままデモは終わった。義母の介護にかける時間がすっかり消えてしまって、毎日の時間のやり過ごし方が大きく変わった。ほとんどやること(やるべきこと)がなくなったような気がするのだが、何かをやる気にもならないのだ。
 そうなると、金曜日の夕方に毎週行われるデモに定期的に参加するというのは、日常の時間を律するのに有用ではないかと思えるのだ。まったく主体的な思考法でないのだが、やる気が出てこないときにはそんなことが大事に思えてくる。だから、葬儀や何やらで金デモを3回も休んでしまったことを今頃になってとても惜しい気がするのだ。
 勘違いであれなんであれ、金デモ参加を1回儲けたことをよしとして、夜道を気分良く歩いて帰って来たのだった。

小野寺秀也のホームページ





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Last updated  2019.10.01 18:46:59
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