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島根県 安来市 裏月山・縁・純米吟醸・しぼりたて・無濾過・生原酒 UraGassan Enishi JunmaiGinjou Muroka NamaGenshu 吉田酒造株式会社 Yoshida Shuzou KabushikiGaisha 島根県産佐香錦(?) (精米歩合60%) 2018年3月製造 日本酒度、酸度 不明 アルコール度 16 購入価格:1487円(720ml)メロン、梨、レモン酎?ねっとりとした果実香。手堅い吟醸香の内容。口当たりは重めに感じるが、口内ではややあっさり気味。余韻の酸味が厚みを演出してる様に感じるが、無濾過生原酒のジャンル内では比較的軽い方かな(?)。重みを感じながらも程々で抑え、甘味を全体で綺麗に保つ。香りのメロン感とも相まって、なかなかにフルーティー。結構美味い。重さを出しながらも冷温でシャープな雰囲気を維持してるので、なるべく冷温キープ推奨。もっとヘヴィーでドッシリした酒が飲みたかった人には、美味いけど物足りなさを感じるかもしれない。アルコール度が16なので、重いのが好きな人に向けるにはあと+2度位有った方が良い。で、自分は?と言うと、この酒もそんなに嫌いじゃないよw。むしろ丁度良い位。多分、この流れで温度が上がると味の出方が鈍り、甘味出力がだらしない感じになる。無濾過生原酒ブームも一頃(2005年~2015年頃)昔よりは大分落ち着き、ただ重いだけのは流行らなくなってる感じ。口当たりに原酒の重さを残しながらも、フルーティーで軽快な飲み口を目指す方向に変わりつつ有るのかな。そう思うと、この酒はまさにここ数年の流行(?)に上手く乗れてる味わいっぽい。重さは有るが それだけに頼らず、甘味を活かしつつ旨味を伸ばす、きちんと「味」を作ってる。1990年前後での淡麗辛口ブーム → 1998年前後での吟醸酒ブーム → 2005年前後での重厚濃醇ブーム→ 2013年前後の濃醇旨口ブーム と来たら次のブームでは重さを切り捨て、明確な甘味と旨味を軸にほんのり酸を乗せる方向かな!?(爽醇旨口?)現状、この路線に(自分が知ってる範囲で)一番近いのは「佐賀の鍋島」と「青森の田酒」が二大巨頭だと思う。で、その次は果実感と旨味を重視し過ぎてしつこい味になり、また次は淡麗辛口に戻っていく流れww。約5年で変化が生まれ、約10年で主流が変わる。15年で変化に行き詰り、20年で元の流れに還り始める。25年で原点方向に流れ、30年で振り出しに戻る。(ただしただの逆行ではない洗練と選択を重ねた回帰)酒も約30年でブームが1周とすると、服や音楽とあんま変わらんねw。20歳で飲み始め、27歳で好みが固まり、35歳で飲み疲れ、47歳で昔を懐かしみ、60歳で悟り全てを許せる。自分は50歳辺りでダウンしそうだがw。酒飲みの果てなき流転。魚の刺身だとちょっと酒が勝ち過ぎる。海老(甘海老やボタン海老)や貝(ホタテ等)なら多分大丈夫。食材の旨味をどれだけ活かせるかが勝負。西京漬けの焼き魚とかが適任。塩辛とかは塩味が強過ぎて、合わなくはないけどバランスは良くないかも。だが意外と湯葉の刺身が合いそう。豆乳の甘味が酒の甘味と上手く噛み合い、出汁醤油で旨味補填。値段相応。「四合瓶で1500円弱」の「しぼりたて」「純米無濾過生原酒」。無濾過原酒の酒としては1300円位かと思うが、「しぼりたて」のフルーティー感は充分付加価値になってる。期間限定のレア感込みなら十分納得の価格。(今このタイミングで飲めばこその感想)
2018/04/30
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ブルゴーニュ ボジョレー地区 ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー・セレクション・プリュス2017 Beaujolais Villages Nouveau Selection Plus ジョルジュ・デュブッフ Georges Duboeuf ガメイ100% 輸入:サントリーワインインターナショナル株式会社 購入価格:696円(1393円の処分特価50%off)(375ml)色はやや濃い紫。香りはカシス、カラメル、ブラックベリー、餡、プルーン、プラム?胡椒?味は渋味と薄い甘味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。渋味しっかりで、餡の様な甘味がゆっくり伸びる。ベリー系の果実香が強く、味の厚みを補強。先日のマコン・ヴィラージュ同様、酸が弱い。口当たりは一瞬重く感じるが、口内に入ってからは大分軽やか。重さと軽さの両立は出来の良いボジョレー・ヌーヴォーの証拠。渋味がきちんと送り出され、しつこくなる前に甘味感を残してサッと退いていく。香りの内容が妙に重苦しいものばかりで、ヌーヴォー特有の軽やかさを感じさせにくいのは有る。だがこれは欠点ではなく、このワインの「タイプ」だな。元々こういうもの。あとは酸味が希薄な点だが、重厚感を出すのが特長だから、これも仕方ない。ボジョレー・ヌーヴォーらしからぬ濃い味わいがウリ。軽さや果実味をメインとした、良い意味でのジュースっぽさを求める人には不向き。じっくり飲むには弱いが、ガブ飲みするには重い。良くも悪くも半端なポジション。「ジョルジュ・デュブッフの最高位ヌーヴォー」という点がポイント。ジョルジュ・デュブッフの通常のヌーヴォーとの違いを確かめて楽しむつもりなら、結構飲んでて面白そう。渋味は有るから、アブラとの相性は悪くない。ピザやホットドックとか、ジャンクな雰囲気の肉とパンに合う。チーズとかで旨味を足したい。ビーフジャーキーもいい。シチューやら煮込みハンバーグとか、あまり深い味わいの肉料理とは噛み合わない。ハーフ696円で値段相応。フルボトル1380円位と思えば割と妥当かも。ヌーヴォー解禁のお祭り価格でも2100円位なら、意外と(?)納得したかもしれない。★楽天検索 ボジョレー ジョルジュ プリュス★楽天扱い約4件 375mlで1490円 720mlで2697円~2900円(送料込)~3315円解禁直後で2000円位ならまぁ分かる。でも通常のジョルジュ・デュブッフのボジョレー・ヌーヴォーが2000円位だし、そのワンランク上でヴィラージュ格が2300円、そのさらにワンランク上でセレクション・プリュスが2600円と考えれば、フルボトル2800円前後というのは妥当と言える!?イズミックワールドの、送料込2900円はなかなか良い感じ。ま、その価格で わざわざ今買って飲む程ではないかなw。
2018/04/27
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ブルゴーニュ マコネー地区 マコン・ヴィラージュ・ヌーヴォー2017 Macon Villages Nouveau ジョルジュ・デュブッフ Georges Duboeuf シャルドネ100% ステンレスタンク発酵 アルコール分13% 輸入:サントリーワインインターナショナル株式会社 購入価格:637円(1274円の処分特価50%off)(375ml)色はやや薄い黄色。香りはレモン、グレープフルーツ、シロップ、塩水、セージ?味は苦味と苦味を伴う薄い甘味。余韻に薄い甘味と苦味。口当たりは良い。甘味が明確で、飲み易さが有る。香りは柑橘感が強めに出ており、よくあるスッキリ系かと思いきや、甘味の厚みがかなり有る。余韻まで甘味がグ~ンッと伸び、カリフォルニアのシャルドネの様な雰囲気。半年近く経過して、当初の味とは違うだろうけど、それなりには悪くないシャルドネ。温度が上がると甘味感が汚く拡がりがちなので、冷温キープ推奨。この甘味は果実の甘味と言うより、グラニュー糖の様な甘味。酸味が有りそうで無い。ヌーヴォーにしては決定的に酸味が弱い。弱過ぎる。全然フレッシュ感が無い。日差しの強い地域の安シャルドネの特徴まんま。そこをカバーするための柑橘香でもあったのかもしれないが、この出力では全然カバーし切れない。もっとガッチガチに冷やして、冷温でシャープな雰囲気を出せればもう少しはマシかも。とりあえず甘味が強く、飲み易さはまずまずで万人向け。だが酸味が異様に薄く、飲んでてすぐ飽きる。味の起伏がシンプル過ぎる。最初の1杯は何でもないが、2杯目途中から飲む手が鈍る。2017年は冷害が危惧された年らしく、補糖をやり過ぎた?って印象を受ける。塩味と酸味を追加出来れば、ワインの甘味を抑えつつ、苦味が綺麗に整う。スモークサーモンに合いそうな感じ。オニオンスライスの上に薄切りのスモークサーモン並べてオリーブオイルとバルサミコ酢。ついでにブラックオリーブとケッパーでも散らしてやれば上手い事ワインを活かしてくれるはず。大穴でレアチーズタルトとか良いかも。クリームチーズの食感がワインの甘味とハマり、タルト生地で塩味の補完。ハーフボトル600円台なら値段相応。フルボトルで1200円弱なら、たまにこういうタイプのワインに出くわすことも有る。これで解禁直後2500円前後と言われたら、自分なら納得しない。★楽天検索 マコン ヴィラージュ ヌーヴォー ジョルジュ★楽天扱い役5件 375ml うきうきワインで1274円、イズミックワールド2号で1310円750mlはビッグボス2380円、イズミックワールド2551円(送料込)解禁直後に飲んだらもっと感想違ったかもしれないが、今飲んだらダメかもしらんね。だが南部イタリアやカリフォルニア辺りの安めの白が好きな人なら結構気に入るかも。安ければ買っても良いと思うが、そうでなければ別に・・・。
2018/04/26
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チリ DOマウレヴァレー パロ・アルト・リゼルヴァ(レゼルヴァ、レセルヴァ)・Ⅱ2014 Palo Alto Reserva Ⅱ キンタ・デ・マイポ Quinta de Maipo パロ・アルト・ワインズ(ブランドサイト) Palo Alto Wines メルロー60% シラーズ33% テンプラニーリョ5% ヴィオニエ2% 60%をフレンチオークとアメリカンオーク樽で熟成8ヶ月 40%をステンレスタンクで熟成8ヶ月(PDF) アルコール分13.5% 輸入:VCT JAPAN株式会社 購入価格:1192円色はやや濃い紫。香りはブラックベリー、革、杉、鉛筆、湿った土、インク、錆びた鉄? 抜栓20分程で杉、インク、鉛筆、ブラックベリー、土?黒糖?味は渋味と薄く酸味を伴う苦味。余韻に渋味と薄い苦味。まあまあ・・・か。杉や湿った土の青臭さがいかにもチリワインっぽい。渋味が強く出てる様に感じるが、香りで引っ張られてるだけで、味自体はそんなに強くないな。渋味しっかり。ほんのり酸味。各所で苦味が絡み、厚みを少し補強。渋味を切り口に、足りない部分に足りないものを順繰りに送り出していく、みたいな構成。良くも悪くも普通。全体では悪くないだろうが、感じ取れるのは常に一部分ずつ。飲み易さは有るが、物足りなさも同時に感じる。 20分程の時間経過(温度上昇)で渋味の出方が少し円やかに。 口通りがスムーズになり、飲み易さが増す。(室温22℃、湿度45%) 渋味の勢いが落ちた分は、苦味感でサポート。 香りの青臭さがちょっと強過ぎるな。特に杉香。これのせいで無駄に渋味と苦味が強調され、バランスが乱れる。或いは香りが強いと言うか、味の出力が香りの出力に追いつかない!?総合的には、それなりの出来のチリワイン。(あくまで「それなり」)香りに粗さは有るものの、これはおよそチリワインによくある流れ。温度上昇で渋味と苦味の出方が逆転する感じだが、飲み口が少し変化するだけで、それで全体の美味さが変わると言える変化にはならない。飲んでて常に足りない味が生まれる構成なので、単体で完成しない。ワインに渋味が有りそうで意外と無いから、アブラのノッた肉料理では噛み合わない。なるべく酸味に合わせつつ、苦味に対抗出来る料理が適任かな。トマトソースのピザ、おろしポン酢の豚しゃぶしゃぶ、中華料理の酢豚とか。あれ? 考えてみると肉料理に合わない事もないねw。(こういうのは味付け次第だな)値段相応。約1200円、レセルヴァ規格のチリワインとしては標準。じっくり飲める程の酒質ではないが、ガブ飲み向けと言う程の軽さでもない。熟成してどうこうとも思わない。早飲み向け。適切なツマミが1品有るか無いかで大分美味さが違うはず。★楽天検索 パロ アルト★楽天扱い約4件 1490円~2354円(送料込)ん~・・・ちょっと高価ぇな。1500円弱となると流石に貫目不足。せめて1280円位で頼む。
2018/04/23
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ソーヴィニヨンブランではなく、カベルネソーヴィニヨンの白という珍しさに衝動買い。ボルドー産だが、法的にはヴァン・ド・フランスの扱い。 ボルドー ヴァン・ド・フランス(ブライ・コート・ド・ボルドー) クラレット・ド・カンティノ2013 Clarete de Cantinot シャトー・カンテイノ Chateau Cantinot ニコラ・ブースカッセ Nicolas Bouscasse ブライ産(?)カベルネソーヴィニヨン100%(リュット・レゾネ栽培) ステンレスタンク発酵 アルコール分13% 輸入:株式会社コートーコーポレーション 購入価格:2138円色はやや黄色がかった金色。香りはグレープフルーツの皮、インク、生姜、古いレモン、白胡椒、塩水、チャービル?味は苦味と薄い酸味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。・・・・あんまり美味しく・・・ない!?苦味基調で果実感が弱いのはまだいいとして、香りも何か振るわないな。青草香が無いのは確かにソーヴィニョンブランではない証明でもあると思う。スッキリ辛口の味で、柑橘の香りで薄めの酸味と苦味感をサポート。ボルドーと言うより、ロワールの安シャルドネのイメージ。香り控えめはいいとして、酸味も控えめでは特徴が見えない。余計な味や香りを出してない、と言う意味では一応万人向け。2013年でイマイチ味のノリが良くないのは仕方ない。(2013はボルドーで天候不順の年)その上で香りがこうも のっぺりした印象になると、つまらないワインにしかならない。こういうのは樽熟成で香りをマスクしてしてしまえば、どうにかなるものだが、このワインは樽熟じゃないし、葡萄の質(特徴?)がそのままワインに出てしまったかの様。辛口白ワインで酸が出ないって、相当難しいワインづくりを強いられたのかな!?って思えるw。総合的には、よく分からない白ワイン。実験作で試しにつくったんじゃないか、と思える程に美味さが見えない。ボルドーのブレサックやロワールのソヴァージュでもまだ特徴と長所が見えたが、このワインは味も香りも、悪い意味で期待を大いにハズしてくる。料理を美味く、って発想が起きない。いかにワインのこの無駄な苦味の流れをコントロールするかを要求される。野菜系の苦味に合わせて軟着陸させる方向は思い浮かぶけど、甘味が全然活かせない。かと言って甘味を料理や調味で補填しようにもそこにワイン側が合わせてくれそうにない。食材側が協力しようにも、ワイン側が潰しにかかる。値段以下。これは2000円の格に達してない、と言わざるを得ない。「(一応)ボルドー」で「カベルネソーヴィニヨンの白ワイン」という点が最大のウリ。そのウリを考慮に入れれば1300円位は珍しさで出せるかな。単なる白ワインとしては、出して1000円。「2013年」の「ボルドー」で「カベルネソーヴィニヨンの白」の3要素が最重要。ただし、「カベルネソーヴィニヨンの白」という点に興味が無いのなら、そこで おしまいw。ソーブラではない「カベルネの白」と言う部分にどこまで喰い付くかの勝負。300ml強残しで冷蔵庫保管し次の日。(抜栓18時間程度経過)香りは初日と大差無し。温度上昇(?)で杏露酒っぽい雰囲気の香りも。味は苦味と酸味。余韻に苦味と薄い甘味。初日と比べると、酸味が出易くなった感じ。香りに引っ張られたか、余韻に甘味の流れも見えてくる。下手すりゃ苦い水になりそうだった初日よりは、もう少し膨らみが出てきた。初日は温度が低すぎた!?(低過ぎと言っても10℃未満程度)冷温でスッキリ感が必要以上に出たせいで、起伏が潰れてた可能性が出てきた。だが、初日も1時間位かけてゆっくり飲んでたつもりだったが、その時間でも特に変化は無かったと思う。(たしか室温は21℃位だったはず)温度よりも時間経過で空気に触れての変化の方が大きいのかな?白ワインだが、デキャンティングするってのも手段の一つだったか。総合的には、やっぱりよく分からん白ワイン。苦味の張りがしっかりしてて独特の厚みを感じる時も有り、実力はそれなりに持ってたんだと思う。だがワインの辛口さの方向がイマイチ上手く進路を取れず、酸味も甘味も香りもあらぬ方へと散ってしまう。自分の好みに合わなかった点も有ろうけど、味の決め手が最後まで見つからなかった。ワイン単体だと大分アレだったが、2日目の味は料理に合わせる気になるものだった。と言っても、魚介マリネで酸味の補填とか、鶏や豚の肉の甘味で苦味を牽制とか、セオリー通りの料理向け。ボルドーの白としては何も間違ってないw。ある意味手堅いポジション。それならばなおの事、このワインである理由って何だろ?2日目も値段以下。持ち直した部分は有ったが、1300円位と思ったのが、何とか1580円位になった程度。2000円以上出してまた買って飲もうという気にはならない。★楽天検索 クラレット カンティノ★楽天扱い約4件 2322円~3218円 平均2700円前後ソムリエの勉強用か、ワイン会での一発ネタ用。「カベルネソーヴィニヨンの白」という一点のみがウリ。
2018/04/22
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新潟県 阿賀野市 天青雲・純米大吟醸 Tenseiun JunmaiDaiGinjou 越つかの酒造株式会社 Koshitsukano Shuzou KabushikiGaisha 国産米 国産米麹 (精米歩合48%) 蔵付酵母使用(5号酵母と同系?) 2017年12月製造 アルコール分 14 購入価格:1026円(720ml)香りは梨、リンゴ、メロン。ド直球の吟醸香。粘性を伴う甘味に澄んだ薄い苦味。香りからしても、いかにもな純米大吟醸。この果実香を出した事で、純米大吟醸の義務の半分は果たした様なものw。この味の出方は酵母の違いなのかな?何か全体的に重いと言うより、粘っこい感じ。最初の口当たりはそこそこ軽快に感じたが、時間経過(温度上昇)で徐々に味の重さ(粘り?)に統制が緩くなっていき、締まらない味に。なるべく冷温でシャープさを保った方が良いのかも。味がシンプル過ぎるのはまぁ良い。元より甘味の動きと吟醸香が特徴の全て。旨味の流れとかは有りそうで無い。これには当然価格の壁も存在するだろう。新潟の酒にしては辛口感が弱いな。しかし この辺は好みの問題とも言える。やはりこの味わい(主に甘味)の粘性が最大の特徴だろうな。本来ならバランスを崩す要素になるはずが、逆にバランスを保つ要因になってる。吟醸酒にもっと澄んだ雰囲気の味を求める人には向かないね。甘味の出方は7&9号酵母の下位互換、香りの出方は9号酵母の下位互換、味の厚みとバランスは6号酵母の下位互換。全体で見れば決して悪くない、むしろ上出来。でも個々の要素を見るとどうしても見劣りしてくる。脂のノった刺身に多めの薬味がピッタリ。酒の苦味を上手い事受け流せるか、足りない旨味を上手い事補填出来るか、の勝負。大穴で、水餃子に酢醤油&ラー油とか意外とアリかも。肉の旨味と酢醤油の酸味で酒の甘味を引き立て、ラー油の辛味で苦味を牽制。値段相応。とりあえず、香りが出た時点でOK。冷温で最初の1杯だけなら、上手くいけば1300円格も狙えるかもしれない。だが2杯目以降は・・・やっぱり1000円相応かな!?って思う。一旦香りに慣れちゃうと、味だけではどうしても伸び悩む点が大きく見えてくる。「7号or9号酵母」+「山田錦or五百万石」+「精米歩合60or50%」の味に慣れた人には、どこか野暮ったい(洗練度の足りない)味に感じそう。香りはともかく、味だけなら大吟醸の格だろうか!?って疑いそうになる。香りは純米吟醸酒以上~大吟醸以下、味は普通の純米酒以上~吟醸酒以下。リピートする程では無いな。1回飲んだらそれで満足。とはいえ約1000円の純米大吟醸としては結構頑張った方。多少の粗は許せると思える。
2018/04/19
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ラングドック AOPコルビエール シャトー・サン・ジュリアン・ド・セプティム2015 Chateau Saint Julien de Septime メディテラネ生産者組合(?) Les Vignerons de la Mediterranee シラー、グルナッシュ、カリニャン (割合不明) アルコール分13.5% 輸入:メルシャン株式会社 購入価格:1026円色は濃い赤紫。香りはブラックベリー、カシス、インク、アンズ、革、カカオ、アーモンド?胡椒酢?味は渋味と苦味を伴う酸味。余韻に苦味と薄い酸味。思ったよりも渋味が軽いな。ベリー香メインで後からカカオや革の様な、やや香ばしい雰囲気のもの。意外とスパイス香は無い。味はまあまあ正統派。余韻も酸が伸びてそこそこ綺麗。いくらか味のしっかりしたガブ飲みワインって感じ。とりあえず渋味は前面に出してるが、南フランスの赤にしては厚みや重さが決定的に無い。一応苦味感が各所を補強する様に動くが、それらは大して強いものではない。この味出力で無理に補強しても特に変化は無いと思うので、割とどうでもいいな。90分以上の時間経過でも変化は軽微。(室温21℃、湿度43%)裏のラベルに『飲み頃温度14℃前後』と書かれてたので、元々は軽やかな傾向のワインなんだろう。少し強めに冷やして渋味や苦味のトーンをシャープにしないと、飲み応えに欠けるかも。まぁでも、これはこれで飲み易いし、ちょっぴり味に複雑さを持たせた1000円ボルドーと思えば上出来。軽い飲み口だけど、その軽さが弱点にはなっていない。渋味や苦味が突出ってこともないし、基本的に万人向けの飲み易さ。コルビエールのワインだが、コスティエール・ド・ニームのワイン、または酸味を抑えたイタリア(主にヴァルポリチェッラ)ワインに近い。渋味軽めで酸味も控えめだから、アブラはあまり必要無く、塩味重視の流れが望ましい。薄焼きのピッツァ、トマト系スパゲッティー、生ハムのオリーブオイルがけ、ローストポーク等が適任。ワイン自体がしつこい味ではないので、ワインの苦味にさえ対応出来れば、口直し程度で十分。値段相応。約1000円のラングドックワイン、一切嘘は無し。軽めの赤ワインが好きな人向け。酸味がメインにならないので飲み手の好みは広く取られてる。イタリアのヴァルポリチェッラワインが好きな人なら大体気に入ると思う。
2018/04/16
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外でアブラゼミが鳴きはじめた。4月でセミははえーよw。と思ったが、そういえば去年も4月の時点でセミが鳴いてたのを思い出した。 プロヴァンス AOPコート・ド・プロヴァンス キュヴェ・マリー・クリスティーヌ・プロヴァンス・ロゼ2016 Cuvee Marie-Christine Provence Rose シャトー・ド・ロムラード Chateau de L'Aumerade グルナッシュ44% シラー38% サンソー18% ステンレスタンク発酵 コンクリートタンク熟成3ヶ月 アルコール分12.5% 輸入:株式会社モトックス 購入価格:1424円色は赤みがかった薄いオレンジ。香りはアンズ、チェリー、キャンディー、桃、リンゴ、アセロラ?セージ?味は苦味を伴う薄い酸味と薄い甘味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。ちょっと美味い。飲んでて綺麗。思ったよりも香りが出ており、薄い味でも物足りなさが出ない。軽い口当たりから、ほんのり甘味を残して口内を通り過ぎる。味は軽く飲み易いが、苦味が上手く形と厚みを生み、飲み応えを演出。結構しっかりした味わいを見せる。ボジョレーのロゼとかもにも近い、雰囲気だけ淡いが、苦味と香りがしっかり出るロゼワイン。苦味の出方と比べると少々酸が弱い気もするが、これは特徴の範囲内。この綺麗さを考えると、要求される酸味の出力とバランスはかなり難しいものなりそう。現状、これで充分及第点と見なすべきだろう。 50分以上の時間経過でも変化は軽微。(室温21℃、湿度42%) 温度上昇の要因は少しは有るかもしれない。軽微とはいえ苦味が強まってる気もする。 だが、元々苦味が見え易いワインだったからか、大して気になる変化とも思えない。 むしろ苦味と弱い酸味が馴染んできて(?)、別のバランス感を生み出してる感じも。綺麗なロゼワイン。苦味の出方にはちょっとバラつきは有るものの、基本的には澄んだ味で軽快な印象。苦味を軸に後から甘味を伸ばす構成は、まさに春のワインw!野菜系料理に最適。今回、菜の花・ベーコン・新玉ねぎスライスをオリーブオイルで軽くソテーし、粉チーズを振ったものをツマミにしたが、菜の花の苦味に合わせて玉ねぎとオイルの甘味で牽制。ベーコンとチーズの塩味で甘味を引き出す流れを出せた。苦味の有る食材と相性が良い。これぞ春ワインww。値段相応。1400円台なら上出来。1680円も狙える。CRU CLASSEと表記されてたが、書くなりにやはりw完成度が違う。「ロゼワイン」というのを前提(ポイント)にしつつ、「酸はあまり要らない」が「香りは青臭くなく」しかし「苦味は強過ぎない」それでいて「ほんのり甘味を感じる」「ややスッキリした傾向」の、「フランス(プロヴァンス)」のワインが欲しい人にはもうピッタリだと思う。★楽天検索 ロムラード ロゼ★楽天扱い約21件 1454円~2052円 平均1680円前後1500円下回ればお得。1700円未満でおよそ標準。あえて2000円以上出すとなると、何か特別な理由が必要。(フランスのロゼ縛りとか、料理がシンプルな野菜縛りとかですぐに必要等)
2018/04/15
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マッカランといえばスペイサイド地区と思ってたが、このボトルはハイランドの表記。ハイランド地区のさらに特定区域(スペイ川周辺)がスペイサイドのはずだから、ハイランドの表記でも別に間違いではないか・・。 イギリス スコットランド地方 ハイランド地区(スペイサイド地区?) ザ・マッカラン・ファイン・オーク12年 The Macallan Fine Oak 12 Years ザ・マッカラン・ディスティラーズ The Macallan Distillers モルト ヨーロピアンオークのシェリー樽、アメリカンオークのシェリー樽、バーボン樽 の3つの樽で熟成12年 ブレンド後に瓶詰め アルコール分40% 輸入:サントリースピリッツ株式会社 購入価格:2041円(375ml)(2916円の商品入れ替え30%off)香りは生ピーナッツ、リンゴ、檜、カラメル、薄い蜂蜜?ニス?何か、木の香りが支配的で、あまり高級感が無いな・・。自分の記憶の中に有るマッカランっぽくない。 【ストレート】口当たりは綺麗。ほんのり酸味を見せつつ、薄い甘味と共に勢いよく口内を通り抜ける。余韻が少々粗いが、これは慣れの問題かも。2口目3口目からは粗さも和らいでいった。 【ロック】香ばしい香りが出てきたが、反対に果実や甘い雰囲気の香りは弱くなる。冷えて味が締まり、酸味や甘味は穏やかに、苦味の出力は少し強めに。どこにでもある普通のスコッチになっちゃったな。 【水割り】 ・酒1:水0.1木の香りが少し収まった感じ。滑らかさが増して、甘味が出易くなった。甘味が出る分、余韻の苦味も無駄に拡がり易くもなった。 ・酒1:水1リンゴ系の香りが増した。相対的に蜜感やカラメル香は薄れる。【水割り(酒1:水0.1)】と比べて甘味は弱ったが苦味も相応に弱まり、バランスは良い。味は綺麗、万人向け。これに関してはマッカランの名に納得ですわw。 ・酒1:水3~4香りが大幅に乱れてきたな。出方のタイミングにも因るけど、何か生臭い雰囲気。味は【水割り(酒1:水1)】を順当に薄めただけ。味だけなら飲み易さは有るけど、わざわざやる意味は無いかな。 ★ソーダ割り(酒1:炭酸水1~3)やってみた★ 香りはほぼ【水割り(酒1:水1)】と大差無し。 味も綺麗。甘味を薄く伸ばしつつ、苦味は炭酸の勢いで散らす、 まさに教科書の様な、セオリー通りの味構成。 何だかんだ言って、一番手堅い飲み方かもしれない。 オススメは【水割り】か【ソーダ割り(酒1:水3)】【水割り(酒1:水1)】は一番バランスが良い。ここは認める。意外と(?)【ストレート】がイマイチ振るわない。酸味を感じ易く、軽やかな雰囲気さえ有る。香りは穏やかで、飲み易さはバッチリ。向き不向きは有るものの、大体どういう飲み方でも美味さは楽しめる。ただ正直、マッカランを名乗るには明確に貫目不足と言わざるを得ない。バーボン樽が余計な事し過ぎてる気がするww。こいつが香りを荒らしてる一番の要因になってるんじゃなかろうか!?マッカランの12年物って もっと香りに存在感が有って、甘味の出方が優等生的だったと思うが、今回のこのハーフボトルは「出来は良いけど無駄(要らないモノ)も多い、そのせいで本来の実力を出せないまま小さく纏まっちゃったブレンデッドスコッチ」みたいな印象に。ハーフボトル2041円で値段相応。それなりに綺麗な味で、2000円台のシングルモルトとしては決して悪くはない。だが「マッカラン」の名を冠してるからって、これにフルボトル6000円弱だと言われたら、まず納得いかない。3500円位のハイランドかスペイサイド表記のどこぞのシングルモルト買った方がずっと満足度高い。★楽天検索 マッカラン ファイン オーク★楽天扱い約18件 ハーフで2400円~2696円 フルで4990円~16956円これにフルボトルで6000円以上出す位なら1300円位でブラック・ニッカ・スペシャルの方がコスパは遥かに上。(同列に語るのも暴論だけど)「マッカラン」の看板代と「12年熟成」の保管代を込みで、イイとこフルボトル4400円だな。通常のマッカラン12年が好きな(美味いと思った)人に程、オススメしない。とはいえ、通常のマッカラン12年は今もう8000円前後・・。かつて自分が飲んだ時と比べて倍近い価格に値上がり。スコッチの原酒不足はもう10年以上前から言われてるが、需要が一定以下に納まるまでは決して解消される事は無いんだろうなぁ。ワインもそうだけど、つくっても熟成させる期間分は売れないから儲けにくい。→儲からないから増産したがらない(増産したところで結局すぐには売れない)。→増産出来ないから値が下がらない、むしろ需要増に比例して市場在庫が値上がり。どうしようもない。
2018/04/13
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2013年ボトルはノマコルクだった アメリカ カリフォルニア州 ナーリー・ヘッド・オールド・ヴァイン・ジンファンデル2013 Gnarly Head Old Vine Zinfandel デリカート・ファミリー・ヴィンヤーズ Delicato Family Vineyards (ブランドサイト) ジンファンデル85% プティシラー15% (ジンファンデル100%?) フレンチオークとアメリカンオーク樽でマロラティック発酵、そのまま樽熟成12ヶ月(?) アルコール分14.5% 輸入:株式会社モトックス 購入価格:1624円色はやや濃い紫。香りはアンズ、革、ブラックベリー、土、ビスケット、バニラ?ラムネ?味は苦味と酸味を伴う渋味。余韻に薄い苦味。と薄い酸味。これは2015、2014には見えにくかった酸が有る。それでも弱い方だけど。滑らかな口通りで苦味と酸味が絡みつく。そこをアルコール感でやや強引に押し出す。経年なりに渋味が上手く落ちたのか、落ち着いた味を目指そうとしてる途中。何か、酸味が中途半端に味を濁してる感じは有る。自分はこれまでジンファンデルワインに対し、酸味の弱さに物足りなさを感じてた。が、酸味が出たら出たで今度は全体のバランスを取り辛くなり澄んだ味が損なわれるってんだから、何とも自分勝手で難しい話だなw。総合的には、経年熟成し始めてる(一時的に味が落ち始めてる?)赤ワイン。スペインの1200円位のグラン・レセルヴァ格のワイン(のアルコール度を高めた赤ワイン)に似てる。欲しいモノはあらかた揃ってはいるが、その中心となるはずのモノ(渋味や酸味等)が全て頼りない。ただ、これは経年熟成&抜栓のタイミングと品種の特徴が噛み合わなかった結果で、このワインの実力云々とはあまり関係無いはず。確実に言えるのは、2013年ボトルは今飲んでもイマイチ。料理はアブラの甘味で苦味を牽制出来ればそれで良し。とりあえず肉が有れば何とでもなる。苦味だけ適度に抑えられれば問題無い。値段以下。相応と評価するには明確に力不足だったが、これは抜栓のタイミングが良くなかったのも有る。多分、リリース3年以内に飲むか、10年以上経過してから飲まないと美味さが見えないと思う。2015年ボトルは、不満有るなりに、飲んでて見所は有ったからなぁ・・。★楽天検索 ナーリー ヘッド ジンファンデル★楽天扱い約10件以上 1728円~2160円 平均1880円前後表示されてるヴィンテージ年+(最大で)4年以内なら1600円前後相応、もしくは表示されてる年の+10年以上経過となれば、ジンファンデルファンなら2000円位を狙えるかもね。ただし、そこが上限。このワインで10年待つよりは、スペインの何かの同価格ワインの6年物の方が似た様な味わいで安く済むと思う。「ジンファンデルワイン」が必要な人向け。
2018/04/09
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セガからメガドライブの復刻が検討されてるらしい。メガドライブ → セガサターン → ドリームキャストと渡り歩いたセガ信者の自分はwktkが止まらないw。 アメリカ カリフォルニア州 ナーリー・ヘッド・オールド・ヴァイン・ジンファンデル2014 Gnarly Head Old Vine Zinfandel デリカート・ファミリー・ヴィンヤーズ Delicato Family Vineyards(ブランドサイト) ジンファンデル85% プティシラー15% (ジンファンデル100%?) フレンチオークとアメリカンオーク樽でマロラティック発酵、そのまま樽熟成12ヶ月(?) アルコール分14.5% 輸入:株式会社モトックス 購入価格:1624円色はやや濃い紫。香りは革、アンズ、ブラックベリー、黒胡椒、乾いた土、獣臭?赤唐辛子?味は苦味と渋味。余韻に苦味と甘味。2015年ボトルと比べて、思ったよりも味の勢いが無いな。苦味も目立ちそうでいて出方は大人しめ。香りは革や胡椒の香りが綺麗に出ており、味との組み合わせとイメージは悪くない。結構飲み易い。苦味が強く感じそうになるが、余韻はあっさりで後を濁さない。ちょっと(?)スペインワインっぽいかも。(香りもスペインっぽい)これは言われないと(言われても?)カリフォルニアのジンファンデルと分からない。渋味が弱いから厚みが無い。ついでに酸味も弱いからなおさら。かと言って、余計な要素が削ぎ落とされた熟成感が有るんでもない。こういうもの、なんだろうけど飲んでてイマイチ面白くない。とりあえず、ジンファンデルワイン。渋味や酸味が弱いのは、こういう品種なんだろう。赤ワインの渋味・酸味が苦手な人なら、それなりに気に入ると思う。飲み易さは有り、万人向けと言えば万人向け。90分以上の時間経過でも変化は軽微。(室温20℃、湿度45%)何か油っぽい肉料理がツマミになれば、甘味の補填と苦味の緩和に繋がる。今回豚ヒレカツをツマミにしたが、衣の油とソースの甘味が苦味を和らげつつ、甘味補填に繋がった。バラ肉のグリルとか、何かしらの肉は欲しくなる。値段相応。それなりに勢いは有るが、赤ワインとしての飲み応えには少々難が有る。でも赤ワインの渋味が苦手な人でも飲み易いものと考えれば、これはこれで良し。★楽天検索 ナーリー ヘッド ジンファンデル★楽天扱い約10件以上 1728円~2160円 平均1880円前後熟成しないことはないんだろうけど、「熟成」というより「変化」に近いと思う。なるべく早飲み向けだろう。買ってすぐ飲むの推奨。
2018/04/08
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アメリカ カリフォルニア州 ナーリー・ヘッド・オールド・ヴァイン・ジンファンデル2015 Gnarly Head Old Vine Zinfandel デリカート・ファミリー・ヴィンヤーズ Delicato Family Vineyards ナーリー・ヘッド(ブランドサイト) ジンファンデル85% プティシラー15% (ジンファンデル100%?) フレンチオークとアメリカンオーク樽でマロラティック発酵、そのまま樽熟成12ヶ月(?) アルコール分14.5% 輸入:株式会社モトックス 購入価格:1624円色は澄んだ紫。香りはブラックベリー、胡椒、檜(杉?)、カカオ、赤唐辛子?味は渋味と薄く甘味を伴う苦味。余韻は薄い渋味と苦味。渋味は有るが、全体的に滑らかな感触。余韻で高アルコールの圧を少し出す。木の様な青臭い香りは感じ、それが苦味を必要以上に出してる気はするが、そこは渋味とアルコール感の勢い&パワーで打ち消していく。果実感(酸味)が弱いが、これは土地と品種の影響も強いと思う。フランスやイタリアよりも、スペインワインが好きな人が好む味わいかも。やはり酸味が弱いのが唯一にして最大の弱点。酸の弱さのせいで(?)苦味の出方が雑になりがち。総合的にはジンファンデルワインの御多分に漏れず、高アルコールワインの標準・・・か!?この高アルコール感の余韻も、言う程強いものではなく、味より香りを強めてるだけの様な気もする。味は決して悪くないはずなのに、果実感が足りてないのか、飲んでて物足りなさも有る。これは完全に好みの問題。ジンファンデルの味が、どうも自分の好みと合いにくい。ワインの渋味が弱く、脂のノッた肉には合いそうで合わない。牛よりも鶏肉のソテー位が丁度良い。味付けはバーベキューソースやチーズドレッシングとかで。甘味や酸味を上手い事 補填出来れば、このワインの強みを活かせるのかもしれない。値段相応。ワインに渋味や果実感よりも、酒としての厚みを優先する人向け。比較的渋味が苦手だが、濃く感じられる赤ワインの味が欲しい人(好きな人、ではなく)が好みそう。400ml程度残しで3日目。(抜栓約50時間経過)香りはカシス、ブラックベリー、革、アンズ、バニラ、インク?クローヴ?味は渋味と甘味。余韻に苦味を伴う薄い渋味と甘味。初日と比べて苦味の出力が大人しくなり、甘味が出易くなった。香りもベリーやバニラ香が明快になり、より甘味が分かり易くなる。アルコール感もそれほど強くなく、飲み易さという点では明らかに初日より3日目が上。余韻の甘味も割と後を引く感じで、青臭さとかそういうのも無くなった。スパイス的な香りも落ち着いたからか、変に個性を主張する風でもなくなったし。初日と比べて飲み易い・分かり易い味なのは確かだが、物足りない味というのは変わってないかも。酸味の弱さが主因だろうけど、元が苦味と甘味のコンビがメインの構成だから、このワインはこういうものなんだろう。苦味が大人しくなったから、初日程人を選ぶ味でなくなったのは良かったと思う。ちょっと良いチリワインの2日目みたいな感じかな。香りから青臭さが抜け、渋味は弱るが甘味は伸びて飲み易い。高アルコール感は感じなくなったが、それはそれで、悪い変化とも思わない。滑らかな飲み口を乱さず、酸味が弱いなりに味の起伏と膨らみを活かす流れに上手い事シフト成功したんじゃなかろうか!?3日目も値段相応。だが初日よりも納得のいく相応感w。土地や品種の特徴云々は消えた(?)かもしれんが、値段なりの赤ワインとしては間違いの無い万人向けな雰囲気になった。★楽天検索 ナーリー ヘッド ジンファンデル★楽天扱い約10件 1728円~2160円 平均1880円前後まあまあ、こんなもん。高価くても2000円は超えない。瞬発力は有ったが、その瞬発力がワインの美味さに素直に結びつくものではなかった。赤ワインの渋味と酸味が苦手だが、勢いやらは欲しい人向け。美味しく飲める飲み手を選ぶ部類。
2018/04/05
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アメリカ カリフォルニア州 フェッツァー・ヴァレー・オーク・ジンファンデル2016 Fetzer Valley Oaks Zinfandel フェッツァー・ヴィンヤーズ Fetzer Vinyards ジンファンデル100% アルコール分13.5% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:1058円色はやや澄んだ紫。香りはカシス、チェリー、キャンディー、ブラックベリー、生姜、黒胡椒、カラメル、インク? 30分弱経過でカシス、キャンディー、灰、インク、餡?味は渋味と薄い甘味。余韻に薄い苦味と薄く酸味を伴う甘味。割と軽めの飲み口。渋味は有るが強くなく、後からキャンディーっぽい甘味が追ってくる。余韻でほんのり酸味を感じるが、これは香りにちょっぴり引っ張られただけで、言う程ハッキリしたものではない。とりあえず、軽やかで飲み易さはそこそこ。ローヌかスペインの安ワインっぽいイメージ。又は酸味の無いボジョレー・ヴィラージュ?酸が弱い事を除けば、香りが甘やかで渋味も苦味も穏やかな、「甘くない酒入りジュース」みたいな雰囲気酸味が弱いからか、全体の厚みに欠ける。13.5%のアルコール度も、元の味が軽いから厚み演出にしても頼りない。甘味の絡んだ飲み易さがウリで、飲み応え云々を期待するものではないな。 開栓30分弱で香りの果実感が減退。 ほんのりレベルでも有った酸味を思わせるイメージがさらに衰え、 (ほぼ無糖の)果実酒みたいな味になっていく。総合的には、よくある安ワイン。渋味や酸味は大分軽く、甘味は出るがメインにはならず、苦味でいくらか補強を図るが上手くいってない。ワインと言うより、ベルモットみたいなもの、と思えば結構すんなり納得いくw。酸味が弱いのではなく、そもそもの軸になるべき渋味が弱い とも言える。なればこそ軽やかな飲み易さを生んでる部分でもあるので、ここは好みの問題か・・・!?渋味が弱いので、肉が無難ではあるが、アブラは要らない。ローストビーフ や スモークチーズは良い相性。適当にピザや肉料理(赤ワインだからって味の濃そうなもの)に合わせようとすると、ワインが着いて行けず、ワインも料理も味がバラバラになりそう。値段相応。相応だが、もう少し安くてもいいな。大体800円台。コップに氷入れて注いで「葡萄の皮の風味の抽出を強めた無糖のベルモットです」と言われたら信じる。【5,000円以上送料無料】フェッツァー ジンファンデル 750ml価格:1058円(税込、送料別) (2018/4/3時点)楽天では やまや のみ「ワインの渋味と酸味が苦手だが、ちょっとなら有ってもいい」「甘味が有るに越した事はないが、それをメインにされても困る」「チンザノやノイリープラット等のベルモットは嫌いじゃないが、極力甘味を控えた果実酒が欲しい」この3つの内、最低1つ、出来れば2つ以上の条件を満たしたワインが好きなら それなりに満足いくと思う。「ジンファンデルワイン」という点はオマケ とは言わないが、それを目的とするには個性が弱いかも。
2018/04/02
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アメリカ カリフォルニア州 ソノマ郡 ソノマ・カウンティ・オールド・ヴァイン・ジンファンデル2015 Sonoma County Old Vine Zinfandel カークランド・シグネチャー(販売) Kirkland Signature DC・フリント・MW・セレクション(保管・瓶詰め) DC Flynt MW Selections(Cellers & Bottleing) ジンファンデル100% アルコール分15.5% 輸入:コストコホールセールジャパン株式会社 購入価格:1598円色は澄んだ紫。香りはカシス、ブラックベリー、インク、檜、ビスケット、杉?黒土?味は渋味と苦味を伴う甘味。余韻に苦味と苦味を伴う甘味。まあまあ、・・・か。苦味を思わせる要素にベリー香が絡み、少々青臭い雰囲気の物が後を追う。渋味は有るが、後に続く苦味の存在感が強く、甘味が喰われ気味。果実感が弱いが、そこを前座の渋味と高アルコールの押しで厚みと勢いを持たせ、強引に押し切る構成。アルコール度15.5%という数字から何となく予想した通りの味わい。インクや土っぽいものが出るのもこのアルコール度と無関係ではないだろう。このアルコール感を活かすには、流石に果実味が頼りない。渋味の厚みもそうだし、何より酸味が足りない。全体のボリュームが弱いのが逆に飲み易さを出してるのはいいが、アルコール感の余韻を持て余し気味で、飲み易いはずなのに飲んでて疲れる。飲み口は軽いのに、時間を経るごとに後味(余韻とも重みとも違う)が引き摺られるみたいに。 抜栓30分程で、軽いなりにバランスは安定はしてきた感じ。 単に味わいに口が慣れてきただけとも思うが、それなりに飲み易さは健在。 苦味感が一定以上の出力にならないので、その慣れた分だけ他の味に 感覚を向ける余地が見えてきたからなのかもしれない。総合的には、高アルコール度がウリのアメリカワイン。(あえてカリフォルニアワインとは言わない)カベルネ程渋くも青臭さも無く、メルロー程甘く無く、シラー程荒く無く、ジンファンデルならではの特徴は残しながらも、ワインとしてのバランスは発揮してるかも。でも多分これは土地や葡萄の特徴と言うより、このワインの特徴だな。実際に飲み進めてみると、渋味は浅くて酸味は弱い、甘味と苦味は右往左往、どうにもノリ切れないw。アルコール感だけは熱心に付いてくるが、その熱心さに他が付いてこれない。最初はその勢いに関心も向けたけど、飲む程に飽きが早くなり、早い段階で惰性で飲む様になってくる。料理はフライドチキンやトマトソースの薄焼きピッツァ等がいい。とことんシンプルに肉と合わせるか、甘味や酸味を補填しつつ塩味で形を決めるか。アメリカらしく、焼いたステーキ肉にバーベキューソースとか、良い相性と思える。値段・・相応!?約1600円・・納得しなくはないが、1300円前後クラスにも感じる。「ジンファンデル」「15.5%のアルコール度」の2つに興味が無いなら、飲まなくてもいいかもね。主に「ピノノワール以外で、単一品種のニューワールド赤」が飲みたい。で、なるべく「カベルネ、メルロー、シラー」以外の品種に興味が有る。かと言って「カルメネール、タナ、マルベック、ピノタージュ、ベリーA」には興味が無い。そういう人向け。そうなると必然的にジンファンデルワインになりそうだがw、その上で「コストコのワイン」という部分にチャレンジ精神wが向いたのなら1回は買ってもいいかな。フランスの渋味、イタリアの酸味、スペインの苦味、ドイツの甘味に続く、アメリカの赤ワインのワガママな特徴を見せるにはそれなりに上手く出来てたのだろうか。
2018/04/01
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