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もらいもの ドイツ ナーエ地方 ピーロート・ブルー・ブルク・ライヤー・シュロスカペレ・カビネット2016 Pieroth Blue Burg Layer Schlosskapelle Kabinett フェルディナンド・ピーロート Ferdinand Pieroth GmbH ケルナー、シルヴァーナ、ミュラートゥルガウ 割合不明 アルコール分8.5% 輸入:ピーロート・ジャパン株式会社 参考価格:4000円前後色は薄い金色。香りはレモン、石灰、シロップ、塩水?クリーム?味は薄く酸味を伴う薄い甘味と薄い苦味。余韻に酸味と薄い苦味。・・・普通。柑橘感から入って、ミネラルを思わせる様なものがメイン。蜜香は弱い。とりあえず甘味は前面に出し、程々の酸味を余韻に送る。甘酸っぱい味。フルーティーなスポーツドリンクの印象。飲み易さは問題無い。ガブ飲みOKの、やや軽めの味。ワインにこだわりを持たない女性なら、美味しいとは言うと思う。 90分以上の時間経過でも変化は軽微。(室温24℃、湿度58%) 冷温キープに越した事はないが、温度が上がってもあまり印象は変わらない。 冷温で味に締まりを持たせた方が良いとは思うが、余韻は浅いし、 コップに氷入れて飲んでもそれなりにイケる。もうね、悪い意味で普通。普通なりに万人向け高汎用で、これはこれで商品としてはアリよ。ガブ飲み向け。水っぽいとまでは言わないが、厚みとか果実の動きとか香りとか色々ショボくて残念。高級感とか土地の良さとか、そういうのとは無縁。甘酸っぱい、飲み易い味というのは確かにそう。で、それだけが全てかな。価格が価格だから、必要以上に評価のハードルが高くなってる点は有ると思うが、それにしたって、(すごく乱暴な言い方だが)「ドイツ感」が無い。ここでいうドイツ感と言うのは、「こういうワインは、それなりに出来の良いドイツの白でないと飲めないな」って思える個性と美味さを持ってる、と感じられる事。このワインにはそれが無い。ドイツの白と言われて納得はするが、ドイツ白が飲みたいと思った時に、選択肢の有る状況下でこのワインは選ばない。料理は結構何でもいい。気軽に気楽に飲むのがこのワインの楽しみ方。このスポーツドリンク的な甘酸っぱさを活かすのも良いが、そこにこだわる必要も無い。ガブ飲みワインらしく、ジャンクフードに合わせるか、酸味を補填するつもりでトマト系の料理や魚介マリネに合わせるのもいいかな。完全に値段以下。この位のワインは1000円台前半でいくらでも有る。(同じドイツはもちろん、ニューワールドにも)「ナーエ」のショバ代と「カビネット」の等級代入れても、精々1680円がいいとこ。これで3000円も4000円も取られてはワイン初心者がドイツワインに誤解を持つ。1000円位なら大して腹も立たんが、2000円以上だと「ナーエの非リースリングが云々」とかの理由が要る。3000円以上となると、完全に贈答用。自分で買って飲みたいとは思わない。★楽天検索 ピーロート ブルー カビネット★バラプレゼント・アルトミナーレで送料込6980円(バラの花束付)ワイン4000円+バラ2000円+送料1000円ってところか。バラ代(約10本)2000円はいいとして、このワインで4000円はキツいっす!。
2018/06/29
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アルザス リースリング・キュヴェ・トラディッション2013 Riesling Cuvee Tradition クンツ・バー Kuentz-Bas リースリング100% アルコール分12.5% 輸入:メルシャン株式会社 購入価格:2488円色は薄い金色。香りはビニール、ライム、シロップ、石灰、アンズ?蜂蜜?味は苦味と酸味を伴う薄い甘味。余韻に薄い苦味と薄い酸味。まずまず正統派のリースリング。ビニール的な石油製品香に柑橘と蜜感。苦味を軸にほんのり甘酸っぱい果実が伴う。とても手堅い味わい。酸味の伸び方と厚みが1000円台のリースリングとは1.5ランク以上は上。苦味感も適切な出力で、飲んでて綺麗。抜栓100分以上(温度上昇)でも変化は軽微。(室温23℃、湿度55%)あと3年位待てば、もう少し香り出力が有ったかな?苦味と酸味のバランスは綺麗で飲み易く、飲み手を選ばない端整な味わい。じっくりも飲める「ガブ飲みワイン」。先日のブラザーフッドのドライ・リースリングよりは華を感じる。酸の出方が明らかに違うw。違うは違うけど出力は限定的で、それがバランスを取ってる部分なんだけど飲んでてあと一歩が届かない感じも有る。でも、ここは飲み易さと飲み応えの引き換え部分だろう。ここは好みと目的の問題。「甘味は欲しいけど、甘味をメインにされても困る」、そんなワインを求めてる人向け。「それなりに甘味を感じる白ワイン(リースリング)を飲みたい」けれど「あんまり甘味や石油香のうるさいリースリングは苦手」だがとりあえず「柑橘香」と「蜜感」が有れば、香りの部分はどうにでも納得する。味バランスが良いに越した事はないが、「それほど苦味や果実味に偏ったものでなければ」大体問題無い。「ニューワールドではなく」出来れば「ドイツかフランス」で価格は「2000円から2500円程度」。という人にはドンピシャ。料理は、チーズや海産物の類にはよく合う。ドイツと比べれば香りの石油香がうるさくないし、甘味も控えめ。甘口まではいかないが、甘味を持たせたフランスの半辛口白ワイン(?)の一種としては非常に分かり易い。フランスでこの類の味の白を求めるなら、ほぼアルザスにしか選択肢が無いだろう。ギリギリ、値段相応。白ワインとしての格は2000円の壁は超えてるが、2500円を超えてくると流石に「アルザス」の「リースリング」という点に興味が必要になってくる。3000円オーバーとなると、「アルザス」の「リースリング」である事にもっと特別な意味が必要になる。白ワインとしては実力的にいいとこ2200円程度。★楽天検索 クンツ リースリング★楽天検索薬約3件 雫で2764円 イズミックワールド1号・2号店で2971円ん~・・・、何とも言えない この価格。この価格なら「アルザス」である事にこだわりが無いのであれば、素直にドイツに行っといた方が無難かもね。石油香が大人しく、甘過ぎない、綺麗なリースリングであまり値が張らない奴がいいのなら、以前飲んだミューレンホフのリースリング・カビネットとかが十二分に適任。
2018/06/26
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アメリカ ニューヨーク州 ドライ・リースリング2014 Dry Riesling ブラザーフッド・ワイナリー Brotherhood Winery リースリング100% アルコール分12% 輸入:株式会社ノルレェィク・インターナショナル 購入価格:1796円色は薄い黄色。香りはライム、粉砂糖、シンナー、アンズ、沈丁花、蜂蜜?石灰?味は苦味と薄く甘味を伴う酸味。余韻に薄い苦味と酸味。まあまあ美味い。苦味を軸にほんのり甘酸っぱい流れを出す。およそ香りの動きと味の流れのイメージは一致。辛口のリースリングワインとしては手堅い味とバランス。甘味と酸味のバランスが整っており、なかなか万人向けの味わいを見せる。品種の特徴を上手に体現出来ていて、良い意味で普通。100分以上の時間経過(温度上昇)でも変化は軽微。(室温25℃、湿度56%)辛口リースリングという性質上(?)、特徴の出方が少々半端な気もする。「良い意味で普通」とは書いたが、甘くない甘口とも言えるハッキリしないシンプルさ。こういう味の白ワインを好む人は決して少なくないと思うので、これは好みの問題も有る。乱暴に言うと、酒入りスポーツドリンク(ゲータレード)に近い。このワインを飲んで「良い意味で普通」と思えるのは、それなりに安(リースリング)ワインを飲んだ人。言い換えれば、このワインの実力は安ワインの範疇の美味さ。リースリングワインの特徴は出せてるが、安ワインの特徴も出てしまってて、高級感は無い。料理は何でもイケる。鶏肉やソーセージ、他野菜類との相性もバッチリ。チーズやビーフジャーキーといった、塩味や旨味が強過ぎるものでなければ大体大丈夫。正直、値段以下。香りはそれなりに良かったが、味は伸び悩む点が多く、価格に見合ってる感じはしない。ドイツならこれと同等のリースリングワインが1480円前後以下で手に入るだろう。流石にドイツと比べるのはイジメとしてもw、苦味基調でちょっと酸っぱいちょっと甘い、というだけで終わるのは物足りなさも強い。やはり「ニューヨーク産の白ワイン」という点に+300円~+500円位の価値を見出せないと1800円弱出すにはなかなか際どいコスパになる。「ニューヨーク産の白ワイン」という点だけを求めるのなら、先日のニューヨーク・ホワイトNVの方がもっと安くて分かり易い美味さを持ってる。
2018/06/24
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アメリカ ニューヨーク州 ニューヨーク・ホワイトNV New York White ブラザーフッド・ワイナリー Brotherhood Winery リースリング、シャルドネ、セイベルブラン 割合不明 ステンレスタンク発酵、発酵後にすぐ瓶詰め アルコール分12% 輸入:株式会社ノルレェィク・インターナショナル 購入価格:936円色は非常に薄い黄色。香りはグレープフルーツ、レモンの皮、塩水、カサブランカ、シロップ、ゴム、昆布?シトラス?味は苦味と薄く甘味を伴う酸味。余韻に薄い苦味と薄い酸味。柑橘メインの香りに、苦味を軸にした果実の流れ。一瞬、チリワインっぽい雰囲気。味はスッキリした感じで余韻は浅い。リースリングとシャルドネというのは、言われれば納得。言われなければ、辛口リースリングっぽいけど甘味と余韻の出方がちょっと特殊で、結局断定出来ないと思う。余韻と鼻から抜ける香りがセイベルっぽい。軽めのガブ飲み向けワインの様でいて、結構うるさい個性を持ってるw。とはいえ、白ワインとしての味は、結構普通。普通なりに飲み易い万人向けの味だが、割とどこにでも有る様な、安白ワインの範疇。「ニューヨーク産」「3種の葡萄をブレンド」という予備知識が有ればこそ、それなりに楽しめると言える。 開栓40分以上の時間経過(温度上昇)で香り出力低下。(室温25℃、湿度57%) 味は大して変化無し。香りが味に作用してる部分は少ないので、これは分かる。 時間経過には強いのかも。なかなか安定してる。総合的には、そこそこには美味い「普通の白ワイン」。柑橘香に花や砂糖、そこに塩昆布的ミネラルニュアンス。よくばりセットな香り要素達ww。味は苦味基調で酸や甘味が後から伸びるが、余韻が浅くて伸びが上手く活かされない。でもそれで良い。この味を下手に引っ張るよりは、サッと退かせて次に備える方が好都合。リースリングベースと思うが甘味控えめ、酸味も苦味も大人しく、余韻も控えめ。これはこれで和食にはよく合うと思う。控えめな味出力が落ち着いた味との相性を図る。和食でなければ塩と油の味によく噛み合う。チリかイタリアの安白に似た感じで。ピザやブルスケッタ、カプレーゼ、カルパッチョ、いかにも白ワイン向けのツマミにピッタリ。意外と(?)鯖水煮缶に合いそう。和食の味に近く、塩と油の組み合わせで条件はバッチリ。値段相応。1000円弱ならザラに有るレベルの味。その意味で、値段なりの働きは問題無く期待出来る。「ニューヨーク産の白ワイン」という部分に何かしらの興味を持てれば、もう少し上方修正可。
2018/06/21
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アルザス クレマン・ダルザス・キュヴェ・プレステージNV Cremant d'Alsace Cuvee Prestige ルネ・ミューレ Rene Mure ピノブラン25% オーセロワ25% リースリング20% ピノノワール20% ピノグリ10% 大樽と小樽で熟成18ヶ月 瓶内二次発酵後熟成18ヶ月 アルコール分12.5% 輸入:有限会社 土浦鈴木屋 購入価格:2700円色は薄い黄色。香りはレモン、小麦粉、塩水、水菜、鉄?イースト?味は苦味と酸味。余韻に苦味と薄く甘味を伴う酸味。スッキリした味。柑橘を軸に、粉と水っぽい感じの香りが少し絡むだけ。苦味と酸味でシンプルに構成し、余韻にちょっとだけ甘味の雰囲気を(ホント雰囲気だけ)乗せる。泡の勢いはまずまずで、飲んでて爽やかな感じ。苦味と酸味のシンプルな味構成で、およそ正統派の「スパークリングワイン」。飲み易い、万人向けの味わい。ここに甘味か、甘味を想起させる香り要素(例えば蜂蜜、溶かしバター、パンケーキ、カリン感等)が有れば、ちょっとしたシャンパーニュとも闘えたと思う。だが、越えられない壁の前で立ち止まってる。越えるのに必要なモノ(特に香り)が色々足りない。味はそれなりに綺麗でバランスも良いが、それだけ。良くも悪くも(やや悪いよりで)普通。 抜栓40分経過でも変化は軽微。(室温24℃、湿度52%) 炭酸の勢いはグラス内では15分位まで、だがボトル内では30分以上経過 でも生き残ってる(残量にも因る?)。この辺は安定傾向と言えるかな。 シンプルな味に泡で起伏を作ってるので、この泡の切れ目がワインの味の切れ目だろう。2000円チョイの名ばかりシャンパーニュにも よく有るタイプのクレマン。味だけなら決して悪くないんだが、香りが頼りなくて高級感に(想定を超えて)欠ける。飲み易さは確かだが、それだけならこのワインでなくても良い。苦味と酸味の味わいは最後までブレないので、魚介マリネや野菜系の料理には適任。意外とチーズには合いそうで合わない。パンやクラッカーに少量乗せる程度は平気だが、単独で口に入れるとチーズの粘りがしつこさを生み、ワインのスッキリ感を乱す。残念ながら、値段以下。これに再び2700円出せるか!? というと、自分ならヴーヴ・ド・ノーザック辺りのシャンパーニュ選んじゃうかなww。なんなら、フランチャコルタに行っても良い。スッキリ系ならモノグラムとか互換候補が有る。2000円からの+700円分は「ルネ・ミューレ」と「クレマン・ダルザス」という点に価値を見出すべき。その2つに意味を感じない人には、まずオススメしない。★楽天検索 ルネ ミューレ クレマン★楽天扱い約4件 1998円~3013円 平均2500円前後これはおよそ2000円位の格だな。2000円なら何とかイケる。「ルネ・ミューレ」のブランド込みでも、出して精々2480円。もっと上を狙えるはずなんだけど、上手く行かずに伸び悩む。
2018/06/19
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もらいもの アルザス クレマン・ダルザス・キュヴェ・マネキネコ・ブリュットNV Cremant d'Alsace Cuvee Manekineko Brut クレマン・クリュール Cremant Klur ピノブラン60% ピノオーセロワ40% (ビオ・ディナミ栽培) 瓶内二次発酵 アルコール分12.5% 輸入:有限会社ヌーヴェル・セレクション 参考価格:3200円前後色は薄い黄色。香りは薄い蜂蜜、レモンの皮、ラムネ、セージ、アンズ、銅?味醂? 抜栓45分でレモン、シロップ、メロンの皮、レモン果汁、粉砂糖、ミント?味は甘味を伴う苦味と薄い酸味。余韻に薄い甘味と苦味。なかなか美味い。蜜と柑橘にハーブと甘酸っぱいイメージの物、出来の良いスパークリングなら大抵有る香り要素が一通り揃ってる。ママレードの様な甘苦い口当たりから一定の出力を維持して喉を通り抜ける。実に綺麗なバランス。炭酸の勢いも見た目程強過ぎず、サッと飲める。ママレード的な味に蜜やラムネっぽい香りが相まって、フルーティーな印象を演出する。強いて言えば酸味の出力が頼りないかな?酸味が足りないと言うより、メインの "甘味を伴う苦味" ってのが目立ち過ぎてる。メインが目立って悪い事は無いが、そこに全てを頼り過ぎなのか、口当たりのところでピークに達し、口内に入ってからは少々苦味が間延びする傾向に有る。 抜栓15分弱で泡出力、香り出力共に減退。(室温24℃、湿度61%) 炭酸の勢いが減ると、当初のバランス感と爽やかさが落ち気味。 ボトル内ではもう少し生き残るみたいだが、それでも30分程でややヘタレてきた。 最初の1杯はともかく、2杯目以降は少量ずつ(1~2口で飲み切れる量)だけグラスに。 一瞬ヒネ香の様なものを感じたが、多分蜜香と金属臭が合わさった時の偶発的なものだろう。 抜栓45分以降はもう香りがバラバラ。蜜とかハーブとかはどこかへ行ったw。 個々の部分はワインっぽいけど、全部合わさると缶チューハイ状態。 それでも味はまだ踏ん張ろうとするけど、支援が無い状態では踏ん張りは一瞬で終わる。多分、抜栓15~20分までは上出来。それなりに納得出来る高級感が有った。そこを越えると炭酸がスタミナ切れを起こし、急に各所で不具合が発生してくる感じ。炭酸が苦味を制御してたのか、そこが崩れると味のまとまりに狂いが生じてくる。微炭酸白ワイン状態になっても、まぁランブルスコ・ビアンコ並には美味しく飲めるが、当初のクレマンらしい高級感は望むべくもない。7~10人位で最初の乾杯用。←これが理想。3~4人位で少量ずつ20~30分で消費。←これでもまだOK。1~2人で1時間以上かけて じっくり飲む。←これはいけない。がっかりするかもw。最初の一口は結構良かった故に、逆にそれ以降の粗や難が鼻につく。料理は魚介マリネが鉄板。基本、オードブル向け。ソーヴィニヨンブランに合わせる感じのものが適任。酸味を上手いこと足せる。ちょっと高級なソーヴィニヨンブランから酸味を引いて甘味を足したものに、泡要素を与えつつバランスを整えたものを さらに香りで微調整したもの、と考えれば理解出来る。これで3000円なら値段以下。2500円なら「クレマン・ダルザス」という点に興味を持ったならギリ相応。2000円なら「クレマン」(フランス産瓶内二次発酵発泡ワイン)という点に興味を持ったなら相応。出来の良いカヴァと比べると、流石にコスパに見劣りもしてくる。味だけならスペインの1+1=3・カヴァ・ブリュットの方が上。香りはまだ良い部分が有ったが、それも時間経過で衰える。やはり「クレマン・ダルザス」という点に興味を持つのは重要。単なるスパークリングワインとしては35分~40分までが限界。そこまでは佳作。★楽天検索 クレマン マネキネコ★楽天扱い約22件 3024円~3996円 平均3300円前後「アルザスのクレマン」という部分に興味(目的)を持つのは前提で、なるべく複数人で「抜栓後30分程度で飲み切る」予定、なおかつ「招き猫」のラベルに何か魅かれるものが有った人にならオススメ。3000円以上出すなら、この3要素全ての条件を満たさないと納得し辛いと思う。
2018/06/15
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アルザス クレマン・ダルザス・ジャン・シャルル・ブリュットNV Cremant d'Alsace Jean Charle Brut ルールマン Ruhlmann ピノブラン60% オセロワ(オーセロワ)30% ピノグリ10%(PDF) アルコール分12.5% 輸入:コストコホールセールジャパン株式会社 購入価格:1088円(1248円の期間限定特価)色は黄色がかった薄い金色。香りはレモン、石灰、イースト、塩昆布?味は薄い苦味と薄い甘味。余韻に薄い苦味。細やかながらも、なかなか勢いを感じる炭酸。香りは貧弱だが柑橘はもちろん、イースト香が瓶内二次発酵スパークリングの特徴を持たせる。淡い感じの味で、意外と酸が無い。スッキリ系スパークリングと考えれば、これはこれでそれなりに仕事してる。香りは最低限、味も最低限、余韻も余計な事をせずサットと退く。柑橘香は弱く、酸味も希薄で厚みとかボディとかは有りそうで無い。そこを炭酸の勢いでカモフラージュ。ちょっとした極辛カヴァ並みの無味感。飲み易さは有るけど、スパークリングワインとしては全然面白くない。グラスに注いで10分位は 泡の勢いは生き残り、ボトル内では30分経過でも ほぼ変化無し。泡持ちの良さは悪くないのかな。少量ずつ注いで1~2口で1杯を飲み切るべき。泡の切れ目がワインの味の切れ目。苦味感が歪んでくる。泡の勢いが無くなると、炭酸抜けかけ(カナディアンウィスキー?の)レモンハイボール状態。もっと酸味が有れば味の厚み(飲み応え?)を主張出来たと思うが、香りが弱いからか上手くいってないな。料理はあまりイメージが湧かない。ワインの味が浅いから、甘味に合わせるとか酸味を補填とか、あまり浮かばない。それやって何になるの?的なワイン側の頼り無さ。同価格の安カヴァの方が、安いなりにも分かり易い美味さを見せてる。悪い意味で酎ハイ感が出てる。酸味が弱い(抜けてる?)のが元凶!?1088円で値段相応。1284円で納得するには、「クレマン・ダルザス」という点により価値を感じるかどうか。スパークリングワインとしては正直1000円でもどうかと思うんだがw、そこは土地のブランド代。
2018/06/13
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ニュージーランド ネルソン地区 オールド・コーチ・ロード・シャルドネ2013 Old Coach Road Chardonnay サイフリード・エステート Seifried Estate シャルドネ100% 4割をマロラティック発酵 7割をフレンチオークとアメリカンオーク樽熟成(2~3年使用樽) アルコール分14% 輸入:アプレヴ・トレーディング株式会社 購入価格:1366円色はやや黄色がかった金色。香りはレモン、火打石、石灰、パイナップル、グレープフルーツの皮、薄い蜂蜜?カスタードクリーム?味は苦味と薄い酸味。余韻に薄い苦味と薄い酸味。お、良い香り。出力もまあまあ。火打石香とパイン香の組み合わせにも高級感を感じさせ、弱い酸味を気にさせない。苦味の中から旨味がグっと出てきて、独特の厚みを伴ってくる。美味いわ、これ。都合5年(?)弱の瓶熟成が上手くいった結果だろうかw!?酸味は順当に後退していってると思うが、旨味の厚みがボリュームを一手に引き受け、強い存在感を演出。柑橘の香りで酸味を、パイナップルと蜜感で甘味のイメージを補填し、じっくり飲めるワインになってる。樽の感覚が綺麗に流れてくれるので、フレッシュ感は一瞬有りそうで やっぱり無し。基本的に旨味感一色の、悪く言えば平坦な味わいなので、飽き易さというのは有る。熟成白ワイン特有の味わいとも言えるので、ここは好みと経験の問題かな。香りのサポートは有るものの、メインに喰い込める程ではない。これは美味い。大分前に買って今迄放置気味だったけど、上手い事熟成してたw。多分香りは、出力はともかく内容は変わってないな。味から余計な(?)酸味が削ぎ落とされ、香りとのコンビで無駄の無い構成になってる。90分以上の時間経過(温度上昇)でも変化は軽微で安定品質。(室温21℃、湿度56%)料理は肉類が良い。適度な脂肪分が欲しい。ワインの旨味に対応出来る食材なり調理なりが必要になる。簡単なものなら生ハムとチーズ、鶏や豚のローストやソテーにハーブソルトで。大穴で西京漬けの焼き魚とかハマりそう。食材の旨味感がワインと合致しつつ、ワインの薄い酸味がメリハリを付ける。値段以上。これはもう充分1580円以上の格。数年以上の熟成ありきとはいえ、この香りと旨味感の組み合わせは良い仕事をしてくれたと思える。白ワインにもっと酸や甘味を求める人は、なるべくリリース3年以内に飲もう。だが、そういうことなら何もこのオールド・コーチ・ロードでなくてもいいんだよな。ラングドックのボーヴィニャック・シャルドネが同程度の実力(美味さ)でもっと安く手に入る。★楽天検索 オールド コーチ ロード シャルドネ★楽天扱い約12件 1512円~2058円 平均1750円前後金額的にはおよそ標準的な格。ただし、ある程度の熟成感も込みで。かつては1100円前後で買えたが、安くても1500円以上が標準の今となってはそれ程お得でもない。
2018/06/09
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ボトルのサイズと重量感が竹鶴ピュアモルトと同じ 日本 ニッカ・ザ・麦焼酎 Nikka The MugiShouchu ニッカウヰスキー株式会社 Nikka Whisky 麦、麦麹、国産米麹 樽貯蔵ブレンド(ウイスキー樽を使用?)(ブランドサイト) アルコール分25% 購入価格:1130円(700ml)香りはシンナー、バナナ、メロンの皮、シロップ?「薫り豊かなピート仕立て」というわりに、全然ピート香が無いよ。そらスコッチ並みのピートは求めてはいなかったけど、わざわざ豊かと言う程か!?注いで5分位でピート香っぽい雰囲気が出てきた気がするが、非常に弱い。 【ストレート】口当たりは甘く、口内に入ってから薄く苦味が伸びてくる。酒本体よりも、鼻から抜ける香りの方がピート香的な印象をもう少し(本当に少しだけ)明確に感じる。軽やかなボディで飲み易さは有る。 【ロック】シンナー香の出力は落ちたが、その分 相対的にメロンっぽい香りが前に出てくる。冷えた事で甘味がややシャープに出てきて、焼酎っぽさは【ストレート】より上。なかなか手堅い味わい。 【水割り】 ・酒1:水0.1ライムっぽい香りを感じる。全体的には香り出力は減退傾向。味は甘味も苦味も薄くなった。相対的に余韻の苦味の存在感が増したかも。とりあえず飲み易さは【ストレート】と大差無し。 ・酒1:水1甘い香りが出易くなった。味の厚みは水で薄まった分、順当に薄くなってる。無意味(?)にただ軽くなっただけ!? ・酒1:水3~4ん~、全然ダメだな。味も香りも微々たる感じに。これでは単なる酒入りの水状態。樽感も甘味も苦味も全部消し飛ぶ。オススメは【ストレート】か【ロック】。【水割り】はやる意味無し。やっても酒1:水0.1まで。ソフトな味が好きな人なら【ストレート】。焼酎に飲み応えを求めるなら【ロック】。ウィスキー的な印象を期待するとイマイチだが、値段なりの麦焼酎と思えばそんなに不満は無い。ウィスキー感に関しては、以前飲んだ田苑・樫樽熟成7年の方が上だったかな。ピートのニュアンスをウリにしてる様だが、ウリに出来る程のピート香出力は無い。単なる麦焼酎としては決して悪くない。ソフトな勢いと甘い香りで、アルコールの刺激はスッキリ穏やか。綺麗な味わい。悪く言えば樽感は中途半端で、それっぽい色合いとニュアンスが見える程度の樽熟麦焼酎。焼酎の苦味感に抵抗が無く、ソフトな口当たりと飲み易さを求める人なら、まあまあ気に入ると思う。値段相応。樽貯蔵ブレンドの麦焼酎が約1100円。まぁ、こんなもんでしょ。★楽天検索 ニッカ 麦焼酎★楽天扱い約11件 1103円~1298円~2185円(送料込) 平均1200円前後まずまず納得の価格設定。これで1100円以上出す決断をするには、なるべく「ニッカ」ファンであることは必要だと思う。宝焼酎 "純レジェンド" 25度(高価くて700円程度)の1~1.5ランク上の味に、麦焼酎の雰囲気と香りとニッカのブランド代が上乗せしてると考えれば納得。1300円超えはナイ。
2018/06/06
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最近、妙に体が疲れ易い。季節の変わり目特有のアレか!?でも秋と違って胃腸の調子がどうという事も無い。だがこれが初めてでもないし、毎回自然に治ってるから、そういうものなんだろう(思考停止)。 スペイン メスタ・ヴェルデホ(ベルデホ)・オーガニック2017 Mesta Verdejo Organic ボデガス・フォンタナ Bodegas y Vinedos Fontana S.L.(ブランドサイト) ヴェルデホ100%(オーガニック栽培) ステンレスヴァット発酵 瓶詰め前にシュール・リー熟成2ヶ月以上 アルコール分12% 輸入:メルシャン株式会社 購入価格:732円色は薄い黄色。香りはレモン、アンズ、ラムネ、沈丁花、メロン、熟したキウイ?味は苦味と酸味。余韻に苦味と甘味を伴う酸味。爽やかな香り。甘酸っぱい雰囲気のものを全面に出し、味の構成に上手く絡める。最初は苦味が軸になるが、後から果実感が丁寧に送り出される。香りと味のイメージは一致してて、バランスも良い。香りとのコンビによる酸味と甘味がフルーティーな印象を強く出す。甘味控えめのラムネ飲料っぽい。 20分程の時間経過(温度上昇)で、味のスッキリ感が損なわれ気味。 苦味と酸味に張りが失われ、口内にヌベっと安っぽい拡がり方をする。 冷温キープ推奨。(室温23℃、湿度51%)綺麗な白ワイン。スッキリ、フルーティーで万人向け。食中のグラスワインとしてはなかなか。温度が上がる前に飲み切るのが無難。温度が上がった場合、コップに氷入れて飲んでも結構イケる。香りの変化が少ないから、氷入っても味への影響は意外と軽微で、飲み易さ維持される。もしかしたら、スプリッツァーのベースにしても悪くないのかもしれない。甘酸っぱい味付けの料理と相性良し。今回アジの南蛮漬けをツマミにしたが、寿司酢の甘酸っぱさとワインの味がしっかり合致。あまり凝った事をしないのであれば、シンプルに塩の味だけでも十分と言えば十分。塩焼き鶏とか生ハムオイル掛け、もっとジャンクにポテトチップスうす塩とかでもOK。でもチーズには合わないな。粘り気が口内に残ってワインのフルーティーさを削る。値段相応。700円台相応だが、980円は狙える実力は持ってる。イメージ的にはソーヴィニヨンブランに近いんだけど、ソーブラよりも青臭さと酸味が控えめで飲み易い。最近ソーヴィニヨンブランよりもヴェルデホ種のワインが好き。★楽天検索 メスタ★楽天扱い約4件 770円~846円 平均800円前後まあまあ上出来。880円までなら、それなりにお買い得。およそ同価格の凡百なソーヴィニョンブランよりもオススメ。
2018/06/04
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スペイン ヴィノ・デ・メサ(?) メスタ・テンプラニーリョ・オーガニック2016 Mesta Tempranillo Organic ボデガス・イ・ヴィニャドス・フォンタナ Bodegas y Vinedos Fontana S.L.(ブランドサイト) (カスティーリャ産?)テンプラニーリョ100%(オーガニック栽培) ステンレスタンク熟成 アルコール分13.5% 輸入:メルシャン株式会社 購入価格:732円色はやや澄んだ紫。香りはカシス、ブラックベリー、粗製糖、インク、フェンネル?コンビーフ? 開栓30分でカシス、バニラ、ミルクチョコレート、インク、グレープフルーツの革?味は薄い渋味と薄く苦味を伴う甘味。余韻に薄い甘味と薄い苦味。結構軽いな。ベリーに、苦味混じりの甘いニュアンスの香り。渋味は思ったよりも控えめで、甘味の感覚が目立ち気味。1000円ボルドーに近い動きと流れだが、ボルドーよりも渋味と苦味が控えめ。反対に香りと合わせた甘味が強い印象が有り、飲み易い雰囲気。13.5%のアルコール感の厚みはそんなに感じない。良くも悪くもガブ飲みワインの範疇。まぁ1000円どころか700円台の安さだし、それで言う程悪くもないけれど、華は有りそうで無い。渋味控えめで甘味分かり易いのは良いけれど、酸は希薄で全体の厚みは乏しい。 30分程の時間経過で、甘い香りが強まってくる。(室温23℃、湿度55%) インク香が残ってる限り、当初のワインらしさは残るが、軽さはそのまま。 これはこれで、ガブ飲みワインとしては間違ってない。飲み易さ全振り。万人向けだが、飲んでて飲み応えに物足りなさも感じる。苦味の絡み方はスペインらしく、渋味は有るけど軽い部類。甘味と苦味の組み合わさった飲み易さはなかなかだが、特長はそこだけかな。肉でもチーズでもどっちも合うが、引き立てるって働きはあまりしない。味付けは出来るだけシンプルでいい。ただ焼いただけの小間切れ肉に塩胡椒振っただけ、とか凝ってないものに程よく合う。ワインの甘味に合わせようとすると、失敗するw。(ローストビーフソースだと合わない)これはこれで、一応値段以上。相応でも良いんだが、上手くいけば(飲み手の好みや目的が噛み合えば)980円は狙えるモノを持ってる。1000円ボルドーならぬ1000円スペインのイメージの範囲内。オーガニック栽培という点の良さはよく分からない。★楽天検索 メスタ テンプラ★楽天扱い約4件 770円~846円 平均800円前後「香りにこだわりは無いが、赤ワインらしさはそれなりに出しておいて欲しい」「渋味が有無は気にしないが、甘味が有るに越したことはない」「酸味は無くても良いけど、もし出たとして、元の苦味や甘味で制御可能な範囲で」こういう条件を全て満たす赤(スペイン)ワインが飲みたい人には、それなりにオススメ。それで900円未満ならかなり上出来だと思う。
2018/06/01
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